特急<ひのとり>:新大宮駅&近鉄奈良駅(2020.04.01)

朝、思い立って佐保川の桜を眺めに出た。JR奈良駅傍の宿から歩いて、佐保川の桜に至り、そこから近鉄の新大宮駅に入って、1駅間列車に乗って近鉄奈良駅へ引揚げようとしていた。

新大宮駅で近鉄奈良駅へ向かう列車を待っていると、通過列車への注意喚起が為された。「通過」ということは、近鉄奈良駅へ向かう特急列車か、回送列車だと思ったが…

↓こんな車輛が現れ、通り過ぎて行った…
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↑初めて視掛けた型だったので、少々驚いた…

「あの車輛は?」と驚いて、考えながら、現れた列車に乗車し、近鉄奈良駅へ到着した…

↓新大宮駅を通過した列車が停車中だった…
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↓3月に登場したばかりの新型車輛による特急列車の<ひのとり>が、出発に向けて待機中だった。
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↑新大宮駅で見掛けたのは、ここで待機するために回送していたという場面だった訳だ…

↓予期しない形で新型車輛に出くわすのは、何となく嬉しいものだ…
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↓<ひのとり>のマークが美しい…
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↓車体に駅の中の様子が映り込む…ピカピカの新車だ!
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聞けば、この<ひのとり>については、現在6輛編成が3編成導入され、大阪難波-近鉄名古屋間を1日6往復、大阪難波-近鉄奈良間を1日1往復で運行しているのだという。その1往復だけの運行という近鉄奈良駅で、出発待機という場面を視られたのは、少し運が好い!

何時か、この列車にも乗車してみたいと思いながら、近鉄奈良駅を辞去した…
posted by Charlie at 07:26Comment(0)奈良県

運行日誌(2020.03.28-04.04)追記:帰着後雑感…

過ぎる程に静かな居室で<しゃちブレンド>を淹れる。芳香が辺りに立ち込める中、バランスが好いと思える味を愉しむ。「普段の月曜日の朝」が戻ったという感である。「善かった」とすべきか?「行ったきりなら幸せになるがいい♪」と、何処かに留まって、そのまま戻らないという選択も在ったか?少し時間を設けて、気分転換をして戻ると、時々思うことではある。が、今般は何やら世の中が「事情」でゴチャゴチャした感じになっているような中なので、普通に戻って「善かった」ということにしておくべきであろう。

「愛用のカメラでも抱えてフラフラと自由な時間」ということがしてみたくなり、実際にそれをやってしまった…

「あなたの街へ…この駅から…北の始発駅!稚内駅!」と勝手に呼んでいる駅を発ち、新千歳空港を“玄関”に本州方面を一寸往復しようと思い付いた。往路は成田空港に入り、復路は神戸空港を発った。

往路を成田で、復路を神戸としたのは、成田・神戸の間をゆっくりと進み、様々な文物に触れながら動きたかったからだった。実際には少し感じが変わった…

成田上陸とした理由でもあったが、香取神宮や佐原に出会って満足した。が、当日は冷たい雨に濡れ続けて、上着やキャップは「そのまま拭き掃除に使える?」と見受けられる「絞った雑巾のよう…」に湿り切った状態となり、身体が冷えて来た感じで多少弱った…終いに手が悴んで、ポケットのモノを出し入れする場面で苦戦するようになった。千葉県内辺りでそんな目に遭うとは思っていなかった…

東京駅へ向けて移動し、東京都内を少し視て、西へ向けて少し動こうとしたが…雨は真昼間から雪へと変わっていた…東京駅で一息入れた後…新幹線の列車で直ぐに京都へ移動してしまった。

以降、京都泊と奈良泊ということにして、関西圏でのんびりとしていた…出ていた期間中、雨に降られて動き悪かったのは、3月29日と4月1日だけだった。他は普通に曇天や晴天であった。それは好かった。

最近は「見慣れぬ路の果ての見知らぬ街」というような場所に至って、そのまま帰還が叶わなくなったとしても、「然程の悔恨も感じないのではないか?」と思っていた。最近は、そういう気分が少々強まっている感もしていた。実際に出掛けて戻ってみて、そういう気分は大きくは変わっていない。が、「事情」というモノで、何か世の中の様子が変わったという感はした。

新千歳空港を発着する航空便だが、これはよく視ると「減便」という措置が既に取られている様子だ。往路の成田行は「空席の方が少ない」という程度に座席が埋まっていた。復路の神戸発は「やや空席は目立つ」という程度だった。

東京・京都の新幹線の列車に関しては、「常時、それなりに混んでいる?」という感であるあの路線を承知しているので、「少々目立って空いている」というような、車輛の半分弱の座席が空いていたように見える状態だった。

各地―千葉県内と千葉・東京間。京都周辺。奈良周辺。大阪市内と大阪・奈良間。その他、若干…―のJR、私鉄は「座席が埋まる程度の乗車」とか「若干、立席が見受けられる」という程度で、「大都市特有な混雑」には出くわさなかった。尤も、混み合いそうな時間帯に動いていなかったとか、混み合いそうな朝早くには少し長閑な辺りを動いたということも在ったのかもしれない。

方々で、桜が美しかった!本当に「それでも花は咲く」という感であったと思う。

所謂「お花見の名所」では「宴会は御遠慮下さい」というような看板が、昨今の「事情」に鑑みて掲出されていて、そういう「お花見の光景」には出くわさなかった。が、思った。或いは「平常のお花見の様子」の方が「異様?」なのかもしれないとである。

京都の地方紙―京阪・清水五条駅周辺の喫茶店で拝見…―に、日曜日の桜の名所での様子が取上げられて「控え目に」となっていた。特段に「場所取り」で何やら料理を広げる、酒を酌み交わす、焼肉をやるという様子は無かった。それでも、通り掛って足を停め「好いなぁ…」と桜を眺める。自然で好い感じがしないでもなかった。そして場合によっては、桜の辺りでランドセルを背負った新入学児童らしい子どもの写真を撮っている親子連れや、確り衣装を着込んでカメラマンが撮影というスタイルの結婚写真の現場を視た。本当に「それでも…」という、人々が人生に普通に向き合う様子がそこに在ったような気がする。

地元に比べると「やや温かい」という感じの地方に入り込み、随分と精力的に歩き廻った。これは、動き悪い積雪期を過ごしていた身にとっては、少しばかり有難い時間だったかもしれない。そういう動き悪さと、昨今の「事情」の醸し出す雰囲気との相乗効果で、何やら倦んでいたと感じていたが、少しサッパリした感である。

暫くは…「好い時間」の「余韻」という中で過ごすことが出来るかもしれない…

そう思っていた間に<しゃちブレンド>を満たした<NARA>のマグカップは空いた…

桜…:龍田大社(2020.04.02)

↓この時季は桜が好い…何処で出くわしても、各々に好いのだが…この桜は殊更に好かった!
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↑正しく「満開」で、偶々風が吹き抜け、花びらが宙に舞った…

奈良から大阪へのJRの路線に、様々な方面の路線が交わる王子駅が在り、王寺駅の1駅大阪方向(東)寄りに三郷(さんごう)駅が在る。

三郷駅の傍、少し急な坂道を上がった辺りに古くからの歴史を誇る社が在る…

↓龍田大社(たつたたいしゃ)という…
02-04-2020 Nara pref. Tatsuta-Taisya Shrine (17)

龍田大社は「風神」を祀る神社だ。天地の間に満ちる大気、生気、風力を掌るのが「風神」ということになる。二柱の神々が本殿に祀られ、天地宇宙の万物生成の中心となる「気」を御守護ということになるのだという。

