室蘭駅から白鳥大橋を望むことが叶う展望台まで…小一時間は歩く…
白鳥大橋を眺めた後、往路の道をゆっくりと引き返して、更に小一時間歩いて室蘭駅を目指した…途中のコンビニで水や珈琲を仕入れて、多少噴き出す汗を拭って歩いたのだった…「好い運動」と言えないこともないが…
↓旧室蘭駅舎が見えた…
↑ここまで来れば…東室蘭駅へ引揚げる列車に乗る室蘭駅も然程遠くはない…込み上げる安堵感と、古い建物が「夜に映える!?」ということに感心する気分が混ざって、何やら嬉しくなった…
↓この1912年の建物…こういう「夜」の感じが酷く似合うような気がする…
↓正面入口の看板は「驛蘭室」…「室蘭驛」の1912年頃の…多分、少なくとも江戸時代頃から昭和の始め頃まで一般的であったらしい「右から左に読む横書き」という書き方だ…
↓何やら「時空を超えた駅」という感じだ…大正時代や昭和の始めに綴られたようなモノに出て来る「驛」は、こういうような姿であったのであろう…
↑こういう駅舎から、“時間旅行”をしてしまう「XXXX年行」というような列車でも出発しそうな…そんなことを想像してしまった…
正直なところ…午前中も動き回っていた中、往復2時間も歩き、復路は「心細さ?」も否定し悪い薄暗い道路を通っていたので、ぼんやりとした灯に浮かび上がる古い駅舎は、何か強めな安堵感を与えてくれた…
この建物の脇に、蒸気機関車を展示するというようなことで、準備工事が行われている様子だった。何時か…それが出来上がるような頃にでも、また立ち寄りたい感だ…
<X100F>=2年余り…<X-Pro2>=1年余り…(2019.09.17)
やや…長い話しになってしまう…
過日、友人と歓談していてカメラに話題が及んだ…
カメラというようなモノを求めようとすれば、文字どおりに「ピンからキリまで」であって、求めようとする時に「思い付いた!これを買う!!」と即決出来るモノも在れば、「これは…無理!」というモノも、「一寸…躊躇う…どうしようか?」というモノも在る。<X100F>や<X-Pro2>はこの「一寸…躊躇う…どうしようか?」という範疇のモノであるように見受けられる。が…デジタルカメラの場合、フィルム、現像、プリントというような経費や手間と殆ど無縁に、「愉しんでドンドン写真を撮る」というように使用可能である。故に「気に入ったカメラを入手して、大事に何年間か使い続ける分には、“金が掛かりすぎる買物”という程でもないのではないか?」という話題になった訳である。
自身は「フィルムを使うカメラ」の時代に写真を撮ることを愉しみ始めている。フィルム、現像、プリントというような経費や手間…然程気に掛けずに済む範囲を逸脱してしまう場合が無かった訳ではない。が、デジタルカメラを多用するようになってから、そのフィルム、現像、プリントというような経費や手間から免れてしまい、「愉しんでドンドン撮る」ということが最優先になって行ったのだ。
そうやってデジタルカメラを使って写真を愉しんでいた中、「写真を愉しむようになった初期の頃、機械式一眼レフに単焦点のレンズを装着して使っていた…あの頃のような感触?」と、「単焦点レンズ搭載のカメラ」または「レンズ交換式に単焦点レンズを装着して使う」ということを思い付いたのだった。
そういう中で<X100F>を入手した。何か「“持っている”というだけで嬉しい!」というような、独特な存在感が在り、思っていたように「単焦点レンズで写真を撮る」のが愉しく、殆ど常時持ち歩いて多用するようになった。
そうしている間に「多少違う画角の画?レンズ交換式?」という想いが頭をもたげた…<X100F>が非常に好かったので、「或いは同じメーカーのレンズ交換式のカメラを入手?」と何時の間にか考えていた。そして…「“持っている”というだけで嬉しい!」というような事由で、他候補を押し退けて、<X-Pro2>を入手してしまった訳だ。
現在、その「“持っている”というだけで嬉しい!」というようなカメラを2台使っている。実に幸せなことなのであろう…最初に<X100F>を入手したのは2017年9月であり、続いて<X-Pro2>を入手したのは2018年9月であった。各々「2年余り」、「1年余り」と一定程度の時日を経た…
