LNG専用船:<ペンギン32>から望む(2018.09.07)

↓「コルサコフが近付く…」という辺りで出くわす場合が在る光景…
07-09-2018 Prigorodnoye (2)
↑サハリン沖の天然ガスがコルサコフ近郊のプリゴロドノエに在る工場にパイプラインで送り込まれ、そこで“液化”される。出来上がった液化天然ガス(LNG)が専用船に積み込まれる…

この専用船の向かう先だが…8割前後が日本国内で、「日本国内のLNG需要の1割」がサハリンからのモノであるというのだ…

↓「変わった型で…遠目に視てもかなり大きな船…」と長閑に眺めるような光景だが…これは「非常に重要な輸送が行われている場面」でもある…
07-09-2018 Prigorodnoye (5)

「日本国内のLNG需要の1割」がサハリンからのモノ…これはLNGを利用する都市ガスによるガス供給が行われている大都市で、例えば「ガスコンロの炎が10本」という場合に、「1本」はほぼ確実に「サハリンからの燃料の分」ということなのである…一寸興味深い…

クリリオン岬:<ペンギン32>から望む(2018.09.07)

「快適な航海!」という具合で宗谷海峡を渡った…

↓船内の座席で時折居眠りもしていた間に…船の左舷側に陸地が…サハリン島の南端部、クリリオン岬辺りだ…
07-09-2018 Krilion (1)
↑やや距離が在って、岬の灯台のようなモノが見えない…或いは好天で気温が少し上がり、沿岸部に若干の霧が発生しているのかもしれない…

↓海路でサハリンを目指し、クリリオン岬が見えると…何か「歓迎して頂いている」という気分になるものだ…
07-09-2018 Krilion (2)

稚内…:海上から望む…(2018.09.07)

↓右端側にノシャップ岬の稚内灯台…左端側に稚内港北防波堤ドーム…稚内で「キタ(北)」というような感じで呼ぶ地域が概ね全部収まった感じがした…
07-09-2018 on 'Penguin32' (20)
↑記事の写真をクリックするとウェブギャラリーのページで、そのページの写真をクリックすると拡大版の画が御覧頂ける…

久々に海上からこういう雰囲気で稚内を望んだ…「До свидания!」と「再会を期す」という別れの挨拶が頭の中を過ぎった…

<ペンギン32>から稚内港を望む…(2018.09.07)

↓「頻繁に船に乗る」ということでもないので…船で稚内港を発って、船上から港を視るというのは「何時も新鮮」なように思う…
07-09-2018 on 'Penguin32' (6)
↑防波堤の上の灯台…稚内港北防波堤ドームと手前に停泊する海上保安部の巡視船…背が高い沿岸のビル…街の後背の丘陵…

↓更に船が進めば、稚内港北防波堤ドームの背中側が見え、丘陵の上の方も見える…
07-09-2018 on 'Penguin32' (8)

↓今般は海が穏やかで、こういう様子を飽きずに眺めることが出来た…
07-09-2018 on 'Penguin32' (10)

思い起こすと…「船上から稚内を望む」のは、多分昨年の9月以来だと思う…時には好いものだ…

更に…今般は「75㎜相当画角」の新たに入手したレンズを使っているが…この種の画を撮るのに好適だと思った…

長く暗い夜も必ず明ける…:稚内港北防波堤ドーム周辺(2018.09.07)

空路でユジノサハリンスクを目指そうと札幌に出ていたが…地震発生…空港のターミナルビルに大きな被害が生じ、空港の閉鎖と全便の終日欠航が決まった…そして「信じ難い…」ような「全北海道停電」という事態…

そうした混乱の中、札幌から稚内へ北上する車輛に便乗させて頂き、何とか夕刻までに稚内へ引き揚げた…「徐々に通電が回復し始めた」というようなタイミングで、「おっ!ここは!?」と、とりあえず拙宅は何とか通電が回復していた…

そのまま早く休み…早く眼を覚ませば、通電は少し広く回復していたようだ…が、未だ回復していない箇所が残っているとも聞く…そして、交通の混乱も続いている様子だ…

↓早朝の戸外に一寸出てみた…
07-09-2018 in early morning (1)
↑昨夕から夜の「真っ暗」とは異なり、灯りも点いていたが…天候が好くなりそうで、空が明るい…

↓やがて光が拡がり、空の色も変わる…
07-09-2018 in early morning (4)
↑暗く長い夜も…必ず明けるのだ!!

今日は海が静かそうで好い…「仕切り直し」で船に乗るということになっているのだ…