京都・梅小路公園:<市電カフェ>(2016.11.28)

京都駅からやや西寄りに進んだ辺りに梅小路公園が在る。<京都水族館>や<京都鉄道博物館>という人気施設と連接している「街の公園」で、散策路や庭園風な広場が整備されている。

↓その梅小路公園の一隅に、何やら路面電車が並んでいる場所が在る…
Tramcars at Umekoji Park, Kyoto on NOV 28, 2016 (2)
↑正面に見えている2輛の奥にも電車が在る…

京都では「全国初」という型で路面電車が登場し、京都市営交通による“市電”が永く街を縦横に走り回っていたが、「時代の波」の故に退場してしまって久しい…その市電が公園内に並べられている…

画の右側は、市電を含めた鉄道グッズの店だ。左側は<市電カフェ>という店である。カフェなら、一息入れるのに好適であると考え、中に入ってみた…

↓<市電カフェ>の店内である…車輛に木製の内装が使用されていた時代のモノの雰囲気である…知っている範囲の車輛では…昭和3年製造という阪堺の161形を想い起す感じだ…
Tramcars at Umekoji Park, Kyoto on NOV 28, 2016 (3)
↑右側は座席を取り払ってスタンドのカウンターになっている。左側は座席が残り、小ぶりな丸テーブルが据えられている。スツールも幾分在った。奥の運転台は飲物や料理を提供するためのスペースになっていてスタッフが居る。画に写っていない、背後の運転台側は冷暖房器具が据え付けられていた…

↓素敵な内装を視て楽しんだ後…伏見の日本酒メーカーが手掛けたという<京都麦酒>というビールを頂いた…
Tramcars at Umekoji Park, Kyoto on NOV 28, 2016 (5)

京都の市電は、京都から退いた後に一部車輛が広島電鉄に譲られ、現在でもそれらは広島で「京都の名所に因む愛称」を与えられて活躍を続けているが…こうして京都で、綺麗な型で再利用されている京都市電に出逢えるのは一寸愉しい…

京都・嵐山:天龍寺辺りの竹林(2016.11.29)

「植物を観る」ということに高い関心が在るでもないのだが…それでも出先で、地元には無い種類の植物が在る風景を視ることは愉しいと思う…

↓こういう竹林…地元の北海道では、多分無いモノだ…
Tenryu-ji Temple at Arashiyama, Kyoto on NOV 29, 2016 (12)
↑思わず注目してしまう…

↓伸びている竹と笹で暗い影が出来ている所に、そうしたモノの“隙間”から光が漏れ、「独特な雰囲気」が醸し出される…
Tenryu-ji Temple at Arashiyama, Kyoto on NOV 29, 2016 (13)

こういう「見慣れない空間」に出くわすことが非常に愉しく、何時も「また何処かへ…」と考えてしまう…

早朝の太宰府天満宮(2016.11.26)

“有名観光地”という範疇に入る場所…或いはそういう範疇を外れる場所でも同じことかもしれないが、「早朝に散策をする」というのは、なかなかに好いように思う。

今般、博多駅に辿り着き、予定に従って関西方面へ引揚げる段取りとして「翌日の夕方にフェリーで移動」ということになった時、博多駅から然程の距離でも―20分前後で到達出来る…最初から快速なら15分だ…―ないJR二日市駅近くに宿を取ることになった時、「そう言えば太宰府天満宮…」と思い出した訳だ…

↓「始発の電車」という程でもない時間帯に移動して、午前7時前に太宰府天満宮に着くと、既に開門しているが、未だ灯りが残っている…
Dazaifu Tenmangu Shrine in morning on NOV 26, 2016 (1)
↑或いは「こんな時季ならでは」かもしれない…

↓境内を進んで行くが…何か「貸切」に近いような按配である…
Dazaifu Tenmangu Shrine in morning on NOV 26, 2016 (4)

↓大勢の参拝者、来訪者が居ない光景…何か非常に厳かな気分になる…
Dazaifu Tenmangu Shrine in morning on NOV 26, 2016 (6)

↓太宰府天満宮の境内には、大きな樟も見受けられた…
Dazaifu Tenmangu Shrine in morning on NOV 26, 2016 (9)

実はこの太宰府天満宮に立寄ったのは2回目だ…前回は雨天だった…今般は晴天だった…ここも機会が在れば、何度でも寄ってみたい雰囲気が在る…

神戸のポートライナー:後方展望(2016.12.02)

北海道への“帰国”に向け、神戸空港へ移動する際、ポートライナーに乗車した。そして「間も無く離れる…」ということになる神戸の街や港がよく視える、列車の最後尾に陣取った…

↓三宮駅を出て暫くは、「ビルの谷間」というような場所に軌道が設けられている…
Kobe Port Liner on DEC 02, 2016 (3)
↑好天だったこの日は、光と影の対比が鮮やかに思えた…

↓やがてビルの群れが少し遠めになる…
Kobe Port Liner on DEC 02, 2016 (5)

↓橋を越え、港の中のような光景が拡がって来る…
Kobe Port Liner on DEC 02, 2016 (6)

↓カーブやストレートと、軌道は複雑な線を描きながら神戸空港の側へ延びている…
Kobe Port Liner on DEC 02, 2016 (8)

↓去り際に、神戸の街から「また寄ってや…」と見送りでも受けたような気分になる青空が拡がっていた…
Kobe Port Liner on DEC 02, 2016 (10)

こういう様子を視ながら、何か非常に「名残惜しい…」という気分になると同時に…「きっと、またここへ…」というようなことを考えていた…