「風神」と聞き及び、この龍田大社を訪ねてみたくなった…「風の街」とも呼ばれる小さな街で暮らす身としては、強い親近感を覚えたのだ…そして訪ねた…

↓坂道を上ると、こんな桜が迎えてくれる…それが心地好かった…
02-04-2020 Nara pref. Tatsuta-Taisya Shrine (1)
posted by Charlie at 20:11Comment(0)奈良県

夜桜…:阪急・京都河原町駅周辺(2020.03.29)

香取神宮佐原の街を風雨の中で歩き廻り、冷たい雨に確り濡れて冷えてしまった中、「時季としては異例…」という雪まで降り積もり始め、逃げるように新幹線の列車に飛び乗って京都へ移動した…京都の宿に着いて、夕刻に辺りを少しだけ歩いてみた…

↓四条通、阪急の起点・終点となっている、地下に設えられた京都河原町駅―以前は「河原町駅」だったが、最近は「京都」を冠するようになった…「阪急が路線網を持つ各都市の中、京都のターミナル」と判り易くしたのであろう…―の地上に出た辺りである…
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この辺りは、高瀬川に沿うように桜の木が植えられていて、桜の花の時季は殊更に美しい場所であることは既に承知していたのだが…それでも見惚れてしまう…

↓刻々と天の明るさが変わるような時間帯だが…「暗くなり切っていない」という按配が、点き始めた照明の光に浮かび上がる桜を、一層好い感じに見せてくれるような気がしている…
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こういう景色に会えると思えば…こんな時季には、多少強引にでも京都へ立寄る機会を設けてみたくもなる…
posted by Charlie at 19:46Comment(0)京都府

伊能忠敬旧宅と周辺の町並み…:佐原(2020.03.29)

香取神宮を訪ねてみた時点で風雨の中を歩き廻っていたのだったが、更に風雨の中を歩き続け、佐原の街に至った…

↓これが視たかった!
29-03-2020 Sawara (6)
↑かの伊能忠敬が住んだという家である…

伊能忠敬は、江戸時代の19世紀初めに、各地の測量を実施して立派な地図を製作することに功績が在った人物だ。自身の興味と志に則って、そういう研究や仕事に携わったのは「一線を退いた」というような形になった50歳以降のことで、それまでは佐原で「商家の主」であった。婿養子として佐原の伊能家に入り、醸造、貸金、舟運というような事業に取組み、他方に現在で言うと村長に相当するような役目を負って、地域の自治に寄与する活動にも携わっていた。

その伊能忠敬が婿養子に入ってからの30年間余りに亘って住んでいたという建物が現在に伝わっているのだ…

↓辺りは、伊能忠敬が存命であった19世紀初め頃にも在ったかもしれないような建物が林立する町並みが見受けられる…
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↓佐原は、江戸時代には盛んに舟運が行われていたという地域で、水路に沿って旧い建物が並んでいる…
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↓何やら酷く趣深い建物も多く在った…
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「辺りの建物が建築工事中で在った様子を殆ど視た…」というような、「本当に新しく起こった住宅街」で幼少期を過ごし、「或る時代の人々が発した声音や物音が聞こえて来そうな旧い街並み」というようなモノに強い憧憬のようなモノを有したままに長じてしまったと思っている自身だが…この佐原の町並みは好かった!

非常に好かったのだが、伊能忠敬の事績等を伝える資料館等は、最近の「事情」の故に休館を余儀なくされていた…それでも、かの伊能忠敬が「生きた時代の片鱗」が感じられる町並みを散策する機会が設けられたことは嬉しかった…欲を言えば…もう少々、歩き易い天候であれば更に善かったと思うが…

冷たい雨に酷く濡れ、多少弱ってしまったが、「再会を期す!」という念を抱いて佐原駅へ向かったのだった…
posted by Charlie at 19:31Comment(0)千葉県

姫路城の白い猫…(2020.04.03)

姫路城の域内を歩いて、美術館等が在る側へ抜けようとした。昨今の「事情」で美術館等は休館していたが、動く方向の目印にしたまでのことだ…

姫路城の周辺では、桜を背景に「結婚される方達」または「結婚したばかりの方達」の記念写真を撮っているような光景を多く視掛けた。明らかにそれと判る、和装や洋装の衣装の男女と、カメラを手に撮影をしている人、同行している方が1人、2人というグループが散見した。天候も好く、桜の花の状態も好かった。

桜の花が好い場所に関して、何処へ行っても昨今の「事情」により「宴会等は御遠慮下さい」となっている。所謂“花見”という人達は稀、或いは皆無に近かった。が「普通に散策」とか、「少し足を停める」とか、「一寸腰を下ろす」という様子で「綺麗だね!」と花を愛でている様子は見受けられた。或いは「自然に自然の花を愛でる」という様子で、好いように思った。もしかすると、大勢で殺到して場所を取って宴会をやっている「普段の“花見”」の方が「やや異様?」なのかもしれない…

そんなことも思いながら、姫路で、または神戸で一息入れて空港へ向かう段取りを考えながら歩いていた。眼の端に「白いモノ」が蠢いた気がした。

↓蠢いたモノの気配がした方へ眼を向けた…
03-04-2020 Himeji (26)
↑悠然と、天候が好い日の日常を過ごしている白い猫が休んでいた…

猫の側でも、私が傍を歩いて近付く気配を感じ取って「何??」と一寸動いたのであろう…その動きを「眼の端に白いモノが蠢いた?」と思った訳である…

この猫…桜の花が視えるでもない、余り顧みられているでもないモニュメントのようなモノの陰の、「安眠出来そうな場所」に確りと陣取っているように見えた…

何やら騒然としているような状況が在るかも知れないが…個々人としては、各々に安眠出来る場所で悠然と過ごす他に、出来ることも無い…この白い猫を視て、そんなことを思った。姫路城の片隅で出くわしたので、「城の御殿で身分の在る人が愛した猫」というような風貌をしている猫のような気もした…
posted by Charlie at 16:07Comment(0)兵庫県

桜…:姫路神社…(2020.04.03)

姫路城については、広い域内に夥しい数となる桜の木が植えられている場所で、花の時季には少し驚く程度に花が咲き乱れている…

それは承知していたが、神戸空港へ向かう前の時間を利用して姫路まで足を伸ばし、姫路城に立寄ってみた。

↓白の北西側になるらしいが、静かな一隅で見事な桜の花に眼を留めた…
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↓明治20年の年号が刻まれていたが、少し貫禄が在る感じの石造の鳥居が見受けられた。神社だ…
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↓「右近の橘」、「左近の桜」と言ったと記憶するが…両方に木も植えられた、なかなか味わい深い社殿だ…
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姫路神社は、明治期に起こっている。江戸時代に長く姫路城に在った酒井家の功績を伝えるべく、姫路酒井家の祖を旧臣や住民が祀る神社を起こしたのだ。昭和期に入って、姫路城の一隅の地に遷座して現在に至っている。

知名度は?よく判らないのだが、姫路城の一隅で桜が美しい場所である…思いがけず、なかなかに感じが好い場所に出くわした…
posted by Charlie at 16:05Comment(0)兵庫県

チーズバーガーにハラペーニョを添える…:奈良 <Monks on the Moon>(2020.04.01)

