「光の路」が拓かれて行く…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.27)

↓「ぼんやりと空と海を眺める…」という振る舞い自体が、何かと忙しない世の中では「小さな贅沢」ということになってしまうのかもしれないが…「光が創るショー!!」とでも呼びたくなるような状況の中に在っては「豪華な余暇」ということになるのかもしれない…
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↑刻々と表情を変える天空と、天空の光を跳ね返して、同じように刻々と表情を変える海面だ…

↓さり気なく「より明るい…」という感じになって行き、上空に輝いていた月が判り悪くなってしまう…
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↓宗谷丘陵の向こうに朝日が蠢き始めている感だ…
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↓朝陽が姿を見せると、光が解き放たれ、海面上に「光の路」が拓かれる…
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鮮やかな夜明け…こういう場面に出くわすのは心地好いものだ…

<豊富八幡神社>(2019.09.23)

豊富町(とよとみちょう)…稚内市の南隣の町だ…

↓豊富町には、こういう鳥居が設けられていて、奥に石段が見える場所が在る…
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↑町の代表的な神社ということになる<豊富八幡神社>だ…

豊富町は温泉で知られる町でもある。独特な湯が面白いのだが、その入浴施設に立ち寄り、豊富町内に在ったときに<豊富八幡神社>に立ち寄った…

<豊富八幡神社>の辺りに至った時…雨が交じり始めた…

↓少しだけ雨を気に掛けながら、石段をゆっくりと上がってみた…
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↓何か趣き深い…
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1907(明治40)年に京都の男山の八幡宮の分霊を受けて、この<豊富八幡神社>が起こったのだという…なかなかに永い歴史を有する社だ…

↓建物の暗い色を背景にすると…「雨脚」が画の中にも見られる…
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豊富町は、明治時代の初期から様々な入植者が入り、行政区画の変遷が色々と在ったと聞くが、1907(明治40)年に至って辺りの農場主達が発起人になって、本州方面の親族の協力を得ながら男山の八幡宮から分霊を受けて神社を起こした訳だ…新たに定着したこの地への強い想いを抱く人達が、自身や子孫と地域の安寧を祈る場であった、そして現代を生きる地域の人達にとってもそれは変わらない訳だが…何かこの境内や社殿は、この神社が起こったような頃から現在に至るまでの「人々の想い」が渦巻いている場所のように感じられた…

ここもまた…「通り過ぎる」というばかりかもしれないのだが、時には立ち寄ってみたい感の場所である…

黎明に…:稚内港北防波堤ドーム(2019.09.27)

「明るい?!」と感じた早朝だった…前日は「色画用紙!?」というような感さえ抱くような、雲が視えない蒼天だった…その傾向が継続していたのかもしれない…

↓稚内港北防波堤ドームの辺りへ足を運んでみた…
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↑「雲が視えない」というような前日の傾向が続いている…未だ“消灯”ということでもなく、稚内港北防波堤ドームは、深夜と早朝との境界に在るような空を背景に佇む…やや左寄りの情報に月も視える…

気温は上がり切らない感だった。秋冬や早春に出番が多めなパーカーを着て、風雨除けに用いる裏地が無い上着を引っ掛け、ベースボールキャップ着用というような具合で、愛用の<X-Pro2>を提げて戸外に出た。多少、空気がひんやりとした感だったが、風は寧ろ弱く、酷く寒いのでもない…

近くの宿に滞在しているのか、カメラを手に写真を撮りながら散策している方も視掛けた朝だった…何となく行き会って「おはようございます」を交わしたが、この辺りでは日出前に「誰かに出くわす」ということ自体が少々珍しい…

↓<プロムナード>と称する、少し高くなった場所へ上がってみる…
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↓ここは何度視ても独特な景観だと思う…
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雲が無い空模様で、非常に空が明るいが…ハッキリ言えば…「適当に雲が散った夜明けの頃の空模様」というのが個人的な好みではあるのだが、これだけ見事に「光を跳ね返すスクリーン」のように雲が無い状態も、然程頻繁に視られるでもないので興味深い…

旧いベルト…新しいベルト…(2019.09.25)

↓殆ど「毎日」のように使い続けているモノである…
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↑ズボンを穿く場面で使うベルトだ…レザーのモノだ…

頑丈なレザーと堅牢な金具…既に「何時頃から使用している」のかが不鮮明な程度に、永く使っているような気がする…「在るのが当然」という按配で、ズボンを替える場面でも、このベルトはとくに替えることもなく、「脱いだズボンから抜き取って、穿こうとしているズボンに使う」ということを何度繰り返したか、文字どおりに数え切れない…

気になって、何時も利用する通信販売の購入履歴を検めてみれば「2013年10月」に該当するモノを求めたようだ…もう6年だ…が、これはマダマダ使える!

↓旧いモノに関して「マダマダ使える…」と思いながら…新しいモノを求めてしまった…
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↑「国産」を謳うモノで、なかなかに好い感じだ…

↓これはジーンズのウェストサイズに見合った長さを指定して求めるということになっているベルトで、そのまま直ぐに使うことが叶う。
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マダマダ新しく硬い感じのベルトだが…何時かは旧いモノのように「在るのが当然」と馴染んで行き、ベルトは「私が行く所には、何処にでも同行…」ということになる筈だ…

それはそれとして…身近な革のモノは、写真に収めると何となく画になるように思う…

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雨交じりの中、<宮の台展望台>からサロベツ原野と利尻富士とを望む…(2019.09.23)

豊富町内に在った時…雨が交じり始めた…そして、少しばかり強い感じにもなった…と言って、戸外を歩くのが酷くキツいというのでもなかったが…

↓展望台に上ってみた…
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↑遠景が雨に煙っているが…未だ雨に遠景が覆い尽くされてしまってはいない…利尻富士の姿が未だ見えている…何とも名状し難い不思議な趣だ…

展望台は宮様の行啓に際してこの場所を訪れた経過が在ったことから<宮の台展望台>と命名されたそうだが…古くから眺望が拡がる好い場所ということで地元では知られた場所であったようだ…

↓眺めていた極々僅かな間にも、何やら「雨に遠景が霞む…」というような度合いが高まったような気がしないでもない…
23-09-2019 (90)

こういう景色…忘れ難い…