愛用中の2台のカメラに関しては<フィルムシミレーション>という、「各種フィルムのような雰囲気の画」を記録することが出来る機能が備えられている。この機能を使って、モノクロフィルムの<ACROS>の雰囲気に画を仕上げてくれるというのが在り、写真を撮る場面では多用している。各カメラで撮った、そのモノクロ画でカメラについて一寸振り返りたい…
<X100F>を入手して日が浅かった頃…サハリンのやや北方、南北に長い島の半ば辺りの日本海岸に在る古い街、アレクサンドロフスク・サハリンスキーを訪ねる機会を設けた際、既に確りと<X100F>を持参した。
↓こういう画を撮った…(2017.09.23撮影)
古い灯台が在るジョンキェル岬を、半ば崖のようになった山の上から望んだ場面…こういう場面で「<X100F>の画角!」で画を創ろうとした訳だ…
使い始めて日が浅い時点で、既に「単焦点レンズ」の画角を「制約」ということでもなく、「道具が有している可能性」と捉えて、「可能な範囲で出来るように」と画を創るということにした訳だ。
↓こんな画も撮った…(2017.09.24撮影)
「遠景」ということでもない「街の様子」というようなモノに関して、<X100F>のレンズは「得意分野」と見受けられる…
この場面では、広場の脇の建物に夥しい数の鳩が居て、その鳩が飛ぶ様を切り取ったのだが、こういう画を創るという営みが「単焦点レンズ」の愉しさそのもののように思う。
↓こんな画を撮った…(2017.12.12撮影)
↑ユジノサハリンスクだ…樺太時代の1937年に竣工した、独特な「帝冠様式」の建物が積もった雪と辺りの灯りに浮かび上がるような感じである…
<X100F>のレンズは開放値で「F2」と明るい。そこで、常用しているバッグに入れて持ち歩けば、こういう薄暗い状態でも然程問題無く写真を撮ることが叶う。
↓こんな画を撮った…(2019.03.30撮影)
↑ユジノサハリンスク空港内のカフェで、搭乗までの待ち時間にゆったりと頂いた珈琲である…
<X100F>のレンズは、こういう「手近のカップ」のようなモノに焦点を合わせると、辺りが綺麗なボケとなる。この種の使い方…存外に多用している。或いは上記のような画は、このカメラで「撮りたい典型的な画」という感なのかもしれない…
↓こんな画を撮った…(2019.06.07撮影)
↑関西方面に出た際、滞在した宿に近かった今宮戎神社を訪ねた時に撮っている。
画で判るように、この時は雨だった…<X100F>は「防滴」というようなことは謳われていないが、専用レザーケースに入れて濡れないように持ち歩き、「一寸出して、一寸撮る…」という按配であれば、然程気を遣わずに写真を撮ることも出来た…
こうして「ざっくりと振り返る」だけでも、<X100F>は「手近なテーブルの上から遠景まで、多少暗くても、多少雨でも、何時でも何処でも使える」という感だ。そして各々の画も悪くないと思っている…
こういう「素晴らしい!」と言い得る<X100F>が在る他方で、「多少違う画角の画?レンズ交換式?」と<X-Pro2>も入手し、併用するようになって行った…
「多少違う画角の画?レンズ交換式?」と<X-Pro2>を求めた際、最初に2本、続いて1本と計3本の交換レンズを入手して愛用している。
<XF50mmF2>…これは「中望遠」という趣である。
↓焦点距離の関係で、屋内では多少使い悪い場合も無くはない画角だが…「キッチリと切り取る」というような画を創ることが出来る…(2018.10.04撮影)
↑ユジノサハリンスクで、持ち帰りの珈琲を売る店で見掛けた看板の画だ…
↓少しだけ離れたモノを、適当に拡大出来るような感じ…同時に背後が適当にボケて、なかなかに好い…(2018.10.15撮影)
↑ユジノサハリンスクのアイスホッケーの試合会場で、ベンチ脇に用意された、選手たちが使うスティックが面白いと思って撮ったのだった…
↓<XF50mmF2>は開放値で「F2」と明るい…多少暗い感じでも使い易い…(2018.10.12撮影)
