“ОХРАНА”(オフラナ)=「警備」と背中に大書されたTシャツ(2017.08.31)

↓以前にも同じようなモノを求めていて…稚内の拙宅の何処かに在るのだが…眼に留めて、面白いのでまた入手してしまった…
my t-shirts 31-08-2017
↑500ルーブルだった…

サハリンでは、警備員は何処でも“ОХРАНА”(オフラナ)というワッペンを貼ったシャツや作業服風のジャケットを着用している…

百貨店<サハリン>:俄かに強めな雨の夕方(2017.08.30)

日中は好天であった他方で、強めな俄雨という時間帯も在った。夕刻近く、よく晴れていた状態から雲が多少多目にはなっていた…それでも気持ちが好い戸外の感じの中、夕食に出掛けた…

↓夕食後に戸外に出れば雨…それも次第に強めに…
evening 30-08-2017 (1)
↑百貨店<サハリン>の辺りも、建物の灯りや行き交う車輛の灯りが濡れた路面に跳ね返っている感じだ…道路の脇では、車輛が跳ね上げる雨水にも多少注意が必要だった…

↓強めな雨が叩き付けて濡れる路面に、辺りの光景が揺らめいているような、雨の日に特有な様子…多少キツい状態ではあったが、「何か綺麗だ…」と少しだけ見入ってしまった…
evening 30-08-2017 (2)

少し前に「С халин」となっていた電飾看板は、電球を入れ替えたのか「Сахалин」という普通な状態になっていた…

「変わり易い天候」というのは「秋」な傾向かもしれない…この後、「やや派手に雨で濡れた…」状態で住まいへ引揚げた。戸外では多少強めな雨が断続していたようだが…朝を迎えると好天になっていた…

巨大な生物のような雲…(2017.08.30)

よく晴れた他方で、不意に俄雨が降るという場面が何度か…そんな一日だった…

少し強めな俄雨が上がり、窓辺が凄く明るい感じになった…何気なく戸外を覗いた…

↓何やら「建物を併呑?」という具合に、ムクムクと大きな雲が蠢いていた…
cloud 30-08-2017 (2)

雲は刻々と蠢いている。一部が千切れるように、また別の一部が繋がるように、何とも名状し悪い動きを見せる…

↓ついつい雲を見上げて、写真まで撮ってしまった…
cloud 30-08-2017 (7)

↓少し違う角度にも雲は拡がっていた…
cloud 30-08-2017 (3)

何やら巨大な生物のような雲だったが…15分か20分位も経つと、消えてしまった…

Панкейк(パンケーキ)(2017.08.27)

↓俄かに「お気に入り」に入った、近在のカフェのメニュー…パンケーキ…所謂“ホットケーキ”である…
on 27-08-2017 (14)
↑パンケーキはロシア語ではそのまま「Панкейк」とアルファベットを宛てて書く。「アメリカ流のブリヌイ」と紹介されている例も在るようだが、ロシアのブリヌイを頂く場面のように、蜂蜜とジャムを添えて出て来るのが、何となく好い…

↓過ぎる程度に陽当り良好な席に陣取って、珈琲と合わせて頂くのが好い…
on 27-08-2017 (12)

こういうような「お気に入り」が次第に増えるのが愉しい…

道路清掃作業車と旧 北海道拓殖銀行豊原支店=サハリン州美術館(2017.08.28)

夕刻の「暗い感じになり始める時間帯」が日々早めになって行くことを、何となく体感し易くなったように思う…

↓そういう中で歩き回っていて眼に留めた…
28-08-2017 (16)
↑小型の“スイーパー”というモノであろうか?車輛の前方に着いたブラシを廻して道路を清掃する車輛が何となく停止している。無理をすればもう1人乗れるかもしれないが、ドライバー1人でキツそうな運転台だ。何か、SF系のコミックやアニメに登場する“作業用メカ”のようで面白い…

