<Che Black>(チェ・ブラック)と一杯の珈琲と…(2019.09.29)

新札幌の商業施設内…「旧き善き喫茶店」という趣を色濃く残す、気に入っているカフェが在る…このエリアに在る機会が在れば、ここに「寄らない訳にも行かない…」と考えてしまう程度に気に入っている…

↓カウンターに陣取れば、グラスに水と灰皿がすうっと出て来る…店員さんに<フレンチ>とやや濃い感じがするブレンドコーヒーを御願いする…そして煙草とライターを何気なく出す…
29-09-2019 Shin-Sapporo area (6)

<Che Black>(チェ・ブラック)という煙草を何気なく求めた…キューバの葉が入っているそうだ…かの「革命の英雄」であるチェ・ゲバラの御尊顔のイラストがパッケージに…酷く渋い…

↓日頃から持ち歩く文庫本をさり気なく紐解き始めれば、美味い珈琲が供される…
29-09-2019 Shin-Sapporo area (8)
↑キューバの葉が入っているという煙草を灰にしながら読書に興じ、濃い珈琲をゆったりと味わう…好い感じの一時だ…

最近は…「煙草を点ける」ということ自体が「人類に敵対する行為」でもあるかのように言われるような気がするが…それでも「旧き善き喫茶店」という趣を色濃く残す場での好い感じの時間を排したいとは思わない…煙草が迷惑なら?雑踏での「歩きスマホ」や、「車を運転しながらスマホを見入る」というような真似こそ、何十倍も迷惑なのではないか?!

<クラーク博士胸像>:北海道大学 構内(2019.09.28)

「クラーク博士」…ウィリアム・スミス・クラーク(1826-1886)は1876(明治9)年に開校した<札幌農学校>(北海道大学の前身)にやって来た科学者で教育者であった人物だ。所謂「御雇外人」ということになるが…米国流の技術や知識の普及に繋がる各種の授業や、“教頭”としての学校運営に尽力した人物で、集まって学んでいた若者達にも慕われていたらしい…

↓北海道大学の構内に、このクラーク博士の胸像が在る…
28-09-2019 Sapporo (57)
↑訪ねた時は光線が好い感じだった…

クラーク博士に関しては…かの「少年よ大志を抱け」の言葉を残して教え子たちと別れたという挿話―言葉そのものには諸説在るようだが…―がよく知られ、その場面をイメージした銅像が「全く別な場所」に在る…他所から札幌に来た方が、「クラーク博士に所縁の大学に銅像?」と「思い違い」をしていて、居合わせた学生さん等に「銅像は何処?」と尋ねているというのもよく在るらしい…

↓北海道大学の構内に在るのはこの胸像だ…大きなモノではない…
28-09-2019 Sapporo (59)

決して大きなモノでもない胸像だが、これは大きな存在感が在るような気がする…クラーク博士が説いたとされる“大志”は立派に受け継がれていると言って差し支えないかもしれない…

<A1201>:西線6条・西15丁目間:夜…:札幌の路面電車(2019.09.28)

↓新しい車輛の前照灯は、白色な光が一際目立つ…
28-09-2019 Sapporo (187)
↑一際目立つ前照灯の光で軌道を照らしながら<A1201>が北上している…

札幌の街は「碁盤の目」というように道路が築かれてはいるが、一部に「別々に拓かれた場所を連結した」というような場所も在り、南北の道路が若干カーブを描いている場合も在るようだ。この場所がそれに該当するのかもしれない…

西線6条停留所から北上すると西15丁目停留所が在る。両者の間、西15丁目停留所に寄った辺りに歩道橋が在り、南北に延びる路面電車の軌道がよく視える。西15丁目停留所に至ってしまうと、東西に延びる軌道へ繋がっているので、停留所の手前に「90度カーブ」も在るのだが…

↓軌道の緩やかなカーブに合わせ、連接構造の<A1201>が若干折れ曲がる…
28-09-2019 Sapporo (188)

↓歩道橋を潜った…車輛の後ろ側を見せながら、<A1201>は北上する…
28-09-2019 Sapporo (189)
↑直線区間で、些か速度に乗るように見えた…

↓次第に遠ざかる…
28-09-2019 Sapporo (190)

↓西15丁目停留所近辺の灯りに吸い込まれて行くかのように<A1201>は駆けて行った…
28-09-2019 Sapporo (191)

日中は24℃程度に気温が上昇していて、半袖Tシャツで歩き回っても寒くはない、寧ろ程好いと思えるような夕べだった…