↓旭川のコンビニで視掛けて、半ば衝動的に求めてしまった煙草を引っ張り出した…

↑永く「両切」だった煙草だが、2016年からだというが、現在は「フィルター付」になっている…
↓出先で煙草を求めると…“煙草税”がその場所の自治体の歳入となるので「少しばかり御世話になった訪問先の地元に、ほんの少しばかり役立てば…」と思い、「感謝の納税」と称して出先で敢えて煙草を求める場合は在る…と言って、この<ゴールデンバット>を衝動買いしなければならないという程の理由も見当たらない…

↑そういうことなのだが、実は<ゴールデンバット>に関しては、近く「製造終了=打切り」となって、在庫が売切れると「姿を消す」と聞く…俄かにそれを思い出したので衝動的に求めてみた訳だ…
<ゴールデンバット>は1906(明治39)年に初登場した煙草の末裔ということになるのだそうだ。当初は「中国への輸出」という意図で製造され、彼の地で「幸運の象徴」とされるという蝙蝠(コウモリ)をブランドシンボルに採用したそうだ。このデザインを基本とするパッケージデザインが現在に至るまで受け継がれている訳だ…
<ゴールデンバット>は「バット」として広く親しまれていたモノであるが、第2次大戦を挟む1940(昭和15年)から1949年(昭和24年)までの期間は<金鵄>(きんし)と名称変更されていた。「金鵄」(きんし)というのは、神武天皇による建国神話に登場する鳥で、吉事、勝利、或いは建国の代名詞のようになっている語である。<金鵄>に名称変更を行った1940(昭和15年)というのは「皇紀2600年」ということで、建国神話が強く意識されたようでもある…
↓一箱の煙草…現在では330円の<ゴールデンバット>だが…色々な物語が詰め込まれているモノという感だ…
