京終駅(きょうばてえき)(2019.06.05)

↓長柄駅から乗車した列車が、奈良駅の1つ手前になる京終駅に到着した…
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↑<万葉まほろば線>という愛称が2010年から用いられているという桜井線では、こういう2輛運行の105系電車が行き交っている…

↓出口へ向かおうと、地下通路を通って駅舎脇の側のホームに…何か「鉄道駅!」という雰囲気が濃厚だ…
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↓駅舎からホーム側への出入口に、少し古風な看板が掲げられている…
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↑京終駅は1898(明治31)年に、ここに鉄道が開通した当初に開業した駅であるということだ…

「京終」という名だが…これは「平城京の終わる辺り」ということで“京”と“終”が組み合わさって「きょうばて」と読ませる地名になっていたことから起こった駅名であるという…“京”も“終”も難しい字でもないが、組み合わさると「難読…」になってしまう訳だ…

↓酷く趣深い駅舎だ…
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↑開業当初から基本的に変わらなかった駅舎の建物が、2017年にJR西日本から奈良市へ譲渡され、奈良市が“復元”を行ったのだという。「古風ながら新しい」という、少し不思議な感じだが、思わず見入ってしまった…

時々思うのだが…「風雪が厳しい時季」という程のモノが無い地域なので、この種の古い建物も永く残り易いのかもしれない…鉄道駅となれば、繁華な街の真中でもなければ「改修が必要という圧力のようなモノ」も発生し悪く、そのまま利用され続け、老朽化する中で「どうする?」ということになって行くのかもしれない。この京終駅も無人駅化されていて「IC乗車券を読み取る装置を設置し、乗降可能なホームが在る」というだけで「用事は足りる」ということになるが…伝統の駅舎を“復元”して利用することにしたようだ…

この京終駅は、奈良市街の南東辺りを動き回ってみる拠点として悪くないと思った。そしてこの明治時代風な駅舎が酷く好い…鉄道を敷設して駅を建てた先人への敬意のようなモノが感じられて好ましい…県庁所在地のメインになる駅の1つの隣でありながら、「ローカル線…」という雰囲気も色濃いのだが…「また寄りたい」という場所だ。

<奈良ホテル>(2019.06.05)

↓正しく「和洋折衷」とでも言うのか?古い建築が多く残る奈良の街と親和性が高い、重厚なデザインの建物だと思う…
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↓これが…1909(明治42)年創業であるという<奈良ホテル>だ…奈良公園の一隅を占めている…
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↑「関西の迎賓館」というような位置付けさえ与えられて創業した格式が高いホテルだ…

↓或いは…こういう明治時代の終盤や大正時代辺りの建物のデザインは…最近のモノよりも好いかもしれないと、個人的には思うことが在る…
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想い起すと何度も奈良には立寄っているが…今般、初めてこの建物を眺める機会を設けることが出来た。「気が早い夏…」という按配な好天の中、建物が映えていた…

運行日誌追記(-2019.06.09)

既に日付が改まって6月10日の朝だが…「やや極端な早寝」の結果として「早起き…」という朝を稚内の拙宅で迎えている…

6月8日の夜は、札幌都心の宿に入って、そのまま6月9日の朝まで一歩も外に出ずに休んで、やや早くに出発した…

札幌駅・新千歳空港間を列車で移動し、空港で搭乗手続き、未だ開店していない館内飲食店が多数な中、開いていた店でうどんを求めて朝食とし、保安検査場を通って待合室に入った。出発が多少遅れたが、無事に小さな飛行機は稚内へ飛んだ…稚内空港から稚内駅まではバスで移動した。

拙宅に戻ると…旅の際に汗で湿って、6月7日の雨で濡れたジーンズや、その他に拙宅に在った衣類を洗濯しようと直ぐにコインランドリーへ向かった。コインランドリーから戻る道すがら、馴染んだ店でやや遅い昼食をゆっくり愉しんだ。拙宅に戻ってから、今度は別な馴染みの喫茶店に足を運んで寛ぎ…拙宅に引揚げて、出先から送っていた荷物を受け取り…そこで直ぐに眠ってしまった訳だ…眠ってしまった頃は、多分、未だ午後7時にもなっていなかったと思う…

