サハリン州郷土博物館(2018.01.16)

↓屋外展示の大砲の向こうに建物…非常に気に入っている感じの眺めだ…
16-01-2018 (7)
↑木々が青々としていても、建物等が葉の陰になり…雪が深過ぎても、建物等が視えない…「何時でも視られそうで、意外にタイミングが大事」という感じが、何となく好い…

↓正面側に廻り込んでみた…
16-01-2018 (5)

夕刻の光加減の中に見える時間帯が、少し長くなって来たような気がする…

レーニン広場のヨールカ(2018.01.15)

↓夕刻に通り掛かると…未だヨールカが輝いていた…
15-01-2018 evening (2)
↑1月1日の「炎上」の前のヨールカはかなり大きかったが…こうやって、背後のレーニン像が微かに覗く程度が好ましく思う…

「何時まで輝いている?」と眺めていれば、脇を通り掛かった方もスマートフォンで写真を撮っていた…

輝くユジノサハリンスク市街を鳥瞰(2018.01.13)

好天に恵まれた休日だった。非常に冷えていた感でもあった…

やや遅めな昼食の後、スキー場の<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>(山の空気)へ足を運んでみた。単純にゴンドラで上に上がって、下りて来るということをやる訳だ…

↓頂上付近に到着した…
13-01-2018 evening (1)

↓少しの間視ていれば…一部の通の街灯が点り始めている…
13-01-2018 evening (4)

↓次第に灯りが増えて目立つようになる…
13-01-2018 evening (7)
↑空が「暗くなり切らない…」感じが存外に長く続いた…「宝石が拡がる」ような按配だ…

「強引にカメラを手持ちで撮影」という方法だったが…三脚に取り付けて、外気に触れるような按配で持っていれば、それだけでバッテリーが電圧を下げそうな低温だった…カメラを首から提げて懐に入れ、撮る時だけ出す…そんな按配にしていた…

好天の夕刻は、こういう様子を眺めるのが好いかもしれない…

交差点と歩道(2018.01.10)

↓手前にコムニスチーチェスキー通の「78番」という住所…奥にレーニン通の「171番」という住所…丁度、双方の通が交差する辺りだ…
10-01-2018 (6)
↑通行人が多い辺りではあるが…除雪が追い付いていない…延々と雪が続いたという状態が漸く落ち着いた辺りでの様子である…

僅かに人が踏み固めた跡が通り道のようになっている歩道だが、「落雪注意」と建物管理者が用意した看板だけが、積もった雪の上に並んでいる…何か妙な感じの眺めだ…

行き交う人々の中に“橇”…(2018.01.11)

↓早朝のコムニスチーチェスキー通である…
11-01-2018 morning (3)
↑こうやって歩道の除雪も為され、歩行者が荒天だった昨日よりも増えている…

「ベビーカーを押している」風な人が見えるが…車輪が在るべき部分が“橇”になっている…積雪期になって以降、時々視掛ける…

除雪が入っている…(2018.01.11)

↓早朝のチェーホフ通である…
11-01-2018 morning (2)
↑車道、更に歩道にも各々車輛が入って除雪作業が行われている…

1月9日夜から1月10日昼の荒天後、順次除雪が入り、「何となく安堵出来る感じ」が徐々に拡がっている…好いことだ…

埋まった…(2018.01.10)

↓昨日視掛けた…
10-01-2018 (9)
↑とりあえず、深い雪に埋まって、吹き付けた雪に覆われた車輛だ…

これは「不埒な置きっ放し」という車輛ではない。普通に毎日出入りしていて、大事に使われている車輛だ。1月9日の夕刻にでも、用事を終えた時点で駐車したのだと見受けられるが、夜からの激しい降雪、吹雪という状況でこういう羽目に陥ってしまった…

この場所で車を掘り出しても、外の通に通じている通路もまた積雪で塞がり、何やら「出口を喪った…」という状態だ…

↓一寸引いて視れば…「深く白い濁流に呑み込まれている」かのようだ…
10-01-2018 (7)

1月10日の昼頃に荒天が落ち着いたことを受け、車輛を出動させて辺りの雪を除けた。そんな中でこの車輛も無事に掘り出され、また普通に動き回ることが出来るようになった…

ATMを備えた銀行支店の入口(2018.01.10)

↓建物入口そのもの、手前の歩道が悉く降雪と吹き溜まりに閉ざされてしまった感…辛うじて脇から建物入口に近付くことが出来なくもない…
10-01-2018 morning (9)
↑入口辺りには24時間稼働のATMが在る…こんな状況でも中に入り込んで利用したと見受けられる方を視掛けた…

