戦車…:「5月9日」向けの展示準備(2018.05.08)

近所のカフェで軽食を摂ろうと外に出て…「夕焼けの光が何となく好い…」とレーニン広場側を通ろうとしたのだが…

↓戦車だ…
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↑何れも現役の車輛と見受けられる…

明日、「5月9日」は対独戦終戦の日であり、パレードが行われる他に軍関係の展示等も催される…その準備が進められていた訳だ…

通り掛かる人達も、「明日の催事?」と眺めていた…そして記念写真を撮る人も多く見受けられた…私も何となく戦車を写真に収めた…

「画になる!」と思ったのは…

↓主力戦車と…
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↓対空戦車だった…
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↓そのうち、陽が落ちてしまった少し後に灯りが点いた…
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↑何となく不思議な光景だ…

この後、カフェで軽食を摂った後に再度近くを通ったが…恐らく、よじ登るとか、その他不埒な振舞いに及ぶ人が出た場合に制止するためと思われるが、関係者と見受けられる人達が何人か辺りに佇んで様子を見守っていた…その脇で、何やら記念写真を撮る人達も見受けられた…

街の中にこんなモノが並ぶ…「この時季のロシア」という感の光景だ…

<カチューシャ>を搭載した<ZiS 151>:アンティークカー&オートバイ館 <アフトモトスタリーナ>(2018.05.05)

ウラジオストクに「サハリンスカヤ通」という場所が在る。ウラジオストクの鉄道駅辺りから、運行系統31番のバスに乗車して二十数分という場所である…

この「サハリンスカヤ通」…何となく親しみが沸く通の名ではあるものの、特別な場所という程のことも無いようだ…しかし!!ウラジオストクで唯一残っている路面電車の起点・終点になっているということが在る…それに加えて…古い車輛の展示館が在る…

↓その展示館の入口で、いきなりこういうモノに出くわす…
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↑第2次大戦期のソ連軍が用いた<カチューシャ>と呼び習わされた、ロケット弾発射器を搭載したトラックである…

第2次大戦期にソ連軍が用いたロケット弾発射器は大きく2種類在って、ここで展示されているのは<BM-13>という、より大きなロケットを載せて打ち出すモノである。トラックにこの発射器を載せ、ロケット弾を装填して“目標”に撃ち込む…“目標”と言っても、精確に狙いを定めるのでもない代物だ…敵軍の将兵等が集結している場所等の「辺り」に大量に撃ち込むというのが専らだったという…

第2次大戦の何年か後まで、第2次大戦期に用いた<カチューシャ>はソ連軍の装備だったようだ…トラックは1951年の車輛らしい…

展示館は<アフトモトスタリーナ>と称している。館名の英訳等も参照して、とりあえず「アンティークカー&オートバイ館 <アフトモトスタリーナ>」とでも呼ぶこととしたい…色々と、興味深い車輛が展示されている場所である…

灯りに輝く…:<黄金橋>(Золотой мост)(ザラトイ モスト)(2018.05.04)

巨大な橋梁が視える高台から、海岸部に拡がる古くからの市街ということになるスヴェトランスカヤ通辺りを目指して下り始めた…

↓下り坂を歩む中、次第に「暗さ」が増し、「灯りの輝き」が目立つようになって来た…
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↑橋そのものも灯りに輝く感だが、港や街は灯りの中にやや沈み込んだ感じである…

こうやって一日が暮れ…また夜が明ける…

灯り…:<黄金橋>(Золотой мост)(ザラトイ モスト)(2018.05.04)

高台の空気が若干冷涼であった中…次第に手が冷たくなって来た…

↓「そろそろ引揚げようか…」と思い始めた頃、巨大な橋梁を行き交う車輛の灯り、そして港や市街の方々の灯りが目立つようになり始めた…
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こういう様子を視ると、時々思う…「灯りの数だけ“物語”が在るのかもしれない…」というようなことだ…

