↓その梅小路公園の一隅に、何やら路面電車が並んでいる場所が在る…

↑正面に見えている2輛の奥にも電車が在る…
京都では「全国初」という型で路面電車が登場し、京都市営交通による“市電”が永く街を縦横に走り回っていたが、「時代の波」の故に退場してしまって久しい…その市電が公園内に並べられている…
画の右側は、市電を含めた鉄道グッズの店だ。左側は<市電カフェ>という店である。カフェなら、一息入れるのに好適であると考え、中に入ってみた…
↓<市電カフェ>の店内である…車輛に木製の内装が使用されていた時代のモノの雰囲気である…知っている範囲の車輛では…昭和3年製造という阪堺の161形を想い起す感じだ…

↑右側は座席を取り払ってスタンドのカウンターになっている。左側は座席が残り、小ぶりな丸テーブルが据えられている。スツールも幾分在った。奥の運転台は飲物や料理を提供するためのスペースになっていてスタッフが居る。画に写っていない、背後の運転台側は冷暖房器具が据え付けられていた…
↓素敵な内装を視て楽しんだ後…伏見の日本酒メーカーが手掛けたという<京都麦酒>というビールを頂いた…

京都の市電は、京都から退いた後に一部車輛が広島電鉄に譲られ、現在でもそれらは広島で「京都の名所に因む愛称」を与えられて活躍を続けているが…こうして京都で、綺麗な型で再利用されている京都市電に出逢えるのは一寸愉しい…