↑最近は…焼酎のような蒸留酒を好む…
気温が上がり過ぎない場所に保管で仄かに冷たい焼酎を錫のタンブラーに注いでゆったりと呑むという感じ…なかなかに好いと思う。所謂“本格焼酎”は材料由来で創られる香りと味が大きな位置を占める。様々なモノを試し、各々の香りや味を愉しむということになる…
<風憚>という焼酎は<栗黄金>(くりこがね)という種類の芋を材料としているという…
焼酎の材料に使われるサツマイモに関しては様々な種類が在る。それらに関しては、非常に多く生産されて焼酎での使用例が多いモノも在れば、その限りでもないモノも在る。
<栗黄金>(くりこがね)という芋は、焼酎原料で一般的な<黄金千貫>(こがねせんがん)に比して「より甘い」という特徴が在って、広く出回る程の生産量でもないようだ。寧ろ「珍しい品種」であるという。
この<栗黄金>(くりこがね)を使った<風憚>を口にしたが…鹿児島で時々売られている「甘味が強い品種のサツマイモの焼芋」を何処となく思い出すような、香りと味が口の中に拡がった。そしてこれは度数が36の“原酒”で、「程好く強めなアルコールの熱さ」というようなものも感じられる…最近では「寧ろ普通?」というように思える黒麹の焼酎であるが、材料由来の味や香りが豊かで強いので、「普通の芋焼酎を凝縮したかのような…」というようにも思ってしまった…
これ…「1杯をゆったり味わおう…」という程度に呑み始め、直ぐに「もう1杯位は…」となってしまう…そういう「要注意!!」という程度に美味いという酒が…非常に好い!!
酒蔵で契約した限られた農家で生産する、限られた量の<栗黄金>(くりこがね)を使った焼酎なので、出回る量も然程多くはないと聞く…入手して愉しむことが叶って善かった!