壁面には銀行での取扱いサービスの広告が在るが、吹き付ける雪によって白く塗潰されてしまっている…

<モスクワ銀行>なる銀行名が掲げられている。「大きな会社?」を思わせる名だが、「存外に小さな銀行…」とどなたかが仰っていたのを不意に思い出した…

吹雪で極端に「動き」は悪い…が、「それでも動く」のが「雪国の街」である…

視界不良…(2018.01.10)

↓「降る雪」と「地吹雪」とが交ざり合って訳が判らなくなる…
10-01-2018 morning (8)
↑「灯り」を頼りに、通る車輛との位置関係を顧慮し、「巧い地点」で何とか足を停めて様子を伺う…

些細なことが、随分と大袈裟になってしまうような感に苦笑する…あと少し進むと、進んでいるアムールスカヤ通がコムニスチーチェスキー通と交差する…

「幻」を思わせる…(2018.01.10)

「大袈裟な冒険」のように通に出る。歩道は埋まっていて、車道の脇などを慎重に歩く…自身以外の歩行者も、悉くそのようにしている。

車道を行き交う車輛は極端に少ない…車輛を駐車スペースから道路へ出すことが困難な事例が多いのだと見受けられる…

降雪は続き、他方に積雪が風に舞う…視界は好くない…

↓少し照明が強めな建物は…「幻」のようにも見える…
10-01-2018 morning (7)
↑歩いている人も見えるが、それさえも「実物」なのか「影」なのか、何となく判らなくなってしまいそうだった…

近くて遠い…(2018.01.10)

↓集合住宅の間…車輛の駐車等にも利用されている辺り…表の通への通路でもあるのだが…「膝まで」という次元の積雪に閉ざされてしまっている…
10-01-2018 morning (5)
↑「車輛を強引に動かしたらしい?」等の「とりあえず動けそう?」な側を想像して針路を拓く…「どうでもいい…」ような「その辺を歩くこと」が、「大袈裟な冒険」のようになってしまっている…

朝の未だ暗い間は「ホワイトアウト」な感じを免れるので、少し動き易い…少し離れた所に、何とか車輛を動かそうとしていると見受けられる灯りが…直ぐ近くの筈が…遠い…

吹雪…(2018.01.10)

前日以来の雪が、少々激しさを加えながら夜通し続いていた…時に強風も交じって、気温が下がって粒子が細かくなった雪が強風に舞う…吹雪だ…

↓吹雪の早朝…住まいの窓からの「見え方」が独特だ…
10-01-2018 morning (1)

↓雪が…濁流のように…
10-01-2018 morning (3)

12月にも「一晩中降り続いて…」という状況が在ったが、その時よりも状況は悪い…

サハリン州郷土博物館:休館日の夕刻:降雪中(2018.01.09)

日中から降雪の時間帯が存外に長く続き、そのまま夕刻へ…

↓前日が「休日の月曜日」で開館した関係で、火曜日に休館という博物館は、降り頻る雪の中でひっそりとしていた…
09-01-2018 (6)
↑「雪が降り続けている」という場面の空の感じ…暗い時間帯に入っても、何か独特な風情だ…

こういう雪の中を動き回ると、雪が湿っていて、かなり濡れる感じになる…

この後…雪は夜中に至っても降り続いている…

サハリン州郷土博物館:降雪中のライトアップ(2018.01.09)

↓正面ではなく脇の側から、独特な建物が屋外展示の大砲越しに視える辺りから眺めた…
09-01-2018 (9)
↑樹木等に湿った雪が付着する他方、降っている粒子がやや粗い雪が光を反射していて、独特な空気感が漂う…そこにライトアップが施された建物が、何か「幻」のようにも見える…

<Курица карри>(クーリッツァ・カーリ)(2018.01.08)

一度立ち寄って、「気に入ったから」と再訪する飲食店については、「最初に寄った時に気に入った料理」を立寄る都度に頼んで、勝手に「あの店はアレ」ということにしてしまうという傾向が自身には在るかもしれない…他方「何時も頼むモノ以外にどのような…」と何となくゆっくりとメニューを視るということも、時には試してみる…

