新千歳空港に到着後に札幌駅周辺に出て、食事を摂って多少の買物をしてから「北上の旅路」に就くことにした…
↓夜遅くに稚内へ着く形の移動も疲れると考え、とりあえず「旭川泊」ということにして、北上開始…札幌駅のホームに乗車する<ライラック>が現れた…
↑ホームの屋根側から適当に光も射し込む中、こういう6輛というような感じの列車が待機している様子は「様になる」というように思う…札幌駅は長大な編成の列車に対応すべく、ホームが少し「弧を描く」というようになっている…
現在の、この「高架の札幌駅」…想い起すと開業以来、随分な年月が経った…「高架」が開業になったような頃、「青函トンネル」も開業した。永く札幌駅を発着する列車の行先表示は北海道内に限定されていた。が、「高架」になって以降は「青函トンネル」の御蔭で“青森”とか“上野”という行先表示を掲げた列車も現れるようになった。そして少し期間を開けて“大阪”というのまで登場した…そんな時期には…「線路は続くよ♪」と、日本中を列車で訪ねるというようなことも夢想したものだったが…現在は「青函トンネル」が、旅客列車については「新幹線の列車が専ら」で、札幌駅を発着する列車の行先表示から“青森”、“上野”、“大阪”というのが消えてしまった…
↓そう言えば、この札幌・旭川間の<ライラック>として運用されている車輛は函館・新青森間で運用されていて、毎日のように「青函トンネル」を走っていた経過が在る車輛だった…向こうで「御役御免」となって、札幌・旭川間にやって来た訳だ…
↑先頭車の脇に、北海道内の色々な地域をイメージしたイラストが入るようになったのだが…この編成はオホーツク海沿岸のイメージで、タラバガニと毛蟹のイラストだ…
この日は…札幌で積雪が消えていたことに驚いて少し戸惑いもしたが…列車内の席で半ば居眠りしながら北上していると、岩見沢以北で積雪が増え、「冬の北海道」という風情の中で移動したのだった…