<復活主教座聖堂>(2017.12.15)

↓12月13日の酷い雪の後、初めてこの教会の辺りを眺めた…
15-12-2017 morning (8)
↑未だ暗い午前8時前だ…教会の手前の庭が「雪原」のような様相である…

↓教会に近付いてみた…
15-12-2017 morning (10)
↑鐘楼に雪が付着し、独特な趣だ…

この種のロシア正教関係の建築は、雪が妙に似合う…

<サハリンロシア民俗楽合唱団>(Сахалинский Русский Народный Хор) 『50年記念公演』(2017.12.14)

稚内では、ロシアの伝統的な楽曲や新旧のポップスを演奏するユジノサハリンスクのグループである<ルースキー・テーレム>を毎年のように招聘して公演を催している。今や<ルースキー・テーレム>は、稚内では「地元の一寸したスター」であり、「憧れの歌のお姉さんがやって来る!」と公演を心待ちにしている子ども達まで見受けられて「ローカルアイドル」という存在感を示している。

その稚内では御馴染な<ルースキー・テーレム>の母体となっているのが、ユジノサハリンスクで永い活動歴を誇る文化団体の<サハリンロシア民俗楽合唱団>(Сахалинский Русский Народный Хор) である。<ルースキー・テーレム>は、大人数な合唱団に対して、「方々に出掛けて演奏活動等を行い易いユニット」として、合唱団の選抜メンバーで編成してみたのが起こりであるらしい…

その<サハリンロシア民俗楽合唱団>(Сахалинский Русский Народный Хор) は、ソ連時代の1967年、音楽教師として各地で活動し、同時に演奏家としても作曲家としても活躍したウラジーミル・ナウモフの肝煎でユジノサハリンスクに起こったグループである。今年は「50年」ということなので、記念公演が彼らの本拠地、ホームグランドとも言えるようなユジノサハリンスク市の施設、<文化センター“ローディナ”>で催された。稚内で馴染みな皆さんも出演するということで、一寸足を運んでみた…

↓総勢20名程度での合唱は、なかなかに迫力が在るもので、一寸圧倒された…
14-12-2017 ДК  (3)
↑ロシアでは“合唱文化”とでも云うような、「人の声での表現」の好い伝統が在ると思う…

公演は、「ファンタジーの世界」のような古い時代の村落で祭事が催され、近在の人達が集って歌っているというような演出で進行した…

↓マスゲームのような、面白い動きが入る曲も見受けられた…
14-12-2017 ДК  (8)

↓稚内では御馴染みな、バヤン奏者のアンドレイ・メリニチェンコによる独奏も披露された。
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↑この人の演奏…画になる…そして愉しく聴ける…

↓終盤には、稚内に何度も登場している<ルースキー・テーレム>参加の4人のヴォーカリストが前面に出る曲も在った…
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半世紀にも及ぶ伝統を背景にした活動に触れる機会…非常に好かった!!