ユジノサハリンスクでは、アイスホッケーの試合が開催可能な場所が2箇所在る。“公設施設”という感じの<クリスタル>と、大型ショッピングモールの傍に在る“民営”という感じの<アリーナ・シティー>だ。或いは、街の人口規模として20万人程度で、所謂“商圏規模”としては30万人程度というような地域で、“アイスアリーナ”が2つというのは、なかなかに凄い…
各々、アイスホッケーの試合が開催可能なアイスリンクを備えるが、館内は「多目的利用」が可能となっている。<アリーナ・シティー>に関しては、「サハリンにやって来る有名アーティストの公演会場」としても知られている。ユジノサハリンスク市内や近郊からの路線バスも多く在る他、広大な駐車場も在る場所だ…
↓場内で催されていた試合だ…

↑小学3年生位だろうか?少年達の試合だった…
↓大人の審判員が居て、少年たちがフェイスオフをしている場面だが、こうして視れば選手達が幼いことが判り易い。彼らが声を出した場面では、聞こえたのは“ボーイズソプラノ”だった…

これは<州知事杯 アイスホッケー大会>というもので、年代別に参加チームを募っていて試合が催されるものだ。観たのは「少年の部」で、写真の試合は多分“最年少”なカテゴリーだと思うのだが、計3試合をのんびりと観ていた…
↓少年のチームスポーツの試合では“力量”の差が歴然としてしまって、大きな点差が生じてしまう試合が見受けられるが、この試合は正しくそういうパターンだった…

場内には、出場している少年選手達の家族や、付き合いが在って本人達を知っている大人、或いは大人に連れられて来た幼い子ども達が見受けられ、声援を送っていた。各試合で応援する人達が入れ替わっていたが、中には「かなり目立つ…」程度に熱が入っている方も見受けられた。「少年スポーツの試合」というものは、何処でもそういうものかもしれない。
↓少し年上なカテゴリーの試合になると、選手達の動きは格段に好く、なかなかに迫力が在る感じだった…

「少年アイスホッケー」だが、成人の試合で20分間のピリオドが15分間になっている。例えば<アジアリーグ>の試合等では第1ピリオド終了後と第2ピリオド終了後に「整氷作業車」が現れて10分間から15分間程度の休憩が発生するが、「少年アイスホッケー」では「2分間の休憩」が取られ、特段に「整氷」はしていなかった。この日は「次々に試合」という具合だったので、試合と試合との間に「整氷」を行っていた…
↓試合の合間に、館内に設けられたスタンドで珈琲を求めて頂くというのも、意外に好い…

もしかすると…ここでプレイしていた少年達の中から、「未来の名選手」が登場するかもしれない…そういうことも思ったが、家族等の応援を受けて、懸命に、溌溂とプレーしていた少年達の様子が、なかなかに好かった!