結果的に「“緩急”の“緩”」と称して然程動き廻らなかった一日…薬師寺を訪ね、東大寺の辺りを歩いて、「とりあえず宿に引揚げよう…」と近鉄奈良駅周辺に至った…

↓こんな看板を眼に留めた…
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↑思わず足を停めた…

一部の友人諸賢の間では周知のことながら、私はハンバーガーというモノが「かなり好き!」である…何か酷く佳いハンバーガーを供している場所に出くわしたというような感で、丁度「これから立寄って頂き、宿へ引揚げて行くには好適なタイミング」というような按配でもあった…

↓そして頂いてしまった…
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↑チーズバーガーにハラペーニョを添えるということで御願いした…

炭火焼というハンバーグにチーズが蕩けて、野菜が入ったオーソドックスなハンバーガーにアクセントでハラペーニョを添えて頂いた…

ハンバーガーそのものは、袋状の紙で包むようにして頂くようになっている…
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これは!頂いて「幸せになるがいい♪」という代物だった!炭火焼のハンバーグが美味く、それがシャキッとした野菜と合わせてバンズに挟まっている…再訪を強く希望する場所となった…
posted by Charlie at 11:45Comment(0)奈良県

国外客向けの…:千社札風ストラップ(2020.04.01)

最近は、出先で歩き廻る場面で、眼に留めたコンビニに入ってカップの珈琲を求めて頂く機会が多い。気軽に、安価に、悪くない珈琲を愉しんで一息入れられる…

奈良の早朝…佐保川の桜を愛で、近鉄の列車で1駅移動し、興福寺傍の猿沢池で「奈良らしい光景?」を眺めた後、コンビニに立寄った…

↓珈琲が淹れられるのを待つ間、こんなモノに眼を留めた…
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↑個々の漢字は知っているが…何と読むのか判らない…

頭の中に浮かんだのは…かなり以前に流行った「世露死苦」と書いて「よろしく」というようなモノかというようなことであった。

↓更にこれである…
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↑中国語の姓と思われるモノが並んでいる…

頭の中に浮かんだのは、昔の中国を舞台に軍勢が戦うような物語で、軍を率いる将軍の本陣に将軍の姓を大きく記した旗が掲げられているというような場面だ…

珈琲が淹れられていた間に驚きながらこれを視ていたが、欧米の言語に在る名に漢字を充てたモノ、中国語の姓を刻んだ、国外客向けの土産的なグッズが、これの正体であるようだった。もしかすると日本語の姓や名のモノも在るのかもしれないが…

コンビニの入口近くにこういうモノが並んでいたというのも、興福寺に近い店であったからなのであろう。そして、コンビニという業態では「或る程度売行き好調のモノを中心に並べる」ということになっているようであるから、これも好評なのだと想像した。

こういう形で…「存在感を増していた国外からの旅客」という事柄を実感してしまった…
posted by Charlie at 11:43Comment(0)奈良県

帰着…:運行日誌(2020.04.04)

「終わりが判らない夜」と「始まりが判らない朝」とが交じるような感の「曖昧な時間」の中で「自身の一日」が何時の間にか始まっている感…「多少勝手知った(つもりになっている)他所」ということになる旭川で、4月4日の土曜日が始まった。

「どうしても抗えない…」という状況になるまで起きていて、何やら写真の整理等に興じ、何時の間にか眠って、何時の間にか起きてという状態だった。やがて、出発の事を顧慮すると、寝入ってしまわない方が好さそうであるという時間帯に至ってしまっていた。

昨夜は、午後11時近くに旭川の街へ着いて辺りを少々歩いたが…プラス1℃や3℃という次元だった。関西方面は、朝の少し低温な時間帯でも10℃を少し切る程度で、好天の日中には15℃近く、或いはそれを超えていたかもしれない。やや「気温差」は大きいが然程苦でもない感だ…

朝の静かな旭川のコンビニで、2リットルのペットボトルの水、サンドイッチ、加えて<黒霧島>の小さなカップを仕入れて旭川駅に入った…「例の列車」と呼ぶが、6時に出て12時に稚内へ着く列車だ…

この列車に乗込むと…何やら「乾杯!」してみたくなる。黙って乗っていれば稚内なのだ…

実際…乗車中は少し深めに居眠りに陥っていた…眠っていた時間が長く、何となく「然程長くはない…」と感じていた側面が在る。

稚内には定刻で着いた。出発した際には少し残っていた雪も、既に「消えた…」と言って差し支えない状況だ。拙宅に戻ってみて…何となく<いりおもて>を愛用のタンブラーに…独りで勝手に安着を祝う…

多少冷えている居室だが、厳冬期を想えばどうということもない。が、暖房器具を稼働させた。夕方までには温かい室内となることであろう。

何となく「満足度」は高い。思い付きで出掛けていた訳だが…その見聞や、考えたことなどは、追って整理したい…

<サキソフォン吹きと猫>…(2020.04.03)

↓「また御会いしましたね…」という感だ…
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神戸空港からのフライトが順調に新千歳空港に到着した後、列車で札幌駅へ移動し、直ぐにバスターミナルへ向かうと旭川へ向かう高速バスに乗車することが叶った。

午後11時を伺うような時間帯…“週末”としては少し静かな感が否めない旭川に到着した…

↓静かな深夜帯へ向かおうとする街に響くメロディー?そんなことを想像した…
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無事にこの像を眺め、夜明かしをして…更に北上する…

玄奘塔:薬師寺 玄奘三蔵院伽藍(2020.04.01)

薬師寺では、現在でも伽藍の整備が行われているようだ…

<玄奘三蔵院伽藍>と、「やや聞き慣れない?」という名が出て来て、有名な東塔を擁する場所と少し異なる様子であった…

↓よく知られている場所と少し離れた辺りに、こういう設えが出現する…
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↓こういう八角形の建物が建っていた…八角形の建物というのは、高貴な人を祀る場ということなのだそうだ。独特な趣だ。
01-04-2020 Nara vol01 (32)
↑これを<玄奘塔>と呼ぶ…

建物の正面に「不東」という額が在る。これは玄奘三蔵の言で「インドへ達せずば東へ戻らず」という気概を示した語なのだそうだ…

↓これは建物の横、或いは後ろ側である…なるほど「八角形」だ…
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薬師寺は法相宗の寺ということであるそうだが、法相宗の開祖は玄奘三蔵であるという。その分骨を祀るばであるという。1991(平成3)年に登場したものだそうだ…

これがなかなかに気に入った!
posted by Charlie at 02:26Comment(0)奈良県

北へ…:運行日誌(2020.04.03)

長い移動の途次に在る…

サッパリとした感じで朝を迎えた…適当に動いて、眠気には敢えて抗わずに休み、起き出しては気儘に過ごす。「時間を設けた…」ということをして以来、好い時間を過ごすことが叶っている…

前夜は、相当に動いた日中の後で、薄らと眠気を覚える状況は比較的早めな時間帯から訪れてはいたが、何となく写真の整理に興じて、休んだ頃には日付が変わっていたような気がする。そこから、一度は眼を開いたが、窓の辺りが明るくなるまで深く眠ったような気がする。「お腹が空くのは生きてる証♪」であると同時に「動いて休んでスッキリする」というようなことも「生きている証♪」ということなのかもしれない。当たり前のことなのであろうが、最近は“当たり前”の「尊さ」というようなことを些か意識するような一面も在るような気がする。

“北”へ飛ぶ日だが…フライトは夕方ということになる。余り早くから動いても時間を持て余す…故に、ゆったりと朝食を摂って、居室で寛ぎ、頃合いを視て出発することとした。今回は何やら買い込んで荷物が増える、或いは一部のモノを送るというようなことも無い。昨年、甲子園球場の店で求めたリュックサックに着替えやノートパソコンを容れ、外装が廃タイヤゴムチューブであるというビジネスバッグにカメラ類を容れるという、「多少、モノが多い人が日常の活動エリア内で動き廻る」という場面のような、極めて身軽な状態だ…

目指すべき空港は神戸空港なのだが…<青春18きっぷ>を使う。JRの列車で動くが…奈良からであれば<大和路快速>で大阪駅に出て、大阪駅から<新快速>で三ノ宮駅に出ると神戸空港へ通じる訳だが…三ノ宮駅を通り越して姫路駅に至ってしまった…

姫路駅では、好天でもあったので姫路城辺りを散策し、咲き誇る桜を愛でる等した。花が美しいポイントの「穴場」という感の姫路神社にも行き当った…

姫路駅から姫路城に至り、白の広い域内を歩けば存外な距離になる。桜の時季…花が多く視られる場所はとにかく佳い!!