↑ユジノサハリンスクの飲食店…週末等にバンド演奏が入るのだが、そのバンド演奏の場面で撮った。特段に撮影は禁止ということでもない…
↓開放値で「F2」と明るい<XF50mmF2>なので、ISOをやや高めに固定すれば、ダイナミックな動きが「止まって画に写る」という程度のシャッター速度が確保出来る…(2018.11.10撮影)
↑ユジノサハリンスクのバスケットボールチームヴォストーク65>の試合会場で撮った画だ…#3のミッチェル―ロシアのリーグには国外出身選手も活躍している…ミッチェルは米国出身の選手…―が大きく跳躍してダンクシュートを決めた場面だ…
<XF35mmF2>…これは「標準」という感だ…<X100F>の「23mm」と比べると、存外に画角は狭い感もする…
↓このレンズは、存外に「テーブルの上」というような状況の撮影が得意かもしれない…背景も適度にボケる…(2019.09.04撮影)
↑何となく求めてしまった煙草の<ゴールデンバット>を稚内のカフェで撮った画だ…何やら妙に“雰囲気”が在るかもしれない画だ…
↓こういうような風景の撮影にも対応可能な<XF35mmF2>だ…(2019.09.13撮影)
↑稚内港北防波堤ドーム…月が輝き始める頃だが、開放値で「F2」と明るい<XF35mmF2>なので、こういう薄暗い場所でも使い易い…
↓こんな「広い屋内」も<XF35mmF2>では撮り易いかもしれない…(2019.09.01撮影)
↑早朝の札幌駅の中である…未だ多少暗いが、開放値で「F2」と明るい<XF35mmF2>なので撮り易い…
↓こういう路面電車のようなモノも「1枚の画」に纏まり易いのが<XF35mmF2>の画角であると思う…(2019.08.31撮影)
↑歩道橋の上から軌道を行き交う路面電車が視える…札幌の「気に入っている場所」での画だ…
↓このレンズは「防滴」が謳われているので、雪が降っている中でも余り躊躇わずに使える…(2019.03.27撮影)
↑雪が少なかったシーズンの終わりそうな時季に至り、何となく多目に雪が降ったユジノサハリンスクの街中である…吹雪いている中の街と、近くの車輌の感じが綺麗に記録された…
<XF10-24mmF4>は「広角ズーム」である。“ワイド端”側は「かなり広い画角」で、“テレ端”側は<X100F>に近い画角だ…
↓海面から、様々な雲が広がる空の高い辺りまで、「視て認識出来る広めな視野」を超えてしまうような範囲が画になってしまう…“ワイド端”の画だ…(2018.09.29撮影)
↑ウラジオストクを訪ねた際、港で大きな橋梁と空とを望んだ時の画だ…
↓“横位置”の画でも、「視て認識出来る広めな視野」を超えてしまいそうな範囲を画に収めることが叶う。「ズーム」なので、邪魔な感じなモノ―この画の場合、脇に他所の人の手や頭が中途半端に入る場合が在ったので、それが入らないようにした…―が画に入らないように調整することが出来る。(2019.09.01撮影)
↑「好天の休日」で、酷く賑わっていた函館山での画…とにかく酷く混み合う中、カメラを手持ちで撮っているのだが、「F4」でも十分に明るく、「手ブレ補正」の機能も在るので、まずまずな仕上がりの画を撮ることが出来たと思う…
↓巨大な超高層ビルも、スッキリと全体像を画に入れてしまえる…この種の広角のよく在る使い方ではあるが…(2019.02.26撮影)
↑関西に立ち寄った時に訪ねた<あべのハルカス>の辺りで、あの巨大なビルを見上げた時に撮っている…これも日没後の夜間ながら、「手ブレ補正」の機能が活きているように思える画だ…
↓然程広くない屋内でも、何となく「概ね全体」を画に収めることが叶うのが、この「広角ズーム」の面白さでもある…(2019.01.07撮影)
↑ユジノサハリンスク市内の、ドーム型の小さな建物のカフェ内部である…
これら3本の中、最初に入手したのは<XF50mmF2>と<XF10-24mmF4>である。<XF50mmF2>は迷わずに入手したが、<XF10-24mmF4>については当初に思い描いた広角の単焦点レンズの在庫が偶々訪ねた店に無かった中で「これは使い易そう…」と入手した。そして少し後に、<XF50mmF2>よりも「出番が多くなりそう?」と<XF35mmF2>を入手している…
