そうした例の一つとしてよく知られるモノであると思われるが「旧 北海道拓殖銀行豊原支店」が、「サハリン州美術館」として利用されている。
↓久し振りに入ってみた…

↑趣が在る館内の階段だ…
こういう具合に、館内の様子を写真撮影しようとするなら、入場料70ルーブルの他に100ルーブルを支払う…
↓この美術館では、最も広い展示室で“企画展”のようなことをするのが主要な展示という感じだ。それなりの頻度で内容を替えている。現在は『ロマノフ一門』という具合の題が冠せられ、歴代の皇帝や、「遠祖が帝室と共通」というようなことで特別な処遇が与えられた大貴族等の肖像画等のコレクションを展示していた…

↑階段を上がった、バルコニーの様になっている箇所から見渡してみた展示室の様子だ…
こういう様子は、日本国内でも時々視掛ける「1930年代辺りまでの会社等に利用されていた建物」に通じる感じだ。広い展示室になっている箇所…こういう場所にはカウンターでも据えられて、カウンターの奥に事務を執る人達のための場所が設えられ、人々が出入りして用事を足す場所が設定されている…バルコニー状になっている箇所には、この場所の責任者や幹部達が執務する場所、或いは来客とゆっくり話し合うような場所とされていたような感じだ…
↓広い展示室に下りて視た感じである…

『ロマノフ一門』という具合の企画展の他、館内では1940年代後半頃のサハリンの様子を伝える写真等も展示されていて、そちらも興味深く拝見した…
立寄り易い場所に在る施設だ…もう少し積極的に親しみたい感じもする…