<Island Brass Band>:<サハリンアートカレッジ>『ЗИМНЫЙ ДЖАЗ』(2019.01.21)

「Brass Band」(ブラスバンド)…管楽器を合奏するグループに他ならないのだが…

↓この<Island Brass Band>は一寸ユニークだ…「Island」(アイランド)は「島」で、「サハリン」を示唆し、<Island Brass Band>で「サハリンのブラスバンド」というようなことなのであろう…
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↑トロンボーン、ユーフォニウム、トランペット、アルトサックス、テナーサックス、チューバと管楽器ばかりの編成にドラムスが加わるというグループだ…

↓こういう編成で演奏している様子を視ると…各々の楽器を演奏する独特な動きで出て来る各々の音が、見事に折り重なって曲が創り上げられるという感じが実に面白い。
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↓トランペットは「高らかにソロパート」という場面も在る…
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↓アルトサックスも、ソロパートということでは負けてはいない…
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彼らは「何処かで聞いた?」というようなスタンダードな楽曲を中心に、「管楽器向けなアレンジ」で独自の演奏をしている。そういう「何処かで聞いた?」というようなメロディーをアレンジした管楽器の音は、「何処か懐かしい…」という感じで、同時に「ノリが好い」という感じでもある…

何か「サハリンの音楽文化」に関して、「層の分厚さ」ということも思わせてくれる彼らの演奏、そして<サハリンアートカレッジ>での催しであった…

<Absolute Jazz Quintet>:<サハリンアートカレッジ>『ЗИМНЫЙ ДЖАЗ』(2019.01.21)

芸術分野―各種の音楽、舞踏、演劇等―を学ぶ人達が通う<サハリンアートカレッジ>では、学生達、講師、職員、その他で組んだグループ等による公演が時々催される…その催しに、<サハリンアートカレッジ>の講師が関係している、色々な場で演奏を聴いて気に入っているバンドである<Absolute Jazz Quintet>が登場すると聞いた。これは、他のくだらない事が在るでもない限り、何としても行かなければならない…<サハリンアートカレッジ>の音楽関係の催しは、「公立学校による入場無料の催事」であることが「些か申し訳ない…」と恐縮する程、なかなかにレベルが高く圧倒され、実に愉しいのだ。

↓色々と聴き応えが在る演奏の後、幕間を挟んで<Absolute Jazz Quintet>が登場した!
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↑現在の5人編成…ギター、サックス、ドラムス、ベース、ピアノである…会場の制約で、ピアニストが演奏している様子が視え悪いのが多少残念だが…

「Absolute Jazz」と銘打って、ジャズやフュージョンというモノに触れて、演奏をするようになったメンバーが「本当に好きな作品!」を自分達のアレンジで演奏して発表しようと組まれたバンドだ…メンバーが他地域へ転出するようなことも在って、昨年辺りから色々とメンバーが入替っている…今般、サックス奏者とピアニストは、新しいメンバーだった…

↓ステージ上で、演奏家同士が対話でもするかのように、音と音とが折り重なって、重厚な音が創り出される…
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↓様々なペダルも駆使して、愛器で出すことが可能な音を悉く使うような、ドミトリー・カプスチュークのギター演奏が素敵だ…
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↓ドラムスのセルゲイ・ベロウスも、時に繊細で、時に豪快な演奏で魅せてくれる…
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↓テナーサックスのアンドレス・カールソンの、歌うような音が出ている演奏も好かった…
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各パートの音が各々に前面に出るような演奏が連結して音が紡がれる…曲が終わると「こんなに長く演奏していた!?」と、少々呆気に取られてしまう程度に「引き込まれる演奏」だ…

↓所謂“フュージョン”ということになる演奏だが、本当に「うゎ!ジャズだ!!」という感じの演奏だ…
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↓実際、非常に好かった…写真は撮っても構わないということだったので、持ち込んだカメラは「音が出ない電子シャッター」にして撮ったが…夢中でシャッターを押してしまった…
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<Absolute Jazz Quintet>の演奏…少し御無沙汰だった…機会が在れば何度でも!!という感だ…

「解体」が始まった“ヨールカ”:レーニン広場(2019.01.21)

朝…レーニン広場が視えるユジノサハリンスク市行政府本庁舎前を通り掛かり、月と共に輝く“ヨールカ”を眺め、「何時まで輝く状態が?」と思っていた…

↓同日の日中の様子である…
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↑高所作業車が登場して、「解体」が始まっていた…

11月下旬から準備で、12月半ば頃までに準備が整って点灯し、概ね1ヶ月間強も“ヨールカ”は輝いていたが…終に「解体」が始まった訳だ…

↓この種の「変わった作業」の様子は面白いが…やや寂しいのは否定し得ない…
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