<Che Black>(チェ・ブラック)と一杯の珈琲と…(2019.09.29)

新札幌の商業施設内…「旧き善き喫茶店」という趣を色濃く残す、気に入っているカフェが在る…このエリアに在る機会が在れば、ここに「寄らない訳にも行かない…」と考えてしまう程度に気に入っている…

↓カウンターに陣取れば、グラスに水と灰皿がすうっと出て来る…店員さんに<フレンチ>とやや濃い感じがするブレンドコーヒーを御願いする…そして煙草とライターを何気なく出す…
29-09-2019 Shin-Sapporo area (6)

<Che Black>(チェ・ブラック)という煙草を何気なく求めた…キューバの葉が入っているそうだ…かの「革命の英雄」であるチェ・ゲバラの御尊顔のイラストがパッケージに…酷く渋い…

↓日頃から持ち歩く文庫本をさり気なく紐解き始めれば、美味い珈琲が供される…
29-09-2019 Shin-Sapporo area (8)
↑キューバの葉が入っているという煙草を灰にしながら読書に興じ、濃い珈琲をゆったりと味わう…好い感じの一時だ…

最近は…「煙草を点ける」ということ自体が「人類に敵対する行為」でもあるかのように言われるような気がするが…それでも「旧き善き喫茶店」という趣を色濃く残す場での好い感じの時間を排したいとは思わない…煙草が迷惑なら?雑踏での「歩きスマホ」や、「車を運転しながらスマホを見入る」というような真似こそ、何十倍も迷惑なのではないか?!

<クラーク博士胸像>:北海道大学 構内(2019.09.28)

「クラーク博士」…ウィリアム・スミス・クラーク(1826-1886)は1876(明治9)年に開校した<札幌農学校>(北海道大学の前身)にやって来た科学者で教育者であった人物だ。所謂「御雇外人」ということになるが…米国流の技術や知識の普及に繋がる各種の授業や、“教頭”としての学校運営に尽力した人物で、集まって学んでいた若者達にも慕われていたらしい…

↓北海道大学の構内に、このクラーク博士の胸像が在る…
28-09-2019 Sapporo (57)
↑訪ねた時は光線が好い感じだった…

クラーク博士に関しては…かの「少年よ大志を抱け」の言葉を残して教え子たちと別れたという挿話―言葉そのものには諸説在るようだが…―がよく知られ、その場面をイメージした銅像が「全く別な場所」に在る…他所から札幌に来た方が、「クラーク博士に所縁の大学に銅像?」と「思い違い」をしていて、居合わせた学生さん等に「銅像は何処?」と尋ねているというのもよく在るらしい…

↓北海道大学の構内に在るのはこの胸像だ…大きなモノではない…
28-09-2019 Sapporo (59)

決して大きなモノでもない胸像だが、これは大きな存在感が在るような気がする…クラーク博士が説いたとされる“大志”は立派に受け継がれていると言って差し支えないかもしれない…

<A1201>:西線6条・西15丁目間:夜…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓新しい車輛の前照灯は、白色な光が一際目立つ…
28-09-2019 Sapporo (187)
↑一際目立つ前照灯の光で軌道を照らしながら<A1201>が北上している…

札幌の街は「碁盤の目」というように道路が築かれてはいるが、一部に「別々に拓かれた場所を連結した」というような場所も在り、南北の道路が若干カーブを描いている場合も在るようだ。この場所がそれに該当するのかもしれない…

西線6条停留所から北上すると西15丁目停留所が在る。両者の間、西15丁目停留所に寄った辺りに歩道橋が在り、南北に延びる路面電車の軌道がよく視える。西15丁目停留所に至ってしまうと、東西に延びる軌道へ繋がっているので、停留所の手前に「90度カーブ」も在るのだが…

↓軌道の緩やかなカーブに合わせ、連接構造の<A1201>が若干折れ曲がる…
28-09-2019 Sapporo (188)

↓歩道橋を潜った…車輛の後ろ側を見せながら、<A1201>は北上する…
28-09-2019 Sapporo (189)
↑直線区間で、些か速度に乗るように見えた…

↓次第に遠ざかる…
28-09-2019 Sapporo (190)

↓西15丁目停留所近辺の灯りに吸い込まれて行くかのように<A1201>は駆けて行った…
28-09-2019 Sapporo (191)

日中は24℃程度に気温が上昇していて、半袖Tシャツで歩き回っても寒くはない、寧ろ程好いと思えるような夕べだった…

<A1202>:西15丁目停留所:夜…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓西15丁目停留所に至り、路面電車の到着を待っていれば、反対側の軌道を行く車輛が姿を見せた…
28-09-2019 Sapporo (193)
↑一際明るい前照灯の<A1202>が近付いている…