結局…<X100F>と“テレ端”の画角が被ってしまうものの<XF10-24mmF4>を使用する機会がやや多いかもしれない…<X100F>の画角、或いはより以上の広角を心地好いと思っているのかもしれない。或いは、殊に余り訪ねない他地域を訪れたような場面で顕著な傾向を帯びるが、「視たモノを記録して記憶に留めよう…」という意識が働くのか、他地域では「<XF10-24mmF4>を装着した状態の<X-Pro2>」をずうっと提げている場合も在る…
とは言え、他の2本に比べて<XF10-24mmF4>はやや大きく重いので、普段は<XF35mmF2>を装着している頻度も高いと思う…
<X100F>は入手から「2年余り」、<X-Pro2>は「1年余り」と一定程度の時日を経た…各カメラで、また各レンズで撮った写真を挙げて色々と振り返った…結局…道具としての各カメラやレンズに関しては、各々に「“持っている”というだけで嬉しい!」というような感じ方もしていて、写真を撮ることが益々愉しい。
これから先?新たな交換レンズを入手して使うという余地は在るが…在るレンズの画角等について、「制約」ということでもなく「道具が有している可能性」と捉えて、「可能な範囲で出来るように」と画を創ると考えている訳で、「好いなぁ…」と新たなモノに手を伸ばさずとも「在るモノを使い倒そう!!」と考えたい。そうは言っても…「余りに魅力的!」がドンドン発売されて行きそうではある…
何れにしても、当面は<X100F>と<X-Pro2>とを愛用し続けると思う。それは間違い無い。思い付きで挙げてしまった過去の画の数々を視ても、「自身が何となく撮るような画に関しては、現有機材で殆ど全て対応可能…」とも見受けられるのだから…そして撮った画は、こちらのブログにドンドン掲載して行く…
過日、友人と歓談していてカメラに話題が及んだ…
カメラというようなモノを求めようとすれば、文字どおりに「ピンからキリまで」であって、求めようとする時に「思い付いた!これを買う!!」と即決出来るモノも在れば、「これは…無理!」というモノも、「一寸…躊躇う…どうしようか?」というモノも在る。<X100F>や<X-Pro2>はこの「一寸…躊躇う…どうしようか?」という範疇のモノであるように見受けられる。が…デジタルカメラの場合、フィルム、現像、プリントというような経費や手間と殆ど無縁に、「愉しんでドンドン写真を撮る」というように使用可能である。故に「気に入ったカメラを入手して、大事に何年間か使い続ける分には、“金が掛かりすぎる買物”という程でもないのではないか?」という話題になった訳である。
自身は「フィルムを使うカメラ」の時代に写真を撮ることを愉しみ始めている。フィルム、現像、プリントというような経費や手間…然程気に掛けずに済む範囲を逸脱してしまう場合が無かった訳ではない。が、デジタルカメラを多用するようになってから、そのフィルム、現像、プリントというような経費や手間から免れてしまい、「愉しんでドンドン撮る」ということが最優先になって行ったのだ。
そうやってデジタルカメラを使って写真を愉しんでいた中、「写真を愉しむようになった初期の頃、機械式一眼レフに単焦点のレンズを装着して使っていた…あの頃のような感触?」と、「単焦点レンズ搭載のカメラ」または「レンズ交換式に単焦点レンズを装着して使う」ということを思い付いたのだった。
そういう中で<X100F>を入手した。何か「“持っている”というだけで嬉しい!」というような、独特な存在感が在り、思っていたように「単焦点レンズで写真を撮る」のが愉しく、殆ど常時持ち歩いて多用するようになった。
そうしている間に「多少違う画角の画?レンズ交換式?」という想いが頭をもたげた…<X100F>が非常に好かったので、「或いは同じメーカーのレンズ交換式のカメラを入手?」と何時の間にか考えていた。そして…「“持っている”というだけで嬉しい!」というような事由で、他候補を押し退けて、<X-Pro2>を入手してしまった訳だ。
