新作劇『犬の心臓』(Собачье Сердце)のパンフレットとチケット(2018.03.30)

↓劇場で芝居を愉しみ、夕食を摂って帰宅…持ち帰ったパンフレットとチケットの半券を広げて、何となく写真に収めてみた…折り畳み式の、凝った美術のパンフレットだ…チケットは1400ルーブルだった…
from the theatre on 30-03-2018 (1)
↑3月24・25日に初めての公演が催されたばかりの「新作!」な芝居である…非常に愉しく観た!

<チェーホフセンター>での新作劇だが…通常な型で、ホールに観客が入ってステージで劇が演じられるのではなく…ステージのホール寄り辺りに、階段状に椅子を配した100席余りと見受けられた特設席を設ける方式の上演だった…随分以前にも、こういうような「ステージ上に少数の客席を設えて上演」というやり方を見た記憶が在るが、今般はかなり久し振りにこの方式の上演を観た…

何やら「前売り券?無い…」という感じで、「当日に窓口で…」というような話しになり、当日に足を運んで券を入手ということになった…席の指定は無く、“自由席”という次第…運好く最前列の端に陣取った。端の席でも、普段の大きなホール程に幅が在るでもないスペースなので、非常に好かった!演者が語気を荒げて話すような場面では「唾が多少散るのが視えるような…」という距離感だった…

『犬の心臓』(Собачье Сердце)は、ブルガーコフの小説である…これをベースに脚本を起こしての演劇化である…小説の粗筋に依拠しながら、独特の「大人向けな芝居」として、なかなか独特なパフォーマンスがステージ上で展開していた…「+18」と「18歳以上の鑑賞」という指定になっている芝居だ…

ブルガーコフの作品の中、『犬の心臓』(Собачье Сердце)は比較的よく知られている作品であると見受けられる…1920年代のモスクワを舞台とする小説なのだが、何処か「SF!」という設定が入り、同時に当時の世相を反映して、少なからぬ皮肉も込められたような、独特な雰囲気が在る作品だ。ブルガーコフは、医学部に学んだ経過が在り、そのためか「科学」を作中に容れた、現代で言う「SF!」な作品が幾分在るようだ…

フィリップ・プレオブラジェンスキー教授は、犬に手術を施して実験を行う…その結果、犬が人間のようになって行くのだが…教授が犬に着けた“シャリク”という名を転訛して、「人間化」してしまった犬は“シャリコフ”という、何となくロシア語に在りそうな姓を名乗り、教授を苛立たせる粗野な言動を見せるようになって行く。そして…という物語だ。

新作劇…限られたスペースで、抽象的な見せ方で小説を原案とする世界観を判り易く、同時に「やや意表を突く見せ方」で魅せてくれた…何か非常に「現代的な見せ方」と、感心していた…何か「怪物染みた存在」になって行く“シャリコフ”だが、何処か「哀愁…」も在る…

<チェーホフセンター>で芝居を愉しむ週末の夕べ…非常に好い!!

<大阪近鉄バファローズ>のキャップ(2018.02.24)

↓こういうキャップを入手してしまった…
goods from the trip on 24-02-2018 (4)
↑“合併”という事情で姿を消してしまったプロ野球チームのキャップである…

永く<近鉄バファローズ>として知られ、<大阪近鉄バファローズ>を名乗った期間は短い…近鉄の“バファロー”のマークは、少し歴史が在るらしい…

想い起すと…小学生の頃、<近鉄バファローズ>に関して然程知らなかった他方、「マークが好い!」と“バファロー”のマークが入ったキャップを愛用していた時期が在った…

<大阪近鉄バファローズ>を名乗った頃に、この“バファロー”のマークが入ったキャップを敢えて入手しようとはしなかったが…“合併”という事情でチームが姿を消してしまって、グッズが入手し悪くなって暫らく経つと「あのキャップ…何となく好いなぁ…」と酷く気になっていたのだ…

阪急の神戸三宮駅の傍に、プロ野球の<オリックス・バファローズ>のファンショップが在って、球団の歴史としては“傍系”という位置になってしまうらしいものの、<大阪近鉄バファローズ>関係のグッズも販売されていた。そこでこの画のキャップを見付けた!

思わずこのキャップを入手し、神戸から稚内へ持ち帰り、その後はユジノサハリンスクにも持ち込んだ…これも、何となく楽しかった神戸滞在の想い出と共に在るキャップということになるのだが、大事に愛用し続けたい…
posted by Charlie at 04:27Comment(0)兵庫県