<親子の木>:美瑛(2019.07.28)

美瑛では…或いは美瑛に限ったことでもないのかもしれないが…畑が広がる一帯に、何本かの木が植えられているような例が見受けられるのだが…聞けば、土地の境目や建物へ通じる辺りに“目印”という意味合いで植えてみたことが起こり…ということが在るらしい…さもなければ、防風林というようなことで少し纏まった本数を植えているということや、何となく木立が残ってしまっているというようなことであろうか…

美瑛の丘陵に点在する木々も、各々の事情や経過で植えられたものなのだと思うが…その様子や醸し出す雰囲気に因んで、色々な通称が冠せられている…

↓<親子の木>と呼ばれているモノ…
28-07-2019 Biei (30)
↑2本の木が在り、間に少し小ぶりな木も在る様子…「夫妻の間に子ども」という「親子」を想起させる…

自転車で美瑛を走り回った時…<X-Pro2>に広角ズームを装着した状態で、ストラップで首から提げていた…結果的に降格ズームを駆使してこの<親子の木>の写真を撮った…

↓この時は「明るい空に、少々多めな雲が広がって流れる」というような様相だったので…空の様子が広く写る広角ズームを使ってみたのが好かったかもしれない…
28-07-2019 Biei (32)

この画を撮った時に背負っていたリュックサックには他のレンズも在ったが…使っていれば、少し違う感じの画になったと思う…何となく使わなかった…そういう次元の“偶然”も、手元に残る写真の様子に影響が及んでしまう…が…そういうのは「次の機会??」という程度に考えれば好いのだと思っている…

<ケンとメリーの木>:美瑛(2019.07.28)

景色の佳さで知られる美瑛…嘗ての広告に起用された景観が有名になったという事例も多いようだ…

↓そういう広告に起用された経過の故に知られるようになった場所…
28-07-2019 Biei (3)
↑往時の広告のシリーズに因んで<ケンとメリーの木>と呼ばれている…

<ケンとメリーの木>は、美瑛駅から国道側へ出て、そこを渡って丘陵状の農地が広がるエリアへ入って、然程経たない間に至ることも出来るような場所だ…

↓レンタル自転車を押して坂道を上り、その少し先であるが…背が高い木なので目立つ…
28-07-2019 Biei (4)
↑手前に駐車場も在って、訪れている人が多い場所だ。少し離れた辺りで眺めてみた…

こういう「盛夏」という雰囲気でこの場所を眺めたのは久し振りだった…好かった!

<美瑛カレーうどん(焼き麺)>(2019.07.28)

「久々に自転車を乗り回した…」という感であった…早朝に稚内を発って、何やらエネルギーも使ったのだったが、時計を見れば飲食店の“ランチピーク”は過ぎたと見受けられるような時間帯だった…

美瑛駅の裏側…過去に立ち寄った経過も在るレストランを眼に留めた…

↓こういうモノを頂いてみた…
28-07-2019 Biei (45)
↑これ…「カレーうどん」なのだ…「うどん」と聞いて思い浮かべるような見掛けでもない一皿だ…

美瑛は小麦や野菜の産地で、養豚も営まれているような地域だが…「名物料理?」ということで「カレーうどん」を推奨しているらしい。地元の小麦による麺と、野菜や肉の入ったカレーを組合わせる訳だ…

↓こういう具合に供される…サラダと、地元の牛乳を使っているというプリンが付いている…
28-07-2019 Biei (44)
↑これはうどんの麺の上にカレールーと野菜とチーズを乗せて、オーブンで焼いているようだ…

何か…「中身がうどんの麺になっているカレー味の“グラタン”」という按配だった…フォークとスプーンを使って、ゆっくりと美味しく頂いた…

美瑛以外の地域では余り見掛ける機会も無いような感じだと思った…一寸気に入った…

麦畑…:美瑛(2019.07.28)

美瑛というのは…旭川南郊の農業の町ということになる…麦や各種の野菜の畑が多く、水田も在れば、酪農や養豚も営まれているのだという…

美瑛は景色の佳さで知られるが、その景色は「農村の生産の営み」の故に創られている一面も在る…

↓そんなことに想いを巡らせる光景に出くわし、何となく見入ってしまった…
28-07-2019 Biei (34)

↓何処となく「北海道!!」という感じもしたが…他方で「世界中の畑がこういう具合?」というようなことも思った…
28-07-2019 Biei (33)

7月最後の日曜日…好天の下、相当な汗をかきながら、自転車で起伏の在る美瑛を懸命に走り回った…そんな様子の記憶と共に在る光景ということになる…

ASAHIKAWA DESIGN…:旭川駅(2019.07.28)