何度か寄っている店でメニューを視て、見付けたのは<Курица карри>(クーリッツァ・カーリ)というモノ…

「карри」(カーリ)は、インド料理の店で視掛ける語であるが「カリー」、或いは「カレー」である。そして「курица」(クーリッツァ)は鶏肉、チキンだ。

ということは<Курица карри>(クーリッツァ・カーリ)というのは「チキンカレー」というように見受けられる…

「チキンカレー」!!「大いに期待!」ということになり、試しに御願いしてみた…

↓待つこと暫しで、こういう料理が出て来た。
08-01-2018 (9)
↑ユジノサハリンスクの店で多々見受けられる「付け合せのライス」というモノが添えられて出て来たのは、「言われてみれば“カレー”のようだ」という感じな鶏肉の料理である。

「付け合せのライス」というモノが添えられて登場した体裁は、“カレーライス”的なイメージを少し離れた感じになってしまっていると思う。これは「肉料理」と認識すべきだと思う。

料理は少し味の付いた鶏肉を焼いたモノを、若干の野菜が入ったカレー味ベースのソースに絡めたようなモノである。ハッキリと辛いでもない、「欧州辺りで言うカレー風味?」という味わいだ。何となく「昔風でマイルドなカレー」という感じもする。意外と「和食的アレンジ?」という感じがしないでもなかった…不思議だ…

“字面”としては「チキンカレー」だが、内容としては「カレー風味ソースのチキン炒め」という感であろうか。「何か不思議な味わい?」と考えながら突いて、あっという間に平らげてしまった。

この種の意外な感じのモノには、マダマダ出会う余地が在りそうだ。

N.V.ルダノフスキー胸像(2018.01.04)

クルーゼンシュテルンの胸像が在る辺りから、サハリンスカヤ通を西へ少し進み、レーニン通との交差点の手前に至ると、また広場が在る…

↓やや厳めしい感じの顔をしているルダノフスキー胸像が在る…
04-01-2018 (31)

↓ルダノフスキーはネヴェリスコイ麾下の士官で、実際にサハリン南部各地を巡って、地図の作成や現地視察とその詳細な報告を手掛けたという人物である…
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胸像を視る都度、「もう少し、活躍が知られても善い感じの人物?」と思う…久し振りに、冬の好天の下で胸像を視た…

クルーゼンシュテルンの胸像(2018.01.04)

スキー場から冬のユジノサハリンスク市街を鳥瞰した後、麓のパベーダ広場のバス停に至った…

ランチを愉しもうとしているエリアへ移動するバスを待ちながら、何となく「過去に訪ねた地域で、高い場所からの眺望が好かった場所」を幾分思い出して、どういう脈絡か、想いが“長崎”に至った。「稲佐山の眺望」というやつだ…

バスに乗って、見慣れたユジノサハリンスク市内の様子を眺めながら、長崎のことを思い出していたが…「長崎に足跡を記したロシア人」ということで、かの「ニコライ・レザノフの一行」というのを不意に思い出した。

ニコライ・レザノフ…1804年にロシアの使節として長崎へ至り、日本との通商関係樹立を目指して交渉に臨もうとしたものの巧く事が運ばなかった経過が在った人物だ。長崎から去る際、「皇帝陛下の親書を携えた、帝国の正式の使節である自身が、随分と無礼な扱いを…」と憤っていた面も在ったというが、それを“忖度”した一部の部下が日本の村落を襲撃という騒ぎを起こしてしまっている…

レザノフは官人、或いはビジネスマンで、長崎に至った一行を代表する立場であったが、長い航海の指揮を執っていたのは彼ではない。海軍の名高い航海家であったクルーゼンシュテルンが船の指揮を執っていたという…

不意に「クルーゼンシュテルンの胸像!」と思い出した。サハリンスカヤ通にバスが差し掛かり「次の次の停留所だった…」と思い出し、下車した…

↓久し振りにゆっくりと胸像を眺めた…
04-01-2018 (30)
↑辺りは雪が深かったが、胸像の周囲や通路は除雪が施され、帆船をイメージしたイルミネーションが据えられている様子だった…

こういうようなモノ…不意に眺めてみたくなる…

「戌年に因む」ということでもないが…喜ばれた「稚内土産」…(2018.01.03)

どういうものか、サハリンでは、或いはロシアでは“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)=“戌年”が意識されているらしい…

「犬」と言えば、稚内には「南極のタロとジロ」の物語が伝わり、その「最も有名な稚内産れの犬」を模った土産のグッズ等も見受けられる…

↓そういう「南極のタロとジロ」のグッズを稚内から持って来て、何かの折の土産に使おうとしていたのだった…
03-01-2018 (3)

