
↑かなり昔の航空機搭乗員が被っていた、「上空の寒さに備えた防寒飛行帽」というような外観だが…ユジノサハリンスクの街でも、意外に着用している人を視掛けるタイプの防寒帽子だ…(最も多く視掛けるのは各種のニット帽だが…)
↓スウェード素材で頭に密着する“ヘルメット”のような型が造られて、裏地は温かい素材が縫い込まれている…

↑外でこれを被ると、温かい素材に頭全般が綺麗に包まれれ、耳も覆われるので「全然寒くない…」という感じだ…
↓後ろにバンドが付いていて、サイズを或る程度調整出来る…

↑求めた店でサイズを「58-60」と聞き、「小さいかもしれない?」と思ったが、そうでもない…造りはやや大き目なようで、私の「無駄に大きいかもしれない頭」でも丁度好い感じになった…
↓こういう具合に一寸畳んで、少し大き目なバッグ等に収めるということも出来なくはない…

色々と衣類等を求めている、時々利用する店に寄れば「新年おめでとうございます」と顔馴染みな店員さん達に迎えて頂いたが…街で視掛けて「あのタイプなら、片手で楽に着脱が可能で、ビックリする位に温かそう…」と思っていた帽子を見付けて、サイズの相談をして試着した上で、1700ルーブルのこれを入手した…「頂く」のも「あげる」のも縁遠いが、何となく“お年玉”が思いも掛けずに手元にやって来たような気分だ…(御代は自身の小遣いで支払っている訳だが…)
少し前、用務でサハリンを訪れた方が言っていた。「空港に着いて程無く、迎えに来てくれた知人から“帽子被っていない??”と“好くない…”というニュアンスで問われた」とである。「冬に帽子」というのは、ロシアでは「DNA―最近よく視るロシアの刑事ドラマ頻出するのだが、ロシア語ではDNAのことを「ДНК」(デー・エヌ・カー)と言うようだ…―に刻まれたかのような必須の慣例」なのかもしれない…
無理に戸外へ出る必要も無い場合、酷く寒い日には屋内でじっとしていれば好いのかもしれないが…そういうことばかりも出来ない…この「ビックリする程度に温かいロシア製の防寒帽子」は、これからの時季の強い味方になってくれそうだ…