近鉄奈良駅から大阪難波方面を目指す列車に乗り、奈良県と大阪府との境界を越えて大阪府寄りに入った辺りに枚岡駅が在る…枚岡駅には優等列車は停車しないようだが…
↓その枚岡駅の間近に、古くからの由緒を誇る神社が在る…
↓手水鉢の辺りに鹿…
↓<なで鹿>と名付けられた像も在って親しまれている…
↓鹿に関しては、御祭神の1つである武甕槌命(たけみかづちのみこと)が「鹿に乗って旅立った」という故事に因むそうだ…
↓地元で親しまれているように見受けられる神社だが、「神武天皇の時代に起こった」と伝えられている…
↑奈良の春日大社が創建されようとした際、この枚岡神社の御祭神の分霊が勧請されていたということが在って、<元春日>という呼び方も在るという…
↓建物の全体の感じは、やや眺め難い感じであった…
然程、広壮な感じではない場所だが…永く敬愛されている神社が醸し出す雰囲気は色濃い感じだった…
↓「神徳輝乾坤」と在る…「神の功徳は天地に輝く」というようなことであろう…
↑なかなかに趣が在ると思った…
枚岡神社の「枚岡」については、古くは「平岡」と書く場合も在ったらしい。が、現在は「枚岡」で統一されているようだ…
実は…この枚岡神社を訪ねた後、奈良へ戻り、御祭神の分霊を勧請したと伝わる春日大社を訪ねてみたのだった…春日大社の鹿は、この枚岡神社に少し関係が在るのかもしれない…
こういう「少し意外かもしれない繋がり」を知りながら、何箇所かに寄ってみるというのが、意外に面白いかもしれない…