京都に“島原”という地区が在る。江戸時代には繁華であった場所で、かの新選組が宴会を張っていたような場所で、討幕派の人達も多く蠢いたという場所だ…
↓(西)本願寺から然程遠くない静かなエリアなのだが、趣の在る古い建物も見受けられる場所だ…
↑こういう窓から、大きな歓声が漏れ聞こえる、幕末期辺りの賑わいを何となく想像してしまう…
↓この建物は<角屋>という店だったのだという…
↑残念ながら常時開いているでもない様子だが、中は“博物館”にもなっているらしい…
かの新選組がその勇名を高めて行く過程に在った、言わば“初期”の頃…蛮行を繰り返したとされる局長筆頭格の芹沢鴨は、この<角屋>でしたたかに呑み、屯所に引揚げた。そして、寝入ったところで襲撃を受けて斬殺されたと伝えられる…事件は、芹沢を排しようとする後に新選組の中心的な人物となる近藤勇や土方歳三らが、新撰組を後見する京都守護職の会津松平家の黙認、示唆の下に起こした暗殺だったと言われている…
京都の島原…幕末期の様々な挿話を想い起す雰囲気が在る場所だ…何となく気に入っている…
船と海を見詰めるかのようなカモメ(2016.05.22)
橿原神宮前駅(2016.04.04)
↓大阪阿部野橋駅から古市駅、富田林駅を往復し、また古市駅から東南に進んで橿原神宮前駅に着いた…
↑乗車していたのは吉野駅へ向かう列車だった…反対側、大阪阿部野橋駅へ向かって走る列車も待機していた…
↓橿原神宮前駅から離れようとした際…京都方向へ北上する各種列車がホームに並んでいる感じだった…
↑左端は“特急券”が要る列車…隣は短い編成の各駅停車…右端が、大和郡山市の近鉄郡山駅まで乗車した急行だ…これは編成が長めだった…
駅のホームで、行き交う近鉄の各列車を視ていると、新旧色々な型の車輛が存在し、それらが長い編成や短い編成で現れるので、視ていて飽きない…この日は地下鉄の恵美須町駅から天王寺駅に出て、大阪阿部野橋駅からずっと近鉄を使って動き回っていた…
橿原神宮前駅は、大阪の南の方から奈良県の真中を抜けて吉野に至る線路と、奈良県を縦断して京都方面に延びている線路とが交差している駅で、立寄って各列車を視るのも少し面白い…
近鉄の駅では、この橿原神宮前駅の少し北側、大和八木駅も東西の路線と南北の路線とが交差する感じになっている…近鉄電車を利用した旅も、なかなかに面白い…
↑乗車していたのは吉野駅へ向かう列車だった…反対側、大阪阿部野橋駅へ向かって走る列車も待機していた…
↓橿原神宮前駅から離れようとした際…京都方向へ北上する各種列車がホームに並んでいる感じだった…
↑左端は“特急券”が要る列車…隣は短い編成の各駅停車…右端が、大和郡山市の近鉄郡山駅まで乗車した急行だ…これは編成が長めだった…
駅のホームで、行き交う近鉄の各列車を視ていると、新旧色々な型の車輛が存在し、それらが長い編成や短い編成で現れるので、視ていて飽きない…この日は地下鉄の恵美須町駅から天王寺駅に出て、大阪阿部野橋駅からずっと近鉄を使って動き回っていた…
橿原神宮前駅は、大阪の南の方から奈良県の真中を抜けて吉野に至る線路と、奈良県を縦断して京都方面に延びている線路とが交差している駅で、立寄って各列車を視るのも少し面白い…
近鉄の駅では、この橿原神宮前駅の少し北側、大和八木駅も東西の路線と南北の路線とが交差する感じになっている…近鉄電車を利用した旅も、なかなかに面白い…
大久保利通像(2016.10.24)
鹿児島中央駅の近隣を歩き、美味しく手軽な店が集まる<かごっまふるさと屋台村>脇の路面電車停留所を過ぎた辺りに高見橋が在る…
↓橋の辺りに、明治時代の洋装姿で、厳めしい髭の人物の像が建っている…
↑幕末期に、更に政治家として明治時代の初めに活躍した大久保利通の像である…
島津家中の武士として生まれた彼だが、若い頃は父親が家中の騒動に巻き込まれて処分を受けたことなどが在って不遇であり、苦労も重ねたようだ。そして、明治時代の様々な“くにづくり”に尽くし、やがて凶刃に斃れてしまう…
鹿児島では、地元では声望が非常に高い西郷隆盛と対立してしまった経過の在る人物であることから、必ずしも人気が高い訳でもなく、「没後100年」というようなことで1979年にこの像がようやく建立され、その功を顕彰しようというようになった経過が在るようだ…
この像に出くわすと…「凛々しくスマートな明治の政治家」という感じがするのだが、同時に背後に植えられた木に「南国!!」という感を抱く…
↓橋の辺りに、明治時代の洋装姿で、厳めしい髭の人物の像が建っている…
↑幕末期に、更に政治家として明治時代の初めに活躍した大久保利通の像である…
島津家中の武士として生まれた彼だが、若い頃は父親が家中の騒動に巻き込まれて処分を受けたことなどが在って不遇であり、苦労も重ねたようだ。そして、明治時代の様々な“くにづくり”に尽くし、やがて凶刃に斃れてしまう…