<A1202>は西4丁目停留所付近から西へ延びる軌道を進み、ここで「90度カーブ」を経て、南へ延びる軌道に入り込むことになる…

↓カーブに合わせて<A1202>の連接部が折れ曲がる…
28-09-2019 Sapporo (195)

↓「90度カーブ」を殆ど曲がり切り、東から西への軌道から、北から南への軌道に入り込んだ感だ…
28-09-2019 Sapporo (196)

↓テカテカした車体に街の灯りが映り込む感で<A1202>は走行している…
28-09-2019 Sapporo (197)

↓停留所での乗降が済めば、後尾側を見せて<A1202>は南へ延びる軌道へ発って行く…
28-09-2019 Sapporo (198)

↓歩道橋までの直線の区間は少し速度に乗るようにも見える…
28-09-2019 Sapporo (200)

F2のレンズを装着した<X-Pro2>…駆ける路面電車が視られる、既に暗くなっている街で「手持ち撮影」をしても、なかなかに綺麗な画を記録してくれるものだ…

<タルボサウルス>:<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

↓大迫力!!如何にも「恐竜の頭!」という感じの代物だ…
28-09-2019 Sapporo (52)
↑親子連れも見受けられた博物館だったが、子ども達が驚嘆している様子が見受けられた…

肉食恐竜―他の恐竜を含む動物を襲撃して捕獲して食するタイプ…―の一種で、有名なティラノサウルスに近い種類の<タルボサウルス>というモノであるそうだ…頭部のサイズから類推して、全長は10m程も在るような、非常に大きなモノだったと考えられるのだという…確かに、館内に居合わせた小学校低学年位の子ども達というような大きさのモノであれば「頭から丸ごと飲み込んでしまえそう…」な程に大きな口で、顎も強力であるのかもしれない…牙も大きく鋭い…如何にも「肉食恐竜!」という感だ…

北海道大学に籍を置いた研究者が参画した、モンゴルでの化石発掘の成果の一部であるらしいが…正しく「大怪獣?!」というようにさえ見える代物に驚かされる…

大学構内に設置されている博物館で、「多少“敷居”?」という感じもしないでもないのだが…敷地の隅に門が設けられて出入の時間は規制されているモノの「少し古くからの建物が広い―札幌駅の少し北の北8条辺りから北20条位まで…地下鉄南北線の駅で言えば<さっぽろ>、<北12条>、<北18条>と3駅(!?)にもなってしまう…―敷地に悠然と並ぶ街の一画」という風で、旅行者も含む大学と無関係な人達―勿論、私自身も含む…―も多く出入りしているので、こういう面白いモノが在る博物館を訪ねることに「差障り」など無い…<北海道大学総合博物館>は入場無料の公的施設だ…

この<タルボサウルス>は…強く記憶に残る…

<A1201>:幌南小学校前停留所付近:夕刻…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓歩道橋を下りて、幌南小学校前停留所へ向かおうとすれば…北から南への“外回り”の軌道に<A1201>がやって来た…
28-09-2019 Sapporo (126)

↓信号停止後に発車し、直ぐに「90度カーブ」に入り込む…
28-09-2019 Sapporo (127)

↓連接式の車体が折れ曲がりながら「90度カーブ」を進む様は、視ていて面白い…
28-09-2019 Sapporo (128)

↓先頭側が東から西への軌道に入り込んでいる…
28-09-2019 Sapporo (129)

↓もう直ぐ「90度カーブ」を抜ける…
28-09-2019 Sapporo (130)

↓辺りの車輛が放つ灯りを車体で跳ね返しながら、<A1201>は軌道上を静かに西へ向かった…
28-09-2019 Sapporo (131)

こうした「夕刻から夜の風情」を眺めて写真に収める機会が設けられたのは非常に好かった…

<石ノ森章太郎 80thアニバーサリー>の『仮面ライダー』のTシャツ…(2019.09.28)

↓酷く気に入ったTシャツ!!
28-09-2019 Sapporo (61)
↑“漫画版”の『仮面ライダー』の画が大きく入っている!!通販で求めて、札幌に持ち込んで広げて写真に収めた後、早速に嬉々として着用している…

この“漫画版”の画…石ノ森章太郎(1938-1998)の作だ…未だに特撮ヒーローの作品に「仮面ライダー」を冠したモノが見受けられるのだが、この『仮面ライダー』が「元祖」ということになる筈だ…石ノ森章太郎の場合、多くの特撮ヒーローの原作、原案というのを手掛けているので、漫画作品としては映像作品と同時かほんの少し後に登場しているというのも在るのかもしれないが…

