桜…:龍田大社(2020.04.02)

↓この時季は桜が好い…何処で出くわしても、各々に好いのだが…この桜は殊更に好かった!
02-04-2020 Nara pref. Tatsuta-Taisya Shrine (10)
↑正しく「満開」で、偶々風が吹き抜け、花びらが宙に舞った…

奈良から大阪へのJRの路線に、様々な方面の路線が交わる王子駅が在り、王寺駅の1駅大阪方向(東)寄りに三郷(さんごう)駅が在る。

三郷駅の傍、少し急な坂道を上がった辺りに古くからの歴史を誇る社が在る…

↓龍田大社(たつたたいしゃ)という…
02-04-2020 Nara pref. Tatsuta-Taisya Shrine (17)

龍田大社は「風神」を祀る神社だ。天地の間に満ちる大気、生気、風力を掌るのが「風神」ということになる。二柱の神々が本殿に祀られ、天地宇宙の万物生成の中心となる「気」を御守護ということになるのだという。

「風神」と聞き及び、この龍田大社を訪ねてみたくなった…「風の街」とも呼ばれる小さな街で暮らす身としては、強い親近感を覚えたのだ…そして訪ねた…

↓坂道を上ると、こんな桜が迎えてくれる…それが心地好かった…
02-04-2020 Nara pref. Tatsuta-Taisya Shrine (1)
posted by Charlie at 20:11Comment(0)奈良県

夜桜…:阪急・京都河原町駅周辺(2020.03.29)

香取神宮佐原の街を風雨の中で歩き廻り、冷たい雨に確り濡れて冷えてしまった中、「時季としては異例…」という雪まで降り積もり始め、逃げるように新幹線の列車に飛び乗って京都へ移動した…京都の宿に着いて、夕刻に辺りを少しだけ歩いてみた…

↓四条通、阪急の起点・終点となっている、地下に設えられた京都河原町駅―以前は「河原町駅」だったが、最近は「京都」を冠するようになった…「阪急が路線網を持つ各都市の中、京都のターミナル」と判り易くしたのであろう…―の地上に出た辺りである…
29-03-2020 Kyoto (10)

この辺りは、高瀬川に沿うように桜の木が植えられていて、桜の花の時季は殊更に美しい場所であることは既に承知していたのだが…それでも見惚れてしまう…

↓刻々と天の明るさが変わるような時間帯だが…「暗くなり切っていない」という按配が、点き始めた照明の光に浮かび上がる桜を、一層好い感じに見せてくれるような気がしている…
29-03-2020 Kyoto (9)

こういう景色に会えると思えば…こんな時季には、多少強引にでも京都へ立寄る機会を設けてみたくもなる…
posted by Charlie at 19:46Comment(0)京都府

伊能忠敬旧宅と周辺の町並み…:佐原(2020.03.29)

香取神宮を訪ねてみた時点で風雨の中を歩き廻っていたのだったが、更に風雨の中を歩き続け、佐原の街に至った…

↓これが視たかった!
29-03-2020 Sawara (6)
↑かの伊能忠敬が住んだという家である…

伊能忠敬は、江戸時代の19世紀初めに、各地の測量を実施して立派な地図を製作することに功績が在った人物だ。自身の興味と志に則って、そういう研究や仕事に携わったのは「一線を退いた」というような形になった50歳以降のことで、それまでは佐原で「商家の主」であった。婿養子として佐原の伊能家に入り、醸造、貸金、舟運というような事業に取組み、他方に現在で言うと村長に相当するような役目を負って、地域の自治に寄与する活動にも携わっていた。

その伊能忠敬が婿養子に入ってからの30年間余りに亘って住んでいたという建物が現在に伝わっているのだ…

↓辺りは、伊能忠敬が存命であった19世紀初め頃にも在ったかもしれないような建物が林立する町並みが見受けられる…
29-03-2020 Sawara (7)

↓佐原は、江戸時代には盛んに舟運が行われていたという地域で、水路に沿って旧い建物が並んでいる…
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↓何やら酷く趣深い建物も多く在った…
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「辺りの建物が建築工事中で在った様子を殆ど視た…」というような、「本当に新しく起こった住宅街」で幼少期を過ごし、「或る時代の人々が発した声音や物音が聞こえて来そうな旧い街並み」というようなモノに強い憧憬のようなモノを有したままに長じてしまったと思っている自身だが…この佐原の町並みは好かった!

非常に好かったのだが、伊能忠敬の事績等を伝える資料館等は、最近の「事情」の故に休館を余儀なくされていた…それでも、かの伊能忠敬が「生きた時代の片鱗」が感じられる町並みを散策する機会が設けられたことは嬉しかった…欲を言えば…もう少々、歩き易い天候であれば更に善かったと思うが…

冷たい雨に酷く濡れ、多少弱ってしまったが、「再会を期す!」という念を抱いて佐原駅へ向かったのだった…
posted by Charlie at 19:31Comment(0)千葉県

姫路城の白い猫…(2020.04.03)

姫路城の域内を歩いて、美術館等が在る側へ抜けようとした。昨今の「事情」で美術館等は休館していたが、動く方向の目印にしたまでのことだ…

姫路城の周辺では、桜を背景に「結婚される方達」または「結婚したばかりの方達」の記念写真を撮っているような光景を多く視掛けた。明らかにそれと判る、和装や洋装の衣装の男女と、カメラを手に撮影をしている人、同行している方が1人、2人というグループが散見した。天候も好く、桜の花の状態も好かった。