旭川…明治時代に鉄道が通り、物資が集積する場所となったが、林産資源を背景に木材を活かす木工が盛んになって行ったという側面が在る。旭川市と近郊に、家具製作を行うような会社が集積していて「旭川家具」ということで少し知られている…

↓旭川駅で、そんな「家具の街」という旭川の貌を思い起こした…
28-07-2019 at Asahikawa Station (12)
↑美しいデザインの椅子だ…

↓旭川の業界は、「より好いデザイン」ということに力点を置いているようだ。
28-07-2019 at Asahikawa Station (11)
↑永い伝統に裏打ちされた技術ノウハウで、美しい家具が製作されていることを想い起す…

こういう「地域の好さ」を駅の飾りを通じて伝えるようなこと…凄く好いと思った。そして…素敵な椅子なので「拙宅にも一脚?」という気にもなる…

<25RUS - Vladivostok 2018>:PhotoZINE 完成!!(2019.07.26)

時々、拙作写真を使って“写真集”的なモノを創ってみる…その種の「フォトブック」というようなモノについては、色々なサービスが在って、写真さえ在れば然程難しい訳でもない…

ふと思った…その“写真集”的なモノを創ってみるということについて、「暫く御無沙汰?」という感じで、何か酷く「創りたい…」という気分にもなっていた…

↓で…創ってしまった…
26-07-2019 my album (1)
↑A4版で、グラフ雑誌か何かのような設えになった…

「ウラジオストク?行ってみたい…」と少し長く思っていて…2018年4月に思い付いて訪ねてみて、何となく好かったので何回も訪ねた…訪ねる都度に「気に入った!!」に出くわした感でもあったので、時々ウラジオストクを思い出している…

↓ウラジオストクで撮った画を使用した記事は下記に纏まっているのだが…非常に気に入っている画も多い。
>>ロシア/沿海地方の記事一覧


↓上記のような、ブログ記事にも使った画を適当に選び、「一冊」に仕上げた訳だ…

26-07-2019 my album (2)

↓こうやって「誌面に掲載の写真」という雰囲気で眺めると…また一味違う…
26-07-2019 my album (5)

↓今般は「モノクロ写真のみ」で創ってみた。意外に興味深い感じだ…
26-07-2019 my album (3)

今般は「PhotoZINE」(フォトジン)と称する、雑誌的な仕上がりになるサービスを利用してみた訳だ…何れまた、この種のモノを創ることであろう…

フォトブック<フジフイルムプリント&ギフト>

向日葵…:美瑛(その2)(2019.07.28)

使い方がよく判らないので…“電動アシスト”なる機構を備えた自転車は遠慮し、美瑛で「普通な自転車」を乗り回した…久し振りに自転車に乗った感だった…存外にエネルギーを使った…

一回りして、美瑛駅方面へ引揚げようとしていた中、正直なところ「多少草臥れた…」という感も否定出来なかった…駅前で自転車をレンタルした時には、張り切って出発し、通り道のコンビニで途中に飲む水も求めたが、それも残りが少ない…

↓そういう状況下でこんな光景に出くわした…
28-07-2019 Biei (36)

↓少し早く視た向日葵よりも多くが咲き誇っている!輝くような花に、少し元気を貰った…
28-07-2019 Biei (38)

向日葵に励まされるように、更に進んで市街側の国道辺りに至り、最初に用意の水が切れたので、別途茶を求めた…

酷く「好い汗」という感だった…

<セブンスターの木>…:美瑛(2019.07.28)

↓それにしても…強い存在感の木だと思う…
28-07-2019 Biei (18)
↑往年の広告に写真が使われたらしいが…今では美瑛を代表する名所の一つになっている…

実は…この木を何となく眺めてみたいというような気分で…美瑛に立寄ってみたのだった…

「(極々小さな)念願」を叶えた形になった…

<カムイ>:旭川駅(2019.07.29)

所用で札幌へ出ることになっていたが…札幌での所用の時間帯は「朝に旭川から発つと十分に間に合う」というような時間帯だった…そこで、前夜は旭川に泊まって、朝から旭川駅で列車に乗ることにした…

↓天井から光が射し込む中、<カムイ>が未だ静かな旭川駅に登場し、乗客を迎える…
29-07-2019 Asahikawa Station (8)

↓今回は指定席にした…「一番乗り…」で乗車し、客席の様子を写真に収めた…
29-07-2019 Asahikawa Station (5)
↑<カムイ>は5輛編成の789系電車で運用している。4輛は自由席で、指定席は1輛のみである…利用機会は寧ろ稀だ…

↓出発へ…何か期待が高まる…
29-07-2019 Asahikawa Station (13)

この列車で無事に札幌に着き、所用を足した…

点き始めた灯り…:旭橋(2019.07.28)