↓残念ながら60歳で他界した石ノ森章太郎の「生誕80年」ということで、サインを背中に入れた形でデザインされているTシャツだ…
28-09-2019 Sapporo (62)

この最初の『仮面ライダー』…特撮ヒーローの映像作品として幼少の頃に親しみ、何度も“再放送”やビデオやDVDも観ている訳だが…所謂「仮面ライダー1号」は、自身にとっては「一寸だけ特別」な思い入れが在る…

『仮面ライダー』の主人公は、悪の秘密結社の“狂気の科学”で途轍もない力を身に着けることになってしまうが、その力を利用して彼らに立ち向かおうと「自らの意志」で闘いに身を投じる。「何だかヒーローになって…」というのではない!「自らの意思」で、とんでもない連中を向こうに回して戦うのである…そこが鍵だ!

考えてみると、特撮ヒーローの原作、原案となっているような石ノ森章太郎作品には、『仮面ライダー』の主人公のように「自らの意志」で闘いに身を投じるというような作中人物が幾つも在るかもしれないが…それでも『仮面ライダー』はどういうものか自身にとっては「永遠のヒーロー」で、「特撮ヒーロー」で“一括り”にはして欲しくない!

何れにしても…このTシャツは大事に愛用したい感である…

<A1202>:幌南小学校前停留所付近:夕刻…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓日没の少し後と見受けられる時間帯…明るい西天を背景に、西側から東側への軌道上に、一際明るい前照灯の<A1202>が現れた…
28-09-2019 Sapporo (117)
↑「90度カーブ」の手前、交差点で信号停止した…

↓「慎重な足取り…」というような感で<A1202>が進み始めた…
28-09-2019 Sapporo (119)

↓「90度カーブ」に<A1202>が入り込んだ…
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↓素早く歩道橋の上で数歩動いて眼を転じれば、<A1202>は「90度カーブ」を曲がって、車輛の後尾側を見せて北上する軌道に入り込んだ…
28-09-2019 Sapporo (122)

↓少し先の幌南小学校前停留所へ向けて、些か減速しながら進むようだ…
28-09-2019 Sapporo (124)

幌南小学校前停留所付近の歩道橋上で路面電車を眺めるのは気に入っているのだが…夕刻にこの場に在ったという記憶が無い…半袖Tシャツで寒くなかったという中、好い機会になった…

「国境観光 BORDER TOURISM」:<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

「北海道大学」は“総合大学”で、古生物の化石というようなモノを扱うこと、古い時代の遺物を扱うことというような「博物館に並べる」と言えば思い付くようなことに関わりも深いと同時に、自然科学、社会科学、人文科学と非常に広範な分野の研究教育活動が行われる場である。故に<北海道大学総合博物館>には、大学での研究に関連する様々な展示が見受けられる…

↓そういう「様々な展示」の一つだ…稚内も少々係わりが在る訳で、眼に留めて展示を拝見した…
28-09-2019 Sapporo (53)

「国境観光」とか「ボーダーツーリズム」という考え方が何年か前から唱えられ始めている。これは、北海道大学の研究機関で取組んだ「境界地域研究」というモノから起こっている考え方だ…

方々に「国境」というようなモノが在って、それは「地域を分け隔てている」というような性格が強いのかもしれないが、嘗ては「地域間の結び付き」も色々と在った訳で、“境界”を越えて複数の地域を訪ねてみれば相違と共通項とが混在し、その背後の“物語”を学ぶ有意義な経験が出来る筈である。それが「国境観光」とか「ボーダーツーリズム」という考え方だ…

稚内に関しては…戦後に「日ソ国境」ということにはなった。現在は「日ロ国境」だが…実は「永い歴史」という尺度で考えれば、稚内が「国境の街」ということになったのは「1945年以降」ということで「短い」のである。そこで「稚内とサハリンとを1回の旅行で巡ってみよう」と、「国境観光」とか「ボーダーツーリズム」という考え方が出て来た訳だが…

<北海道大学総合博物館>のこの展示では、研究の経過を紹介するビデオや、国境地域の貴重な写真の展示等が観られた…

マンモス(原寸大模型):<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

↓圧倒的な存在感…大きい!思わずカメラを向けたくなる…
28-09-2019 Sapporo (45)
↑旧い象の仲間である、寒冷地に適応したと言われるマンモスだ…

日本国内では、この種のマンモスが居たと考えられるのは北海道だけなのだそうだ…

こんなに大きな動物!?現在も生息していたとすれば?何処でどうやって暮らすのか?そんな余計な事も思い付きながら、圧倒的な存在感の「原寸大模型」を眺めていた…

<ニッポノサウルス>(Nipponosaurusu):<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