ゆったりと過ごしたが、神戸空港を目指して動くには間が在る…何となく姫路駅に至ったが、過去に姫路で利用していて、姫路で「会員カード」を作ったチェーン店のネットカフェ―札幌で、同じチェーンの店が何箇所か在るようで利用したことが在ったが、その際には姫路で作った会員カードを使った…―が眼に留まったので、そこで休むことにした。そういうように「少し休みながら動く…」という程度が好いのだと思う…

姫路からは三ノ宮駅に進んで、三ノ宮駅で一駅入れてからはポートライナーで空港へ移動である。空港では順当に搭乗を待つ段に至った。神戸空港に関しては、駐機場の様子を眺め易い辺りに座って待つ場所も在るのが好い…

搭乗して…何やら機内は随分と居眠りしてしまった…そして「本機は最終着陸態勢に入りました」というアナウンスで気付いた感だ…新千歳空港へは定刻よりもやや早く到着だ…

新千歳空港からは列車で札幌駅へ出た。そこから「安さ…」が好いので高速バスに乗車し、旭川へ移動だ。旭川への移動に際しても、札幌市内で高速道路に入り込んだ後、気付いたのは旭川に至って市内の一般道にバスが入った辺りである。

旭川…週末となる金曜日の夜ではあるが、静かだ…ここでは“指定休憩所”と呼んでいる都心部のネットカフェへ…ここで休む…ゆっくり過ごそう…

今般、一寸だけ不快感を覚えたことがある。最近は「無数の人が狭い場所に集まる」というようなことを避けようとしている訳だが、何か「ドサクサに紛れて、定められた喫煙コーナーを勝手に閉鎖している?!」というように思える状態が方々に在った。こういうことをドサクサ紛れにやるのであれば、「戸外で勝手に“禁煙”などとするな!」と思う…

そんなことも思ったが、明早朝からは、北への移動の続きである…

黄昏…:<奈良市総合観光案内所>=旧 奈良駅舎(2020.04.02)

精力的に動いた感の1日…夕刻に宿に居室に引揚げることを、頭の中で「帰還」と考えていることに気付いて、軽く苦笑いをしてしまう。窓からの風景に愛着を覚える宿泊施設の居室…それを、同じ場所に滞在する場合に繰り返して利用という状況…少なくとも自身の中ではJR奈良駅に近い宿という例が思い浮かぶばかりだ…

↓「帰還」してみると、ベッドが置かれた辺りの窓からこういう様子が視える…
02-04-2020 Nara in evening (5)

↓何度も眺めたが、時間を追う毎に暗さが増して行き、様々な灯りが寧ろ目立つようになった…
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居室で過ごす都度にこの光景を愉しんだが、忘れ難い光景だ。何度視ても、どういう時間帯に視ても、どういう天候条件で視ても、「視る都度に好い」と思うのだ…

こんな光景に「再会を期す!」と念じながら、奈良を発ったのだった…
posted by Charlie at 14:25Comment(0)奈良県

大阪駅…(2020.04.02)

<青春18きっぷ>を手に、方々を随意に動いて歩き廻るという気儘な過ごし方をした1日だったが、天候も好く、好天に誘われて奈良から大阪に流れ、やがて「朝から精力的に動いたので…」と引揚げを意図するようになった。

大阪から奈良へ引揚げるには…JR駅近くの宿に向かう訳で、JRの列車を利用することが最適である。そこで大阪駅である…

↓多数の軌道が並ぶ上に橋のように設えられた通路から、方々を結ぶ列車が発着する様子が伺える…
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↓逆方向は光加減で、少し雰囲気が違って視える…
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↓折角来たので、改札を出て一寸だけ様子を眺めた…未だ明るいが、陽が傾き始めた感で、一部の照明が点り始めた…
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↓何度視ても仰々しく視える…単に規模が大きいだけなのかもしれないとも思うが…
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↓昨今の“事情”の故に静かではあるが…日頃から「過ぎる程に静か」な街に居るので、そういう目線では「十分に賑やか…」というようには思っていたが…
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↓金属、硝子、光が様々な表情を織り成す巨大な空間…そういう趣な場所だ…
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立寄る都度に「また寄ろう…」と考えながら立ち去る…大阪駅はそういう感じがする場所だ…またそう思いながら、案内を確認して奈良へ向かう列車の出るホームを目指した…
posted by Charlie at 08:43Comment(0)大阪府

軒下に集合…:東大寺 南大門(2020.04.01)

東大寺大仏殿の辺りに至り、降り頻っていた雨の中で辺りを歩き廻った…

↓南大門は巨大だ…雨で濡れた地面にその姿が映り込んでいるのが判る…
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↑並ぶ柱の奥に、更に大きい筈の大仏殿の特徴的な屋根が視えている…

南大門は軒も大きいのだが、軒の下に何やら動いているモノが集まっているのが判った…

↓鹿の群れだ…
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彼らも雨を避けるように、大きな軒の下に集合して休んでいたようである…些か頬が緩む光景だった…
posted by Charlie at 06:17Comment(0)奈良県

泡盛を呑んで「沖縄そば」を頂く…:<きじむなーの森>:<TUGBOAT_TAISHO>(タグボート大正)(2020.04.02)

大正駅で列車を下りて、街へ出て程無く<TUGBOAT_TAISHO>(タグボート大正)に出くわし、「好い感じ」な場所だと思った。

↓そういう中で「途轍もなく気になった」のは、これだった…
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「沖縄酒場」を謳う店だ…大正駅に「シーサー」のイラストが在った、<リトル沖縄>の異称を有する大正に在る「沖縄酒場」…折しもランチタイムである。一寸立寄ってみた…

最近、自身では「呑むなら蒸留酒…」ということを専らとしている感なのだが、偶々少し前に泡盛を入手して愉しんでいたので、「折角だから<リトル沖縄>で沖縄らしい泡盛を1杯だけ…」と、休暇なのだから随意な時間帯に飲んで差し支えなかろうと店に入って御願いした…

↓泡盛のような酒はロックが美味い…そう思うので「ロックで!」と、<菊乃露>なる銘柄のモノを御願いした…
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↓所謂“琉球ガラス”というモノ…素敵なグラスに注がれた泡盛をゆったりと頂いた…
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店主氏と少し話したが、水割りにすると「味が散る」というような按配で、泡盛はロックが非常に合うと思うということだった。自身ではストレートで呑むのだが、氷を合わせるロックが非常に好いと思った…

