新旧の海軍艦艇が視える海岸:ウラジオストク(2018.04.15)

ウラジオストクを訪ねたなら、海岸の緑地に展示された「ホンモノの第2次大戦期に稼働した潜水艦」というモノが視たかった。そんな願いを果たし、辺りをまた歩き始めた…

↓こういう光景に出くわす…
Vladivostok on 15-04-2018 (22)
↑手前は“記念艦”…相当古い代物だ…そして画の右側に“現役”のロシア海軍艦艇が一塊になっている…

↓角度を変えると、<黄金橋>が背景になっている“記念艦”は…<クラースヌィー・ヴィンペル>(Красный Вымпел)という名で、1910年に進水した船で、「草創期の赤軍=ソ連軍」で運用されたような船だ…
Vladivostok on 15-04-2018 (18)
↑残念ながら、中の見学はオープンしていなかった…

で…考えてみると…“記念艦”の背後の巨大な橋は、船とは「100歳余りの差」ということになる…

↓今度は“現役”の一群に眼を向けた…
Vladivostok on 15-04-2018 (20)
↑“356”という番号の船の奥に、小型の船が脇に停泊している大きな艦が視える…「艦対艦ミサイル発射筒」が多数積載されて、何やら物々しい…

この物々しい艦…“011”という番号が視えたが…<ヴァリャーグ>(Варяг)という「ミサイル巡洋艦」であると見受けられる…全長が192mで、全幅が20mという大型の艦である…

<ヴァリャーグ>(Варяг)は1983年に進水し、1989年に竣工している。ソ連時代、この艦は<チルヴォーナ・ウクライーナ>(Червона Украина)という名だった。「赤いウクライナ」という意味ということだ…1990年代の情勢変化を踏まえ、1995年に現行の<ヴァリャーグ>(Варяг)に改名されている。因みに、日露戦争の時代にも同名の艦が在って、勇戦した経過が在る…

この<ヴァリャーグ>(Варяг)…ロシア海軍の太平洋艦隊の旗艦なのだそうだ…そんな訳で「司令本部に近い場所」に停泊している場合が多く、海岸を歩いていると視えることも在るという訳だ…

こういう具合に、「本当に新旧」な海軍艦艇が視えるウラジオストク…「海軍の街」という貌が覗く…

<PIRATE COFFEE>(パイレーツコーヒー)(2018.04.14)

↓アメリカンコミックのような、昔のアニメのような、「女性の海賊船長」という風なキャラクターがカップに刷り込まれている…
Vladivostok 14-04-2018 (75)
↑こういう具合にカップで珈琲を供する店は多々在ったが、<PIRATE COFFEE>(パイレーツコーヒー)は他所よりやや安価だった…

チェーン展開していて、幾つか店が在るらしいが、視掛けて立寄ったのは、アレウツカヤ通に在った非常に小さな店―テーブルが3つ、狭いスペースに在って、奥の小さなカウンターで珈琲を淹れていた…半ば“スタンド”のような感じ…―だった…

壁の中の街…(2018.04.25)

↓硝子貼りな壁面に…向かい側の建物が綺麗に映り込み、硝子貼り壁面自体も指し込む朝陽の光に輝いている…
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↓少し退くと、別な壁面には別な方向の建物が綺麗に映り込んでいる…
25-04-2018 morning (2)

何か「鏡の中で世界が無限に拡がる…」という“ファンタジック”なことを想ってしまった…

特段に注目する程の何かというのでもない、殆ど毎日のように通り掛かる辺りの建物の壁なのだが…

A.S.プーシキン像:ウラジオストク(2018.04.14)

↓思索に耽って静かに佇む…そういう風情の像だと思った…
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↑ウラジオストクのプーシキン通、<プーシキン劇場>というホールが在り、その辺りに佇む像だ…

雨が交じる中、時々「霙?」という感にもなったが…このプーシキン像の前辺りでは、「霙?」という状況になった…或いは、こういう霙のような感じも交じる降雨は、「晩秋まで…」ということになるのだろうか?

<軍事功労都市>のモニュメントから(2018.04.14)

↓日露戦争の20世紀初め頃と見受けられる軍艦と提督のレリーフ…何か目を奪われた…
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特段に説明などが掲出されているのでもないが、辺りに「海軍の歴史」のようなテーマの、こういうレリーフが飾られている一画に行き当たった…

↓<軍事功労都市>ということに関しては、「2010年11月4日付 大統領令」によるということで、その文書の内容を刻んだプレートが在った…
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「海軍と共に歩んでいる街」というのも、ウラジオストクの貌の一つだ…街では、何となく「黒い制服」を時々視掛けた。海軍、或いは海軍系の教育機関の制服である…

早朝の海岸近辺:ウラジオストク(2018.04.15)

↓海岸に近い辺りの建物だ…
Vladivostok on 15-04-2018 (13)
↑高層建築と、中低層建築とが適当に交じり合って並んでいる…

何処となく…「オランダのロッテルダム?」というようなことを思った…“欧州”という感じがする流儀のデザインだ…

早朝に外に出た当初、降雨は無かったが…次第に雨が交じって来た中、半ば迷いながら、やや大回りして宿へ引揚げた時に視た光景である…

アレウツカヤ通:雨交じりな午後(2018.04.14)

↓ウラジオストク都心部の交通量が多い通である…
Vladivostok 14-04-2018 (82)
↑直進すると駅前、左折するとセミョーノフスカヤ通に入る旨、画の右寄りに看板が出ている…「↑」が入った、何やら複雑な信号機も動いている…

この辺りで足を停めたのは、雨交じりで薄暗い感じもする中、スクリーンを使った広告看板が酷く眩しい感じがしたからだった…

ウラジオストクは主な通に車輛が溢れるばかりに行き交い、華々しい広告が眩しい…とりあえずそういうように感じられた場所だった…