N.V.ルダノフスキー胸像(2018.01.04)

クルーゼンシュテルンの胸像が在る辺りから、サハリンスカヤ通を西へ少し進み、レーニン通との交差点の手前に至ると、また広場が在る…

↓やや厳めしい感じの顔をしているルダノフスキー胸像が在る…
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↓ルダノフスキーはネヴェリスコイ麾下の士官で、実際にサハリン南部各地を巡って、地図の作成や現地視察とその詳細な報告を手掛けたという人物である…
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胸像を視る都度、「もう少し、活躍が知られても善い感じの人物?」と思う…久し振りに、冬の好天の下で胸像を視た…

クルーゼンシュテルンの胸像(2018.01.04)

スキー場から冬のユジノサハリンスク市街を鳥瞰した後、麓のパベーダ広場のバス停に至った…

ランチを愉しもうとしているエリアへ移動するバスを待ちながら、何となく「過去に訪ねた地域で、高い場所からの眺望が好かった場所」を幾分思い出して、どういう脈絡か、想いが“長崎”に至った。「稲佐山の眺望」というやつだ…

バスに乗って、見慣れたユジノサハリンスク市内の様子を眺めながら、長崎のことを思い出していたが…「長崎に足跡を記したロシア人」ということで、かの「ニコライ・レザノフの一行」というのを不意に思い出した。

ニコライ・レザノフ…1804年にロシアの使節として長崎へ至り、日本との通商関係樹立を目指して交渉に臨もうとしたものの巧く事が運ばなかった経過が在った人物だ。長崎から去る際、「皇帝陛下の親書を携えた、帝国の正式の使節である自身が、随分と無礼な扱いを…」と憤っていた面も在ったというが、それを“忖度”した一部の部下が日本の村落を襲撃という騒ぎを起こしてしまっている…

レザノフは官人、或いはビジネスマンで、長崎に至った一行を代表する立場であったが、長い航海の指揮を執っていたのは彼ではない。海軍の名高い航海家であったクルーゼンシュテルンが船の指揮を執っていたという…

不意に「クルーゼンシュテルンの胸像!」と思い出した。サハリンスカヤ通にバスが差し掛かり「次の次の停留所だった…」と思い出し、下車した…

↓久し振りにゆっくりと胸像を眺めた…
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↑辺りは雪が深かったが、胸像の周囲や通路は除雪が施され、帆船をイメージしたイルミネーションが据えられている様子だった…

こういうようなモノ…不意に眺めてみたくなる…

「戌年に因む」ということでもないが…喜ばれた「稚内土産」…(2018.01.03)

どういうものか、サハリンでは、或いはロシアでは“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)=“戌年”が意識されているらしい…

「犬」と言えば、稚内には「南極のタロとジロ」の物語が伝わり、その「最も有名な稚内産れの犬」を模った土産のグッズ等も見受けられる…

↓そういう「南極のタロとジロ」のグッズを稚内から持って来て、何かの折の土産に使おうとしていたのだった…
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実は…これが残ってしまっていたので、「新年の贈り物」として先日在った友人に贈ったのだが…凄く喜んでくれた。贈った際には…「戌年のグッズ…」と出してから「南極のタロとジロ」の物語を御紹介したのだった…

今年に関しては、「稚内土産」としてこの種の「南極のタロとジロ」のグッズが好いかもしれない…

“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)=“戌年”が意識されている?(2018.01.03)

↓サハリン州政府本庁舎の脇だ…輝くヨールカが広場に視えているが、それを背景に州政府の広報に用いられている看板が据えられている…
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↑看板には「来る新年とクリスマスのお祝いを申し上げます」という、多用される挨拶言葉と「2018」をデザインしたロゴが描かれている…至って“普通”だ…

これに注目して写真を撮ったのは、「2018」の「0」に相当する部分だ…年末年始の飾り付けがなされた中で愉しそうに駆けている犬が描かれているのだ…

犬?“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)=「犬の年」という表現をよく耳にした。或いは耳にする…

ロシアでは、何か干支が意識されていると見受けられる。今季は犬のグッズが色々と見受けられ、写真の看板のように、年末年始関係のイラストに居ぬが採り入れられていたりもする。年末年始の「暇ネタ?」的なニュースでも、何やら犬の話題が在ったりした…

実は年末年始にロシア国内に在るというのは2回目だが…随分と古い話しになった初めての時にも、この“Год Собаки”(ゴード・サバーキ)というような表現が耳目に触れて、多少驚いたものだった…

年末年始に国外に在った例を思い出すと、旅行先のドイツや米国に在ったということが在った。彼の地では、特段に干支を意識した何かが耳目に触れた記憶は薄弱だ…

干支を意識するロシア?何となく不思議だ…

それにしても、犬と言えば、ロシアではかの大統領も愛犬家で、日本の秋田県知事が贈ったという秋田犬を酷く可愛がってくれているという話しが知られている…その大統領から一般の人まで、犬を飼っている方が多いような気がするロシアだが…一説にロシアで最もポピュラーなペットは猫であるとも聞く…

どうでもいいが、隣国である日本とロシアで共に“戌年”と意識しているのは面白い…

一杯の珈琲…(2017.01.04)

スキー場の頂上部にゴンドラで上がり、冬のユジノサハリンスク市街を鳥瞰した…

恐らく氷点下9℃程度だったと思う…好天で心地好い感じではあったが、時々抜ける風が非常に冷たかった…

↓飲物や軽食を頂くことが出来るカフェが頂上部で営業しているので、入って少し休んだ…
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↑「アメリカーノ」と呼ばれる「普通の珈琲」を砂糖無しのブラックで…130ルーブル…

屋根が在って、暖房も少し効いているので、確り被っていた防寒帽子を脱ぎ、珈琲を啜った。ユジノサハリンスク市内の方々で売られている珈琲と比べて、何か特別なものが在るでもないのだが…冷えた空気に晒されていた後に頂く珈琲が、殊更に美味かった…