更にこの「近未来?」を想起させるような、不思議な形状の作業用車輛が、1930年代の意匠を残す古い典雅な建物の前に停車中というのが面白い…

それにしても…この車輛が作業の途中だったのか、これから作業を始めようというのか、作業を終えたところなのかはよく判らなかった…

ポポヴィチ通の朝:舗装工事(2017.08.30)

↓朝から忙しそうに工事の作業チームが働いていた…
morning 30-08-2017 (1)
↑東西に延びている通の東寄りから順次進められていた舗装工事…かなり西寄りの方に至っている…

こういう舗装工事…今年のユジノサハリンスクではかなり視掛ける…

カフェのオブジェ(2017.08.28)

街の南東側に在る商業施設に入っている店へ買物に出た。少し暫くぶりに訪ねたので、少々館内を動き回ってみた…

↓こんなモノに出くわして、一寸驚いた…
28-08-2017 (1)
↑「精巧」という程でもないが、なかなかによく出来たモノだ…

↓ティラノサウルスだという…説明のプレートが在った…
28-08-2017 (4)

↓登場の経過や理由はよく判らないのだが、とにかく目立つ…
28-08-2017 (5)

こういうモノ…視ると少し愉しくなる…

「ロシアの流儀」なカップを使って“トゥルカ”で淹れた珈琲を頂く…(2017.08.28)

↓金属製のモノに耐熱硝子のグラスを嵌め、グラスに温かい飲物を注いで頂く…何か凄く「ロシアの流儀」という感じがする…
my cup of coffee 28-08-2017 (2)
↑今朝はこういう具合にして、“トゥルカ”で淹れた珈琲を頂いている…

グラスの方は、“トゥルカ”を入手した春から愛用しているモノだ。ロシアの何処かで製造されたモノらしく、1990年代にも視掛けたような代物だ…

金属製のグラスを嵌めるモノ…これはユジノサハリンスク・コルサコフ間の列車に登場した車内販売で求めた。1100ルーブルだったが、この種のモノはその程度の価格はすることは承知していた…“ロシア”のイメージで「双頭の鷲」の紋章が視えるが、何と言っても「サハリン州の地図に列車と朝陽」という、サハリンの鉄道で土産用に用意したと見受けられる意匠が確り入っているのが好い。車内販売の女性も「御覧になって下さい」とこれを見せていた。そこで「好いね!いくら??」と求めてしまった訳だ…

↓何時も飲んでいる中身だが…こういう変わったモノを使って頂くと、ほんの少し高級になったような気分になる…
my cup of coffee 28-08-2017 (1)

勿論、美味しく飲物を頂いた後は、グラスを外して普通に洗う訳だ…

「色画用紙に“雲”を描き込んだ」かのような青空(2017.08.27)

↓建物の硝子張りな部分に、空が映り込んでいる…
on 27-08-2017 (9)
↑気温は25℃に届くような按配だが、陽射しが強い感じだ…

↓空の色の色画用紙に、丁寧に雲を描き込んだかのような感じだ…
on 27-08-2017 (7)

↓これは辺りの違う建物の方向だが、こちらもなかなか面白い感じだ…
on 27-08-2017 (5)

土曜日も好天であったが、日曜日も晴天が続いた…この8月のユジノサハリンスク…初め頃が温かく、半ばにクールな感じになり、また下旬に温かい感じだ…

暗くなり始める空(2017.08.26)

↓午後9時になる前…暗くなり始めたような頃である…
night 26-08-2017 (1)
↑建物の4階に在る住まいの窓からの眺め…何となく神秘的なように思えた…

灯りがやや目立つようになって来た頃であるが、月が好い…

地面に樹木:雨上がりの午後(2017.08.25)

曇天から雨が交じり始め、「一寸強めだな…」という程度の雨になったが、何時の間にか雨が弱まり、陽射しが少々眩しい感じになって行った…やや日が傾くように思えるような時間帯には、「湿った空気が温められる」という状態になっていた…

