そういう次第で、多少のゆとりを持って現場に辿り着き、「観光客 その1」というような風体で、“赤レンガ”を眺めてみた…
↓道路に面した正門の辺りから、門柱の脇から覗いた感じ…クラシックなデザインの街灯との組合せが非常に好い…

この建物は1881(明治21)年に竣工したそうだ。正面中央の“八角塔”が撤去されてしまったり、火災と火災からの復旧工事等も在った。1968(昭和43)年、前年にこの場所が「開拓使札幌本庁本庁舎跡および旧北海道庁本庁舎」として国の史跡に指定され、更に“明治100年”で“北海道100年”でもあるので、竣工時の姿に復元されて現在に至っている…
↓夕刻、建物の正面とは反対側、西寄りから光が射し、何か古い建物の形状が浮かび上がる気がする…

↑「明治時代の煉瓦造建築」で、ここのように一定以上の規模のモノは、意外に少ないような気がするのだが、思わず見入ってしまう…
未だ旅行者等が相対的に少ない時季ながら、存外に多くの人達が行き交っていた…
札幌は私自身にとって「縁深い街」と呼んで差し支えないと思うのだが、この「北海道庁旧本庁舎」(赤レンガ)を何となく気に掛けて、時々機会を設けて写真を撮ってみるなどするようになったのは、比較的近年であるように思う。とりあえず、この建物は非常に気に入っている。