↓食事は「沖縄そば」にした…
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実は…自身では「沖縄そば」なるモノを頂いた記憶が無い…「そこまで言うと、言い過ぎだ!」と御叱りを受けるかもしれないが、戯れに「もしかすると“出入禁止”??」とでも言ってみたくなる程度に沖縄県とは縁が薄く、残念ながら訪ねてみた経過も無く、これまで永い間、本当に「沖縄そば」を頂く機会が無かったのだ…

「そば」とは言うが、麺は所謂「中華麺」に類する小麦粉の麺なのだという。この<きじむなーの森>で供されたモノは、少しだけ平板になっているような面だった。「細めなうどん?」というような感じ、或いは「長崎ちゃんぽんの麺の一種?」というような感じもした。

↓「お好みで紅しょうがをトッピング」というのがポピュラーな流儀らしい…試してみたが、少しだけ「九州の流儀のラーメン」を想起させる雰囲気も在るかもしれない…
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沖縄でポピュラーであるらしい豚肉の具材が麺と非常に合うのだが、スープは豚骨、鰹節、昆布と「マルチ出汁」なのだという。酷く美味いので、スルスルと速攻で平らげてしまった…

沖縄は色々な経過で、由来が異なる様々なモノを取り込んで来た地域なのだと想像するが、この「沖縄そば」もそういう一例なのかもしれないと考えたが…とにかく佳いモノだ!

私自身のような「全く初めて…」ということでもなく、<リトル沖縄>の異称を有する地域で、沖縄県に縁が在る人達も愉しんでいる本格的な「沖縄そば」を頂くことが叶った。好い経験をさせて頂いた…
posted by Charlie at 23:58Comment(0)大阪府

<TUGBOAT_TAISHO>(タグボート大正)(2020.04.02)

大正駅で列車を下りて街へ…

↓直ぐに橋が視えて、大きな水路が在ることを伺わせる…
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↑ドーム球場を含む大きな建物が水路の対岸に林立している様子も判る…

眼にした様子に引き摺られるように橋の辺りへ歩を進めた…

↓足下にこんな表示が在る…
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↓眼を上げると、こういう様子だ…
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↓何やら、貨物輸送に用いるコンテナを水路際に運び込んで、店舗として利用している様子?一寸面白い…
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↓何処となく「船」を想起させる設えの建物である…
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↓何処となく「屋台村」を想起させる。色々なモノを供する多様な店が入居している…
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↓硝子窓に対岸の様子が映り込んでいた…
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↓水路際に飲食店街が登場しているのか?
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↓階段が在って、2階も設けられているようだ…
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↓2階からは、1階がこういう具合に視える…
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↑「水辺の街」を強く意識した設えだと思った…

↓2階にも店舗が設けられていた…加えてテーブルも戸外に並んでいた…
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何やら面白そうだが…これは<TUGBOAT_TAISHO>(タグボート大正)という1月に開業したばかりの施設であるそうだ…「地域を牽引」という気概で「タグボート」と命名したらしい。

一つ「好い感じな場所」を見付けられた気がしている…
posted by Charlie at 23:19Comment(0)大阪府

大正駅の駅名表示…(2020.04.02)

JRの大阪環状線の南西側に大正駅が在る。

大阪の南西側で、大き目な水路に隔てられた、半ば島のような地形になった辺りが、大阪市大正区である。区内で鉄道駅は大正駅だけなのだという。

この駅は何度も通り過ぎてはいた…奈良や和歌山・関西空港と大阪駅との間を往来する列車は、大阪駅へ向けて進む中、天王寺駅で大阪環状線に入り込み、以降は新今宮、大正、弁天町、西九条、福島と停車して大阪駅へ至る。その奈良や和歌山・関西空港と大阪駅との間を往来する列車には何度も乗っていたのだ。その際に大正駅は通り過ぎていた…

そこでこの大正駅が少し気になり、一寸下車してみた…

↓こんな駅名表示がホームの辺りの壁に掲出されている…
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↑眼を奪われたのは、左下の画である…沖縄県のイメージ?<シーサー>だ…

大阪環状線は、色々な路線が繋ぎ合わさって1961(昭和36)年に成立していて、その時に大正駅が開業したそうだ。その後、1997(平成9)年には地下鉄が通って乗換駅になったという。

その駅に「何故、沖縄のイメージの画?」というように思う…これは大正時代頃に、この辺りに沖縄県の人達が多く移り住んだ経過が在り、大正区が<リトル沖縄>という異称を有していることに因むものなのだ…大正時代に人口が増えて、昭和時代に入って行政区を設けることになった際、大正橋という橋梁に因んで「大正区」と命名されたのだそうだ。

地名や、地名に因む場合が殆どである駅名には色々な歴史が包含されている…それをこの種の看板で表現というのも一寸面白い…そして、通り過ぎていたばかりの駅で、一寸下車して辺りを歩き廻るのも悪くないものだ。
posted by Charlie at 22:52Comment(0)大阪府

「軒先を拝借…」:奈良(2020.04.01)

薬師寺に近い西ノ京駅の駅前に在る停留所からバスに乗った。至った場所が東大寺大仏殿の辺りだ。

少し辺りを眺めようと思ってそういうように移動したのだったが、雨が降り頻り続けていて、来訪者が少な目になっている中、ウロウロする鹿ばかりが眼に留まる感だ。(序に足下に「落とし物…」も多少目立った…)

↓こんな様子を眼に留めた…
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↑休業している店のようで、営業時に陳列商品の写真撮影を御遠慮願うという意味で「撮影禁止」のピクトグラムが在るのであろう。そういうことではなく「軒先」に眼が向いてしまったのだ…

1頭の鹿が、雨を避けて軒先で休んでいる…長閑な様子だと思った…

動いた…:運行日誌(2020.04.02)

「深く短い眠り」なのか「眠りが浅い」のか判然としない。或いは出先での好い刺激の故に気持ちが昂っているのか?やや短めに眠り、そこから眼を開けて、一寸起きてから、また横になって何時の間にか眠るということを何度か繰り返していた間に早朝を迎えた…

前日は午前中から夜に至るまで雨が降り続いた。早朝の列車やバスが既に動いている様子が伺える居室の窓の外を眺めると、前日は濡れていた路面等が乾いている。夜遅く、何時の間にか雨は止んだようだ。多少、雲が多い感じがしないでもないが、普通に動き易い天候と言い得ると思った…天候の好転を期待していたが、願いが通じたような気がした。

想い起すと、前日は「早めなランチタイム」に“大和古代米”を摘み、「遅めなランチタイム」に美味いハンバーガーを頂き、宿に引揚げてからは何処にも出ず、居室内用にコンビニで調達してあったアイスコーヒーを飲んでいただけだった。酷く空腹感を覚える朝だった…

「お腹が空くのは生きてる証♪」と地元のコンビニチェーンのCMソングの歌詞に在って、店に寄ると流れていることが在って記憶に残る…正しく「生きている」、「身体はとりあえず(自身なりの)“普通”」であるが故に、午後の早めから早朝まで食事を摂らずに居れば、空腹も覚えるのが当然ということだ。そういう次第で、提供開始時刻早々に頂いた宿の朝食が美味かった…手頃な価格帯の宿で供する朝食で、特別な何かということもないモノだが、そんなモノでも美味い。「空腹は最良のソース」という言も在ったと記憶する…

そうやって、朝の7時台から<青春18きっぷ>を手に方々を巡った。<青春18きっぷ>が適用となるJRの普通列車、快速列車に加え、一部は近鉄の列車と奈良交通のバスも使ったが…出て戻る足で、宿の近所で適当に夕食まで摂って、居室に戻れば午後6時近くになっていて、何やらエネルギーを使った。