夕陽の光に輝く…:<黄金橋>(Золотой мост)(ザラトイ モスト)(2018.05.04)

高台の空気は若干冷涼であった…しかし、やや雲が多目ではあるものの、傾いて沈もうとしている夕陽の光が、何か面白い感じで、辺りの空や街の感じは刻々と変わっていた…

↓少し粘って、刻々と変わる様子を眺めていれば…短めな時間だったが、夕陽の光が橋梁を支える巨大な柱を照らし出した…
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雨上がりの夕空に…:<黄金橋>(Золотой мост)(ザラトイ モスト)(2018.05.04)

4月に初めてウラジオストクに上陸した際、第1日は深い霧でその姿が視えず、第2日に漸く巨大な橋梁を眺めた後…「今回の様子とは違う天候、異なる時間帯等、色々な条件でまた視てみたい」というように強く思った…

「衝動…」でウラジオストクを再訪し、早くも「違う天候、異なる時間帯等、色々な条件」という状況下に入ったが…空港到着時に雨が交じった…「或いは…この夕刻は無理か?」とも思った、橋梁を眺めるという行動だったが…

↓街へ着けば雨は程無く上がった…勇んで向かった高台で、巨大な橋梁を無事に視られた!
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夕べ:ウラジオストク港客船ターミナル周辺(2018.05.05)

「ほんの少しだけの回り道、または道草…」と、夕刻に街から宿へ引揚げる前に、ウラジオストク港客船ターミナル周辺を少しだけ歩いた…

↓ターミナルの硝子張り部分に、海と船と橋梁が映り込んでいる…
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↑橋梁上の街灯が点き始めた様子だ…

↓やがて方々の灯りが目立つようになる…
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↓約一名…カメラを手に写真を撮っている人物?
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「たった2回」の極短い訪問、または立寄りということになるウラジオストクなのだが…この客船ターミナル周辺を含めて、既に幾つか「気に入った場所」というモノが出来てしまった…こういうのは、或いは非常に嬉しいことだ!!

「5月9日」の予行演習:ウラジオストク(2018.05.04)

ウラジオストクに到着後、直ぐに高台に上がって眺望を愉しみ、暗くなる中でゆっくりと下りてスヴェトランスカヤ通に至った…

スヴェトランスカヤ通の交通量が不自然に少なく、何やら若干の警察車輛と警察官、そして海軍の若い兵士―「海軍」というのが、<太平洋艦隊>の本拠地で、海軍関係者が多く居るウラジオストクらしい…―が沿道に概ね等間隔で並んでいる…歩道は普通に人々が行き交っているが…

そういう様子を視て「何かの催しが、中途半端な夜の時間帯に?!」と思いながら、アレウツカヤ通との交差点辺りに至った…

↓パトカーに先導されて、軍用車輛の一群が現れて待機である…
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↓何やら「非常事態?!」と思えなくもないが…至って平和で、軍用車輛を背景にスマートフォンで写真を撮るような人達も大勢居た…そういう人達に紛れて撮った画だ…
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「5月9日」に行うパレードの予行演習だったのだ…色々なモノを動かすタイミングを測り、必要が在れば修正を行うようなことのために「本番と全く同じ場所」での予行演習を行うようになっているのであろう…ユジノサハリンスクでも昨年視た事例だ…

「5月9日」の懸垂幕(2018.05.06)

暗くなる頃に出先から戻り、ユジノサハリンスクの街を少しだけ歩いた…

↓非常に目立つ懸垂幕だ…
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↑劇場の<チェーホフセンター>の壁面である…

<ゲオルギーリボン>と呼ばれる、軍事勲章の代名詞であり「勇敢と栄光の象徴」と言われているモノで「9」という文字を造っている。「5月9日」を記念するための飾りである…

↓全体的には、こういう具合に視える…
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正しく「多大な犠牲」が払われた第2次大戦なので、ロシアでは対独戦終戦の「5月9日」に強い想いが在るようだ…