↓「一寸強めだな…」という雨で濡れた箇所は粗方乾いてしまっていたが、それでも水溜りが残る…
25-08-2017 (19)
↑集合住宅の近く、舗装が施された箇所に確りとした水溜りが出来ていた…映り込む樹木…不思議な存在感を示す…

工事が段落したコムソモリスカヤ通(2017.08.25)

↓4月頃から“工事中”が続いていたコムソモリスカヤ通の様子である…
25-08-2017 (8)
↑「掘り返された」感じであった箇所が、何となく平らな「道路らしい」感じに戻っていた…

工事は「昼夜兼行」で続けられた時期も在ったと噂に聞くが…未だ車輛の通行は停止されたままである…こんな広い通がこういう状態に視えるのも「やや珍しい?」と思い、何となく写真に収めてしまった…

<D2>ディーゼルカーの車内(2017.08.26)

↓「特別ではない」感じな内装の鉄道車輌…何となく惹かれる場合が在る…
on a train 26-08-2017 (4)
↑ゆったりと走り、比較的短い距離で設置された「“駅”と呼ぶより“乗降場”というムード」な場所で何度も停車しながら進んだ列車の車内である…

この座席…座り心地は悪くなかった…

コルサコフ港に停泊中の<ペンギン33>を鳥瞰(2017.08.26)

好天だったコルサコフ…「摂政宮行啓の折りに御立寄り」という謂れが在るという高台に徒歩で…往路は、バスなどの車輛が上って行くコースを見付けて、そこを歩き、復路は小ぶりで登坂能力が高い車輛が上り下りするような道を見付けて、そこを下った…

↓港が“大泊港”と呼ばれた頃の細長い桟橋が視える側…
Korsakov 26-08-2017 (14)
↑独特な地形の上に港や周辺、そして市街が拡がっている…

↓画の左端は、コルサコフ入りした際に列車で通った鉄路が視える。そして脇が埠頭で、何やら色々な船が停泊中だ…
Korsakov 26-08-2017 (30)

↓見覚えが在る船と思えば…<ペンギン33>が停泊中だった…
Korsakov 26-08-2017 (17)
↑出入港時以外には、この辺りに停泊するのが定番であるように見受けられた…

<ペンギン33>は金曜日と土曜日の「コルサコフ→稚内→コルサコフ」の往復を、「荒天(高浪)の危惧」ということで欠航してしまった…それ故にここで停泊中なのだが…コルサコフ港は、深いアニワ湾の最奥部のような場所で、船が稚内との間を往来する海域の様子は一寸伺い悪いのだが…

今般は、何となくこの高台でゆったりとした…コルサコフでのランチと思っていたが…立寄ろうとしていた店が休業だったので、早々にユジノサハリンスクへバスで引揚げた…

<ПЯТЬ УГЛОВ>(ピャチ ウグロフ)の<D2>ディーゼルカー(2017.08.26)

朝、何やら天候が好さそうな感…不意に思い付いたのが、過日乗車した「土日曜日運行」の「ユジノサハリンスク→コルサコフ」の列車である…

今日は、コルサコフ地区で何やら催しが在り、その会場への連絡バスと接続ということになっている列車は、少し賑やかだった。4輛になった<D2>という型のディーゼルカーなのは、一度乗車してみた時と変わりなかったが…今般は少々賑やかな中、“車内販売”の係まで乗務していた…

コルサコフ市内に至り、<КОРСАКОВ>(コルサコフ)という駅までは前回辿り着いたが、「その先」が在って、そこは乗車していなかった。2駅在る。“駅”と言うより「乗降場」という風情なのだが…<ПРИСТАНЬ>(プリスタニ)という場所が在って、最後は<ПЯТЬ УГЛОВ>(ピャチ ウグロフ)という場所だ。鉄路そのものは、「南埠頭」と呼び習わされている、大泊時代に整備された埠頭の方まで至っているが、(列車の本数は非常に限定的ではあるのだが)旅客の乗降を行うのは、この<ПЯТЬ УГЛОВ>(ピャチ ウグロフ)までだ。

