
↓苫小牧・岩見沢間…「北海道炭礦鉄道」が敷設して1892(明治25)年に開業した路線に起源を有する室蘭本線を往来する列車だ…

↑現在、室蘭本線の、嘗て「北海道炭礦鉄道」が敷設した区間では、この苫小牧・岩見沢間の旅客列車が運行されるのみである…
↓使用されているディーゼルカー、キハ40の車内だ…

↑「昔ながらの…」というイメージの内装である…
↓荷物等を置く棚も、「網棚」という用語を思い出す「昔ながら…」な雰囲気の仕様だ…

↑最近愛用しているバッグをこの「網棚」に置いた…
「南千歳、札幌には行きません」とか「KITACA(※JR北海道のIC乗車券)は沼ノ端までしか使えません」というように繰り返し案内放送が流されていた…逆に言えば、苫小牧で「列車を利用」と言えば「南千歳や札幌との間を往来」という場合に「KITACAを使って乗車」が多数派を占める、または常識的な状況ということなのであろう…
↓ホームに掲出の時刻表…左が苫小牧・岩見沢間…右は日高線だ…

↑朝6時台くから夜9時台で8本…休日は運休するという朝の列車も在る…室蘭本線も日高線も状況は似ている…北海道内にはこの種の様相を呈している区間は色々と在る…
古い歴史を振り返ると…本州方面から函館に着いてから樺太を目指そうという場合に、札幌を経ずにこの苫小牧・岩見沢間の経路を通って樺太への船が発着する稚内へ向けて北上するようにしていた列車が在ったそうだ…現在では想像し悪いが…
そんなことで…勢いで流れ着いた函館から稚内へ向かうという状況で、敢えて苫小牧・岩見沢間の経路を通ってみるのも面白いと思った…序に…この経路は通過したことが無かったような気もする…
↓暫し待機で、キハ40はディーゼルエンジンの音も高め、嘗ては石炭輸送で盛んに列車が行き交っていた経路へ進み出したのだ…
