<A1202>:西15丁目停留所:夜…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓西15丁目停留所に至り、路面電車の到着を待っていれば、反対側の軌道を行く車輛が姿を見せた…
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↑一際明るい前照灯の<A1202>が近付いている…

<A1202>は西4丁目停留所付近から西へ延びる軌道を進み、ここで「90度カーブ」を経て、南へ延びる軌道に入り込むことになる…

↓カーブに合わせて<A1202>の連接部が折れ曲がる…
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↓「90度カーブ」を殆ど曲がり切り、東から西への軌道から、北から南への軌道に入り込んだ感だ…
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↓テカテカした車体に街の灯りが映り込む感で<A1202>は走行している…
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↓停留所での乗降が済めば、後尾側を見せて<A1202>は南へ延びる軌道へ発って行く…
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↓歩道橋までの直線の区間は少し速度に乗るようにも見える…
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F2のレンズを装着した<X-Pro2>…駆ける路面電車が視られる、既に暗くなっている街で「手持ち撮影」をしても、なかなかに綺麗な画を記録してくれるものだ…

<タルボサウルス>:<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

↓大迫力!!如何にも「恐竜の頭!」という感じの代物だ…
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↑親子連れも見受けられた博物館だったが、子ども達が驚嘆している様子が見受けられた…

肉食恐竜―他の恐竜を含む動物を襲撃して捕獲して食するタイプ…―の一種で、有名なティラノサウルスに近い種類の<タルボサウルス>というモノであるそうだ…頭部のサイズから類推して、全長は10m程も在るような、非常に大きなモノだったと考えられるのだという…確かに、館内に居合わせた小学校低学年位の子ども達というような大きさのモノであれば「頭から丸ごと飲み込んでしまえそう…」な程に大きな口で、顎も強力であるのかもしれない…牙も大きく鋭い…如何にも「肉食恐竜!」という感だ…

北海道大学に籍を置いた研究者が参画した、モンゴルでの化石発掘の成果の一部であるらしいが…正しく「大怪獣?!」というようにさえ見える代物に驚かされる…

大学構内に設置されている博物館で、「多少“敷居”?」という感じもしないでもないのだが…敷地の隅に門が設けられて出入の時間は規制されているモノの「少し古くからの建物が広い―札幌駅の少し北の北8条辺りから北20条位まで…地下鉄南北線の駅で言えば<さっぽろ>、<北12条>、<北18条>と3駅(!?)にもなってしまう…―敷地に悠然と並ぶ街の一画」という風で、旅行者も含む大学と無関係な人達―勿論、私自身も含む…―も多く出入りしているので、こういう面白いモノが在る博物館を訪ねることに「差障り」など無い…<北海道大学総合博物館>は入場無料の公的施設だ…

この<タルボサウルス>は…強く記憶に残る…

<A1201>:幌南小学校前停留所付近:夕刻…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓歩道橋を下りて、幌南小学校前停留所へ向かおうとすれば…北から南への“外回り”の軌道に<A1201>がやって来た…
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↓信号停止後に発車し、直ぐに「90度カーブ」に入り込む…
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↓連接式の車体が折れ曲がりながら「90度カーブ」を進む様は、視ていて面白い…
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↓先頭側が東から西への軌道に入り込んでいる…
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↓もう直ぐ「90度カーブ」を抜ける…
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↓辺りの車輛が放つ灯りを車体で跳ね返しながら、<A1201>は軌道上を静かに西へ向かった…
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こうした「夕刻から夜の風情」を眺めて写真に収める機会が設けられたのは非常に好かった…

<石ノ森章太郎 80thアニバーサリー>の『仮面ライダー』のTシャツ…(2019.09.28)

↓酷く気に入ったTシャツ!!
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↑“漫画版”の『仮面ライダー』の画が大きく入っている!!通販で求めて、札幌に持ち込んで広げて写真に収めた後、早速に嬉々として着用している…

この“漫画版”の画…石ノ森章太郎(1938-1998)の作だ…未だに特撮ヒーローの作品に「仮面ライダー」を冠したモノが見受けられるのだが、この『仮面ライダー』が「元祖」ということになる筈だ…石ノ森章太郎の場合、多くの特撮ヒーローの原作、原案というのを手掛けているので、漫画作品としては映像作品と同時かほんの少し後に登場しているというのも在るのかもしれないが…

↓残念ながら60歳で他界した石ノ森章太郎の「生誕80年」ということで、サインを背中に入れた形でデザインされているTシャツだ…
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この最初の『仮面ライダー』…特撮ヒーローの映像作品として幼少の頃に親しみ、何度も“再放送”やビデオやDVDも観ている訳だが…所謂「仮面ライダー1号」は、自身にとっては「一寸だけ特別」な思い入れが在る…

『仮面ライダー』の主人公は、悪の秘密結社の“狂気の科学”で途轍もない力を身に着けることになってしまうが、その力を利用して彼らに立ち向かおうと「自らの意志」で闘いに身を投じる。「何だかヒーローになって…」というのではない!「自らの意思」で、とんでもない連中を向こうに回して戦うのである…そこが鍵だ!

