JRの関西本線…東側は“名古屋圏”という趣で、西側は“大阪圏”という趣であるのに対し、真中に相当する亀山から加茂の区間は、1輌のディーゼルカーが行き交う「ローカル線…」な感じだ…駅間距離も長く、北海道内の鉄道と錯覚するような乗り心地だ…
東側でディーゼルカーの運行が始まる亀山から1駅で関に到着する…
↓関駅の様子である…
>>キハ120:関駅(2019.04.01)
関駅の直ぐ前に、概ね嘗ての東海道に築かれたという「国道1号」が通っているが…そこを渡って、傾斜になっている辺りを上がると…本当に嘗ての東海道だった場所に至る…
↓こういう感じの場所だ…
↑建物の2階部分に上がって、街並みの感じを見下ろすことが出来るようになっている場所が在る…
関は、江戸時代には東海道の宿場町として賑わった場所である。見えている場所が東海道の一部に沿って拓けた街で、ここを色々な人達が行き交っていたのである。
↓江戸時代の後…明治時代に鉄道が発達する等し、東海道を行き交う旅人は少なくなって行った…そういう中で街の営みがそれなりに続く…他方で、新たなモノが大々的に入ったでもなく、古いモノが少々多く残った…
現在では「街並みの保存」に配意がなされているが…ここは強い問題意識というのでもなく、かなり自然に古い町並みが残っていた経過が在ったというように聞く…幕末期までの建物、明治期の建物が多く在る一画…興味深いものが在った…