現在、その「“持っている”というだけで嬉しい!」というようなカメラを2台使っている。実に幸せなことなのであろう…最初に<X100F>を入手したのは2017年9月であり、続いて<X-Pro2>を入手したのは2018年9月であった。各々「2年余り」、「1年余り」と一定程度の時日を経た…
愛用中の2台のカメラに関しては<フィルムシミレーション>という、「各種フィルムのような雰囲気の画」を記録することが出来る機能が備えられている。この機能を使って、モノクロフィルムの<ACROS>の雰囲気に画を仕上げてくれるというのが在り、写真を撮る場面では多用している。各カメラで撮った、そのモノクロ画でカメラについて一寸振り返りたい…
<X100F>を入手して日が浅かった頃…サハリンのやや北方、南北に長い島の半ば辺りの日本海岸に在る古い街、アレクサンドロフスク・サハリンスキーを訪ねる機会を設けた際、既に確りと<X100F>を持参した。
↓こういう画を撮った…(2017.09.23撮影)
古い灯台が在るジョンキェル岬を、半ば崖のようになった山の上から望んだ場面…こういう場面で「<X100F>の画角!」で画を創ろうとした訳だ…
使い始めて日が浅い時点で、既に「単焦点レンズ」の画角を「制約」ということでもなく、「道具が有している可能性」と捉えて、「可能な範囲で出来るように」と画を創るということにした訳だ。
↓こんな画も撮った…(2017.09.24撮影)
「遠景」ということでもない「街の様子」というようなモノに関して、<X100F>のレンズは「得意分野」と見受けられる…
この場面では、広場の脇の建物に夥しい数の鳩が居て、その鳩が飛ぶ様を切り取ったのだが、こういう画を創るという営みが「単焦点レンズ」の愉しさそのもののように思う。
↓こんな画を撮った…(2017.12.12撮影)
↑ユジノサハリンスクだ…樺太時代の1937年に竣工した、独特な「帝冠様式」の建物が積もった雪と辺りの灯りに浮かび上がるような感じである…
<X100F>のレンズは開放値で「F2」と明るい。そこで、常用しているバッグに入れて持ち歩けば、こういう薄暗い状態でも然程問題無く写真を撮ることが叶う。
↓こんな画を撮った…(2019.03.30撮影)
↑ユジノサハリンスク空港内のカフェで、搭乗までの待ち時間にゆったりと頂いた珈琲である…
<X100F>のレンズは、こういう「手近のカップ」のようなモノに焦点を合わせると、辺りが綺麗なボケとなる。この種の使い方…存外に多用している。或いは上記のような画は、このカメラで「撮りたい典型的な画」という感なのかもしれない…
↓こんな画を撮った…(2019.06.07撮影)
↑関西方面に出た際、滞在した宿に近かった今宮戎神社を訪ねた時に撮っている。
画で判るように、この時は雨だった…<X100F>は「防滴」というようなことは謳われていないが、専用レザーケースに入れて濡れないように持ち歩き、「一寸出して、一寸撮る…」という按配であれば、然程気を遣わずに写真を撮ることも出来た…
こうして「ざっくりと振り返る」だけでも、<X100F>は「手近なテーブルの上から遠景まで、多少暗くても、多少雨でも、何時でも何処でも使える」という感だ。そして各々の画も悪くないと思っている…
こういう「素晴らしい!」と言い得る<X100F>が在る他方で、「多少違う画角の画?レンズ交換式?」と<X-Pro2>も入手し、併用するようになって行った…
「多少違う画角の画?レンズ交換式?」と<X-Pro2>を求めた際、最初に2本、続いて1本と計3本の交換レンズを入手して愛用している。
<XF50mmF2>…これは「中望遠」という趣である。
↓焦点距離の関係で、屋内では多少使い悪い場合も無くはない画角だが…「キッチリと切り取る」というような画を創ることが出来る…(2018.10.04撮影)
↑ユジノサハリンスクで、持ち帰りの珈琲を売る店で見掛けた看板の画だ…
↓少しだけ離れたモノを、適当に拡大出来るような感じ…同時に背後が適当にボケて、なかなかに好い…(2018.10.15撮影)
↑ユジノサハリンスクのアイスホッケーの試合会場で、ベンチ脇に用意された、選手たちが使うスティックが面白いと思って撮ったのだった…