↓高くなっている車輛から、何も設えられていないような地面に「ヨイショッ!!」と飛び跳ねるように下りる…やれやれと端の方に来て、乗せてもらった車輛を何となく視る…
Korsakov 26-08-2017 (1)

↓列車は、殆ど「直ちに」という具合に、折り返しのユジノサハリンスク行きということになり、エンジンを唸らせて直ぐに発車してしまった…
Korsakov 26-08-2017 (3)
↑速度は然程上がっているようにも視えなかったが、何やら見る見る視えなくなった…

↓これは少し後に高台へ上って眺望した、旅客の乗降が行われる最後の方の区間である。
Korsakov 26-08-2017 (29)
↑真中の奥辺り、4階建てか5階建ての建物の右手前に木が繁っている。その少し手前に<ПЯТЬ УГЛОВ>(ピャチ ウグロフ)が在る。画の下に相当する手前に鉄路を辿ると、橋になっている箇所が在って、その辺りでカーブしている。やや大き目な古い倉庫という風な建物の一寸手前に小さな乗降場が視える。これが<ПРИСТАНЬ>(プリスタニ)だ。

こういうような鉄路で、やや独特な趣のディーゼルカーの旅客列車が、極限られた本数ながらも運行されている…

晩夏の空とサハリン州郷土博物館(2017.08.25)

↓空と雲の感じが、瓦屋根の形状と妙に合うような気がする…
25-08-2017 (5)
↑空の感じが「晩夏」という風である…

この日は金曜日であったが、何やら妙に人出が多かった…この博物館の建物前で結婚式の記念写真を撮ろうというような人達が「順番待ち」状態になる程度に集まっていたのだ…

そんなことも在って、何となく「雲と屋根の感じ!」と少し望遠で上の方を撮るような按配に…

雨上がりの集合住宅前(2017.08.25)

昼頃にやや強い雨が降り、それが上がり、天候が好転して行った…

↓日頃は眼に留めるでもない集合住宅だが、思わず足を停めた…
25-08-2017 (2)
↑建物手前のコンクリートを打った箇所が水溜りになって、不思議な映り込みが見受けられる…

雨で湿った空気が陽射しで温められている感で、24℃程度の気温と見受けられる割には暑い感じがした午後の、少し陽が傾き始めた時間帯だった…

燕が舞う空…(2017.08.25)

↓翼を広げた燕の型が、綺麗に写った!!
25-08-2017 (1)
↑朝に何となく見上げた空である…

朝は雲が多く、昼に雨が降ったが、午後から天候が好転…何となく「最近はよく在る?」という感じだった一日…

雲と街と…(2017.08.24)

↓オフシーズンには“大展望台”の様相を呈しているスキー場<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>に上がった…
24-08-2017 (4)
↑雨が交じるような時間も在った午前中の曇天が、午後に入って次第に好転して行った…そういう中、不思議な雲が街の上に流れているような感じで、少し面白く思えた…

24-08-2017 (5)

百貨店<サハリン>:夜(2017.08.23)

↓「午後9時前」に関して「夜」と言うことに「躊躇」が無くなった感である…少し前までは「未だ明るい」雰囲気だったのだ…
23-08-2017 (9)
↑50年以上の歴史を誇るという老舗百貨店の、何となく風格が在る建物に据えられた「灯りが点く部分」は一通り点灯している様子だ…通を行き交う車輛も全て点灯している…

建物上方の看板…「С халин」となっているが、「а」の電球が切れたようだ…

百貨店<サハリン>:夕刻の賑わい(2017.08.03)

↓好天な日の夕刻…サハリンスカヤ通を行き交う車輛が多い時間帯だ…レーニン通側にも多くの車輛が信号停車中だ…
03-08-2017 (1)
↑或いはこの辺りの「らしい」感じかもしれない…

