早朝の小樽駅…(2020.03.01)

↓多分、早朝の列車が何本か動き始めて、駅に灯りが点き始めてから然程時間が経っていない頃合いだと思う…
01-03-2020 Otaru in early morning (1)
↑駅の真ん前で何かの工事らしきことが進められていた形跡が伺えるが、関係者らしき一群の人影が辺りから去ろうとしているように見えた…

駅舎は1934(昭和)年の建物らしい…内外装を何度も修復して大切に使われている建物だ…こうして眺めると趣深い…

夕刻の小樽運河…(2020.02.29)

最近は「暗い感じ」ということになる時間帯が遅くなっている。「光の春」と言うのか…寒さは居座り、多少雪も降る。小樽も0℃を挟む、或いは0℃を若干割り込むという気温帯で、酷く寒いという程でもないが、戸外に在れば直ぐに手が冷たくなる程度だった…

そうした中…「暗い感じ」ということになる時間帯に少しだけ間が在った中、空腹を覚えたので「やや早めな夕食」を愉しみ、その後に運河の周辺を散策してみた…

↓「小樽運河」とでも聞くと思い浮かぶような…「定番」な光景だ…
29-02-2020 Otaru (48)
↑画の右側…雪を被った遊歩道を行き交う人が…少ない…「色々」と在る昨今の情勢の故であろう…

↓運河沿いの倉庫の建物は、外観を古いままに残して、内装を改造して飲食店等に利用されている。そんな場所の灯りが漏れている時間帯だ…
29-02-2020 Otaru (53)

↓独特な風情が在る光景だ…
29-02-2020 Otaru (55)

<小樽倉庫№1>…(2020.02.29)

小樽の街を少々歩いた…前年12月下旬段階で、この時期に所用というのは確定していた。その際に小樽を少し歩き、なかなかに好かったので再訪を決めていた。「色々」と在る中、多少勝手が異なる程度に街は「長閑」だった…

歩き廻って…多少の空腹を覚え、食事を摂ろうということで思い立ったのは…「運河の辺りに何年か前に寄って好かった場所が…」ということだった。

↓ここがその「運河の辺りに何年か前に寄って好かった場所」である。
29-02-2020 Otaru (45)
↑運河沿いの倉庫の建物だ。建物外観は古いまま、内装を替えている…

↓「ドイツのイメージ」というようなことで、ビールを主体とする飲物や欧州風の料理を供する場所である…
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ここで少しゆったりと食事を愉しみ、更に辺りを少し歩いて休んだ訳だ…

<Eisbein>(アイスバイン)…(2020.02.29)

小樽の街を少々歩き…「多少早めな夕食」と思い立ち…旧い倉庫を改装したビアレストランに入った…

↓頂いてみたのはコレだ…
29-02-2020 Otaru (42)
↑<Eisbein>(アイスバイン)という代物だ…

↓豚の脛肉の塩漬けを煮込むのだという…ドイツ北部、殊にベルリンでは名物料理とされているのだという…
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何年か前に小樽でこの<Eisbein>(アイスバイン)を頂いたことを不意に思い出し、「確かこの辺り…」と至り着いた場所で「これだ!!」と判り、一寸寄ってみたのである…

ハッキリ言って…なかなかのヴォリューム…これ1点で、他には別段に何も要らない…ドイツ辺りでポピュラーなザウアークラフトが添えられていたのが好かった。肉は太い骨からフォークで簡単に外すことが出来る程度に柔らかく、なかなかに美味い。マスタードを点けて肉は頂く…

時にはこういうモノを頂くのも好い…

<Schladerer Schwarzwälder Kirschwasser>(通称“キルシュヴァッサー”)=シュナップス…(2020.02.29)