↓体長約4mの恐竜だ…
28-09-2019 Sapporo (50)
↑<北海道大学総合博物館>に展示されている…

「北海道大学」が「北海道帝国大学」と呼ばれていた時代…大学の調査チームが、1934年に樺太で発見した化石だ。「日本人によって記載、命名される初めての恐竜」ということになること、当時の日本領の樺太での発見であったことから「サハリンの日本竜」という意味の学名が冠せられたというのだ…

因みにこれは「Nipponosaurus sachalinensis=Сахалинский Диназавр=サハリンの恐竜」としてユジノサハリンスクの<サハリン州郷土博物館>でも同じようなモノが展示されている。恐らく、<北海道大学総合博物館>から贈ったのであろうが…

随分と久し振りに<北海道大学総合博物館>に立寄り、ざぁっと展示を眺めて愉しんだのだった…

「枕崎駅より 3,099.5km」:稚内駅(2019.09.28)

↓稚内駅で列車に乗ろうとすれば…こんなモノを眼に留めた…
28-09-2019 Wakkanai (11)
↑鹿児島県…薩摩半島の沿岸を巡る鉄路が行き着く先…枕崎駅…3,099.5kmも彼方だ…

どんなコースを通れば「3,099.5km」なのだろうか?

実は2011年12月に「稚内→旭川→小樽→札幌→郡山→会津若松→新潟→新大阪→博多→鹿児島中央→指宿→枕崎」と、新幹線や当時は動いていた<北斗星>や<きたぐに>という夜行の特急や急行も駆使して枕崎駅に「鉄路のみ」で到達してみたということが在った…復路は鹿児島中央駅に引揚げ、都市間バスで大阪に出てから空路で新千歳空港に入って、そこから列車で稚内に戻ったのだったが…(2011年12月頃と言えば<S95>というカメラを主に愛用していて、モノクロの画は殆ど撮らなかったのだったが…)

↓更にこんなモノも…
28-09-2019 Wakkanai (12)
↑枕崎側から申し出を頂き、“南”と“北”の終着駅を擁する小さな街どうし、互いに鰹や昆布という“出汁”の材料を送り出すという共通項も在るので友好交流をしようということになった訳で…その旨が掲示されているのだ…

「線路は続くよ♪」というメロディー…阪神電車の列車が到着する時に使っているが…稚内から「線路は続くよ♪」ということなら…少なくとも枕崎まで「3,099.5km」も続いている訳だ…

新しいシューズ…(2019.09.26)

↓何となく…新しいシューズを求めてしまった…
26-09-2019 my one (2)
↑「渋い外観!!」と惹かれて気になってしまい、何となく衝動的に入手してしまったのだった…

↓外装は黒いレザーで艶消しだ…
26-09-2019 my one (4)
↑改まった場や、特別な指定が在るというようなことでもなければ「何処にでも履いて出掛けることが適う」というような感である…「シンプルに見える黒」なので、普段着用している衣類に照らして、何れを着ている場面でも違和感も無いと思う…

何となく…「全般に“細身”?」というようにも感じられる造りだ…全くの新品である「やや硬い…」という時点で、「内装が足にピッタリと貼り付く」という感じだった。少し履いていて、何となく馴染んで来たが、心地好くなるには少し時間が要るかもしれない…

「身近な革のモノは、写真に収めると何となく画になる?」と思うようになり、新しいシューズを使い始める前に何となく写真に収めてしまったのだ…

「光の路」が拓かれて行く…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.27)

↓「ぼんやりと空と海を眺める…」という振る舞い自体が、何かと忙しない世の中では「小さな贅沢」ということになってしまうのかもしれないが…「光が創るショー!!」とでも呼びたくなるような状況の中に在っては「豪華な余暇」ということになるのかもしれない…
27-09-2019 morning (18)
↑刻々と表情を変える天空と、天空の光を跳ね返して、同じように刻々と表情を変える海面だ…

↓さり気なく「より明るい…」という感じになって行き、上空に輝いていた月が判り悪くなってしまう…
27-09-2019 morning (21)

↓宗谷丘陵の向こうに朝日が蠢き始めている感だ…
27-09-2019 morning (25)

↓朝陽が姿を見せると、光が解き放たれ、海面上に「光の路」が拓かれる…
27-09-2019 morning (26)

鮮やかな夜明け…こういう場面に出くわすのは心地好いものだ…

<豊富八幡神社>(2019.09.23)