「非常に充実!!」の直後に「脱力感…」というようになる場合が在るのかもしれない。現在が正しくそれであろう…

出先では日中に25℃を超えるとか、その辺りの気温帯が多く、30℃に届いていたという場面さえ在ったようだ…半袖Tシャツ着用で過ごす場面が殆どだった。稚内へ戻り…甲子園球場のショップで求めた、野球のユニフォーム型の半袖シャツを着ていたが…上着を1枚引っ掛けた…稚内は15℃を挟むような気温帯で、風が少々冷たい…何やら「異国情緒」のようなモノさえ感じてしまうことを禁じ得ない…

これから…方々での写真を整理して、見聞等を纏めておこうかと思っている。「次」が在るのか否か、よく判らないが…

<奈良ホテル>の“オリジナルブレンド”の珈琲(2019.06.05)

奈良には<奈良ホテル>という老舗ホテルが在る。1909年というから…明治42年―「他界して久しい祖母が産まれたような頃?」と余計な事を思い出すような年代だ…―に創業したホテルだという。創業110年だ…

「創業110年」の<奈良ホテル>は、「皇室御用達」のような高い格式で、立派な建物で気軽に宿泊出来るのでもないが…立派な建物を眺め、館内飲物でも頂いて一息入れ、土産を求めるという程度のことなら…然程難しくもない…

↓こんなモノを求めた…
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↓こういう中身だ…
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↑200g入りの珈琲…豆を挽いた状態でパックに詰めているモノだ…写真は奈良の宿で撮ってみた…

奈良でさんざん歩いた1日を過ごしたのだったが…その途次に<奈良ホテル>館内で珈琲を頂いて一息入れ、出口へ向かう途中の売店を覗けば、「オリジナルブレンド」が販売されていた。思わず求め…奈良の宿から拙宅へ送り込み、無事に受け取ったところだ…

豆を挽いた状態なので、そのままドリップをすれば好い訳で…早速に早朝から頂いている。なるほど、<奈良ホテル>館内で頂いた感じ…「バランスが好い、珈琲らしい苦さ」という具合だ…

拙宅では<NARA>という、某有名カフェチェーンが地域名を入れて製造して販売しているシリーズの大き目なマグカップを使っているが…「奈良の老舗ホテルのオリジナルブレンドの珈琲を<NARA>のカップで…」ということをやっている訳だ…

こういうような…老舗の雰囲気を伝え、旅の余韻に浸ることも出来るような代物…凄く好い!!

利尻富士が浮かぶ海…:上空から…(2019.06.09)

札幌・稚内間のフライトを利用した…

このフライトの場合…「日本海が(窓から)視える」のは「進行方向左側」であり…翼等に妨げられ悪い、写真が撮り易い場所は「最後方」である…

イマドキ、飛行機の搭乗手続きは空港内に据えられた機器で“セルフサービス”が普通だと思うが…上記の条件の席に空きが在れば「何としても!!」と思い、係員が居るカウンターに立寄って御願いした…

↓そういう“一手間”の結果だ…
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今回は「山の形」が綺麗に見えている…

↓6月1日の稚内・東京(羽田)のフライトでは…趣が大いに異なっていたのだった…
>>雲に丁寧に包まれた…:上空から望んだ利尻富士(2019.06.01)

↓機首は多分、空港の側を向いている筈…大沼が視える…
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↓“北海道”という島の北端部の地形―画の右が北寄りに相当する…―が拡がり、日本海が視えて、海上に「“富士山”の形」の利尻島が浮かぶ感じ…
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↓蒼天に白雲が散る感じ…なかなかに好い…
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眺望を満喫(!!)という感だったが…とりあえず…暫しの気儘な“御出掛け”から稚内に戻った…

サロベツ原野 「道道106号」 28基の風力発電風車:上空から…(2019.06.09)

飛行機の窓から地上の様々なモノが視えるのは面白いが…「アレだ!」とハッキリ判らない場合も多いかもしれない…

↓しかしこれは判った!!
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↑海岸部の道路に沿って、背が高いモノが林立している…

「道道106号」(北海道庁が管理する道路)の沿線で視られる、28基の風力発電風車が並んでいる区間だ…直線になっている道路に沿うように、概ね3㎞近くで巨大な風車が林立している場所だ…上空を行く飛行機の窓から、条件が非常に好かったので綺麗に見えたのだ…

↓流れて来た雲の隙間から覗く様が面白いとも思った…
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↓あっという間に通り過ぎたが…一寸面白い眺めだった…
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