JR和歌山駅で…<和歌山電鐵>の列車に乗るホームへ向かった…「9番ホーム」となっているが…駅の端で、JR各線との連絡が出来るようになっていて「かなり“ローカル線”…」というムードの乗場だった…
“ICカード乗車券”は利用不可…定期券や1日乗車券以外で、一寸往復したいだけであれば…現金のみで、和歌山駅から乗車の場合は乗場手前の窓口で運賃を払うと切符が出て来る…話しが先走るようだが、和歌山駅に着く場合は、列車に乗車する時に車輛の入口で整理券を取り、その整理券を係員に渡して運賃を現金で支払うと、JRの改札口を通過出来る“精算済券”を渡される…街へ出る時にはそれを使う訳だ…
今般<日前宮>を訪ねてみようと、この<和歌山電鐵>に乗車することにした…
↓和歌山駅までの乗客を乗せた列車が入って来た…この列車が折り返し運転になる…原則的に、和歌山と貴志との間を幾つかの編成が往復していて、終着駅で少し待機して折り返すような具合で運行されているように見受けられた…
↑少し変わったデザインだ…
↓2輛編成の列車だが…JR九州に関連する仕事で知られる、かの水戸岡デザイナーが手掛けたものだという…
現在の<和歌山電鐵>の路線は、南海の路線であったが「廃止?」という話しが持ち上がった。地元では鉄道の存続を願い…事業者を募集した。事業者に選定されたのは岡山市内の路面電車等を手掛ける<岡山電気軌道>だった。かの水戸岡デザイナーは、実は岡山の出身で、<岡山電気軌道>の路面電車を手掛けた経過が在る等の縁が在る。そんな訳で、<和歌山電鐵>の車輛に関してデザインを依頼という運びになったということだ…
↓とりあえず車内に入るとこういう具合だった…
↑JR九州の列車で視たことが在るような雰囲気…この画を撮った時は未だ乗客が少なかったが…ここに、「普通のワンマン運行のローカル線」で見受けられるような感じで、通学の高校生等が沢山乗車する訳である…
↓普通の鉄道車輛の座席と変わらないような座り心地だが…「木調のソファー」のような設えになった座席が据えられている箇所も在った…
↓一部に陳列棚が在って、和歌山県内の工芸品や産物、或いは<和歌山電鐵>関係のモノ等が飾られている…
「和歌山県」と言えば御馴染みなモノ?ということで「紀州の梅干し」をテーマにデザインが施されたということで<うめ☆電車>(UMEBOSHI DENSHA)と名付けられたそうだ…
<和歌山電鐵>では、こういう独特で面白いデザインの車輛を何編成か用意していて、「普通」に運用している。「是非、乗車してみたい!」と方々の人達がやって来て乗車している例も在るようだ…
何か…「頑張っているローカル線…」という風情である…
山王鳥居:日吉大社(2019.02.26)
一度だけ…大津市内に用事が在って滞在した時…少々慌ただしく、朝早くに眺めに行った日吉大社…少しゆっくりと寄ってみたいと思っていた…
↓少し独特な形状の鳥居が在る…
↑通常の鳥居の上に“山”が象られている…
↓近付くと、この特徴的な形状が判り易い…
これを<山王鳥居>(さんのうとりい)と言い、日吉大社に独特なモノなのだそうだ…
東に向かって<伊勢神宮>を始めとする「東日本の神々」を拝し、西に向かって「西日本の神々」を拝するという…この日吉大社から「全国の八百万の神々」を拝するという意味が込められているのだそうだ…
「神仏を讃える」ということで、永く独特な強い存在感を示す比叡山の古い社である日吉大社の独特な鳥居…面白い!
↓少し独特な形状の鳥居が在る…
↑通常の鳥居の上に“山”が象られている…
↓近付くと、この特徴的な形状が判り易い…
これを<山王鳥居>(さんのうとりい)と言い、日吉大社に独特なモノなのだそうだ…
東に向かって<伊勢神宮>を始めとする「東日本の神々」を拝し、西に向かって「西日本の神々」を拝するという…この日吉大社から「全国の八百万の神々」を拝するという意味が込められているのだそうだ…
「神仏を讃える」ということで、永く独特な強い存在感を示す比叡山の古い社である日吉大社の独特な鳥居…面白い!