関西方面は「少し動く」ということをすると「様々な時代の各々のモノを積み重ねた」という感じの場所にドンドン巡り合う。それをランダムに巡るというようなことをするのが愉しい…一部に、些か公共交通が不便な場所が在ることは免れ悪いが、「1日に数本の列車…」という地域に居る者の目線で視れば「驚く程に充実!」という場所が多いのも関西方面の好さだと思う。

今日の状況は、「何をどう綴る?」というような有様だった。「(JRの普通列車、快速列車に)随意に乗車可能」な切符を手にしている。そこで、各駅停車で進んで、下車してから更に先を目指す場合「敢えて逆方向に進んで、快速列車に乗換えて先を目指す」というような、面倒なことをした場面も在った。

メモ帳に乗車区間を記しておいた…それを写し、序でに主な行動を付しておく。そうしておかなければ「訳が解らない?」ということになりそうだ…

奈良→桜井=JR
桜井→榛原=近鉄
榛原→古市場水分神社前=奈良交通(バス)

・宇太水分神社(うたのみくまりじんじゃ)を訪ねた。鎌倉時代から室町時代の建物が在る…

古市場水分神社前→榛原=奈良交通(バス)

・創建の挿話に「疫病退散祈願」という話しが在って、「日本初の健康の神様の社」とも言われる墨坂神社を訪ねた。社務所の大規模工事中で、参拝は出来たが、普通に活動していない様子だった…

榛原→桜井=近鉄
桜井→奈良=JR
奈良→王子=JR
王子→三郷=JR

・「三郷」は「さんごう」と読む。「みさと」だと思い込んでいた…列車本数がやや少ない区間、各駅停車のみの停車でやや不便な区間が入り組む中での妙な動きをした…
・三郷では「風神を祀っている」という龍田大社を訪ねた。急な坂道を上ると桜の花がぼんやりと視えた。満開の桜の中、「“風の街”から風神に会いに…」ということになった。

三郷→王子=JR
王子→大正=JR

・三郷駅で、駅に着いたと同時に王子行の列車が現れたので一旦“逆走”し、王寺駅から快速列車に乗って先へ進んだ。
・奈良・大阪間は、「天王寺駅に入って大阪環状線に乗入れて」というような感じになる<大和路快速>なる列車が多く運行されている。その列車を利用した。
・大正は、大阪の西南に在る半ば島のように大きな水路に囲まれた区である。嘗て、大阪での仕事に就こうとやって来た沖縄県の人達が多く移り住んだ経過が在り、現在でもその後裔に相当する人達や、関西に出て来る沖縄県関係者が好んで住むと言われ、大正に関しては<リトル沖縄>と呼ばれることも在るようだ。
・水路の脇に、「地域を牽引するような存在に…」という願いを込めて<タグボート>と名付けられた施設が今年1月に開業した。色々な飲食店等が在るが、景色も好く、雰囲気も非常に好い場所だった。
・この<タグボート>に「<リトル沖縄>=大正の店」という“沖縄酒場”がテナントに入った。そこに寄ってみて、自身としては初めて<沖縄そば>を頂いた。豚骨、鰹節、昆布と出汁を組み合わせたスープに少し平らな麺で、肉が具に入っている。非常に美味かった!そして泡盛を一杯ロックで頂いた…

大正→大阪城公園=JR

・大阪城公園を歩き廻った。
・なかなかの好天の中、桜も咲いている状況で大阪城天守閣―最近の「事情」で、大阪城天守閣は“休館”を続けている…―を眺め、豊国神社にも寄った。
・隣の森ノ宮駅の近くに歩き至った…

森ノ宮→大阪=JR

・大阪駅で些か写真を撮った…

大阪→奈良=JR

こういう具合に動き廻った一日だった…個々の見聞等は、そのうちに整理したい…

何か…長かったような、短かったような期間だった…明日は「北上…」を開始する段取りだ…

三条京阪駅駅の通路…(2020.03.30)

最近は、列車に乗込むと「スマートフォンの画面とにらめっこ」というのが定番になっているように見受けられるのだが…私は寧ろ「車窓を何気なく眺める」とか「車内に掲出されている御報せや広告を何気なく視る」のを好む。乗車時間が長い場合や、夢中になっているモノを手にしている場合には、本を読むというのも在るが…

地上を走る列車では車窓も面白いが、地下鉄の場合には、多くの場合がトンネル内なので「ただ薄暗いだけ…」で然程の興趣は無い…

↓が、駅に入るとその限りでもない…
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↑京都の地下鉄東西線、三条京阪駅の通路だ…街を文字どおりに東西に結ぶ東西線と、街の東寄りを南北に結んで大阪にまで至る京阪線とが交差する乗換駅が三条京阪駅だ。「三条駅」と言えば、古くから京阪の拠点なので、後発の地下鉄東西線は「三条エリアで京阪との乗換」という意味で「三条京阪」と命名したのだと想像するが…この時は地下鉄から京阪線に乗換えようとしていた…

↓「地下に桜が咲き乱れている…」と、誰も見向きもしないような中で壁の装飾を眺め入りながら歩んでしまった…
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↓好い感じの画だ…
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↓相対的に新しい地下鉄である東西線は深い場所に軌道が敷設されているようで、駅の通路はやや長い…階段もやや多いが、「咲き乱れる桜の中を歩む」というような気分になった…
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この壁の飾りは「春だから期間を決めて施した」のか?「“京都”の街のイメージとして“桜の名所が多い”ということから装飾に採用」ということなのか?この駅を常用している訳でもないので判らないが…

↓事情は何でも構わないが、この装飾が酷く気に入った!!
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posted by Charlie at 04:52Comment(0)京都府

雨が…降り頻り続けた…:<奈良市総合観光案内所>=旧 奈良駅舎(2020.04.01)

薬師寺を訪ねた時は未だ午前中で、雨が降り始めたが、その雨は途切れずに午後も夕方も続いた…

雨が鬱陶しく、また濡れながら戸外を動くのも面倒なので、宿の居室で寛いでいた…時折、窓から戸外を伺ったが、雨はずうっと続いていた…

↓夜に至っても雨は降り続いた…
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↑こういう様子…窓から眺める分には美しく好いのだが…

丁度1年前の同じ場所でも雨が降っていた様子が見受けられたが、あの時は「不意に強く降り、止んで、また降り」というのが何度か繰り返された。

こうやって何度か立寄り、滞在し、次第に「勝手知った(つもりになっている)他所」という感になる…そんな場所が増えるのが愉しく、嬉しいと思う…

東塔―金堂―西塔:薬師寺 白鳳伽藍(2020.04.01)

薬師寺を訪ねてみた。

薬師寺は、境内に在って列車が走行する音が聞こえる程度に近鉄の西ノ京駅に近い場所に在る。何か気象情報では「下り坂…」な予報なので「或いは?」と少しだけ危惧したが、西ノ京駅に着いた辺りで雨が降り始めた…

↓薬師寺だ!!雨が降り頻る感じが画でも判るが…
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↑左から東塔、金堂、西塔と建物が並んでいる…

↓東塔は、概ね12年間に及んだという修復工事が竣工したところで、漸くこの美しい姿を視られるようになった…
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↑雨に打たれながら、こういう様子を見入ってしまった…

↓西塔は1981(昭和56)年の再建である…
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「白鳳時代」と呼ばれる時代の697年に本尊開眼で本格的に開かれた薬師寺は、「平城京遷都」の710年に現在地に遷って壮麗な伽藍を誇ったという。が、戦乱や災害で多くの建物は損なわれた。そして再建が叶った建物も、その限りでもなかった建物も在ったという。西塔の再建だが、これは453年間も損なわれたままであったものがようやく再建されたのだという…

こういう中で東塔だけは、創建時のままに千年を超える時を受継がれて現在に至っているという…

何か「心動かされるモノ」が在った…
posted by Charlie at 02:13Comment(0)奈良県

<X-Pro2>+<XF16㎜F2.8>…:佐原駅(2020.03.29)

成田駅を発って、香取駅へ向かい、下車後は香取神宮を訪ね、19世紀の日本地図製作で知られる伊能忠敬がその種の仕事に携わる以前に長く住んでいたことで知られ、旧い建物の街並みが残る佐原を訪ね、佐原駅から列車で移動…列車に乗る部分以外、香取市内は徒歩…距離にすると5㎞位になるか?