豊富町(とよとみちょう)…稚内市の南隣の町だ…

↓豊富町には、こういう鳥居が設けられていて、奥に石段が見える場所が在る…
23-09-2019 (75)
↑町の代表的な神社ということになる<豊富八幡神社>だ…

豊富町は温泉で知られる町でもある。独特な湯が面白いのだが、その入浴施設に立ち寄り、豊富町内に在ったときに<豊富八幡神社>に立ち寄った…

<豊富八幡神社>の辺りに至った時…雨が交じり始めた…

↓少しだけ雨を気に掛けながら、石段をゆっくりと上がってみた…
23-09-2019 (76)

↓何か趣き深い…
23-09-2019 (81)

1907(明治40)年に京都の男山の八幡宮の分霊を受けて、この<豊富八幡神社>が起こったのだという…なかなかに永い歴史を有する社だ…

↓建物の暗い色を背景にすると…「雨脚」が画の中にも見られる…
23-09-2019 (84)

豊富町は、明治時代の初期から様々な入植者が入り、行政区画の変遷が色々と在ったと聞くが、1907(明治40)年に至って辺りの農場主達が発起人になって、本州方面の親族の協力を得ながら男山の八幡宮から分霊を受けて神社を起こした訳だ…新たに定着したこの地への強い想いを抱く人達が、自身や子孫と地域の安寧を祈る場であった、そして現代を生きる地域の人達にとってもそれは変わらない訳だが…何かこの境内や社殿は、この神社が起こったような頃から現在に至るまでの「人々の想い」が渦巻いている場所のように感じられた…

ここもまた…「通り過ぎる」というばかりかもしれないのだが、時には立ち寄ってみたい感の場所である…

黎明に…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.27)

「明るい?!」と感じた早朝だった…前日は「色画用紙!?」というような感さえ抱くような、雲が視えない蒼天だった…その傾向が継続していたのかもしれない…

↓稚内港北防波堤ドームの辺りへ足を運んでみた…
27-09-2019 morning (4)
↑「雲が視えない」というような前日の傾向が続いている…未だ“消灯”ということでもなく、稚内港北防波堤ドームは、深夜と早朝との境界に在るような空を背景に佇む…やや左寄りの情報に月も視える…

気温は上がり切らない感だった。秋冬や早春に出番が多めなパーカーを着て、風雨除けに用いる裏地が無い上着を引っ掛け、ベースボールキャップ着用というような具合で、愛用の<X-Pro2>を提げて戸外に出た。多少、空気がひんやりとした感だったが、風は寧ろ弱く、酷く寒いのでもない…

近くの宿に滞在しているのか、カメラを手に写真を撮りながら散策している方も視掛けた朝だった…何となく行き会って「おはようございます」を交わしたが、この辺りでは日出前に「誰かに出くわす」ということ自体が少々珍しい…

↓<プロムナード>と称する、少し高くなった場所へ上がってみる…
27-09-2019 morning (6)

↓ここは何度視ても独特な景観だと思う…
27-09-2019 morning (8)

雲が無い空模様で、非常に空が明るいが…ハッキリ言えば…「適当に雲が散った夜明けの頃の空模様」というのが個人的な好みではあるのだが、これだけ見事に「光を跳ね返すスクリーン」のように雲が無い状態も、然程頻繁に視られるでもないので興味深い…

旧いベルト…新しいベルト…(2019.09.25)

↓殆ど「毎日」のように使い続けているモノである…
25-09-2019 old one (2)
↑ズボンを穿く場面で使うベルトだ…レザーのモノだ…

頑丈なレザーと堅牢な金具…既に「何時頃から使用している」のかが不鮮明な程度に、永く使っているような気がする…「在るのが当然」という按配で、ズボンを替える場面でも、このベルトはとくに替えることもなく、「脱いだズボンから抜き取って、穿こうとしているズボンに使う」ということを何度繰り返したか、文字どおりに数え切れない…

気になって、何時も利用する通信販売の購入履歴を検めてみれば「2013年10月」に該当するモノを求めたようだ…もう6年だ…が、これはマダマダ使える!

↓旧いモノに関して「マダマダ使える…」と思いながら…新しいモノを求めてしまった…
25-09-2019 new one (1)
↑「国産」を謳うモノで、なかなかに好い感じだ…

↓これはジーンズのウェストサイズに見合った長さを指定して求めるということになっているベルトで、そのまま直ぐに使うことが叶う。
25-09-2019 new one (2)

マダマダ新しく硬い感じのベルトだが…何時かは旧いモノのように「在るのが当然」と馴染んで行き、ベルトは「私が行く所には、何処にでも同行…」ということになる筈だ…

それはそれとして…身近な革のモノは、写真に収めると何となく画になるように思う…

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雨交じりの中、<宮の台展望台>からサロベツ原野と利尻富士とを望む…(2019.09.23)

