<サッポロファクトリー>のクリスマスツリー(2017.12.03)

嘗てビール工場だった場所を整備した商業施設の<サッポロファクトリー>も、オープン以来、何時の間にか長くなっているが、あそこには毎年のようにかなり大きなクリスマスツリーが登場する…

↓こういう具合のモノだ…
03-12-2017 Sapporo (1)
↑何処かに保管して在って、何年間か使用するのか?毎年用意しているのかは承知しない…話題になっているのを聞いた記憶もないのだが…

夕方になって灯りが入ると更に好い感じだが…朝からこの場所に出ていたので、そういう時間帯には居合わせなかった…

このクリスマスツリー…毎年12月25日の閉館時間の後、素早く片付けているようだ…年末にはこんなに大きなクリスマスツリーが跡形も無い…

「北海道庁旧本庁舎」(赤レンガ)(2017.12.03)

大通周辺から札幌駅辺りへゆっくり北上してみたが…

↓この建物に行き当たり、少し足を停めた…
03-12-2017 Sapporo (4)
↑カメラを持っていれば、何となく撮ってみたくなる…

↓建物の背後が西寄りになる…
03-12-2017 Sapporo (6)
↑早々と「半逆光」のようになる午後である…

通る旅に思うことだが…街の中に、こういう古い歴史を伝える、それなりに大きな建物がさり気なく残っているのは悪くないものだ…

Ёлка(ヨールカ):ユジノサハリンスクのレーニン広場(2017.12.05)

↓夕刻…大きなレーニン像が視える、ユジノサハリンスク市行政府本庁舎の前辺り…
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↑「レーニンが居ない?!何処へ行ったんだ?」と一瞬驚いた…

聳え立っているモノはЁлка(ヨールカ)である…

ヨールカというのは「小さなモミの木」というような意味だそうだ。切り出したモミの木に飾りを付け、そこに子ども達が集まって年末・年始の祝いをするということで、19世紀半ば頃に西欧に伝わったクリスマスツリーの風習の変形であるようだ。

「クリスマスツリーの変形らしい」ということで、外見もクリスマスツリー風なのだが、ヨールカは寧ろ「新年を迎える祝いのためのもの」ということで用意するのかもしれない。

画のヨールカの根元の側に「С Новым годом и Рождеством!」(ス ノーヴィム ゴーダム イ ラジヂェストヴォム)と文字が在る。これは「新年とクリスマスをお祝い申し上げます」という意味だ。

「新年とクリスマスをお祝い申し上げます」と言えば、「“クリスマス”は“新年”の前なので、言い方の順番が変?」と思えるかもしれないが、ロシア語ではこれが普通である。ロシアで多数派を占めるロシア正教では、教会の催事に関しては旧い暦を使用し続けていて、クリスマスは1月7日に祝う慣例だ。そこで「新年とクリスマスをお祝い」という言い方になる。

↓少しだけ角度を変えた画…レーニンは何処へも行っていない…何時もの場所で、ヨールカの陰になっている…
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↑レーニン像の大きさや、辺りの建物の感じから、ヨールカは15mから20m程度と見受けられる…

このヨールカ…何時の頃からか、こうやって12月前半には登場するようになったようだ…