連なる雲の下…:<黄金橋>が視える光景(2018.09.29)

ウラジオストク空港から鉄道駅に近い都心の宿までタクシーで移動した…どうしたものか、何時ものバスがなかなか現れなかったのだった…

蒼天に白い雲をやや多目に散らしたような感じの空模様の下、小一時間走ったが…途中で多少の雨が交じった…にわか雨?通り雨?何と呼べば好いのかよく判らないが…

目的の宿に到着し、部屋に通して頂いて、嵩張るモノを置いて戸外に出た…昼食を摂って、そのまま街を歩こうと、必要なモノ―写真を撮る道具位なものだが…―をトートバッグに入れて出た…既に雨は降っていない…晴れて陽射しが感じられた…

「大浴場の洗い場のような…」と自身では形容するのだが…多少の湯気が感じられる「大浴場の洗い場」という感じで、雨の後の湿潤な空気が陽射しで温められ、「生温いような、肌に“触れる”かのような空気」が少し感じられた…多分、20℃に届かないような気温だったと思うが…気温以上に温かい感じもした…

↓アレウツカヤ通やスヴェトランスカヤ通へ進む前に、客船ターミナルの辺りに立寄って巨大な橋梁をゆったり眺めてみた…
29-09-2018 Vladivostok vol05 (5)
↑蒼天に白い雲を丁寧に貼り付けたかのような…そういう空の下、橋梁や沿岸の構造物や停泊中の艦船が静かに佇んでいる…

↓高い空まで、雲が複雑に折り重なっている…
29-09-2018 Vladivostok vol05 (6)

こうやって<黄金橋>を眺めると、「ウラジオストクに着いた…」と実感する…

<ルースキー橋>:夜空に浮かぶ…(2018.09.29)

6月にウラジオストクを訪ねた折り、ボートで海を巡るツアーに参加して愉しかったという経過が在った…非常に愉しかった!

その際に地元の方と知り合い、その後も多少のやり取りが在って、「またウラジオストクを訪ねる機会が在れば是非会いましょう!」ということになっていた…今般、それの実現を図ったのだ!

当初は「日没の頃の風景でも…」という話しが、急遽の予定変更で「夜景を…」という話しになったが、とりあえず出掛けた…

中央広場周辺、沿海地方政府本庁舎ビル辺りの駐車場で落ち合ってドライブである…

↓<黄金橋>を渡って、<ルースキー橋>へ乗る手前の辺りで高台に入り込んで<ルースキー橋>を望んだ…
29-09-2018 Vladivostok vol01 (7)
↑巨大な光の帯が夜空を這っているかのようだ…

三脚に<X-Pro2>を据えての長時間露光である…

[参考]
>>「地元のツアー」に参加してみて「今年の(ここまでで)最も良かったかもしれない日!!」というようにさえ思った件…

灯り…:<黄金橋>(Золотой мост)(ザラトイ モスト)(2018.09.29)

少し高い辺りから下りながら…それでもよく見える<黄金橋>を時々立ち止まりながら眺め、更に下へ進んだ…

↓次第に…灯りがハッキリと力強く視えるような感じになって来た…「建物を縁取る?」かのように設置されている不思議な電飾も視えるようになって来た…
29-09-2018 Vladivostok vol04 (15)
↑他方で、高い空は午後遅くの明るさが残るような感でもある…

或いは「凄く不思議な感じ」の時間帯だ…この日は好天で、夕刻が「何時までも明るい…」というような感でもあった…

<アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>の建物:日没後…(2018.09.30)

「博物館」というモノの中には…或いは「建物そのもの」も、「博物館の大切な展示品」と言えるかもしれないというような感じの場所が在ると思う…

↓1918年から1924年まで、横浜正金銀行の支店が入っていたという建物…現在では博物館になっている…
30-09-2018 vol03 (18)
↑アレウツカヤ通とスヴェトランスカヤ通とが交差する辺り…“角”を活かした美しいデザインの建物だ…

こうやって…街角に佇んで、眼に留まった景色をドンドンと写真に…そんな有意義なのか無為なのか判らないような過ごし方…凄く好い感じだ…

今般、「“特別展”が面白いらしい!」ということで、日中に博物館を訪ねた…ロシアの版図が拡がって行くプロセスを紹介しながら、クレムリンから借り受けた、ロシア史の上では貴重なモノが展示されているという特別展を眺めて来た…沿海地方の歴史が判る通常展示も好いのだが、この種の特別展は「なかなか視る機会も…」が紹介されるので興味深い…

日中、素晴らしい好天に恵まれていたが、日没後も長く「薄明るい」感じで、その中で街灯等が灯り、灯りを点けた車輛が多く行き交うという感じだった…