↓<XF50mmF2>は開放値で「F2」と明るい…多少暗い感じでも使い易い…(2018.10.12撮影)
↑ユジノサハリンスクの飲食店…週末等にバンド演奏が入るのだが、そのバンド演奏の場面で撮った。特段に撮影は禁止ということでもない…
↓開放値で「F2」と明るい<XF50mmF2>なので、ISOをやや高めに固定すれば、ダイナミックな動きが「止まって画に写る」という程度のシャッター速度が確保出来る…(2018.11.10撮影)
↑ユジノサハリンスクのバスケットボールチームヴォストーク65>の試合会場で撮った画だ…#3のミッチェル―ロシアのリーグには国外出身選手も活躍している…ミッチェルは米国出身の選手…―が大きく跳躍してダンクシュートを決めた場面だ…
<XF35mmF2>…これは「標準」という感だ…<X100F>の「23mm」と比べると、存外に画角は狭い感もする…
↓このレンズは、存外に「テーブルの上」というような状況の撮影が得意かもしれない…背景も適度にボケる…(2019.09.04撮影)
↑何となく求めてしまった煙草の<ゴールデンバット>を稚内のカフェで撮った画だ…何やら妙に“雰囲気”が在るかもしれない画だ…
↓こういうような風景の撮影にも対応可能な<XF35mmF2>だ…(2019.09.13撮影)
↑稚内港北防波堤ドーム…月が輝き始める頃だが、開放値で「F2」と明るい<XF35mmF2>なので、こういう薄暗い場所でも使い易い…
↓こんな「広い屋内」も<XF35mmF2>では撮り易いかもしれない…(2019.09.01撮影)
↑早朝の札幌駅の中である…未だ多少暗いが、開放値で「F2」と明るい<XF35mmF2>なので撮り易い…
↓こういう路面電車のようなモノも「1枚の画」に纏まり易いのが<XF35mmF2>の画角であると思う…(2019.08.31撮影)
↑歩道橋の上から軌道を行き交う路面電車が視える…札幌の「気に入っている場所」での画だ…
↓このレンズは「防滴」が謳われているので、雪が降っている中でも余り躊躇わずに使える…(2019.03.27撮影)
↑雪が少なかったシーズンの終わりそうな時季に至り、何となく多目に雪が降ったユジノサハリンスクの街中である…吹雪いている中の街と、近くの車輌の感じが綺麗に記録された…
<XF10-24mmF4>は「広角ズーム」である。“ワイド端”側は「かなり広い画角」で、“テレ端”側は<X100F>に近い画角だ…
↓海面から、様々な雲が広がる空の高い辺りまで、「視て認識出来る広めな視野」を超えてしまうような範囲が画になってしまう…“ワイド端”の画だ…(2018.09.29撮影)
↑ウラジオストクを訪ねた際、港で大きな橋梁と空とを望んだ時の画だ…
↓“横位置”の画でも、「視て認識出来る広めな視野」を超えてしまいそうな範囲を画に収めることが叶う。「ズーム」なので、邪魔な感じなモノ―この画の場合、脇に他所の人の手や頭が中途半端に入る場合が在ったので、それが入らないようにした…―が画に入らないように調整することが出来る。(2019.09.01撮影)
↑「好天の休日」で、酷く賑わっていた函館山での画…とにかく酷く混み合う中、カメラを手持ちで撮っているのだが、「F4」でも十分に明るく、「手ブレ補正」の機能も在るので、まずまずな仕上がりの画を撮ることが出来たと思う…
↓巨大な超高層ビルも、スッキリと全体像を画に入れてしまえる…この種の広角のよく在る使い方ではあるが…(2019.02.26撮影)
↑関西に立ち寄った時に訪ねた<あべのハルカス>の辺りで、あの巨大なビルを見上げた時に撮っている…これも日没後の夜間ながら、「手ブレ補正」の機能が活きているように思える画だ…
↓然程広くない屋内でも、何となく「概ね全体」を画に収めることが叶うのが、この「広角ズーム」の面白さでもある…(2019.01.07撮影)
↑ユジノサハリンスク市内の、ドーム型の小さな建物のカフェ内部である…
これら3本の中、最初に入手したのは<XF50mmF2>と<XF10-24mmF4>である。<XF50mmF2>は迷わずに入手したが、<XF10-24mmF4>については当初に思い描いた広角の単焦点レンズの在庫が偶々訪ねた店に無かった中で「これは使い易そう…」と入手した。そして少し後に、<XF50mmF2>よりも「出番が多くなりそう?」と<XF35mmF2>を入手している…