考えてみると、特撮ヒーローの原作、原案となっているような石ノ森章太郎作品には、『仮面ライダー』の主人公のように「自らの意志」で闘いに身を投じるというような作中人物が幾つも在るかもしれないが…それでも『仮面ライダー』はどういうものか自身にとっては「永遠のヒーロー」で、「特撮ヒーロー」で“一括り”にはして欲しくない!

何れにしても…このTシャツは大事に愛用したい感である…

<A1202>:幌南小学校前停留所付近:夕刻…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓日没の少し後と見受けられる時間帯…明るい西天を背景に、西側から東側への軌道上に、一際明るい前照灯の<A1202>が現れた…
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↑「90度カーブ」の手前、交差点で信号停止した…

↓「慎重な足取り…」というような感で<A1202>が進み始めた…
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↓「90度カーブ」に<A1202>が入り込んだ…
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↓素早く歩道橋の上で数歩動いて眼を転じれば、<A1202>は「90度カーブ」を曲がって、車輛の後尾側を見せて北上する軌道に入り込んだ…
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↓少し先の幌南小学校前停留所へ向けて、些か減速しながら進むようだ…
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幌南小学校前停留所付近の歩道橋上で路面電車を眺めるのは気に入っているのだが…夕刻にこの場に在ったという記憶が無い…半袖Tシャツで寒くなかったという中、好い機会になった…

「国境観光 BORDER TOURISM」:<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

「北海道大学」は“総合大学”で、古生物の化石というようなモノを扱うこと、古い時代の遺物を扱うことというような「博物館に並べる」と言えば思い付くようなことに関わりも深いと同時に、自然科学、社会科学、人文科学と非常に広範な分野の研究教育活動が行われる場である。故に<北海道大学総合博物館>には、大学での研究に関連する様々な展示が見受けられる…

↓そういう「様々な展示」の一つだ…稚内も少々係わりが在る訳で、眼に留めて展示を拝見した…
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「国境観光」とか「ボーダーツーリズム」という考え方が何年か前から唱えられ始めている。これは、北海道大学の研究機関で取組んだ「境界地域研究」というモノから起こっている考え方だ…

方々に「国境」というようなモノが在って、それは「地域を分け隔てている」というような性格が強いのかもしれないが、嘗ては「地域間の結び付き」も色々と在った訳で、“境界”を越えて複数の地域を訪ねてみれば相違と共通項とが混在し、その背後の“物語”を学ぶ有意義な経験が出来る筈である。それが「国境観光」とか「ボーダーツーリズム」という考え方だ…

稚内に関しては…戦後に「日ソ国境」ということにはなった。現在は「日ロ国境」だが…実は「永い歴史」という尺度で考えれば、稚内が「国境の街」ということになったのは「1945年以降」ということで「短い」のである。そこで「稚内とサハリンとを1回の旅行で巡ってみよう」と、「国境観光」とか「ボーダーツーリズム」という考え方が出て来た訳だが…

<北海道大学総合博物館>のこの展示では、研究の経過を紹介するビデオや、国境地域の貴重な写真の展示等が観られた…

マンモス(原寸大模型):<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

↓圧倒的な存在感…大きい!思わずカメラを向けたくなる…
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↑旧い象の仲間である、寒冷地に適応したと言われるマンモスだ…

日本国内では、この種のマンモスが居たと考えられるのは北海道だけなのだそうだ…

こんなに大きな動物!?現在も生息していたとすれば?何処でどうやって暮らすのか?そんな余計な事も思い付きながら、圧倒的な存在感の「原寸大模型」を眺めていた…

<ニッポノサウルス>(Nipponosaurusu):<北海道大学総合博物館>(2019.09.28)

↓体長約4mの恐竜だ…
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↑<北海道大学総合博物館>に展示されている…

「北海道大学」が「北海道帝国大学」と呼ばれていた時代…大学の調査チームが、1934年に樺太で発見した化石だ。「日本人によって記載、命名される初めての恐竜」ということになること、当時の日本領の樺太での発見であったことから「サハリンの日本竜」という意味の学名が冠せられたというのだ…

因みにこれは「Nipponosaurus sachalinensis=Сахалинский Диназавр=サハリンの恐竜」としてユジノサハリンスクの<サハリン州郷土博物館>でも同じようなモノが展示されている。恐らく、<北海道大学総合博物館>から贈ったのであろうが…

随分と久し振りに<北海道大学総合博物館>に立寄り、ざぁっと展示を眺めて愉しんだのだった…