ユジノサハリンスクから暫く離れ、戻ってから「馴染み」な店に寄ってみる…店の顔馴染な人達が「そう言えば視掛けませんでしたね?」というような感じで声を掛けてくれる場合が在る。そういうのは少しばかり嬉しい面も在る…
そんな店の一つでは…「そう言えば視掛けませんでしたね?」に留まらない…「また“アレ”ですか?例の…」と、お願いする機会の多いメニューを提示して来る場合さえ在る。「そんなに頻繁にこの店に寄っているだろうか?」と内心で首を傾げないでもないのだが、逆に言えば「あの時々現れるおっちゃんは、何時も他の客が余り頼まない“アレ”を頼む…“アレ”のオーダーが在って、何気なくカウンターを視れば、大概はあのおっちゃんが居る…」と店の人達の中で私が“名物男”になってしまっているのかもしれない…些かの苦笑いである…
↓これがその“アレ”である…
↑「普通のハンバーガー」という含意と思われる呼称に多少の“言葉遊び”を加えて<PRO100БУРГЕР>(プロスタブルゲル)と名付けられているメニューだが…ハンバーグを1枚追加してしまう…別料金が発生するが、ハンバーガーを2つ求めてしまうよりも安価で、満足度は非常に高くなる…
一部の顔馴染な店の人達の間で“アレ”と言われるのは、こういう代物だ…意外に「ハンバーグを1枚追加して…」をお願いする人が少ないのであろう。調理担当の皆さんの一部は、「あのおっちゃんの“2枚入り”のオーダー!」と張り切ってくれるのかもしれない…
気に入ったメニューの夕食をゆったりと楽しんでみるような日常…何か非常に尊いもののように思えなくもない昨今だ…
それにしても、ユジノサハリンスクを離れて少し経ち、これが非常に恋しくなっていたのも事実だ…ユジノサハリンスクへ戻って数日…早くも2回頂いた…