決して大きくない展示スペースに色々な資料が在って面白いのだが、戸外の鉄道用地の端に、古い車輛が置かれている“野外展示”も在る。ここは、<サハリン鉄道史博物館>の方にお願いして御案内頂くということになっている…
実は…この“野外展示”の場所に初めて足を踏み入れた…
↓こんなモノを眼に留めた…

↑「船の舳先」のようだが…これは鉄路の雪を圧し除けるラッセル車である…
↓1942年生で、豪雪地帯の北陸地方の地名を取って<わじま>号という愛称が冠せられていたそうだ…

↑ソ連時代に書き込まれたロシア語による「ワジマ」だが…何やら平仮名も在る…
↓運転台(?)は簡素だが…これは機関車の前に連結するモノで、自走するのでもない。機関車の馬力でこのラッセル車を圧し、その力で積雪を圧し除ける訳だ…

“相方”の機関車は蒸気機関車、ディーゼル機関車と変遷し、1990年代まで運用されていたそうだ…なかなかに興味深い…