実は…これが残ってしまっていたので、「新年の贈り物」として先日在った友人に贈ったのだが…凄く喜んでくれた。贈った際には…「戌年のグッズ…」と出してから「南極のタロとジロ」の物語を御紹介したのだった…

今年に関しては、「稚内土産」としてこの種の「南極のタロとジロ」のグッズが好いかもしれない…

“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)=“戌年”が意識されている?(2018.01.03)

↓サハリン州政府本庁舎の脇だ…輝くヨールカが広場に視えているが、それを背景に州政府の広報に用いられている看板が据えられている…
03-01-2018 (8)
↑看板には「来る新年とクリスマスのお祝いを申し上げます」という、多用される挨拶言葉と「2018」をデザインしたロゴが描かれている…至って“普通”だ…

これに注目して写真を撮ったのは、「2018」の「0」に相当する部分だ…年末年始の飾り付けがなされた中で愉しそうに駆けている犬が描かれているのだ…

犬?“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)=「犬の年」という表現をよく耳にした。或いは耳にする…

ロシアでは、何か干支が意識されていると見受けられる。今季は犬のグッズが色々と見受けられ、写真の看板のように、年末年始関係のイラストに居ぬが採り入れられていたりもする。年末年始の「暇ネタ?」的なニュースでも、何やら犬の話題が在ったりした…

実は年末年始にロシア国内に在るというのは2回目だが…随分と古い話しになった初めての時にも、この“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)というような表現が耳目に触れて、多少驚いたものだった…

年末年始に国外に在った例を思い出すと、旅行先のドイツや米国に在ったということが在った。彼の地では、特段に干支を意識した何かが耳目に触れた記憶は薄弱だ…

干支を意識するロシア?何となく不思議だ…

それにしても、犬と言えば、ロシアではかの大統領も愛犬家で、日本の秋田県知事が贈ったという秋田犬を酷く可愛がってくれているという話しが知られている…その大統領から一般の人まで、犬を飼っている方が多いような気がするロシアだが…一説にロシアで最もポピュラーなペットは猫であるとも聞く…

どうでもいいが、隣国である日本とロシアで共に“戌年”と意識しているのは面白い…

一杯の珈琲…(2017.01.04)

スキー場の頂上部にゴンドラで上がり、冬のユジノサハリンスク市街を鳥瞰した…

恐らく氷点下9℃程度だったと思う…好天で心地好い感じではあったが、時々抜ける風が非常に冷たかった…

↓飲物や軽食を頂くことが出来るカフェが頂上部で営業しているので、入って少し休んだ…
04-01-2018 (19)
↑「アメリカーノ」と呼ばれる「普通の珈琲」を砂糖無しのブラックで…130ルーブル…

屋根が在って、暖房も少し効いているので、確り被っていた防寒帽子を脱ぎ、珈琲を啜った。ユジノサハリンスク市内の方々で売られている珈琲と比べて、何か特別なものが在るでもないのだが…冷えた空気に晒されていた後に頂く珈琲が、殊更に美味かった…

冬のユジノサハリンスク市街を鳥瞰(2018.01.04)

<ゴールヌィー・ヴォーズドゥフ>(山の空気)と呼ばれるスキー場だが…スキーやスノーボードをするのでもなく、「一寸ゴンドラで上に上がって、街の景色を眺めたい…」という利用の仕方も可能であるということが、実際に立寄ってみて判った…

往路は、スキーやスノーボードをする人達の中に、やや場違いな普段の街での服装のまま紛れ込んで上がって行くことになる。復路は、ゴンドラで下りる人は“超少数派”なので、“貸切”なゴンドラに乗ることになる。

↓素晴らしい晴天に恵まれ、「白い街」という感な雪が被っている街の眺望がが、更に街の西側の雪を被った山地の眺望が拡がる…
04-01-2018 (23)
↑氷点下9℃程度だったと思う…時々、風が抜けて寒さがキツくなったが…実に気持ちが好い眺望だった…

↓頂上へは2本のゴンドラを乗り継ぐ方式で上がる。その乗継の場所で、復路に様子を視た…
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↑街の見え方が一味違うが…この低いエリアは、子ども達やスキーやスノボードの初心者が多く集まって愉しんでいる様子だった…

「好天の日の楽しみ」を一つ新たに見付けたような感でもあるが…積雪地域の景色は、冬こそが「らしい!」と改めて思った…

ロシア製の防寒帽子(2018.01.03)

