小樽駅…:夕刻(2020.05.30)

陽が落ちて「暗い…」という感じになって行くまでに、少々時間を要するような感じになっている時季だ…

↓小樽駅前を通り掛った…
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↑少しタクシーが並んでいる。駐輪スペースにスクーターが在る。スクーターが多目だった時間帯に停めたのだと思うが、何か変に目立つ場所に残っているかのように見えた…

最近の「事情」でやや静かな感ではあったが…小樽を多少散策してみた…好い時間を過ごすことが叶ったと思う。

<小樽商工會議所>=旧 小樽商工会議所(2020.05.30)

↓少し貫禄が在る古い建物に眼を留めた…
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↑多分、かなり長く現役で使われた経過が在るのだと思う。入口看板に在る<小樽商工會議所>という文字の向きが、昭和20年代以降の書式になっている…

↓辺りが白くやや背が高い板塀に囲われていて「整備工事中」という様相だったが、覗いている箇所は酷く雰囲気が在る…
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建物は1933(昭和8)年に建てられたという、嘗ては小樽商工会議所であった建物だ。聞けば、この建物は改装してホテルとして利用される計画なのだそうだ。昨今の“事情”の故か、開業予定時期を若干延期したらしい。いずれ、この建物を間近で眺めたい感だ…

733系電車…:小樽駅(2020.05.30)

↓右側の列車に乗って小樽駅に到着すると、左側に同じ型の車輌が停車中だった…何れも733系電車だ…
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↑左側の列車は札幌方面へ向かうということで待機中であった…

↓右側の列車も、左側の列車が発車して暫く経ってから、札幌方向へ折り返す列車となるようだった…
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最近の小樽駅…この733系電車がそれなりに頻繁に札幌方面との間を往復しているように見える…そして、この733系電車も少し前には「やや目新しい…」という感でもあったが、何時の間にか見慣れた感である。

<店支樽小行銀七十四第>=旧 第四十七銀行小樽支店(2020.05.30)

「多少暑い…」という程度で、夏を思わせる陽射しの中は心地好く散策も出来るというものだ。小樽の街に至り、少し街を歩き廻ってみた…

↓こんな看板が掲げられた古い建物に出くわした。
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↓通の向かい側から眺めたが、こういう建物だ…
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↓<店支樽小行銀七十四第>は古い書き方で、「第四十七銀行小樽支店」のことである。
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<第四十七銀行>は千葉県で起こり、その後富山県の企業家が権利を持つようになって富山を本店とし、1897(明治30)年から「株式会社 第四十七銀行」と称して営業していたのだという。この銀行を含む幾つかの銀行が、現在も富山に本店を構えて活動している北陸銀行の前身になっているそうだ…

↓<小樽支店>であったというこの建物が1936(昭和11)年に登場したものであるという。
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↑正面に円柱を据えてタイル貼りに…これは昭和の初め頃に流行った銀行の建物の様式であるという。2階建ての小さな建物ながら、なかなかに貫禄が在る…

こういう建物を眺めるのは愉しい!

<サロベツ>の到着…:稚内駅(2020.06.01)

夜の稚内駅に到着する特急列車<サロベツ>…列車が遅れてしまうと「到着時には日付が変わって…」という場合も在る…

この日は、士別駅で少し長い停車を余儀なくされたことから「到着時には日付が変わって…」という状況も在り得ると思っていた。

そんなことを思いながら乗車していて…存外に長く居眠りもしてしまっていたが、列車が北上して幌延辺りに至った頃に時計に眼を落すと…「ほんの少しの遅れ」という按配になっていた…

↓稚内到着は定刻より2分程遅れてという具合で、日付は変わらなかった…
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↓後尾寄りの3号車から下車して、先頭の1号車の側、改札口の少し前で振り返ってみた。
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↑「ここまで運んでくれて、ありがとう!」という気分だ…

午後8時過ぎに旭川を出て、日付が変わる手前で稚内に着くという<サロベツ>…何かで「初めて稚内へ…」という乗客にはやや利用し悪いかもしれない。が、「用事を足して、用が済んだ後に稚内へ引揚げる」という場合にはこれも好い。最近は気に入っていて、所用で出る場合に引揚げる際にはこの「夜の列車」を利用している。

が…「最近の“事情”で利用者が減少してしまっている状況を受け、一部列車を減便」の影響を被る羽目に陥ってしまった。6月14日から実施らしいが、この気に入っている「夜の列車」が運休になってしまう…旭川・札幌間のように列車本数が多い区間ではない!稚内・旭川間は特急列車が1日に3往復で、それを2往復にしてしまう訳だ…

↓また乗車する機会が在るか?そんなことを思い、何か酷く「名残惜しい」という気分で振り返り、駅を出た…
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<サロベツ>…:士別駅(2020.06.01)

旭川・稚内間の特急列車に関しては、「一寸、ホームに出て外の空気に触れて…」という程度の停車はしないのが通例だ。大概は「乗降が済み次第、直ぐに発車」である。

↓が、この時は士別駅で10分間程度停車した…
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士別駅では、北上中の特急列車と南下中の特急列車が擦違うというようになっている。宗谷線は「単線」なので、駅に停車中に軌道を譲り合うということになる。

↓南下中の列車は「鹿に衝突?」という状況になって、少し点検をすべく緊急停車して遅れていたそうだ…遠くに灯りが見え始めた…
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↓間も無く出ると車内に戻ると、車内の様子が映り込んでいる車窓に、反対側の軌道を行く南下中の特急列車の様子が視えた…
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南下中の特急列車が停車すると直ちに北上中の列車は発車した…

丸型ポスト…:小樽・龍宮通(2020.05.30)

小樽駅から然程遠くない辺りに龍宮神社が在る。その龍宮神社辺りから運河や海の側とを結ぶ通が「龍宮通」と呼ばれている。

その龍宮通を、龍宮神社の側から運河の方向へ歩いてみた…

↓歩道に何となく佇むような感じで、少し年季も入っているように見えるポストが…何となく好い風情だと思った…
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↓朝の光に浮かび上がるような感じだった…
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出先の街で夜を明かし、朝から辺りを散策というようなことをしてみる。そういうことをするのが好きだ…