「北海道内の感覚」としては「暑い…」と感じられる、日中は30℃近くになった好天の一日が暮れようとしていた…

かなり久し振りに自転車を乗り回し、「少々、身体を使ったか…」という感だったが…「18時59分」が旭川の日没時刻と判り、それを目掛けて昭和通を進んで旭橋の辺りに出てみた…

↓日没時刻の少し前だったが…既に灯りが点いていた…
28-07-2019 evening at Asahikawa (4)

↓残照の光線と灯りで、金属製の大きな橋梁が浮かび上がる感だった…
28-07-2019 evening at Asahikawa (1)

旭橋の光景…大変に気に入っている…

<X100F>…(2019.07.28)

↓旭川から美瑛へ向かう列車の車中で…何となく引っ張り出した…
28-07-2019 my 'X100F' (4)
↑2017年9月に入手して愛用し続けている<X100F>だ…

嵩張るモノを旭川駅のコインロッカーに預けて、身軽なスタイルで、カメラだけを持って美瑛へ向かった…

↓普段はこういう状態で持ち歩く…
28-07-2019 my 'X100F' (1)
↑札幌で入手後…サハリンや沿海地方とロシアで活躍し…国内でも方々で活躍している…

↓これからも…「出掛ける時は忘れずに…」ということになるような気がするカメラだ…
28-07-2019 my 'X100F' (3)

向日葵…:美瑛(その1)(2019.07.28)

「7月の美瑛」…一寸、御無沙汰した…

「時間が在れば…」、「機会が在れば…」とはよく言う…が、時間や機会は何かの折りに、多少強引に設けるものであるような気がしないでもない…今般…多少強引に時間と機会を設け、美瑛に乗込んだ…

レンタル自転車…久々に利用した…何となく…自転車に乗るのが下手になってしまったような…気もした…やや暑い中…思った程に動いたのでもないような、思った以上にエネルギーを使ったような、そんな状態で美瑛を動き回った…

↓見事だ!!向日葵(ヒマワリ)だ!
28-07-2019 Biei (6)
↑暫し自転車を停め、何となく様子を眺めていた…

驚く程に大きな向日葵というのでもないが、物凄い数だ…こういう様子…“生”で多数の向日葵が咲いている様子を…これまでに余り視た記憶が無い…

↓雲が面白い感じな下、向日葵が咲き誇っている…「時季ならでは」という景色だ…
28-07-2019 Biei (7)

これが視られたというだけでも、多少強引に時間と機会を設けて美瑛に立寄った価値が在るとさえ思った…

札幌三吉神社(2019.07.20)

何度となく“前”を通り過ぎていて、特段に立ち寄ることが出来ない場所でもないにも拘らず、敢えて立ち寄ってみたことが無い場所…幾らでも在るのかもしれない…

札幌都心…かなり賑やかでスクランブル交差点が在る路面電車の西4丁目停留所から、徒歩でも動ける範囲であるが、やや西寄りに相当する路面電車の停留所にして1つ先、西8丁目停留所の付近に社が鎮座している…

↓こういう感じの社だ…
20-07-2019 at Sapporo (41)
↑<三吉神社>という社である…

↓ビルが並ぶ辺りに小さ目な境内が開けていて、社殿が在る。
20-07-2019 at Sapporo (39)
↑社殿の左側に社務所が在る…

秋田県に太平山三吉神社という社が鎮座している。この太平山三吉神社の御分霊を祀ったことから札幌の三吉神社は起こったのだという。1879(明治12)年から現在地に鎮座しているそうだ…

祭神の1つで、社の名の由来になっている三吉霊神(みよしのおおかみ)…力の神、勝負の神、破邪顕正の神であるという。曲がった事が大嫌いで、力持ちで、弱きを助け、邪悪のものを挫くとされているのだそうだ…

更に祭神に少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)も挙げられている…こちらは医薬の神で、病気平癒を司るのだという…

全くの「都心部!」で街を見守り続けている社ということになるが…通り過ぎるに止まらず、一寸寄ってみると意外に感じが好い…今後も機会が在れば寄ってみるかもしれない…

20-07-2019 at Sapporo (38)

「どうも…」という感…(2019.07.27)

朝早くにコインランドリーを利用し、用事が済んだので拙宅へ戻った…

玄関前に佇み、何やら「気配」を感じた…

↓「どうも…」という感だ…
27-07-2019 morning (1)
↑「何か居る…鹿…」とこちらは思って視ているが…鹿の側では?「何か居る…人間…」という程度に思っているのだろうか?