↓こんなモノを入手して、早速に愛用し始めた…
my new hat - 03-01-2018 (1)
↑かなり昔の航空機搭乗員が被っていた、「上空の寒さに備えた防寒飛行帽」というような外観だが…ユジノサハリンスクの街でも、意外に着用している人を視掛けるタイプの防寒帽子だ…(最も多く視掛けるのは各種のニット帽だが…)

↓スウェード素材で頭に密着する“ヘルメット”のような型が造られて、裏地は温かい素材が縫い込まれている…
my new hat - 03-01-2018 (4)
↑外でこれを被ると、温かい素材に頭全般が綺麗に包まれれ、耳も覆われるので「全然寒くない…」という感じだ…

↓後ろにバンドが付いていて、サイズを或る程度調整出来る…
my new hat - 03-01-2018 (2)
↑求めた店でサイズを「58-60」と聞き、「小さいかもしれない?」と思ったが、そうでもない…造りはやや大き目なようで、私の「無駄に大きいかもしれない頭」でも丁度好い感じになった…

↓こういう具合に一寸畳んで、少し大き目なバッグ等に収めるということも出来なくはない…
my new hat - 03-01-2018 (3)

色々と衣類等を求めている、時々利用する店に寄れば「新年おめでとうございます」と顔馴染みな店員さん達に迎えて頂いたが…街で視掛けて「あのタイプなら、片手で楽に着脱が可能で、ビックリする位に温かそう…」と思っていた帽子を見付けて、サイズの相談をして試着した上で、1700ルーブルのこれを入手した…「頂く」のも「あげる」のも縁遠いが、何となく“お年玉”が思いも掛けずに手元にやって来たような気分だ…(御代は自身の小遣いで支払っている訳だが…)

少し前、用務でサハリンを訪れた方が言っていた。「空港に着いて程無く、迎えに来てくれた知人から“帽子被っていない??”と“好くない…”というニュアンスで問われた」とである。「冬に帽子」というのは、ロシアでは「DNA―最近よく視るロシアの刑事ドラマ頻出するのだが、ロシア語ではDNAのことを「ДНК」(デー・エヌ・カー)と言うようだ…―に刻まれたかのような必須の慣例」なのかもしれない…

無理に戸外へ出る必要も無い場合、酷く寒い日には屋内でじっとしていれば好いのかもしれないが…そういうことばかりも出来ない…この「ビックリする程度に温かいロシア製の防寒帽子」は、これからの時季の強い味方になってくれそうだ…

“シャンパンスカヤ”??(2017.12.31)

↓「ロシアの流儀」では、新年を迎える場面でこれを開栓するのが「定番!」ということで、とりあえず確りと用意していた…
for New Year... 31-12-2017 (2)
↑やや硬めに言えば「発泡性葡萄酒」ということになるが、所謂「スパークリングワイン」の独特なボトルである…ラベルがロシア語だ…

↓「Российское Шампанское」(ラッシースカヤ・シャンパンスカヤ)とラベルに在る。
for New Year... 31-12-2017 (4)
↑「ロシアのシャンパン」ということなのかと読んだが、何となく落ち着かない…

「Шампанское」(シャンパンスカヤ)は“シャンパーニュ”(Champagne)というフランスの地方名を示す用語で、「シャンパーニュのスパークリングワイン」を指し示す呼称の<シャンパン>というのは、<世界貿易機関>(WTO)の『知的所有権の貿易関連の側面に関する協定』の「地理的表示」という規定で保護されている商標で、濫りに使うべきではないモノの筈だ。それが何となく、否、大胆にボトルのラベルに使われていて、そこに「ロシアの」という形容詞まで付いている…

ロシア語で「スパークリングワイン」というのはигристое вино(イグリーストエ・ヴィノー)と言うらしい。「らしい」としたが、実を言えば誰かが「игристое вино(イグリーストエ・ヴィノー)」と口にしたのを、耳にした記憶が無い。もしかすると、誰かに向かって言っても、「何ですか??」と訝しがられるかもしれない。誰もが「シャンパンスカヤ」と言っていて、何か「スパークリングワイン」を指し示す“一般名詞”のようにその語が使われている感だ…

何か、愉しく飲めば事足りる飲物を捉まえてゴチャゴチャとした話しになったが…<Российское Шампанское>(ラッシースカヤ・シャンパンスカヤ)を年明けに開栓して飲んでみたところ、スッキリと軽い感じで飲み易いスパークリングワインだった…