稚内公園のエゾシカ(2016.05.04)

「何時の間に、こんなに数が増えたのか?!」と訝ってしまうのだが、稚内では近年「エゾシカを視掛ける」場面が妙に多くなっている…

↓「街の中」にさえ徘徊しているエゾシカなので、街の後背に相当する丘陵の上、稚内公園の域内では「なかなかに豊かな群れ」を視掛ける…
Wakkanai on MAY 04, 2016 (12)
↑丘陵の少し高い辺りに、雨雲が垂れ込め、深い霧に包まれて真っ白になってしまっているような状況下、多数のエゾシカの影が蠢いていた…彼らは、恐らく「潮風コーティング」でもされている、言わば<宗谷の塩味>と言う具合になっているであろう辺りの草を悠然と食んでいた…

鹿児島駅前停留所の<かごでん>(2015.10.24)

鹿児島の路面電車は1912年に初登場し、2012年に100周年を迎えた…

↓100年を迎え、更に新たな100年に向けて一歩を踏み出すという意味合いで“101”という車番を与えられたようだが、「大正時代から昭和初期の電車」をイメージして、旧い台車に新造の車体を載せた<かごでん>が登場した…
Tramcars at Kagoshima on OCT 24, 2015 (13)
↑鹿児島駅前停留所で、少し長めに停車している場面だ…

<かごでん>は通常の1番系統、2番系統の運行ということでもなく、“貸切”や「観光電車」として運行されていることが多い。この「観光電車」が、何度か乗車もしてみたが、なかなかに好い。

「観光電車」は、鹿児島中央駅前停留所から、概ね2番系統の経路で鹿児島駅前停留所に入り、そこからは半ば1番系統の経路で往路とは少し異なる場所を通り、郡元停留所で2番系統の経路に入って鹿児島中央駅前停留所に至る。1時間余りで一周するような按配で、車内では沿線の事物や街の人々の暮らしに纏わるお話しが聴ける。これがなかなかに愉しい!!

鹿児島で路面電車を運行している鹿児島市交通局にとって、この<かごでん>の「観光電車」は、「一押し!!」であって、同時になかなかに人気なので時々話題になっている様子だが…そういうことに触れる都度、「また鹿児島でこの<かごでん>に…」と思い出している…