↓少しだけ踏み出した…鹿の側が少しソワソワし始めた…
27-07-2019 morning (2)

↓暫し様子を視ていると、彼らは離れて行った…
27-07-2019 morning (3)

「珍しい」という程のこともないが…こういうのが「珍しくない」というのも妙なのかもしれない…

札幌水天宮(2019.07.20)

“水天宮”という神社は全国各地に見受けられる…全国の総本宮は福岡県久留米市に鎮座している。

↓札幌にもこの水天宮が在る…
20-07-2019 at Sapporo (23)
↑非常にこじんまりとした社である…

↓小さいながらも、少し貫禄の在る額が社殿に掲げられている…
20-07-2019 at Sapporo (24)
↑各地の水天宮と区別する意味で「札幌水天宮」と呼び習わされているが、正式には単に「水天宮」である…

1884(明治17)年に久留米の元武士が水天宮の御分霊を札幌へ持ち込み、それを祀って神社が起こった。1888(明治21)年に現在地になって現在に至っているのだという…

↓「南9条西4丁目」という、札幌都心によくある形式の「行けば判るであろう…」の住所ではあるが…
20-07-2019 at Sapporo (25)
↑神社の建物が高層建築の谷間のような、公園の敷地の脇で、「何故無い?!」と全然判らない感じだった…30分程度も辺りを歩き回って…終いにタクシーに乗って訪ねた…

↓中島公園の、児童が遊ぶ場所辺りにモニュメントが在って、画で言えば右側の川に架かる小さな橋を渡れば直ぐなのだ…
20-07-2019 at Sapporo (28)
↑この橋がなかなか見付けられなかったのである…

随分と手間取りながら訪ねた水天宮…そのこと自体が小さな想い出になった感である…

中央埠頭から望む稚内港…(2019.07.25)

俄かに「寒い…」という感じになった朝…気温は15℃程度で、やや強めな風が冷たい感だった。「寒い…」が半ば挨拶のようになり、継がれる語は「7月下旬か?」という疑問という状況だ…

↓中央埠頭にサハリンで運用されている貨物船が入った…サハリンへ輸出される貨物の積込作業が行われている…
25-07-2019 vol02 (8)
↑その向こうに…漁から戻る底曳船が航行し、向こうの末広埠頭には早朝に到着したクルーズ船の<飛鳥2>の巨大な船体が視えている…

今朝は港が少々賑やかだった…

伊夜日子神社(彌彦神社)(2019.07.20)

札幌には、方々から移り住んだ人達の故郷に由来する様々な神社が見受けられる。

札幌都心部の少し南寄りに中島公園が在る。中島公園は北寄りがメインの出入口で地下鉄の中島公園駅が在るのだが、“裏口”のような感の南寄りな辺りに幌平橋駅が在る。その幌平橋駅から直ぐの辺り、中島公園の敷地の一隅に社が鎮座している。

↓鳥居の額に<伊夜日子神社>と在る。これは<彌彦>の読み方「いやひこ」に当てた字である…
20-07-2019 at Sapporo (15)

彌彦神社…これは越後国一之宮彌彦神社に由来する。新潟県出身者が祠を設けたことがこの神社の起こりであるという。1912(明治45)年のことであったという。やがて街が拓け、神社も発展して行った…

↓なかなかに風格が在る社殿だ…
20-07-2019 at Sapporo (17)

7月27日が例大祭であるということで、辺りでは一部に<伊夜日子神社>という幟も見受けられた。札幌都心に近い辺りに在る、現在でも人気が高い神社と見受けられ、立ち寄った時には他の参拝者にも出くわした。

札幌 諏訪神社(2019.07.20)

北海道には、主に明治時代以降に方々の人達が移り住んで、その人達の努力で拓かれたという経過が在る。

彼らは、自身や祖先が故郷で「大切にしていたモノ」を新天地に持ち込んで、新たに「大切にするモノ」として行った。

「大切にするモノ」…方々に由来が在る神社である…

↓札幌駅の北東側…地下鉄東豊線の北13条駅周辺に、この<諏訪神社>が鎮座している…
20-07-2019 at Sapporo (3)

↓信濃から入植した人達が、信濃国一之宮諏訪神社の御分霊を勘定して開いたという社だ…
20-07-2019 at Sapporo (5)
↑1882(明治15)年から諏訪神社として活動しているそうだ…

札幌駅の北口から、ゆっくり歩いて15分程度の場所だった…札幌都心の風情とやや異なるが、なかなかに交通量も多い賑やかな一帯だった…

一杯の珈琲…(2019.07.20)

街を歩き回り、居心地が好さそうなカフェを眼に留めると…不意に立ち寄りたくなるものだ…

札幌の路面電車の併用軌道が敷設されている西4丁目停留所辺りから西へ延びる、所謂“電車通”を西寄りから東寄りへ歩んだ…

その“電車通”に…比較的新しい?または外壁を改めたて日が浅いというように見えた建物が在って、1階部分に未だ然程古くはなっていない感じのカフェが在った。チェーン店ではない、明らかに個人経営と見受けられる小さな感じの店だ。硝子張りな通の側から視ると、4席か5席のカウンターが在って、4人から6人が掛けられそうなテーブル席が3つ、4つというような内装だ。