立寄って「早めの夕食を…」ということにした小樽の店で…やや視掛ける機会が少ないような気がする飲物を頼んでみた…

↓左側の小さなグラスの中身…「シュナップス」というドイツのスピリッツだ…
29-02-2020 Otaru (41)
↑“キルシュヴァッサー”または縮めて“キルシュ”という通称になっていた…<Schwarzwälder Kirschwasser>という独語の呼称は「Schladerer」(シュラデラー)というメーカーの名前から検索してみたのだ…

ジャガイモを原料にした42度のスピリッツということだが、ブラックチェリーの甘味を入れているのだという。何となく、材料由来の甘味が多少感じられるサツマイモの焼酎の原酒を「ウォッカを飲む要領」で、小さなショットグラスに注いでキュッと一口で空けるというような按配だった…

時にはこの種のモノを頂いてみるのも悪くはない…思わず…「もう1杯!!」ということにしてしまった…記憶に留めたい…

夜:<日本銀行旧小樽支店金融資料館>の建物…(2020.02.29)

早めの夕食を愉しんだ後、小樽の街を少々歩き廻った…酷く寒いとも思わない0℃前後の気温ながら、直ぐに手が冷たい感じになるという程度の状況…足元には凍結箇所が些か見受けられる中だった…

↓少し貫禄の在る建物が在って、眼を奪われる…
29-02-2020 Otaru (58)

↓日本銀行の「小樽支店」であった建物だ…
29-02-2020 Otaru (57)
↑立派な建物であるので「本来の使途」で利用されなくなった時に「資料館」ということになった。「資料館」の開館時間は終わってしまったので、「街の貫禄が在る古い建物」ということで眼前に現れた訳だが…

北海道の諸都市は沿岸部の方が歴史が古い…そして明治時代から大正時代には、それらの沿岸部の諸都市の中には、近年の様子からは想像し難い程度の隆盛を誇った場所も在る。

北海道の物流の要である港を擁し、様々な取引の都合で金融機関が多々立地し、加えて水産業や関連の加工業等も盛んであった小樽は、そういう「隆盛を誇った」という経過が在る街だ。

明治時代の終わり頃から、金融機関関係の様々な建物が小樽には登場しているというが、その中で「一際の威容を誇った」のが日本銀行の小樽支店である。

日本銀行小樽支店は、著名な建築家で、東京駅の設計等で広く知られる辰野金吾や他の建築家達が取り組んだ建物で、1912(大正元)年に竣工している。

↓この種の建物…「照明に浮かび上がる」という按配が酷く似合うと思う…
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館内は昨年12月に見学したという経過が在った。その時に「暗くなってから建物を眺めたい…」と思っていて、暗くなる前に小樽から離れたという経過も在ったので、今般寄ってみたのだった…日中の見え方とは趣を異にする…

731系電車:札幌駅(2020.02.29)

<カムイ>で札幌に着き、一寸一息入れてからまた駅へ…

↓小樽へ向かう列車が現れた…
29-02-2020 Sapporo (6)
↑内装がロングシートの731系電車だ…この型以降、札幌周辺で走る新しい電車はロングシートの内装が主流になって来ている…

「区間快速」と称しているが…これは札幌駅を出てから琴似駅、手稲駅に停車で途中の何駅かを通過する“快速”という運行なのだが、手稲駅から小樽駅までは各駅に停車するので「一部は快速運行になる各駅停車の列車」ということで「区間快速」なる呼び名になっているらしい。近く、ダイヤ改正で止めるスタイルとも聞いた…

↓一寸、これに乗せて頂こうということにした…
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札幌での所用という都合が在って出てみたが…何やら「昨今の情勢」の故に街は少し静かで、札幌駅も「調子が狂う…」という程度に空いていて驚いた…

<カムイ>:旭川駅(2020.02.29)