「夕刻」とは言うが、この時季の午後6時台は「然程陽が傾いていない」ようにも感じる…

夜のレーニン広場(2017.08.23)

↓午後9時頃の様子だ…
23-08-2017 (12)
↑陽が落ちて少しだけ時間が経ち、ハッキリ「夜の」と形容出来そうな雰囲気だ…少し前まで、午後9時は未だ明るかった…

日中の気温が25℃辺りまで上がり、夕刻に至っても「戸外で多少涼む…」ような感じが心地好い具合ではあるが、存外に多くの人達が広場の辺りに見受けられる…

<1-я Московская дом 9>(2017.08.22)

ユジノサハリンスクの北西側、樺太時代には日露戦争の際の上陸作戦で戦死した指揮官の名に因んで“西久保”と命名されていたダリネエー地区は、「人口が漸増する新興住宅地」という雰囲気で、比較的新しいように見える集合住宅が多く並んでいる。

そのダリネエー地区の<ピェールヴァヤ・モスコーフスカヤ通>という住所に並ぶ集合住宅の1棟の壁に、граффити(グラフィティ)とかстрит арт(ストリート アルト)と呼ばれるモノが登場し、「こういうモノをやって構わないのか?」、「華やいで好ましいから、もっとやると好い」というような、一寸した論争風な話しが出ていたのだが、「その後の動き」が在った。

壁をграффити(グラフィティ)とかстрит арт(ストリート アルト)と呼ばれるモノで彩ろうという運動が進み、これを支持する州議会議員や市議会議員も登場して、住民達が集まって「構想説明会」的な催しも開かれたらしく、「第2弾作品」が登場した…

↓こういう画が新たに登場した…
22-08-2017 (6)
↑命名の由来等はよく判らないが、<ピェールヴァヤ・モスコーフスカヤ通>という“モスクワ”から来ている言葉の住所に因み、モスクワの聖ワシ―リー寺院のイラストが描かれた…

↓やや引いた感じで視ると、こういう具合に…
22-08-2017 (11)
↑流麗な書体で書き込まれている文字の方は、建物の場所の住所で「ピェールヴァヤ・モスコーフスカヤ通9」ということになる。

この動きは、地元放送局のテレビニュースでも取上げられている。その中で、コメントを求められた方が「ソ連時代にも共同住宅の建物壁にモザイクが施され、“あの画の建物”というように言っていた例は在った。そういうようなモノの、最近の流儀がこういうようにアーティストがデザインして画を描くというようなことのように思う」としていたのを聞いた。この“9”の建物の住民達は、壁に画が入ることに同意もしたのだということだが、この地区での「граффити(グラフィティ)またはстрит арт(ストリート アルト)に飾られた住宅街」という動きは続く感である…

バスの中の犬(2017.08.22)

住宅街になっているような場所に立寄り、引揚げようとした際、バスに乗って移動することにした…

恐らく然程待つまでもなくバスは現れるであろうとバス停側に歩み寄った。

すると、近くに愛犬の散歩をしている風情の女性が居た。Tシャツにショートパンツというような軽装だ。

御近所の方が歩いているのだろうと思っていれば、バスが停留所に近付くのを視て、彼女は犬を抱え上げて小走りに走った…

私もバスを視て、歩調を早めてバスに寄って乗車しようとしたが、犬を抱えた女性も乗車していた…

「だから何?」というような話しなのだが…

↓バスの中で、犬がこんな様子だった…
22-08-2017 (13)
↑犬は、何か妙に満足気な表情をしている…ような気がした…

カメラを持っていて、撮った写真を視ようとしていた時に、犬の表情を眼に留めて、何となく撮ったのだ…

アザラシの群れ:『サハリンの涯へ』ツアー(2017.08.19)