扉を開けると、カウンターに常連と見受けられる皆さんが2人程陣取っていて、カウンターに居た店主氏と談笑していた…珈琲を頂きたいと申し出てテーブル席に陣取った…

「珈琲は“フレンチ”と“マイルド”が在りまして…濃い目か普通かということですが…」と店主氏に尋ねられたので、“フレンチ”を選んだ。

↓供された珈琲である…
20-07-2019 at Sapporo (50)
↑丁寧に淹れて頂いた感で、なかなかに美味かった…

店舗は古くはない感じながら…何か少し古くから営まれている喫茶店という感だと思った…そして、「札幌都心にも、こういう“古き善き”という雰囲気を色濃く残す店が…」と多少心が動いた…

機会が在れば…再訪したい感である…

20-07-2019 at Sapporo (49)

<サロベツ>到着…:稚内駅(2019.07.20)

車中でやや深く、些か長めな居眠りという状況で、何となく稚内駅に到着した…もう直ぐ日付が改まろうというような時間帯であった…

↓無人になってしまっている改札口から、建物を出る前に眺めた…「長い距離…御苦労様…」という気分で眺めてしまう…
20-07-2019 Wakkanai Station (1)
↑乗務員が「異状なし…」と停車した車輌の様子を確認していた…

それにしても…この時間帯の稚内駅は静かだ…現在の運行ダイヤになって、初めて夜遅くに着く列車を利用したかもしれない…

この後、車輌は南稚内駅のやや北辺りに在る基地へ回送されるのであろう…この車輌は翌朝に旭川へ向かう列車となる筈だ…

キハ261系ディーゼルカーが初めて導入されたのは、稚内駅を発着する列車だった…何時の間にか結構な年月が経っているが…何となく「我が街に出入している車輌」と愛着が湧く存在だ…

<ライラック>⇒<サロベツ>…:旭川駅(2019.07.20)

鉄道というモノは…或いは「列車を順次乗り継いで、ドンドンと遠方へ向かって移動…」という性質のモノであるような気がする…

札幌・旭川間を移動し、旭川で列車を乗換えて、旭川・稚内間を移動…乗換えて「直ちに列車が発車」というのなら、何となく落ち着かず、多少疲れた気分になる場合も在るかもしれないが…10分間程度の“インターバル”が在って、ホームで一息入れて、乗って来た列車と、乗り込む列車の車輌を何となくゆっくり眺めることが出来るような状況であれば…個人的にはそういうのは嫌いではない…

↓左側の列車は、札幌から旭川に到着した<ライラック>だ…
20-07-2019 Asahikawa Station (6)
↑今般、この列車は回送になるようだ…もうすぐ午後8時というような時間帯である…右側に<サロベツ>、更にキハ40の普通列車も停車している様子が覗く…

↓左側の<サロベツ>に乗り込み、稚内へ向かった…
20-07-2019 Asahikawa Station (7)
↑こういうディーゼルカーが並ぶ感じ…「旭川駅らしい」とも思う…

この時は…前日に稚内から乗車した列車の出発が遅れ、札幌に日付が改まって少し経った頃に入り、夜を明かして朝から所用を足し、1日を過ごして夕刻から移動を開始した…そうした関係で…旭川から乗車した列車の車中では、乗務員による車内検札が在って、旭川の次の次に停車する士別に停まった場面を覚えていない程度のタイミングで居眠りに陥ってしまった…気付いた時には、車輌の出入口辺りの電光掲示に「次は幌延」と表示されていた…随分と深く、やや長く眠ってしまった…

既に暗い午後8時過ぎに旭川を経ち、日付が改まる前に稚内へ着くという状況…「ずうっと夜」な車窓なので、何やら夜行列車にでも乗る気分である…

<ライラック>…:札幌駅(2019.07.20)

札幌・旭川間…特急列車が盛んに行き交っている区間だ…789系電車が活躍しているが、以前から活躍している5輌編成のモノが<カムイ>という愛称であるのに対し、函館から移って来た6輌編成のモノが<ライラック>という愛称である…

↓行き交う列車を眺めながらホームで過ごしていると、入線の案内放送が流れ、乗客が並んでいるホームに列車が姿を現した…
20-07-2019 Sapporo Station (15)
↑これに乗車して旭川を目指す…

↓先頭車の電光式なヘッドマークだが、とりあえず「回送」という状態になっている…
20-07-2019 Sapporo Station (17)

↓少し経つと、列車愛称の<ライラック>と表示される…
20-07-2019 Sapporo Station (20)

↓乗り込んで…売店で求めておいたブラックのアイスコーヒーの缶を出して窓辺に…
20-07-2019 Sapporo Station (21)
↑北海道の地図が缶に描かれている…「道内限定」ということだろうか?