↓「10分程度の時間で乗換え」というのも好いが…「40分程度の時間で、一息入れてからゆったりと待機中の列車に改めて乗る」という感じが気に入っている…旭川到着後、以遠を目指す場合にこの<カムイ>に乗車するのが気に入っている…
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↓未だ他の乗客が座る前に待機中の車内へ…車内の様子を写真に収めた…
29-02-2020 Asahikawa (6)
↑<カムイ>は5輛編成で「4号車」が指定席で、他は自由席だ…列車の先頭の「5号車」に乗込んだ…

↓先頭寄りの「13番」の席に陣取った…
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↓札幌へ向かう<カムイ>の発車時刻も近付く頃…旭川へ到着する<カムイ>が隣りのホームに入って来る…
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↓左側の到着した方の列車は勢い良く現れたが、次第に減速した…
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↓到着した列車が停止し、乗客が下車…待機中の列車の発車時刻が迫る…
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↓<ライラック>と同じ789系電車の<カムイ>であるが…<カムイ>の仕様の方は、何か「未来的」な外観で気に入っている。更に旭川・札幌間で眼に馴染んでいて、「観戦に投入された最新車輛!」という強い印象が在って、「函館から移って来た…」という<ライラック>の仕様の車輛よりも好感を抱いているのかもしれない…
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列車は定刻に静かに発車し、好天の中で札幌へ向かった…

<サロベツ>:旭川駅(2020.02.29)

↓キハ261系ディーゼルカーは定刻で旭川駅に到着…
29-02-2020 Asahikawa (1)
↑列車後尾側の1号車から下車して列車を視るが、雪が跳ね上がった痕跡が殆ど視られない。沿線は雪も少なく、降雪の無い状況下で259㎞を走破した…

↓右側は稚内から到着した<サロベツ>…左側は札幌へ向かう<ライラック>…
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↑<サロベツ>で旭川に至り、旭川以遠の札幌までの各停車駅へ向かう場合は、直ぐ隣りの列車に乗り継ぐというのが標準的な形だ…

↓定刻で旭川まで走破したキハ261系ディーゼルカー…「ここまで運んでくれてありがとう!」と、何となく眺めてみたくなる…
29-02-2020 Asahikawa (4)

実は「旭川以遠」を目指すのだが…敢えて<ライラック>に乗らず、旭川で一息入れるというような行程にした…最近、札幌へ所用で出る際には比較的多くやるパターンになっている…

<サロベツ>:稚内駅(2020.02.29)

↓稚内から旭川へ南下する特急列車のキハ261系ディーゼルカーが早朝の稚内駅に入って来る…
29-02-2020 Wakkanai (2)
↑車輛が待機する場所は、稚内駅と南稚内駅との間のやや南寄り辺りに設けられている。早朝に車輛は「少し北上」の後に短くはない259㎞に及ぶ南下に出発する訳だ…

この窓から見える辺り…「最南端から北へ繋がる線路はここが終点です」と在る…「南北」と言うから、「南=起点」で「北=終点」ということか?他方で「南下」と「下る」という他方で「北上」と「上る」ということも在るが…こういう「終点」というイメージが強い稚内駅だが、私個人としては「何処かへ出掛ける場面では、殆ど常時ここから列車に乗る」という意味で「(何時でも)始発駅」である…鉄道の軌道は「ここで終わる」のではなく「ここから始まる」と思っている…

↓そんなことを思いながら、改札が始まったので直ぐにホームへ出た…
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↑キハ261系ディーゼルカーは、稚内・旭川・札幌間の優等列車が「特急」ということになった時に初登場した型であることから、何となく「我が街の列車」という愛着のようなモノも沸く存在だ…

↓改札口に近い「1号車」の指定席に陣取った…早めに乗って車内の様子を写真に収めてみる…
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↑「1号車」は一部がグリーン席で“仕切り”が在るので、奥行きが少し短い感じになる…

↓発車まで間が在るので先頭の「4号車」の側に廻ってみる…
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↓前照灯が点いた…
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↓発車時刻が刻々と近付く…
29-02-2020 Wakkanai (11)

この「稚内駅からの出発」という感じ…非常に気に入っている…