そういうことを思い描いて動き始めた朝、既に雨は降っていた。そしてそれは続き、雨は強まり弱まりを繰り返し、風も時折存外に強めになった。風雨の中、些か屋内や屋根が在る場所で休んだが、特段に傘は使わずに歩き廻り続けた…

列車本数が少な目な時間帯に入った佐原駅で、列車の待ち時間がやや在った。駅舎内に「待合室兼観光案内所」のようになっている場所が在って、そこで一息入れることにした。

酷く衣類が濡れた…荷物を脇に置いて、上着とキャップを脱ぎ、椅子に腰かけて休んだ。身体が冷たく湿って冷えてしまい、酷い低温の中で戸外に出た時のように、手が悴んだ…

↓脇に置いた<X-Pro2>が愛おしくなり、バッグから<X100F>を出して写真に収めた…
29-02-2020 my 'X-Pro2' at Sawara (4)

<X-Pro2>には<XF16㎜F2.8>を装着した。双方共に「防滴」を謳う製品だ…首からこれを提げ、上着で半ば覆うようにしながら持ち歩いたが、存外に雨水を被った。水滴が画でも視えている…こういう状態でもカメラは元気に稼働する。

普段も持ち歩くが、他所へ出る場合には忘れずに持ち歩きたいモノだ…
posted by Charlie at 22:32Comment(0)千葉県

“緩急”の“緩”…:運行日誌(2020.04.01)

振り返ると「もう少し若かった頃」には、思い立って「随意に過ごして構わない」ということで出掛けた場合、殊に手許に<青春18きっぷ>のような類のモノが在る場合には、文字どおりに「早朝から夜のいい加減な時間帯迄」と動き廻り、深夜は各地のネットカフェで過ごすことも厭わずに居た。が、相対的に安価に宿を押さえられるとなって、もう少々ゆっくりするようになって行った。更に<青春18きっぷ>のような類のモノが在ったにしても、少し長距離の移動では“適用外”の交通手段も厭わなくなった。

そういうことだが「仔細な計画を練るのでもなしに、本当に“主演・演出・脚本・その他全て”を勝手に自身で…」というようにフラフラとしたくなってしまうことに変わりは無く、そうした傾向を半ば戯れに<“何処か行きたい”症候群>と称している。この<“何処か行きたい”症候群>の“対症療法”は?「気が済むようにする」=フラフラと何処かへ出て随意に過ごすということしか無い…

そんなように思うのだが、最近は「フラフラしている」という期間中に「“緩急”の“緩”」と称して「(相対的に)動かない」という日が生じるようになった…今日がそれに相当するであろう…

前夜…早い時間帯に眠りに落ち、深夜に眼が開いて、暫く起きていてからまた休み、再び眼を開ければ未だ日出前…最近は定番化したような感だが、今般は最初に眠りに落ちた時間帯がやや早い。「疲労回復に時間を要する」とか「疲れることをしたダメージが、少し間を置いて身体に強く感じられるようになる」という現象が、一定程度年齢を重ねると見受けられるようになるのだというが…或いは土日の疲労によるダメージが「間を置いて訪れている」という中、月曜日にも火曜日にも「回復を求める…」という程度に動き廻っていて、結局「自動停止します…」と身体が眠りを導いたのかもしれない。

「自動停止します…」というように「なってしまった?」と表現したくなるような感で、早い時間帯から、この数日としては最も長めな睡眠だったように思うが、朝早くから何かスッキリしていた…

やや雲が多いような気もした早朝…と言って「次第に明るく…」と感じられるような時間帯に戸外へ散策に出た。

奈良の三条通…JR奈良駅の、旧駅舎を利用した観光案内所の辺りで「興福寺と反対側」へ歩を進め、鉄道の高架を潜り抜けて真直ぐ進む…そうすると佐保川に行き当る…

奈良県内―県内に限らないとも思うが…―ではよく視るのだが、川に沿うように夥しい数の桜が植えられていて、花の時季には「うゎ!」と驚くような場所が在る。この佐保川については、近鉄の列車で奈良を目指す場合、地下に設えられた近鉄奈良駅へ通じるトンネル内の軌道へ入る手前に在る新大宮駅に列車が接近する際、多分「間も無く停車…」と列車が減速している区間に相当するのであろうが、窓から「うゎ!」と驚く「川縁の夥しい数の桜」が視えているのだ…

その佐保川の桜を眺めて愉しんだ後、新大宮駅から列車で近鉄奈良駅へ1駅間だが乗車した…

新大宮駅で近鉄奈良駅へ向かう列車を待っていた。反対方向の大阪難波駅や、更に先の尼崎駅、神戸三宮駅へ向かう列車のホームは早朝でもそれなりに乗客が多く見受けられたが、近鉄奈良駅へ向かう列車を待つ乗客は少ない。そこに「電車が通過します」とのアナウンスで、注意喚起の音楽が鳴り始めた。近鉄奈良駅に到着する、何処かからの特急列車は走っていないと思われるような早朝…何事かと思えば、実物を全く目にしたことが無かった、赤く輝くピカピカの車輛の列車が通過して行った。「アレは何だったのだ?」と驚いていた。

驚いていた間に乗車すべき列車が現れ、近鉄奈良駅に到着してみると、新大宮駅で視た車輛が停車中だった。赤く輝くピカピカの車輛は、この3月に登場したばかりの特急列車専用車輛である<ひのとり>だった。大阪難波駅へ向かう特急列車ということで、発駅の近鉄奈良駅に入る回送の場面を新大宮駅で見掛けたという訳だったのだ…

近鉄奈良駅からは、奈良の気に入っている風景の一つである猿沢池を少し眺めて、宿に引揚げた…早朝から少し動いた後の朝食が酷く美味く感じられたが、そこから居室で一息入れて寛いでいた…

ゆっくりと宿を出発する前に気象情報を視れば、天候は「下り坂」であるらしい。雨の予報だ…そこで、長く歩きそうな場所を訪ねることを遠慮して、とりあえず薬師寺を訪ねることにした。

薬師寺は国宝の建築物である東塔を擁するのだが、長い間に亘って修復工事が行われていて、覆いが在って姿が視えなかった…その工事が竣工した!姿が視える!そう聞いて、視に行くことにしたのだ。実を言えば「仔細な計画を練るのでもなし」でありながらも、「何処かのタイミングで薬師寺の東塔を眺めたい…」というアイディアは在ったのだ。

三条通を近鉄奈良駅まで歩み、列車を乗り継いで薬師寺に近い西ノ京駅に至った。薬師寺の境内に在る時に、近鉄の列車の走行音が聞こえる場合も在る程度に近い「最寄り駅」だ…その西ノ京駅に到着した時…雨が降り始めた…

