「なかなかに広壮な敷地に、大きな建物が色々と…」と思いながら、本願寺の周囲を巡っていた…
↓酷く手が込んだ細工が施された門扉を眼に留めた…

↓扉から眼を上に上げても、屋根の下にも手が込んだ細工が施されている…

↓少し引いた位置に立って、屋根の辺りも眺めてみた…

これが国宝にも指定されている唐門だ。「飽きずに一日中でも眺めていられる」ということで「日暮門」とも呼ばれるらしいが、私もこれを暫し見入ってしまった…
「唐門」というものだが、これは「唐破風を有する門」という意味だそうだ。「破風」とは屋根の妻側部分を広く示す言い方で、色々な種類が在る。「唐破風」はその一種で、曲線を連ねた形状の破風板が付けられ、建物の屋根全般に或る程度言えそうだが、古いものは勾配が緩やかで、新しいものは勾配が急であるのだという。
この本願寺の唐門は「極め付け…」のように手の込んだ細工で飾り上げられている…が、一般に「唐門」と呼ばれている建築物には、見栄えがするモノが幾つも見受けられる…