亜庭神社の石段の痕跡(2017.07.30)

↓コルサコフの地区行政府庁舎からも然程遠くない、警察署の敷地の斜め裏辺りに不思議な石段が…
Korsakov 30-07-2017 vol02 (11)
↑これは街が“大泊”と呼ばれていた時代、街で最も格式が高い、南樺太全般でも「二番目の格式」と言われた亜庭神社の痕跡である…

石段を築いた際に積み上げられた石の一部が、何となく傾いて崩れてしまいそうな雰囲気もないではない…愛犬の散歩をしている方が石段を通ったのを偶々視たが、通行人も稀で、積まれた石の隙間から雑草が伸びている…時々ゴミも見えるが…

往時は人々に敬愛された街一番の社で、近くが“神楽岡公園”と呼ばれた住民の憩いの場でもあったとのことで、石段を多くの人達が行き交っていたのであろう…

↓こちらは、上の画の石段を上った先に更に在る石段である…
Korsakov 30-07-2017 vol02 (14)
↑恐らく“社殿”が建っていたような場所へ通じていたように思えるが、辺りは「単なる空地」で、神社であった頃の面影が判る雰囲気は全く無い…

或る種の“廃墟”という感じになっている場所だ…

ユジノサハリンスク空港に着いた市内とを結ぶ路線バス(2017.07.29)

↓運行系統#63…ユジノサハリンスク市内から空港へ向かうバス…
evening on 29-07-2017 (2)
↑午後9時前…陽が傾いた中で空港に到着した…

未だ、この時間帯には市内との間を往来しているバスは存外に多い。場所にもよるが、順調であれば20分程度の移動だ。しかし、曜日や時間帯によっては道路が混雑し、30分以上を要する場合も見受けられる…

↓2年程前から登場したという、新しい車輛である。車体の長さは数種類在るようだが、この運行系統#63に投入されているバスは、沿道に大型商業施設の<シティーモール>というものも在って乗客が多目なので、ロングタイプの車輛が多いように見受けられる…
evening on 29-07-2017 (1)
↑車体後方の窓に相当する部分に広告のフィルムが貼られている。社内からは「黒っぽい網戸」のように車外の様子を伺うことは可能だが、外からは広告の画や文字しか見えない…何時も「不思議?」と思う…

空港までは「結構な時間の乗車…」と思うが、“市内線一律料金”の適用区間なので、運賃は20ルーブルである…