ユジノサハリンスクのA.S.プーシキン像(2017.04.30)

映画を観て、劇中に登場するプーシキンに親近感を抱いたのだったが、<スクウェル・プーシキナ>(プーシキン広場)と称する都市緑地―近くに同名のバス停も在る…―がユジノサハリンスクに在ったことを思い出し、近くを通り掛かった折に立寄ってみた。

↓こういう具合に、プーシキンが座っていた…
A.S.Pushkin at Yuzhno-Sakhalinsk on APR 30, 2017 (2)

↓1999年に出来上がった像だという…
A.S.Pushkin at Yuzhno-Sakhalinsk on APR 30, 2017 (3)
↑概ね、実際の人間位の大きさの像だ…

プーシキンの時代…サハリンの方では、ロシアの人達の活動が盛んになって行くには少し待たなければならないような時代に相当するのだが…それでも、足跡を残したでもないプーシキンの像が出来るというのは、「国の文化史を代表するような文学者」として敬愛されているからなのであろう…

写真を撮って、この像を眺めながら…「多分、プーシキンさん御自身は存在さえ知らなかったであろう、遠い東の果ての国の小さな町で、あなたが生まれた170年位後の同じ日に産れたモノ好きが、あなたが足跡を残した筈も無い島に在るあなたの像に会いに来ました…」等と考えてしまった…そうしていると「とりあえず、よく私に会いに来てくれた!」と像が微笑んでくれたような気がした…

Белка(ビェルカ)=リス(2017.04.29)

「森の散策路」という趣の場所が在るガガーリン公園…街の人達は単純に「Парк(パルク)」と呼ぶことも多い。

日本国内であれば「〇〇公園」とでも看板が出ていそうな都市緑地のようなモノは多々在るユジノサハリンスク市内だが、そうした場所は「Сквер XX(スクウェル XX)」等と呼び習わされていて、“公園”の「Парк(パルク)」とは名乗っていない。故に「Парк(パルク)」と言えばガガーリン公園なのである…

そのガガーリン公園の散策路を歩いていると、木の辺りに何かが素早く動く気配を感じる…

↓リスだ!
at the Park, Yuzhno-Sakhalinsk on APR 29, 2017 (2)
↑小さな身体で目まぐるしく動く動物である…

↓ここでは二匹が動き回っていた…
at the Park, Yuzhno-Sakhalinsk on APR 29, 2017 (1)
↑ビルの壁を自在に動く“スパイダーマン”のように、素早く樹上で上や下に自在に動き回る様が面白かった…

↓地上でも動き回る…
at the Park, Yuzhno-Sakhalinsk on APR 29, 2017 (5)

↓地上に居たのかと思えば、物凄い勢いで木の上に去った…
at the Park, Yuzhno-Sakhalinsk on APR 29, 2017 (6)

「ガガーリン公園でリスを視掛ける…」というのは然程珍しいことでもないらしい…稚内公演のように鹿が登場することは無いらしいが…