豊富町内に在った時…雨が交じり始めた…そして、少しばかり強い感じにもなった…と言って、戸外を歩くのが酷くキツいというのでもなかったが…

↓展望台に上ってみた…
23-09-2019 (86)
↑遠景が雨に煙っているが…未だ雨に遠景が覆い尽くされてしまってはいない…利尻富士の姿が未だ見えている…何とも名状し難い不思議な趣だ…

展望台は宮様の行啓に際してこの場所を訪れた経過が在ったことから<宮の台展望台>と命名されたそうだが…古くから眺望が拡がる好い場所ということで地元では知られた場所であったようだ…

↓眺めていた極々僅かな間にも、何やら「雨に遠景が霞む…」というような度合いが高まったような気がしないでもない…
23-09-2019 (90)

こういう景色…忘れ難い…

月と朝陽と…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.26)

気温が「上がり切らない…」という感が強かった早朝…辺りに在った<ウルトラライトダウン>なるモノを掴み、長袖シャツの上からそれを引っ掛けて戸外へ…そういう感じが丁度好かった!強いとも感じなかったが、吹き抜ける風が少々冷たかったので、何となくベースボールキャップを着用することもした…

↓稚内港北防波堤ドームの上空…高目な空にナイトブルーが少々残るような天空に月が見える…
26-09-2019 morning (2)

↓丘陵の彼方から覗く前ながら、朝陽の光による空の様子への干渉が次第に拡大して行く感…
26-09-2019 morning (10)

↓朝陽が覗き始めた…
26-09-2019 morning (15)

↓光が解き放たれ始める感…朝陽が高度を上げようとしている中、上空の高目な辺りの月は未だ見える…
26-09-2019 morning (20)
↑月と朝陽とが併存している天空だ…

太陽光が地上に届くまでに要する時間は「8分19秒」であるらしい…最近読了したばかりの小説で、作中人物達の会話に出ていた話題だったが…あの朝陽の光も、8分19秒以前に放たれたモノということか?そしてその光を跳ね返して地上からも見えるという月…何やら「眼前に宇宙…」というような不思議な気分になった…

<天塩厳島神社>(2019.09.23)

日本海側の<道道106号>を南下し、巨大な風力発電の風車が28本並ぶ<オトンルナイ風力発電所>の辺りを通り過ぎれば、天塩町の市街へ続く道に至る…

↓市街地へ至る道筋の公園のようになっている場所で、こういう様子が見受けられる…
23-09-2019 (56)
↑鳥居!これは神社への参道になっている訳だ…

稚内に在れば「天塩町の中」は車での移動で通る機会も無い訳ではないが、その「天塩町の中」を動き回る機会は存外に多くない…

↓前の画の参道を直進すれば…古い建物を修理しながら大切に使っているという様子が想像出来る、趣の在る社殿が見えて来た…
23-09-2019 (57)

↓1804年にこの地へやって来た人達が小さな祠を設けたという故事がこの<天塩厳島神社>の起こりであるのだという…
23-09-2019 (59)

1804年…こんな時代の北海道は、「沿岸を船で往来」というのが「寧ろ普通」で、現在は大きな街になっている場所でも内陸部は「簡単に入り込むことが叶わない…」という場所だった。江戸時代も19世紀に入っている頃には「歩いて測量する」という方法で、北海道の地図も作成されているが、内陸部には「未踏であるが故に白紙」という箇所も在るのだ…沿岸部ということになる天塩町辺りは、19世紀の地図にも確り描き込まれている…

天塩町の地に祠を設けた人達は、鮭を獲って送り出すという仕事に携わった人達であったようだ。そんな人たちが設けた祠も、明治時代には神社となって行ったのだった…

↓色々な意味で、この地の歴史を伝えている社…ということになる…
23-09-2019 (60)

↓各地を巡る中、こういう場所に立ち寄るのも悪くはない…そして地元と他地域とを往来する中で「通り過ぎる」ばかりな場所で、こういう場所に寄るというのは「見逃していた宝物」を拾うかのような喜びが在るかもしれない…
23-09-2019 (61)

<スパイシーダブルモスチーズバーガー>(2019.09.15)

<モスバーガー>というモノが在る…チーズが加わって<モスチーズバーガー>となる…ハラペーニョを入れると<スパイシーモスバーガー>になる…そこにチーズが入っていれば<スパイシーモスチーズバーガー>だ…<モスバーガー>のハンバーグが2枚でチーズとハラペーニョが入ったモノは<スパイシーダブルモスチーズバーガー>と呼ぶようだ…

何か、加わったモノを意味する表現が前に付く場合や後ろに付く場合が混在していて…何やらよく覚えられないが…

↓実際的には?カウンターでモノの写真が入ったメニュー表を見て、<スパイシーモスチーズバーガー>の画を指差して「これを…ダブルで御願いします…」と申し出れば善い…そう言って出て来たモノだ…
15-09-2019 (1)