鹿児島では、地元では声望が非常に高い西郷隆盛と対立してしまった経過の在る人物であることから、必ずしも人気が高い訳でもなく、「没後100年」というようなことで1979年にこの像がようやく建立され、その功を顕彰しようというようになった経過が在るようだ…
この像に出くわすと…「凛々しくスマートな明治の政治家」という感じがするのだが、同時に背後に植えられた木に「南国!!」という感を抱く…
延岡城址(2015.10.26)
宮崎駅を起点に、九州の東海岸を南北に縦断している日豊本線の普通列車を乗り継ぎ、北九州の小倉駅へ一日仕事で動いた…
以前に小倉・宮崎間を、大分県内で色々と道草しながら南下してみたことも在ったのだが、逆コースを取ったのだった。
日豊本線を普通列車で動き回る時、宮崎県の北側の延岡駅と大分県の南側の佐伯駅との間、宮崎県と大分県との境界は普通列車が「1日3往復」と驚く程に少なく、存外に大変だ…
そういう事情で、延岡で「待ち時間」が一定程度生じる展開は免れ得ないので、延岡の街を歩いてみた…
↓小高い丘のような場所に踏み込んで行けば、延岡城の址に至る…
↑酷く大きいのでもなかったが、何となく趣の在る門から石垣が巡らされた辺りに入って行く…
↓なかなかに迫力の在る石垣が在る…
↑攻囲を受けた際には、この石垣が崩れる仕掛けが在って、攻囲している的に大きなダメージを…という言い伝えが在るらしいが、そんなことは微塵も感じさせない、普通に「堅牢そうで大きい」石垣だ…
↓城址の域内は、散策路風に通路が整備されている。
↑この日は「流石に南国の宮崎県…」という程度に光線が眩しい好天で、適当に木陰も在るこういう通路は心地好かった…
戦国時代の終わり頃から江戸時代頃に登場した、「城」と聞けば思い浮かべるようなモノは、「近世城郭」と呼ばれている訳だが、延岡城は現在の宮崎県内で見受けられる「近世城郭」としては最大級のモノだったそうだ…
延岡の街…何となく静かな感じだったが、この城址の公園のことを時々思い出す…
以前に小倉・宮崎間を、大分県内で色々と道草しながら南下してみたことも在ったのだが、逆コースを取ったのだった。
日豊本線を普通列車で動き回る時、宮崎県の北側の延岡駅と大分県の南側の佐伯駅との間、宮崎県と大分県との境界は普通列車が「1日3往復」と驚く程に少なく、存外に大変だ…
そういう事情で、延岡で「待ち時間」が一定程度生じる展開は免れ得ないので、延岡の街を歩いてみた…
↓小高い丘のような場所に踏み込んで行けば、延岡城の址に至る…
↑酷く大きいのでもなかったが、何となく趣の在る門から石垣が巡らされた辺りに入って行く…
↓なかなかに迫力の在る石垣が在る…
↑攻囲を受けた際には、この石垣が崩れる仕掛けが在って、攻囲している的に大きなダメージを…という言い伝えが在るらしいが、そんなことは微塵も感じさせない、普通に「堅牢そうで大きい」石垣だ…
↓城址の域内は、散策路風に通路が整備されている。
↑この日は「流石に南国の宮崎県…」という程度に光線が眩しい好天で、適当に木陰も在るこういう通路は心地好かった…
戦国時代の終わり頃から江戸時代頃に登場した、「城」と聞けば思い浮かべるようなモノは、「近世城郭」と呼ばれている訳だが、延岡城は現在の宮崎県内で見受けられる「近世城郭」としては最大級のモノだったそうだ…
延岡の街…何となく静かな感じだったが、この城址の公園のことを時々思い出す…
旭川駅で待機中の721系電車(2016.04.02)
早朝に稚内駅を発ち、旭川駅に至って、数時間休んで…というよりも、普通列車が走っていないので休憩を強いられる型になって、漸く滝川行の列車の時刻が近付いた…
↓ホームで待機中だったのがこの車輛…
↑711系電車が数を減らし始めた頃から旭川駅でも散見するようになり、711系電車が“引退”の後、旭川駅で見掛ける深川や滝川へ向かう普通列車としてこの721系電車を視る機会が多くなった…
北海道内では、こういう架線から電気を受けるパンタグラフの着いた電車が走っているのは…旭川・小樽間と札幌・室蘭間だけ…他は悉くディーゼルカーだ…
そんな訳で、この721系電車のようなものを視ると「旭川に至ったか…」という感慨のようなものも湧き起こる…
↓ホームで待機中だったのがこの車輛…
↑711系電車が数を減らし始めた頃から旭川駅でも散見するようになり、711系電車が“引退”の後、旭川駅で見掛ける深川や滝川へ向かう普通列車としてこの721系電車を視る機会が多くなった…
北海道内では、こういう架線から電気を受けるパンタグラフの着いた電車が走っているのは…旭川・小樽間と札幌・室蘭間だけ…他は悉くディーゼルカーだ…
そんな訳で、この721系電車のようなものを視ると「旭川に至ったか…」という感慨のようなものも湧き起こる…