<ゴールデンバット>…(2019.09.04)

稚内に辿り着いて…馴染みの喫茶店へ立寄る…

↓旭川のコンビニで視掛けて、半ば衝動的に求めてしまった煙草を引っ張り出した…
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↑永く「両切」だった煙草だが、2016年からだというが、現在は「フィルター付」になっている…

↓出先で煙草を求めると…“煙草税”がその場所の自治体の歳入となるので「少しばかり御世話になった訪問先の地元に、ほんの少しばかり役立てば…」と思い、「感謝の納税」と称して出先で敢えて煙草を求める場合は在る…と言って、この<ゴールデンバット>を衝動買いしなければならないという程の理由も見当たらない…
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↑そういうことなのだが、実は<ゴールデンバット>に関しては、近く「製造終了=打切り」となって、在庫が売切れると「姿を消す」と聞く…俄かにそれを思い出したので衝動的に求めてみた訳だ…

<ゴールデンバット>は1906(明治39)年に初登場した煙草の末裔ということになるのだそうだ。当初は「中国への輸出」という意図で製造され、彼の地で「幸運の象徴」とされるという蝙蝠(コウモリ)をブランドシンボルに採用したそうだ。このデザインを基本とするパッケージデザインが現在に至るまで受け継がれている訳だ…

<ゴールデンバット>は「バット」として広く親しまれていたモノであるが、第2次大戦を挟む1940(昭和15年)から1949年(昭和24年)までの期間は<金鵄>(きんし)と名称変更されていた。「金鵄」(きんし)というのは、神武天皇による建国神話に登場する鳥で、吉事、勝利、或いは建国の代名詞のようになっている語である。<金鵄>に名称変更を行った1940(昭和15年)というのは「皇紀2600年」ということで、建国神話が強く意識されたようでもある…

↓一箱の煙草…現在では330円の<ゴールデンバット>だが…色々な物語が詰め込まれているモノという感だ…
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キハ54…:旭川駅(2019.09.04)

早朝の、過ぎる程に静かな旭川駅に入り「稚内行」が待機しているホームに出る…

↓何となく…「SF調の施設に入り込んだレトロ調なメカ」という雰囲気のキハ54が、北への出発を待ち侘びているという感で待機中だ…
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↓音威子府以北、稚内までの区間で視掛ける普通列車と言えば、専らこのキハ54である…
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「普通列車 稚内行です…」という録音がリピートで流されているのだが…「普通列車 稚内行です…」と「何回言うだろう?」とくだらないことを思ってしまった…

↓このキハ54…各車毎に内装が少々異なる…今回はこういうテーブルが据えられた席が在る512号車だった…
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↑とりあえず朝食…駅への通り道のコンビニで仕入れる…水は稚内までの長い道程で飲むモノだ…

この「旭川で乗り込むと、そのまま稚内まで…」という普通列車は、早朝の1本だけだ。平日、名寄辺りまでは入れ替わりに通学の高校生が乗降し、存外に賑わう。が、今般は旅行者も意外に多かった…