↓こういう具合に…サラダとスープと合わせ、食後に愉しむ珈琲も求めた…
15-09-2019 (3)
↑「新発売の〇〇」だの「期間限定の〇〇」だのと、様々な誘惑が在る場所だが…一寸考えて「これを頂こう…」ということにしたら、他のモノは敢えて頼まないようにする…

↓ミートソースにトマト、そこに辛いハラペーニョと蕩けるようなチーズ…そしてハンバーグが2枚…実に高い満足度を得られるモノだ…
15-09-2019 (2)

拙宅からは「やや遠い…」という感な場所だが、好天の休日等は一寸訪ねて、こういうモノを頂いてみたくなる…

「晴朗ナレド浪高シ…」:日出前…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.25)

↓海岸部に廻り込んだ…
25-09-2019 morning (11)
↑高目な空に月が視え、空は群雲が流れている他方で明るめだ…が…風浪がやや強い…

↓海面は大きく畝っている感だ…
25-09-2019 morning (27)

↓次第に明るさが増す感だが…朝陽が覗くまで…待ち切れなかった…寒い…
25-09-2019 morning (30)

「今度は、もう少し温かめなモノを引っ掛けて…」というようなことを考えながら、静かに退散した早朝だった…

月と稚内港北防波堤ドーム…(2019.09.25)

↓日出前…未だ月が輝いている…
25-09-2019 morning (8)

↓群雲が強めな風に流されている…そんな感じの早朝だ…
25-09-2019 morning (1)

群雲を圧し流す風…海岸部ではやや冷たく、その辺を動き回っていれば…寒い…

日出の時刻は5時15分過ぎになったようだ…何時の間にかである…

利尻富士と礼文島の眺望…:<夕日が丘パーキング>(2019.09.23)

↓拡がる日本海と、やや雲が多い空との間…利尻富士と礼文島が視える…
23-09-2019 (4)

↓拡がる雲の感じは、「山から何かが噴出している」かのようにも見えた…
23-09-2019 (8)

多少雲が多い感じであった中、日本海側へ出れば…利尻や礼文が綺麗に視えた…日本海側の路を南下する予定であったが、少し寄り道…坂道の上の高い場所に設けられた<夕日が丘パーキング>に立寄ったのだ…

↓強く記憶に残る光景だ…こういうように、「島々に雲が掛かっていない他方で、適当に雲が拡がっている」というような様子は、余り視ないような気がする…
23-09-2019 (13)

サロベツ原野 「道道106号」 28基の風力発電風車:<オトンルイ風力発電所>(2019.09.22)

上空を飛ぶ飛行機の窓から眺めたということは在ったが…「道道106号」(「道道」とは「北海道」が管理する道路のこと)のサロベツ原野に28本林立する風力発電の風車に関しては、間近でゆっくりと眺めたということが無かった…

「そういうことなら、そのうちドライブにでも…」と友人と話していて、3連休の最終日、天候が好くなさそうだという話しも在ったが、何とか「出掛けるのも悪くはない…」という範囲の天候であったので出掛けてみた…

↓ススキが群生している様子も見受けられる場所に、大型の堤防のように設置場所が設けられ、風力発電の大きな風車が並んでいた…
23-09-2019 (20)

風車の列が「道道106号」を南下して行けば見えるが、最も南寄りになる風車の列の端まで存外に遠い…3㎞程度になるらしい…その南端の辺りに車を停めて、辺りを少し歩いて風車を眺めてみたのだ…

↓少年の日に…林や野原に踏み込んで“探検”と称して遊んでいた頃のような…そんな感覚も思い出してしまう…
23-09-2019 (22)

↓壮大な眺めだ…
23-09-2019 (53)

この場所…<オトンルイ風力発電所>と呼ばれるそうだ。何となく天塩町に近いような気がするが、住所は幌延町になるらしい。「オトンルイ」はアイヌ語で「浜に在る道」という意味だそうだ…海岸部に林立する風力発電の風車に吹き付ける風や、「道道106号」を行き交う車輛の路というような感じか…

これは少し面白かった!