雨の中で薬師寺をゆったりと拝観した…念願の東塔を眺めたが、西塔も金堂も好かった。そして<玄奘三蔵院伽藍>という箇所を初めて視た。1990年代に再建が完成したモノだというが、これが存外に好かった。

薬師寺は法相宗の寺ということになるそうだ。法相宗を開いたとされるのは、『西遊記』のモデルとされる玄奘三蔵である。その玄奘三蔵の“分骨”を祀る御堂が「貴人を祀る八角形の建物」という<玄奘塔>である。その奥には平山郁夫の力作、<大唐西域壁画>を収めた建物も在る。

<大唐西域壁画>を眺めて、頭の中にBGM『シルクロードのテーマ』が思い浮かんだ…(後から宿でYouTubeで見付けて聴いてみたが…)玄奘三蔵が真理、奥義を求めて果てしない道程を旅したと伝えられるシルクロード…遥かな古代から、仏教思想のような抽象的なモノに至るまで、様々なモノが想像以上の広い範囲で行き交って、そうやって紡がれた歴史…そんなことに想いが至った。

薬師寺自体、千年を超える歴史を有する寺だ。大変な権威や威光が在った時代も在って、訪れて視る人の誰もが大いに驚く程に豪華な伽藍を誇ったというが、戦乱や火災や色々な事情により、東塔を除く建物は損なわれてしまったことが在る。そこから再建されたり、再建されなかったりで近年に至っているという。が、既に長い間に亘って「伽藍の再建」を可能な範囲で進めている経過も在る。東塔に対する西塔もそんな努力の一例である。

結局のところ…それぞれの時代に様々な困難が在っても、薬師寺を開いた時期である千年以上前の人達による「真理を追い求めて世に功徳を」とでもいうような想いは、どういう形であろうと受け継がれているのだ…

雨に当たりながら、各々に典雅さと力強さとを兼ね備えたような伽藍の建物を眺め、写真に収めるようなことをしながら、色々と考えた…

西ノ京駅の辺りに再び至ったが…雨は止まない…直ぐ傍のカフェに入って、<大和古代米>なるモノを摘んだ。粘り気が強い感じがしたが、赤紫色の米飯の小さな握り飯で、若干のおかずと、汁物という意図でうどん―これが関西の流儀の美味い出汁だった!―が添えられているセットだった。

やって来た時の道筋を戻ろうかとも思ったが、目の前にバス停が在って、少しだけ待つとやって来るバスは東大寺大仏殿辺りに行くらしいことが判った。それに乗車した…

東大寺大仏殿辺りに至り、雨に濡れながら散策し、氷室神社の辺りを過ぎて、バスターミナルのビルであるという場所に入っているカフェに立寄った。更に濡れながら歩き、近鉄奈良駅近くの小路でハンバーガー店を見付けたので寄ってみた…このハンバーガーが酷く佳かった!!!

そうやってJR奈良駅近くの宿に引揚げた…以降は…館内のコインランドリーを利用することや、写真の整理等をして、何となくゆったりしている。

或いは?滞在中の宿の居室に長く住んでいたとして、「特段に予定らしい予定が入っていない休日」という日が訪れたなら、「実際に今日過ごしたような過ごし方」を「してしまうかもしれない?」と思ってしまった…

雨が降り頻る状態は、陽が落ちてしまって以降も続いているようだ…気象情報では、明日は天候が好転しそうではある。期待したい…

桜…:奈良・佐保川(2020.04.01)

近鉄の列車で近鉄奈良駅を目指す場合、軌道が地下に設えられた近鉄奈良駅に通じるトンネルに入る手前、新大宮駅に停車する場合が殆どだ。この新大宮駅に進入する列車が、停車に備えて減速している区間に相当するのだと思うが、この時季には「川に沿って咲き誇る夥しい桜」が車窓に視える…

こういう様子を視て、間近を歩いてゆったりと眺めたいものだと思っていた。聞けば、奈良市内を流れる佐保川の川に沿って桜の木が多数植えられていて、それが時季には見事に咲くのだという。

「気軽に一寸歩いて…」と思って調べると判った…JR奈良駅の、旧駅舎を利用した観光案内所の辺りから、三条通を鉄道高架線の側へ進み、高架の下を潜り抜けて真直ぐ進むと佐保川に行き当るのだ…三条通を逆方向に進んで興福寺辺りに至るより「やや遠い」という程度だ…

↓こんな様子が視られる…
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↓JR奈良駅辺りの宿へ引揚げる際には、近鉄の列車で1駅の近鉄奈良駅へ向かおうと考え、鉄道の橋が視える側へ進んだ…
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↓川沿いの様子は見事だった…
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↓実に好い感じだ…川沿いに集合住宅と見受けられる建物が並んでいるが、そこの住民は「毎年窓から花見」ということになる…
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↓この辺が近鉄の列車で移動する際に窓から視えるような辺りなのだと思った…背後に列車が走っていた…
01-04-2020 Nara in morning vol01 (14)

なかなかに好かったと満足し、列車で近鉄奈良駅へ移動し、興福寺辺りの猿沢池を眺めてからJR奈良駅辺りの宿へ引揚げたのだった。好い朝だった!
posted by Charlie at 09:48Comment(0)奈良県

朝…:猿沢池―奈良(2020.04.01)

「奈良」とでも聞けば、どのような様子を思い浮かべるだろうか?

寺?大仏?鹿?というようなことであろうか?

↓「寺が視える辺りで鹿がチョロチョロして草を食む…」という光景…「奈良」とでも聞けば思い浮かぶ光景そのもののような気がする…
01-04-2020 Nara in morning vol02 (14)

↓ここは興福寺の辺り…猿沢池である…
01-04-2020 Nara in morning vol01 (32)

奈良に滞在することにして、朝から少し辺りを歩いた際、猿沢池の様子を少し眺めた。早朝なので静かだったが、鹿が辺りを徘徊して草を食んでいた…

↓序に鳩も目に付いた…
01-04-2020 Nara in morning vol02 (13)

何か「相変わらず…」という風な「場所らしい…」という様子を眼にするのが、酷く嬉しいような気がする…
posted by Charlie at 09:18Comment(0)奈良県

「緊急閉鎖」…(2020.03.31)

↓こんな様子を視掛けた…
31-03-2020 Kyoto in morning (24)

地下に設けられている阪急の京都河原町駅から地上に上る場所の一つに、高瀬川に並行する木屋町通と四条通が交差するような箇所が在る。高瀬川沿いに桜が植えられていて、現在の時季は美しい…四条通が条例で禁煙な中、指定喫煙場所がこの場所に設けられていて記憶していたが…何時も存外に多くの人が集まっている状況を踏まえて「集まらないように…」とこういう措置なのであろう…

他所でも視掛ける例だが…普段と変わらない桜と、何やら異様な様相の喫煙場所…複雑なモノが込み上げる…

<Fanta>…(2020.03.29)

↓風雨の中で佐原を歩き廻っていた時に出くわした…
29-03-2020 Sawara (13)
↑古い建物が並ぶ辺りの、建物の壁にさり気なく掲出されていたが、酷く錆びている…現役の商店という風ではない建物に在った古びた看板だ…

幼少の頃の記憶を手繰り寄せてみれば…<Fanta>という炭酸飲料は、錆びた看板の右側のイラストに在るようなボトルであったという気がする…

酷く気になって、思わず写真に収めた…それはそれとして、愛用中の<X-Pro2>は雨にも負けずに撮影出来るのが頼もしい…
posted by Charlie at 00:31Comment(0)千葉県