アイスコーヒーを啜り始めると、列車は静かに動き始めた…

出町柳駅(2019.06.06)

京都の街で、少し北東に寄った辺りの地下に京阪の起点・終点になっている駅が在る…出町柳駅である…

↓出町柳駅のホームは、こういうような具合になっている…ホームの端、大阪方向へ列車が進む場合には最後尾になる側から視ている。最近導入された特急列車の「有料指定席」である<プレミアムカー>が向こう側に在る旨を示す、矢印が付された掲示が見える…
06-06-2019 Kyoto (28)
↑大阪方向から各種の列車が到着すると、少しの間待機して、また大阪方向へ向かって出発する…左が準急で、右が特急だが、行先は大阪の起点・終点である淀屋橋駅となっている…

京阪の車輌は、列車の種別毎に概ね統一されたカラーリングで、何となく独特な趣が在る…大阪・京都間では、何となく乗車してみたくなる…

「出町柳」という駅名が、辺りの地名のように定着している感だが…実は鴨川左岸(東側)の「柳」、鴨川右岸(西側)の「出町」が組み合わせて駅名にしたという経過が在ったらしい…京阪の出町柳駅の住所は「京都市左京区田中下柳町」となっていて「柳町」なのだ…一寸面白い…

この時は、出町柳駅を起点に吉田神社を訪ねてみたのだったが…「また何時か利用したい」と考える頻度が微妙に高まった感の昨今である…
posted by Charlie at 00:00Comment(0)京都府

電車が行き交う…:札幌駅(2019.07.20)

列車に乗ろうとする場合…「少し間が在るかな?」と思うような時間帯であっても、乗車する駅が大き目な駅であれば、多少早めにホームで列車を待つ。待ちながら行き交う列車を眺めるのが好きだ…

↓札幌駅…午後6時台の感じだ…
20-07-2019 Sapporo Station (5)
↑右から普通列車、快速、更に到着した特急列車がそれぞれのホームに停車している…

↓右側の普通列車が出発した…
20-07-2019 Sapporo Station (9)

土曜日であったので、多分、平日よりやや乗客が少ないかもしれないが…札幌駅は、深夜でもなければ何時でも賑やかだ…

大阪難波駅(2019.06.08)

大阪難波駅…近鉄と阪神の駅である。管轄しているのは近鉄ということになるそうだ。

1970(昭和45)年に「近鉄難波駅」として開業し、2009(平成21)年に阪神なんば線が開通してから「大阪難波駅」と改称して現在に至っている…が、近鉄の特急列車の一部では、行先に関して「大阪 難波行」というように案内していたことも在ったようだ。これは「大阪方面へ向かう」ということを強調する意味合いだったらしい…

↓この大阪難波駅に左の近鉄の車輌、右の阪神の車輌が並んでいる様子も、既に10年経っていることになる。
08-06-2019 Osaka (18)
↑地下には2面のホームが在って、3本の軌道が据えられている…

↓短い間隔で列車が発着する忙しい駅だ…
08-06-2019 Osaka (21)
↑近鉄の難波線(奈良線)と大阪線の特急列車、阪神の阪神なんば線の各列車が発着する。

↓名古屋へ向かう近鉄の特急列車、<アーバンライナー>が出発に向けて待機している…
08-06-2019 Osaka (25)
↑この列車に乗込み、大阪を後にして名古屋へ向かったのだった…

大阪難波駅も、何となく利用回数が増え、適当に馴染んで来た感じがする…
posted by Charlie at 00:00Comment(0)大阪府

<A1203>:西4丁目停留所周辺:札幌の路面電車…(2019.07.20)

地下鉄の1日乗車券…休日限定で安価な<どにチカ>というモノを手に札幌都心を少し動き回った…大通駅に着いて、路面電車の西4丁目停留所に近い側に出た…

↓併用軌道が敷設された道路を視ると、こんな車輛が現れ…思わず足を停めた…
20-07-2019 at Sapporo (31)

↓交差点を進んでいる…
20-07-2019 at Sapporo (32)
↑A1200形は連接式の低床型車輛だ…こういうカーブ区間を走る様子は画になる…

↓カーブを曲がると、電車は南下する…
20-07-2019 at Sapporo (33)

↓この車輛を視ると、何となく運が好いような気がする…
20-07-2019 at Sapporo (34)

この型も…初登場の際には酷く斬新な感じがしたが…多少は眼に馴染んだ感じがする…今般は…乗車する機会は設けられなかった…

<ちょうかい>:稚内港天北1号埠頭から末広埠頭を望む…(2019.07.21)