夕刻…日没後…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.22)

好天であった休日の夕刻…<X100F>を掴んで、戸外へ少し出てみた…

↓日没の少し後だ…
22-09-2019 evening (27)

↓灯りが点き、輝きを増し始める他方、空は夕空と夜空との境界に在るような様相だった…
22-09-2019 evening (32)

↓若干の雲が、少し面白い…
22-09-2019 evening (34)

↓静かに夜が降って来るような感じだ…
22-09-2019 evening (36)

↓こういう様子は「この場所らしい」という感じがする…
22-09-2019 evening (37)

夕刻の散策も、なかなかに好い…

<串盛合せ>…(2019.09.22)

好天の、感じが好い休日だったが…辺りを何となく散策してから迎えた、夕食が欲しいような時間帯…近所の店は休んでいる場所もやや目立つ感であった…

訪ねる頻度は非常に低いのだが…嘗ては理髪店であった小さな建物を使って営業している居酒屋が在る…その店が営業中で、混み合って来る少し前のような絶妙のタイミングだったので…「暫くでした…」と立寄ってみた。

「何を頂こうか?」とメニュー表を見て…串焼きが非常に好さそうだと思い、どれを選ぼうかと迷ったが…何やら「好ましい!」というモノを眼に留め、それを御願いした。

↓<串盛合せ>という代物!
22-09-2019 evening (40)
↑モツ、砂肝、豚肉、鶏肉…4種類!塩味!

これが4種類各々、なかなかに好い!

「食い過ぎは止めろ…」という頭も在るので、これとサラダを頂き、飲物を1杯だけに留めたが…好い感じの夕食だった…

それはそれとして…こういう「テーブルの上のモノ」(この時はカウンターだが…)を撮る場合、偶々持っていた<X100F>が非常に使い易い!序に言えば、こういうモノの画に“フィルムシミュレーション”の“ACROS”が妙に合うような気もする…

<元祖 品質本位 猛虎印 阪神タイガース>…(2019.06.07)

↓大阪の宿で、何となく広げて写真に撮っておいたモノ…
07-06-2019 Osaka (55)
↑1930年代以来の伝統を誇るという虎のマークが入っている…

↓裏側は「阪神」の「H」と「タイガース」の「T」を組み合わせたマークが入っている…
07-06-2019 Osaka (56)

特段に阪神タイガースを応援しているという程でもないのだが…甲子園球場の色々なグッズを売っている店で見掛けて、「渋い外観で、丈夫そうで、適当に大きく、小さ過ぎるということもない」ということで求めたトートバッグである…

このバッグは95年間にも亘って、多くの人が集い、「半ば史跡」という感さえ漂うあの甲子園球場を訪ねた好い思い出を記念した、個人的には大事な、なかなかに気に入っているモノということになる。

モノは大阪から稚内の拙宅に送り、受け取って以来、かなり頻繁に使用し続けている。他地域へ出掛ける場面で持ち出したことも在った…稚内で、日頃から手近に持ち歩くモノをこのトートバッグに入れて使っている。この<元祖 品質本位 猛虎印 阪神タイガース>のトートバッグ…少なくとも稚内では、同じモノを持ち歩いている人に出くわしたことは無い…
posted by Charlie at 00:00Comment(0)大阪府

少しゆっくりと解き放たれる光…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.22)

早朝の空は全般に明るい感じではあったが…低空の雲に阻まれ、朝陽が覗くまでに多少余分に時間を要した感である…

↓高目な空の群雲が流れ去り、散逸してしまったような感で、明るさが増したような状況…「山並みの稜線?」と見紛うような雲の縁に光が漏れている…
22-09-2019 morning (21)

↓行く手を阻む雲を圧し除けるかのように、朝陽がゆっくりと高度を上げ、光が解き放たれ始める…
22-09-2019 morning (25)

↓朝陽は雲の上に突き出し、海面に「光の路」が形成される…
22-09-2019 morning (29)

↓「気のせい?」というモノかもしれないが、何となく辺りの鳥も活発に飛び回るようになって行っている気もした…
22-09-2019 morning (31)

海岸を眺め、解き放たれる朝陽の光に触れる…気持ち好いものだと思う…

流れる早暁の群雲…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.22)

就寝の時刻が遅めだったが…それでも早めに眼が開く…

恒例化(??)しているように、一寸戸外へ出てみた…

↓「遠い山並み」と見紛うような具合に、低空にやや暑い雲が視え…高い空に群雲が流れている…全般に明るい…一羽の鳥が「朝の活動開始!!」とでもいうように飛び回っている…
22-09-2019 morning (7)

↓前日よりも波静かな感じがする海面の感じだ…風も前日より弱いように思った…
22-09-2019 morning (10)

↓上空の群雲は勢い良く…天空を蠢く龍のように流れ去った感だ…「表情」がドンドン変わった空だった…
22-09-2019 morning (15)

住んでいる分には、日頃は然程顧みられない「極近所の様子」というものだが…こうして悠然と朝の時間帯等に眺めると、なかなかに面白い…或いは?こういう面白い景色が視られる辺りから歩いて数分というような場所に住んでいるということ、住むことが叶っているということが、実に好運なのかもしれない…