稚内港に到着した<ペンギン33>(2016.08.04)

今日の稚内は好天に恵まれた…この数日の感じと比べると、若干湿度が下がったのが有難かった…他方で、陽射しがややキツかったが…

今日は多少風が強めに思えたことも在ったが、強過ぎる訳でもない。風で海の水面に漣が走る様子も視られたが、「普通な浪」という按配だった…

↓今日は、コルサコフ港を発った<ペンギン33>が稚内港に到着した…
'PENGUIN33' has just arrived at Wakkanai on AUG 04, 2016 (1)

乗客が全て揃い、準備が整ったことから、やや早めにコルサコフ港を発ったらしいと伝わったが…「えっ?もう着いた?」というタイミングで、“夏らしい感じの陽射し”が眩しい稚内港に滑り込み、関係者が多少慌てたそうだ…

↓何か“快速艇”という表現が似合う、鋭角なデザインの<ペンギン33>…少しだけ「見慣れた」感じになって来た…
'PENGUIN33' has just arrived at Wakkanai on AUG 04, 2016 (4)

↓今晩はこのまま稚内港で停泊し、明朝はコルサコフ港へ向けて出発する…
'PENGUIN33' has just arrived at Wakkanai on AUG 04, 2016 (7)

稚内・コルサコフ間の旅客輸送を担う<ペンギン33>…快走中である…

稚内港国際旅客ターミナルの時計(2016.08.02)

↓稚内からサハリンのコルサコフへ向かう旅客が利用するターミナルにこういう感じで時計が掲げられている…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 02, 2016 (1)
↑稚内で適用されている“日本時間”に対し、サハリンの時間帯は「プラス2時間」…稚内の8時台は、彼の地では10時台だ…

時計の他…「9時出港」の旨が掲示されているのだが…この日は予定の乗客全員が乗ってしまい、また海の状況も好かったことから、少し早めに船は出発してしまった…

<櫻正宗 焼稀 生一本>(2016.08.01)

↓渋いラベルの一升瓶…
my favourite on AUG 01, 2016 (3)
↑“伝統”を感じさせる雰囲気が非常に好い!!

↓灘の老舗の一つ、<櫻正宗>が送り出す<焼稀 生一本>だ…
my favourite on AUG 01, 2016 (1)
↑「最高級酒造好適米である兵庫県産・山田錦全量使用の生一本(自蔵単一醸造場にて醸造した純米酒)」とのこと…

古くは、最上級の酒に「稀」という焼印を押していたことがあり、一部に「焼稀」と呼ばれていたのだという。その呼称を冠した生一本…名前は伊達ではない!芳醇な感じで後味が好いので、ついつい杯が重ねられてしまう…抜け難い何かを持っている銘酒だ!!

<櫻正宗>は「創醸1625年」を謳う…伊丹で起こり、18世紀に入って灘に移ったようだ…天保年間、1840年代に入る頃に「清酒」(せいしゅ)にオンが通じるとして蔵の酒に「正宗」という名を冠して出荷するようになり、その酒に「正宗」と名付けることが大いに流行った…明治時代に“商標登録”という考え方が登場した時、「正宗」を登録しようと主張するが、「それ?一般名詞ではないですか?!」ということになってしまったのだという…そこで1884(明治17)年に<櫻正宗>を商標登録したのだという…

老舗の銘酒…折角取寄せた容量の多い一升瓶だが…存外に速く空いてしまうかもしれない…

【神戸の自醸酒★日本酒党の皆様と一生のお付き合い!】 櫻正宗(さくらまさむね) ”焼稀(やきまれ)” 生一本 純米酒 1800ml瓶



出航する<ペンギン33>(2016.08.02)

早朝からの霧が少し晴れて来た…予定の乗客が全て乗り込み、準備が整った<ペンギン33>は静かに離岸し始めた…

↓半ば横にスライドするように、少し角度を付けて前進を始める…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 02, 2016 (3)

↓中央埠頭を発ち、<ペンギン33>は稚内港の防波堤で囲まれた区域の外を目指して少しずつ速度を上げた…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 02, 2016 (6)

船は宗谷海峡を越え、サハリンのコルサコフ港を目指した…

朝霧の中で待機中の<ペンギン33>(2016.08.02)

「稚内の基準」では「酷く暑い」という感じの「25℃超」という日の翌朝である…早朝でも気温は23℃や24℃は在りそうで、風は殆ど感じられない程度に微弱だ…昨日の日中に温まった空気と海水との温度差の故なのであろう…稚内は深い霧に包まれてしまっている…

↓早朝の戸外に出て、中央埠頭の“国際”側の様子を伺った…
Port of Wakkanai in early morning on AUG 02, 2016 (7)
↑霧の彼方の海峡を渡り、対岸のサハリンのコルサコフ港を目指す予定の<ペンギン33>が待機していた。

浪は殆ど無い…というよりも、海水が高い粘性でも帯びているかのような、海が静かな状態な場合に時々見受けられる状態だ…

<ペンギン33>のクルー(2016.08.01)

↓コルサコフ・稚内間の「初めての乗客」が稚内港に降り立つ準備に勤しむ<ペンギン33>のクルーの背中…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (10)
↑<ペンギン33>の船体にもペンギンのイラストが在るが、似たようなイラストが作業用ツナギの背中に…これは<サハリン海洋汽船>が船を借りたシンガポールの会社のマークなのであろう…

<ペンギン33>のクルーの皆さんは、シンガポールでこの船の運用に携わっていた、各国から集まった皆さんであるようだ…

このクルーの皆さんのユニフォームも、次第に眼に馴染んで行くことであろう…

稚内港中央埠頭に接岸する<ペンギン33>(2016.08.01)

↓<ペンギン33>が繋留する中央埠頭が近付くと、速度は減じられ、船体がゆっくりと旋回を始めた…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (6)

↓慎重に旋回しながら、<ペンギン33>は中央埠頭の指定の場所へ…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (7)

↓「初めての旅客運航」なので、テレビ局のカメラが多数入った…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (9)

↓9月までの運航期間に何度も現れることになる<ペンギン33>…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (8)
↑稚内港の新たな「御馴染さん」ということになる…

↓遠くに記念塔も見えるこの場所で夜を明かし、<ペンギン33>は明朝にはコルサコフ港へ向けて出発する…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (11)

稚内港に進入する<ペンギン33>(2016.08.01)

↓「予定より、少し早く着きそうだ…」という情報が午前中に出回っていた<ペンギン33>…沖に白い船体が見え始めると、グングンと稚内港中央埠頭の繋留地点目掛けて進む…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (1)

↓過日、試験運航で稚内に現れた時には停泊していた様子を見掛けただけだった…
'PENGUIN 33' at Wakkanai on AUG 01, 2016 (3)
↑今回は速度も出て、白い飛沫を上げながら、順調に航行している様子が見られた…

遠景が水蒸気で霞むような、「稚内の基準」としては「暑い…」感じの25℃程度の中で、コルサコフ港を発って宗谷海峡を超えた<ペンギン33>による「最初の旅客運航」は、無事に稚内港に到着したのだった…

アムステルダム土産のTシャツ(2016.07.29)

↓こんなモノが出て来て…嬉々として着用していた…
my T-Shirts on JUL 29, 2016 (2)
↑1990年代に欧州旅行をした際に入手したモノである…

最近はベタベタとして、Tシャツを替える頻度が高いので、不意に「旧いお気に入り」が出て来ると、妙に嬉しく、また重宝する…