國懸神宮(くにかかすじんぐう)(2019.02.27)
日前神宮(ひのくまじんぐう)(2019.02.27)
日前國懸神宮(ひのくまくにかかすじんぐう)=日前宮(にちぜんぐう)(2019.02.27)
和歌山に「紀伊国一之宮」という格式の、古い由緒を誇る神社が在る…
JR和歌山駅から発着する<和歌山電鐵>の列車で2駅…「直ぐ!」な場所に<日前宮>という駅が在って、その傍だ…
<日前宮>という駅で下車する際、和歌山駅で求めた190円の切符を駅の係員に渡すように案内が在って、ホーム脇の小さな詰所に居た係員に渡し、<日前宮>の方角を尋ねると…駅係員が指し示す辺りの住宅か何かの建物の向こうに“鎮守の森”の一部が既に覗く…直ぐ手前に押しボタン式信号の横断歩道が在るが、駅係員によれば、車輛の通行が多目な時間帯も在るが、平素は静かなもので、そのまま押しボタンを使用せずに横断してしまう例も少なくないようだという…
駅係員に御礼を言って進み始めると、「進む」という程でもなく、話題にした横断歩道が在った。道幅は狭い…が、やや車輛が行き交っていたので横断歩道の押しボタンを使った…
↓境内へ入って行く辺りである…
↓少し進むとこういう表示が在る…
日前宮(にちぜんぐう)のが通称で、最寄り駅の名前にも採用されているのだが…この神社は「2つで1つ」であり、2つの本殿が並んでいて、各々に<日前神宮>(ひのくまじんぐう)、<國懸神宮>(くにかかすじんぐう)という名称も在る。これらを合わせて<日前國懸神宮>(ひのくまくにかかすじんぐう)というのが“正式名称”なのだ…
一寸面白い…
JR和歌山駅から発着する<和歌山電鐵>の列車で2駅…「直ぐ!」な場所に<日前宮>という駅が在って、その傍だ…
<日前宮>という駅で下車する際、和歌山駅で求めた190円の切符を駅の係員に渡すように案内が在って、ホーム脇の小さな詰所に居た係員に渡し、<日前宮>の方角を尋ねると…駅係員が指し示す辺りの住宅か何かの建物の向こうに“鎮守の森”の一部が既に覗く…直ぐ手前に押しボタン式信号の横断歩道が在るが、駅係員によれば、車輛の通行が多目な時間帯も在るが、平素は静かなもので、そのまま押しボタンを使用せずに横断してしまう例も少なくないようだという…
駅係員に御礼を言って進み始めると、「進む」という程でもなく、話題にした横断歩道が在った。道幅は狭い…が、やや車輛が行き交っていたので横断歩道の押しボタンを使った…
↓境内へ入って行く辺りである…
↓少し進むとこういう表示が在る…
日前宮(にちぜんぐう)のが通称で、最寄り駅の名前にも採用されているのだが…この神社は「2つで1つ」であり、2つの本殿が並んでいて、各々に<日前神宮>(ひのくまじんぐう)、<國懸神宮>(くにかかすじんぐう)という名称も在る。これらを合わせて<日前國懸神宮>(ひのくまくにかかすじんぐう)というのが“正式名称”なのだ…
一寸面白い…
住吉大社:第三本宮(右)と第四本宮(左)と両者の間の手前に在る木(2019.02.27)
何度か立寄ったことが在る場所でも…改めて訪ねてみたくなる場合も在るというものだ…
↓住吉大社もその「改めて訪ねてみたくなる場合」が生じる場所だ…大阪が今日の大都市になって行く切っ掛けを捉える遥か以前からの篤い信仰を集める場に、独特なエネルギーが渦巻くのを感じる場所であり、同時に地域の人達に身近な社という雰囲気も色濃く感じられる場だ…
↑聞けば文化年間(1810年=文化7年)の造という4棟の本宮が並ぶ…門を潜って入った直ぐの辺りには第三本宮(右)と第四本宮(左)とが並ぶ…
並ぶ第三本宮(右)と第四本宮(左)も好いのだが…間の木が好い…多分…文化年間に建物が出来た頃には、既にこの場に在った…かもしれないと思わせる木だ…
寧ろ「曇り」という感じな時間帯も目立った日ではあったが…住吉大社を訪ねた頃は光線が眩しいような感じになっていて、次第に気温も上がって、恐らくプラス10℃を少し超えていたと思う…
↓住吉大社もその「改めて訪ねてみたくなる場合」が生じる場所だ…大阪が今日の大都市になって行く切っ掛けを捉える遥か以前からの篤い信仰を集める場に、独特なエネルギーが渦巻くのを感じる場所であり、同時に地域の人達に身近な社という雰囲気も色濃く感じられる場だ…
↑聞けば文化年間(1810年=文化7年)の造という4棟の本宮が並ぶ…門を潜って入った直ぐの辺りには第三本宮(右)と第四本宮(左)とが並ぶ…
並ぶ第三本宮(右)と第四本宮(左)も好いのだが…間の木が好い…多分…文化年間に建物が出来た頃には、既にこの場に在った…かもしれないと思わせる木だ…
寧ろ「曇り」という感じな時間帯も目立った日ではあったが…住吉大社を訪ねた頃は光線が眩しいような感じになっていて、次第に気温も上がって、恐らくプラス10℃を少し超えていたと思う…