レーニン通:灯りが入り始めた頃…(2018.07.02)

「生暖かい黄昏な時間帯」というモノが「久し振り?」と感じられた。室内に在った時の「ジーンズ穿きに半袖Tシャツ」という出で立ちで何となく戸外に出たが、特段に抵抗感のようなモノは無い状況だった…

↓午後10時前のレーニン通である…
02-07-2018 evening (9)
↑ユジノサハリンスク市行政府本庁舎の前辺りから、北西寄りを視ている型の画である…

日没の頃が過ぎ、灯りが入り始めている他方、画の左側の西寄りな空に微妙な明るさが残る…

少なくなっている人通りという中、赤ん坊を乗せた乳母車を押す女性が通り過ぎたが…何やらスマートフォンを弄りながら歩いていた…

画の左寄りで信号停車の2台の車輛…その左端側…少し高価なスポーツカータイプの車輛のように視える…ユジノサハリンスクでは存外に「良い車」も目立つようになって久しい…

「夏の黄昏」という風情だが…好天は持続力が弱いらしく、更けて行った夜が明けると、「曇天で雨交じりで多少の肌寒い空気感」がしつこく戻って来た…

『報時太樺』=樺太時報(2018.07.03)

↓往年の「豊原市内の図書館で所蔵」という雑誌が、現在もサハリンの図書館で所蔵されているのだという…1940年代頃までの雑誌であるらしい。図書館の蔵書であることを示すスタンプらしきモノが見えるモノも在る…
03-07-2018 Библиотека (7)
↑日ロ間で合意した「文化交流年」ということになる<ロシアにおける日本年>の一環ということで、図書館のホールに展示されたのだ…

雑誌の題名や「〇月号」は「右から左に読む横書き」という方式…「號」という「号」の旧字も出ている…

「どういう記事が?」とも思うのだが…注目したのは表紙のモノクロ写真だ…そういうカメラで、どんな具合に撮影したのかというようなことが気になった…力強い馬や、スキー場の様子らしき画が判る…

この種の資料…既に「史料」と呼ぶべきかもしれないが…1940年代後半に、現在サハリンで見受けられる図書館の機構の直接的な前身に相当するモノが整備されて行った中で「収蔵資料」に入り込んだようだが…永く顧られることもなく、1990年代辺りから少し注目されるようになったようだ…未だ「研究し尽くされていない」ということになる…

敢えて“フィルムシミュレーション=ACROS”というモノクロで撮ってみたが、旧いモノにはこういう感じが酷く似合う…