稚内港には時々海上自衛隊の艦船が姿を見せる…

↓この週末…大き目な艦が稚内港に現れた…
DDG-176 'Chokai' at Wakkanai 21-07-2019 (10)
↑朝から港に足を運んでみた…鏡面のような静かな海面に空の蒼と雲…そして埠頭に在る様々なモノと共に大きな艦の勇姿も映り込んでいる…

↓艦の番号は“176”…佐世保の基地を母港とする<ちょうかい>である…鳥海山に因む命名とのことだ…
DDG-176 'Chokai' at Wakkanai 21-07-2019 (20)

↓強力なレーダーと高度なコンピュータで防御をする“イージス”と呼ばれるシステムを搭載した、海上自衛隊を代表するような艦である…全長161mで排水量が7250トンで、最大速度30ノットで約300名が乗り込んでいるのだという…
DDG-176 'Chokai' at Wakkanai 21-07-2019 (6)

この種のモノを眺めるのは興味深い…

御朱印帳(2019.07.20)

所用を無事に足した後…列車で北上するまでに、やや間が在る感なので…札幌の都心部で、便利な場所に在る社を巡ってみた…

そんなことをして…所謂<電車通>、西4丁目から西へ延びる、路面電車の行き交う併用軌道が敷設されている通に沿って少しだけ歩いていた際、居心地の好さそうなカフェを見付けて一息入れた…

↓持ち合わせていた、こういうモノを取出して、何となく眺めた…
20-07-2019 at Sapporo (46)
↑2019年4月に奈良の三条通に在った店で求めた…花の開花按配についてバラつきが目立つ感だったが、「桜の時季に好感を抱くようになった奈良の街で求めた御朱印帳…」ということで“桜”のイメージの表紙のモノを選んで求めた…

↓裏側は、桜の花の感じを少し変えている…
20-07-2019 at Sapporo (47)

昨年の11月…一昨年の11月に計画したものの、“アクシデント”の関係で果たせなかった九州上陸を実現した時…“アクシデント”でのダメージを乗越えて、何とか「生かされている…」というような気分にもなり、「何かに感謝の意を表し…」というようなことを思い付いて、方々の神社を訪ねて御朱印を集めてみるようになった…既に一冊は23社の御朱印を頂いて、白い頁が埋まったので、拙宅で大切に保管している…画の桜のモノは「二冊目」だ…

橿原神宮(H31.04.02)、鴨都波神社(H31.04.02)、日牟礼八幡宮(近江八幡)(H31.04.03)、三輪神社(摂津富田)(H31.04.03)、湊川神社(H31.04.04)、西宮神社(H31.04.04)、生田神社(H31.04.04)、美瑛神社(H31.04.27)、龍宮神社(小樽)(R01.05.02)、出雲大社(R01.06.02)、松江神社(R01.06.02)、松陰神社(萩)(R01.06.03)、厳島神社(R01.06.04)、大和神社(R01.06.05)、御霊神社(R01.06.05)、吉田神社(R01.06.06)、大元宮(R01.06.06)、今宮戎神社(R01.06.07)、難波神社(R01.06.07)、素戔嗚神社(甲子園)(R01.06.07)、札幌諏訪神社(R01.07.20)、彌彦神社(札幌)(R01.07.20)、札幌水天宮(R01.07.20)

↑上記の23の社で御朱印を頂いていて、この御朱印帳に記録されている。

それぞれの社を訪ねてみた想い出と共に、この二冊目の御朱印帳も大切に保管したい…社を訪ねて御朱印を頂く際には「ここを訪ねることが叶ったということに感謝…」と何時も思う…

現在、三冊目を使い始めたところだ…

2時間以上の延着の顛末…:札幌駅(2019.07.19-20)

半ば戯れに「指定休憩所群」と呼ぶモノの1つに陣取って、エスプレッソ―量が少な目で、カップに2杯分が収まるので2杯分を注いでいる…ユジノサハリンスクでは“ドヴォイノイ”と称していたやり方だったと、何らの脈絡も無く想い起した…―を啜る…飲物は砂糖抜きが好い…人生は甘い方が好いのかもしれないが…

普段であれば、抗い悪い眠気に敢えて抗わずに休んでしまい、何気なく眼を開けることも在るような時間帯に差し掛かっているが…変に眼が冴える…夕刻に少し、時間にして2時間半程度は眠ってしまった関係かもしれない…珈琲が酷く眠りを妨げるという気もしない性分だ…熱い珈琲を悠然と啜るようなことは、寧ろ気分が和むというものだ…

