↓ユジノサハリンスク市内の、通り過ぎる機会が多い場所である…
↑パラソルまで立てて、何時も同じような場所に駐車している車輛…視ていて「不思議だ?」と思っていたのだが、これは「珈琲を売る車」だった…
<モビーリナヤ・カフェーイニャ>(мобильная кофейня)という名が付いている。「モビーリナヤ」(мобильная)は「移動可能」という「モバイル」から来ている形容詞で、「カフェーイニャ」(кофейня)は「珈琲店」とか「喫茶店」という意味で用いられている語である。
先客が途切れたところで、“店”を営む青年に声を掛け、珈琲をお願いした。そして「何時も、ここでコーヒーを売っていますよね?」と青年に話し掛けてみた。
何度か視掛けて興味を持ったので、今朝は一寸試してみようと、コーヒーをお願いしたと言えば、青年は「平日はここで、休日はガガーリン公園等に行ってコーヒーを売っている」と言っていた。
「毎日、何杯位のコーヒーを用意しているのですか?」と尋ねれば、「うーん…考えたことがないけれど…お天気次第で、道行く人達の気分次第だから…」ということだった。確かにそのとおりだが、多分、沢山売れる日と、残念ながら余り売れない日の落差が大きいのだと想像した。
「フシェヴォ― ドーブロヴォ!」(Всего доброго!)(ごきげんよう!)という青年の挨拶に頷いて、その場を去った…
↓求めた珈琲がこれである…
↑<モビーリナヤ・カフェーイニャ>(мобильная кофейня)というロゴが刷り込まれたカップが使用されている…
ユジノサハリンスクでは、何時の間にか「珈琲を求められる場所」が凄く増えた…珈琲好きにとっては好都合だ…