桜の花が好い場所に関して、何処へ行っても昨今の「事情」により「宴会等は御遠慮下さい」となっている。所謂“花見”という人達は稀、或いは皆無に近かった。が「普通に散策」とか、「少し足を停める」とか、「一寸腰を下ろす」という様子で「綺麗だね!」と花を愛でている様子は見受けられた。或いは「自然に自然の花を愛でる」という様子で、好いように思った。もしかすると、大勢で殺到して場所を取って宴会をやっている「普段の“花見”」の方が「やや異様?」なのかもしれない…

そんなことも思いながら、姫路で、または神戸で一息入れて空港へ向かう段取りを考えながら歩いていた。眼の端に「白いモノ」が蠢いた気がした。

↓蠢いたモノの気配がした方へ眼を向けた…
03-04-2020 Himeji (26)
↑悠然と、天候が好い日の日常を過ごしている白い猫が休んでいた…

猫の側でも、私が傍を歩いて近付く気配を感じ取って「何??」と一寸動いたのであろう…その動きを「眼の端に白いモノが蠢いた?」と思った訳である…

この猫…桜の花が視えるでもない、余り顧みられているでもないモニュメントのようなモノの陰の、「安眠出来そうな場所」に確りと陣取っているように見えた…

何やら騒然としているような状況が在るかも知れないが…個々人としては、各々に安眠出来る場所で悠然と過ごす他に、出来ることも無い…この白い猫を視て、そんなことを思った。姫路城の片隅で出くわしたので、「城の御殿で身分の在る人が愛した猫」というような風貌をしている猫のような気もした…
posted by Charlie at 16:07Comment(0)兵庫県

桜…:姫路神社…(2020.04.03)

姫路城については、広い域内に夥しい数となる桜の木が植えられている場所で、花の時季には少し驚く程度に花が咲き乱れている…

それは承知していたが、神戸空港へ向かう前の時間を利用して姫路まで足を伸ばし、姫路城に立寄ってみた。

↓白の北西側になるらしいが、静かな一隅で見事な桜の花に眼を留めた…
03-04-2020 Himeji vol02 (15)

↓明治20年の年号が刻まれていたが、少し貫禄が在る感じの石造の鳥居が見受けられた。神社だ…
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↓「右近の橘」、「左近の桜」と言ったと記憶するが…両方に木も植えられた、なかなか味わい深い社殿だ…
03-04-2020 Himeji vol02 (17)

姫路神社は、明治期に起こっている。江戸時代に長く姫路城に在った酒井家の功績を伝えるべく、姫路酒井家の祖を旧臣や住民が祀る神社を起こしたのだ。昭和期に入って、姫路城の一隅の地に遷座して現在に至っている。

知名度は?よく判らないのだが、姫路城の一隅で桜が美しい場所である…思いがけず、なかなかに感じが好い場所に出くわした…
posted by Charlie at 16:05Comment(0)兵庫県

チーズバーガーにハラペーニョを添える…:奈良 <Monks on the Moon>(2020.04.01)

結果的に「“緩急”の“緩”」と称して然程動き廻らなかった一日…薬師寺を訪ね、東大寺の辺りを歩いて、「とりあえず宿に引揚げよう…」と近鉄奈良駅周辺に至った…

↓こんな看板を眼に留めた…
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↑思わず足を停めた…

一部の友人諸賢の間では周知のことながら、私はハンバーガーというモノが「かなり好き!」である…何か酷く佳いハンバーガーを供している場所に出くわしたというような感で、丁度「これから立寄って頂き、宿へ引揚げて行くには好適なタイミング」というような按配でもあった…

↓そして頂いてしまった…
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↑チーズバーガーにハラペーニョを添えるということで御願いした…

炭火焼というハンバーグにチーズが蕩けて、野菜が入ったオーソドックスなハンバーガーにアクセントでハラペーニョを添えて頂いた…

ハンバーガーそのものは、袋状の紙で包むようにして頂くようになっている…
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これは!頂いて「幸せになるがいい♪」という代物だった!炭火焼のハンバーグが美味く、それがシャキッとした野菜と合わせてバンズに挟まっている…再訪を強く希望する場所となった…
posted by Charlie at 11:45Comment(0)奈良県

国外客向けの…:千社札風ストラップ(2020.04.01)

最近は、出先で歩き廻る場面で、眼に留めたコンビニに入ってカップの珈琲を求めて頂く機会が多い。気軽に、安価に、悪くない珈琲を愉しんで一息入れられる…

奈良の早朝…佐保川の桜を愛で、近鉄の列車で1駅移動し、興福寺傍の猿沢池で「奈良らしい光景?」を眺めた後、コンビニに立寄った…

↓珈琲が淹れられるのを待つ間、こんなモノに眼を留めた…
01-04-2020 Nara in morning vol01 (34)
↑個々の漢字は知っているが…何と読むのか判らない…

頭の中に浮かんだのは…かなり以前に流行った「世露死苦」と書いて「よろしく」というようなモノかというようなことであった。

↓更にこれである…
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↑中国語の姓と思われるモノが並んでいる…

頭の中に浮かんだのは、昔の中国を舞台に軍勢が戦うような物語で、軍を率いる将軍の本陣に将軍の姓を大きく記した旗が掲げられているというような場面だ…

珈琲が淹れられていた間に驚きながらこれを視ていたが、欧米の言語に在る名に漢字を充てたモノ、中国語の姓を刻んだ、国外客向けの土産的なグッズが、これの正体であるようだった。もしかすると日本語の姓や名のモノも在るのかもしれないが…

コンビニの入口近くにこういうモノが並んでいたというのも、興福寺に近い店であったからなのであろう。そして、コンビニという業態では「或る程度売行き好調のモノを中心に並べる」ということになっているようであるから、これも好評なのだと想像した。

こういう形で…「存在感を増していた国外からの旅客」という事柄を実感してしまった…
posted by Charlie at 11:43Comment(0)奈良県