↓クリリオン岬のやや北、クズネツォフ岬のやや南という辺りである…
19-08-2017 (19)
↑沿岸部に地面が覗いている箇所が在り、アザラシの群れにとって格好の住処のようになっている。

一部のアザラシは身体を横たえていたが、一部は泳ぎ回っていた…そして泳ぎ回っていたアザラシの一部は、船上で鳴らしてみた音楽に反応し、何となく近寄って来るかのような動きも見せた…乗客は大ウケである…

全くに「自然な中でアザラシ」という感じだ…アザラシそのものは稚内(の抜海漁港)でも視ているが、ここまで「自然の中」な様子は視ていない…

クズネツォフ岬:『サハリンの涯へ』ツアー(2017.08.19)

ネベリスク地区内の景勝地として、名前が上ることが少なくなく、何度もその名を耳にしたクズネツォフ岬…実際に視たことは無かった…

↓これがそのクズネツォフ岬である…
19-08-2017 (30)
↑上陸したカモイの浜のやや北に位置していたのだった…

↓岬の上の方には、古びた灯台も視えた…
19-08-2017 (33)
↑険しい崖なので、船で辿り着いた浜の側から上に上がるのはやや難しく、上がることはしなかったのだが…

↓多少岬に近付いてみると、遠くからは見え難い、少し不思議な型の岩も視えた…
19-08-2017 (43)

↓こんな雰囲気!何か、酷く気に入った…
19-08-2017 (51)

砂浜で、所在なく過ごすというような時間…そんな時間を、今般のツアー参加以前で持ったのは、どれ位以前のことだったか?或いは以前には唯の一度も無かったのかもしれない…

例えば「もうサハリンへ行く必要は無い!」とでも言いがかりを付けられて、実際に行かないということになっても、或いは悔いは無いかもしれない。とにかくも好い時間だった。場合によって…9月の好天な日に、機会が在れば「再挑戦」ということをしてしまわないとも限らない…

サハリン南西海岸を疾駆したボート:『サハリンの涯へ』ツアー(2017.08.19)

「この場所の名前は?」と問えば、船長は「カモイ」と応えた。「旧いアイヌの言葉で“カムイ”という、確か“神”を意味する言葉が在って、ロシア語では転訛してしまってカモイとなった訳だ…辺りは、古くはアイヌの村だったらしいが、樺太時代にも村が在った。今となってはその跡地だという場所に、石の基礎が視られるばかりなんだが…」と船長は言葉を継ぐ…

そんなカモイの浜は、サハリンの南西海岸を「サハリンの涯」たるクリリオン岬へ南下する途中の、クズネツォフ岬の脇に在る。同じツアーに参加した女性が「サハリンにも未だこんな所!」とか「私達だけ!」と率直に感嘆を漏らしていた…そんな場所だ…クリリオン岬を海上から眺め、再び北上して上陸した場所だ…

↓カモイの浜に、ボートが停泊している。
19-08-2017 (56)
↑船長が操縦席に陣取り、その脇の席に1人―私に割り当てられた場所…―、後部に4人と「6人で満員」の小舟だ…

「6人で満員」の小舟だが、「40ノットは出るさ…」と船長が言う高速艇である。小型高速艇に特有な「多少撥ねる」ような動きも見せながら進んだ…或いは“海釣り”では、この種の小型高速艇がよくとうじょうするのかもしれないのだが、私自身はこの種の船には「全く初めて」乗船した。気分は「“007”か何かのアクション映画」という具合だった…そして、クリリオン岬に向かって行く中で、何やらの無線交信の声が聞こえて「国境の海域を疾駆…」という状態が感じられ、興味深かった…

船長によると…嘗てこの種のボートは90万ルーブル台で入手出来た様子だが、最近は200万ルーブル位だという。これは“為替変動”によるものだ…このボートは、嘗て北海道の紋別で購われたモノとも聞いた…

こんな船で輝く海を駆け巡りながら視た光景…忘れ難い経験になった…