サハリン州美術館の内部(2017.10.24)

サハリンに在る「樺太時代の建物」の中には、現在も利用されているモノが幾分見受けられる…

そうした例の一つとしてよく知られるモノであると思われるが「旧 北海道拓殖銀行豊原支店」が、「サハリン州美術館」として利用されている。

↓久し振りに入ってみた…
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↑趣が在る館内の階段だ…

こういう具合に、館内の様子を写真撮影しようとするなら、入場料70ルーブルの他に100ルーブルを支払う…

↓この美術館では、最も広い展示室で“企画展”のようなことをするのが主要な展示という感じだ。それなりの頻度で内容を替えている。現在は『ロマノフ一門』という具合の題が冠せられ、歴代の皇帝や、「遠祖が帝室と共通」というようなことで特別な処遇が与えられた大貴族等の肖像画等のコレクションを展示していた…
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↑階段を上がった、バルコニーの様になっている箇所から見渡してみた展示室の様子だ…

こういう様子は、日本国内でも時々視掛ける「1930年代辺りまでの会社等に利用されていた建物」に通じる感じだ。広い展示室になっている箇所…こういう場所にはカウンターでも据えられて、カウンターの奥に事務を執る人達のための場所が設えられ、人々が出入りして用事を足す場所が設定されている…バルコニー状になっている箇所には、この場所の責任者や幹部達が執務する場所、或いは来客とゆっくり話し合うような場所とされていたような感じだ…

↓広い展示室に下りて視た感じである…
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『ロマノフ一門』という具合の企画展の他、館内では1940年代後半頃のサハリンの様子を伝える写真等も展示されていて、そちらも興味深く拝見した…

立寄り易い場所に在る施設だ…もう少し積極的に親しみたい感じもする…

ロシア製の防寒ジャンパー(2017.10.24)

ユジノサハリンスクの地元の方達の服装を何となく観ていると…暖房も確り利いている屋内では軽めな服装で、戸外へ出歩く場面で上からそれなりに確りした防寒衣料を着ている…という具合に視える…

好天の日中は、「裏地が無い上着」でも抵抗感が薄いのだが、早朝等は「多分0℃を多少割り込んでいる?」という状態が見受けられるようになり、「裏地が在る上着」が欲しくなった…

↓3000ルーブルでコレを求めた!
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↑ロシア国内で製造されているモノであるという…Tシャツ類等を色々と求めていて、店の人達に覚えられているような感じの、サハリンスカヤ通の店で見付けて来た…

本来は、襟の部分にボアが付され、フードも付いているが、それらは「“厳冬期”に向け…」ということにし、画のような状態で使用し始めた。

軽くて暖かなジャンパーだが、ロシア国内では警察等の機関で採用されているような仕様の代物であるという…

今般は「シンプルな黒」のモノを入手したが、実は以前に「本当に警察の一部で採用されている迷彩カラー」のモノを同じ店で入手して、稚内でも愛用し続けていた…そういう経過が在るので、「防寒衣料はサハリンで仕入れて、それを愛用しよう」と以前から思っていた…

それにしても…“冬”の衣類が要る状態が始まった…

黄昏:レーニン広場(2017.10.23)

「暗くなる時間帯」というのは時季毎に変わるのだが、何となく「こういう空の具合なら〇時頃」というのが“感覚”の中に入り込むものである。が、最近はその“感覚”が「ややずれて戸惑う」程度に、夕刻の暗くなる時間帯が急速に早まっている…

↓午後7時頃の様子である…
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↑“感覚”として「午後7時は未だ明るい」とばかり思っているのだが…何時の間にかこんなに暗い感じに…

この場所での夕刻の写真撮影…信号待ちの車輛が通り過ぎた直後位を待って撮ると、こういう静かな趣になる…巨大なレーニン像の足元を静かに歩いている人影も、何となく好い…

この日は「雲が多い?」という感じだったが、夕刻辺りに西側に晴れ間が拡がり、何か「美しい夕焼け」という按配だった…