結局…<X100F>と“テレ端”の画角が被ってしまうものの<XF10-24mmF4>を使用する機会がやや多いかもしれない…<X100F>の画角、或いはより以上の広角を心地好いと思っているのかもしれない。或いは、殊に余り訪ねない他地域を訪れたような場面で顕著な傾向を帯びるが、「視たモノを記録して記憶に留めよう…」という意識が働くのか、他地域では「<XF10-24mmF4>を装着した状態の<X-Pro2>」をずうっと提げている場合も在る…
とは言え、他の2本に比べて<XF10-24mmF4>はやや大きく重いので、普段は<XF35mmF2>を装着している頻度も高いと思う…
<X100F>は入手から「2年余り」、<X-Pro2>は「1年余り」と一定程度の時日を経た…各カメラで、また各レンズで撮った写真を挙げて色々と振り返った…結局…道具としての各カメラやレンズに関しては、各々に「“持っている”というだけで嬉しい!」というような感じ方もしていて、写真を撮ることが益々愉しい。
これから先?新たな交換レンズを入手して使うという余地は在るが…在るレンズの画角等について、「制約」ということでもなく「道具が有している可能性」と捉えて、「可能な範囲で出来るように」と画を創ると考えている訳で、「好いなぁ…」と新たなモノに手を伸ばさずとも「在るモノを使い倒そう!!」と考えたい。そうは言っても…「余りに魅力的!」がドンドン発売されて行きそうではある…
何れにしても、当面は<X100F>と<X-Pro2>とを愛用し続けると思う。それは間違い無い。思い付きで挙げてしまった過去の画の数々を視ても、「自身が何となく撮るような画に関しては、現有機材で殆ど全て対応可能…」とも見受けられるのだから…そして撮った画は、こちらのブログにドンドン掲載して行く…
日出前…雲…光…鳥…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.17)
↓「やや…暗い?」と思った早朝であったが…大き目な雲が高い空を漂っていたのだった…
↑「日出前の朝陽の光」が干渉する空の様子が視え悪く、「暗い?」と感じた訳だ…
↓「巨大な生物?」というように蠢きながら、雲は素早く流れ…そうした雲を押し流している風は存外に冷たく、やや強めに思えた…
↓「日出前の朝陽の光」が干渉し、空の感じは刻々と変わった…
↑大き目な雲が流れているので、見た目の変化は「より大胆…」な感じがする空だった…
↓日出の時刻が近付くと…「飛行編隊!順次発進!」というように、鳥の群れが順次辺りを舞うようになった…彼らも「朝の活動開始…」ということであろうか?
↓「やがて光が解き放たれる…」という感になって来た…
正直なところ…出る前に思った以上に風が冷たく感じられて「キツい…」と思った。これからは…もう1枚引っ掛けるか、もっと生地が厚い衣料を着て出るべきであろう…
「異例?」な暑さも少し前に在った訳だが…何か「着実に季節が進んでいる…」というようなことを感じた朝だった…
↑「日出前の朝陽の光」が干渉する空の様子が視え悪く、「暗い?」と感じた訳だ…
↓「巨大な生物?」というように蠢きながら、雲は素早く流れ…そうした雲を押し流している風は存外に冷たく、やや強めに思えた…
↓「日出前の朝陽の光」が干渉し、空の感じは刻々と変わった…
↑大き目な雲が流れているので、見た目の変化は「より大胆…」な感じがする空だった…
↓日出の時刻が近付くと…「飛行編隊!順次発進!」というように、鳥の群れが順次辺りを舞うようになった…彼らも「朝の活動開始…」ということであろうか?
↓「やがて光が解き放たれる…」という感になって来た…
正直なところ…出る前に思った以上に風が冷たく感じられて「キツい…」と思った。これからは…もう1枚引っ掛けるか、もっと生地が厚い衣料を着て出るべきであろう…
「異例?」な暑さも少し前に在った訳だが…何か「着実に季節が進んでいる…」というようなことを感じた朝だった…