少しばかり気が重い側面も在るが、土曜日の朝から所用を抱えていて、金曜日の夕刻から夜に“南下”の特急列車で札幌都心に入ろうとした…

夕刻に稚内を発つ<宗谷>は、旭川から北上して稚内に着く列車が直ぐに折り返すというようになっている。その列車は定刻で稚内駅に姿を見せた。それに乗車させて頂こうと待っていれば…音威子府周辺で強い雨が降った関係上、最悪の場合は土砂崩れも危惧される状況ということで「線路点検作業」を行う旨の案内が在った。「2時間程度を要する。最悪の場合、申し訳ないが、運休も在り得る」という話しだった…

色々な乗客が稚内駅で各々に「弱ったなぁ…」、「困るなぁ…」という感じで随所に屯していた…自身もその中の1人だった…

所用を足すため、“最悪”な列車運休ということになった場合には、代替交通手段としては「夜行のバス」ということになるのだが…最近は都市間バスは混み合っている場合も多いので、どうなるのかも判らない。巧く事が運ばなければ、所用の方を調整して何とかする他無い…

そんなことが頭の中を巡ったが…とりあえず「2時間程度を要する」と案内が在った「線路点検作業」とやらの状況を聴く他無い…本来であれば列車の車中で紐解こうかと持っていた文庫本を読む等して、案内を待った…

予告案内のとおり…約2時間を経て「運行します」ということになった。2時間少々遅れて<宗谷>は稚内駅を出発して南下を開始した…

通常は動いていない時間帯に動く以上、何やら余計な「列車行き違いのため、暫く停止」が旭川までの区間では何回か在った…旭川以降は速度も上がり、旭川駅到着時点で2時間15分程だった遅延時間が、札幌駅到着時には2時間9分となった…

「深夜1時を過ぎた札幌駅」という場所…初めてだった…

↓<宗谷>から下車した乗客の他…列車の利用者は誰も居ない…「これしか人が居ない」というのは、札幌駅では稀なことだとも思った…
20-07-2019 arrival after midnight (1)
↑早朝に動く電車が各ホームに入っている状態で、その隙間に<宗谷>のキハ261系ディーゼルカーが入り込んだ…ホームでゆったりと様子を眺めるような雰囲気でもないので、速やかに改札口方面を目指した…

「特急列車が2時間以上延着」という場合…精算窓口で特急料金の払戻が行われることになっている…今般、他の列車が全て運行を終えていて、駅の清掃を行う関係者等しか居ない状態の駅だったが…精算窓口の列はなかなかに長く…「行列に並ぶことが滅多に無い」という「静か過ぎる街の住人」の感覚では「面倒!!」と思えた…

↓結局、スタスタと改札口に歩み寄って、例によって「記念に切符を…」と駅員さんに申し出て、素早く外に出てしまった…
20-07-2019 arrival after midnight (4)

所用を抱えていた関係で、「“最悪”な運休」の場合は「どうしたものか?」であった訳で、復旧に時間を要するような事態に陥っているというのであれば、翌朝以降の列車運行の状況もどうなるのか判らない…“特急料金”のルールで“払戻”となる延着ではあったが…「とにかくも到着が叶ったことに強く感謝したい」という気分でもあった…

↓やや異様にも思える程度に暗い札幌駅前に出て…周辺の道路に存外にタクシー等が行き交っている様に少々驚きながら、辺りを少しだけ歩いた…
20-07-2019 arrival after midnight (3)

顛末を振り返っていた間に…エスプレッソがやや冷め…一気に飲み干した…

武州藍染刺子織 ブックカバー(2019.07.18)

文庫本や新書をバッグの隅や、冬季なら外用の上着ポケットに入れて、何処へなりと持ち歩いて読むというようなことを随分以前から頻繁にやっている…

そういう文庫本や新書に関しては、書店で求める際に書店員が掛けてくれる紙のカバーを装着という状態で持ち歩くのが、気が遠くなる程に長い間、自身の中では当然であった…が、或る時に布製のブックカバーというモノを用意して、文庫本にそれを装着して持ち歩いてみるというのが、何となく好かった…そういうことで布製ブックカバーも使うようになっている…

↓或る程度長く使っていたモノについて、多少傷んだような感がしないでもないので…新しいモノを用意した…
18-07-2019 (1)
↑藍染の織物とそれによる製品を扱う、明治時代に創業したという業者のモノを入手した…送って頂いた際の封筒に、老舗業者の看板イメージ風なポストカードが同封されていた…

↓“剣道着”のようなモノに使う刺子織だが、裏は綺麗な別な生地の布である…
18-07-2019 (2)
↑「和風」な渋いイメージのブックカバーだ…

↓早速に、これから読もうとしていた文庫本に新しいカバーを装着してみた…
18-07-2019 (4)
↑意外に好い外観になる…

これから少し長く愛用して行くことになりそうだ…

18-07-2019 (3)