珈琲とチーズケーキ:ユジノサハリンスク(2017.04.18)

↓サハリンのベーカリーカフェのチェーン店で頂ける!甘過ぎないチーズケーキと珈琲の組み合わせ…2015年9月以来だったが…健在だった!
a cafe at Yuzhno-Sakhalinsk on APR 18, 2017 (2)
↑現在、この組み合わせで254ルーブルだった…以前から「“500円ワンコイン”の珈琲とケーキのセット」という感覚で愉しんでいたが、為替レートなどが変わっていても、そういう感覚に余り変わりは無い…

↓甘過ぎないチーズケーキに、チョコレートが飾られているのだが、味の組み合わせも秀逸だと思う!
a cafe at Yuzhno-Sakhalinsk on APR 18, 2017 (3)

↓このお店で朝の一寸した時間に頂いた…
a cafe at Yuzhno-Sakhalinsk on APR 18, 2017 (1)
↑レーニン通に面した辺りの店だ…今回は極短い時間居ただけだったが、入れ替わりに色々な人達が出入りしていた…

これから…立ち寄り機会が増えそうだ…

チェーホフによる『サハリン島』の事績を伝えるモニュメント(2017.04.18)

「雪が交る」との気象情報も在る肌寒いユジノサハリンスク…結局、日中は単に肌寒い曇天だったが、夕方近くになって雨が少し強く降り、やがて雪が交り始めた…

「雪が交る」ようになるずうっと以前の朝…滞在先の宿から、用事が在る辺りまでゆったりと歩いた。

ミール通とコムニスチーチェスキー通とが交差するような辺りは、<A.P.チェーホフ『サハリン島』文学記念館>(チェーホフ記念館)や<A.P.チェーホフ記念サハリン国際劇場センター>(チェーホフ劇場)が在り、辺りが都市公園のように整備されている。大きな通りが交差する辺りを「斜めに横切る」感じの「一寸だけ近道…」のようにも思える歩き易い場所だ。ここを通ってみた…

↓チェーホフ記念館の目の前…「こんなモノ?在ったか?」と思った…何時の間にか出来ていた代物である。
A.P.Chekhov's monument on APR 18, 2017 (1)
↑視たとおり“本”をイメージしたモニュメントだが、左側に『サハリン島』と在る。モニュメントの形状は「本を開いた様子」だが、『サハリン島』と在る左側の頁は、ロシアで視掛ける本の“表紙”風の体裁である。

チェーホフは1860年生まれで1904年に他界している。日本史で言えば、「桜田門外の変」の年に生まれ、「日露戦争」開戦の年に逝去したことになる。この彼が30歳であった1890年、彼はサハリンを訪ねている。

1890年のサハリンにやって来たチェーホフは約3ヶ月間滞在し、その様子を徹底的に調査した。それに依拠するルポルタージュ、ノンフィクションという感の作品を纏め、1895年に『サハリン島』として発表し、なかなかに話題になった経過が在る。

チェーホフは劇作家として、世界的に高名な文学者となって行く訳だが…その世界的に高名な、ロシアを代表する作家の一人でもある彼が「実際に訪ねている」という経過から、サハリンではチェーホフは敬愛されている感でもある。

↓右側の頁…「著名な劇作家」としてよく出て来る晩年近くの肖像ではなく、サハリンを訪ねて『サハリン島』に取組んでいた30歳代をイメージした画になっている…
A.P.Chekhov's monument on APR 18, 2017 (2)

↓このページに在る文章…拙訳であるが…

地方は未だ若い…

人々の仕事と過去に於ける献身は大なるものが在ったが、

それでもこれは未だ始りに過ぎず、

未来に在っては少なからぬ佳きもの、そして興味深い役目が在る筈だ…

A.P.チェーホフ(署名)


↑何か…「深い含蓄」を感じる…

チェーホフが足跡を記した頃…「流刑の地」で、“開拓”の途上のような感も漂う地域だった筈だ…そこに「一定の大きな達成」を視て、同時に「大きな可能性」をも観ている…

それにしても…何時でも「未だ始りに過ぎない」(это еще только начало)(エタ イェショ トリカ ナチャーラ)と言えるような感じ…何となく好いと思う…

或いはサハリンは、この時のチェーホフの観方を遥かに超える“可能性”を見出して「未来」へ向かおうとしているのかもしれない…

上空から見下ろす稚内…(2017.04.17)

新千歳空港・ユジノサハリンスク空港の便…“国際線”だが機材は<DHC-8>(ダッシュ・エイト)という双発のプロペラ機で、多分ジェット旅客機よりも低い高度を航行している…そのために「下界」が視易い…

↓稚内上空だ…地図で何時も見ている稚内港の様子がよく判る…
to fly over Hokkaido Island on APR 17, 2017 (15)

「稚内からサハリンへ向かう」場合…「理不尽な遠回り!!」になる新千歳空港経由に関しては、ハッキリ言って嫌いなのだが…こうやって稚内の街が上空から視られるというのは悪くない…

すすきの駅(2017.04.16)

↓さっぽろ駅へ北上しようと、地下鉄を利用した…伝統の南北線…
Susukino Station on APR 16, 2017 (2)
↑近年は“ホーム扉”が定着して来た感じだ…登場して陽が浅かった頃には、何となく変な感じもしたが、最近は慣れてしまった…