<カトリック小樽教会富岡聖堂>…(2020.07.19)

「所用の故の札幌へ南下」ということになるのだが、小樽でも所用が発生していることから「とりあえず小樽に滞在…」ということにしてしまった。そういうことで小樽に入り、ゆっくりと街を歩き廻ってみる時間を設けてみた。

小樽は海岸部の後背が丘陵―「山地」とする方が妥当か?―のようになっていて、その丘陵の側に街が拡がった経過を持っていて、坂道が多い…

小樽駅前の道を南小樽駅側へ進むと「小樽警察署・商大」というような案内標識が見受けられる坂道が在る。そこを少し上がる…

↓高台に在る小樽商科大学へ続くという坂道の途中、右側に少し奥まった広めな場所に通じる小路が在る。奥に少し個性的な建物が覗いている…
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↓強い存在感を放つ、やや背が高い古そうな建物だ…
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↓紛れも無く教会だ…
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↓建物の中央部が尖塔のような形状で、頂上部に十字架が掲げられている…
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これは1928(昭和3)年に起工し、1929(昭和4)年に完成した教会であるということだ…小樽では1882(明治15)年頃からカトリックが布教され、何度かの教会建設の経過の末にこの<富岡聖堂>が建てられたのだという。

↓入口の脇に聖母が祀られている場所が在った…
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↓催事等の都合が無い限り、日中は聖堂内を随意に見学出来るようになっていた。「土足厳禁」なので、玄関で靴を脱ぎ、階段を上がると「カトリック!!」という雰囲気の聖堂の様子が見られた…
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↓祭壇の脇に「耶蘇」の像が…
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↓祭壇の逆側には「救主の御母」の像が…
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像の下に各々「耶蘇」、「救主の御母」と書かれている。こういう辺りに、何か「少し古い時代のカトリックの…」というようなことも感じた…

↓なかなかに典雅で趣深い建物だ…一寸、気に入ってしまった…
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今般…「これまで知らなかった」を偶々知り、一寸訪ねてみることにしたのだが…この<カトリック小樽教会富岡聖堂>に関しては、余り聞かないような気もする…

小樽には「小樽市指定歴史的建造物」というモノが色々と在って、歩き廻るのが意外に愉しい。最近「一寸ハマって…」という感でも在る。

<旧 遠藤又兵衛 邸>…(2020.07.19)

小樽駅前の、概ね海岸線に沿うような道路を南小樽駅の方角へ進む。交差している「海側から丘側」という感の道路は「坂道」になっている。その坂道の1つを上がると小樽警察署が視える。その小樽警察署の辺りを通り越し、更に坂道を上がる…

↓こういう様子を眼に留め、思わず足を停めた…
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↑古風な建物?邸宅か?思わず、通を横断して近付いた…

通に面した古風な建物の奥に、或る団体の施設が在るようで、門の辺りにその団体の看板らしきモノも見受けられたが…これもまた「小樽市指定歴史的建造物」というモノの1つであるという。

明治期に遠藤又兵衛という海産物の商いで財を成した人物が在ったという。小樽では、明治後期にもなると、一定程度の財を成した人達は高台に邸宅を築いて住むようになっていたという。写真の建物は、1902(明治35)年に遠藤又兵衛が築いた邸宅であったモノだという。

↓和風の住宅という設えの部分と、洋館という設えの部分とが組み合わされたような、「明治時代後期」という時期に独特なモノになっている。
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取り壊されそうになっていたそうだが、貴重な建物であるということで、通に面した部分の建物、塀、門が保存されているのだという。

↓他地域でも屋根に手が込んだ飾りを据える例を視た記憶が在るが、小樽の古い建物、それも一定の財を成した人達が関わっている建物にもそうした飾りの例が見受けられると思う…
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小樽という街は、こういう古い建物が「俄かに眼前に現れる…」というような面白さが在る…

<旧 向井呉服店支店 倉庫>…(2020.07.19)

小樽駅前から海側へ延びる<中央通>を少し進むと<都通商店街>とぶつかっている。この<都通商店街>を南側へドンドン進むと、何時の間にか<都通商店街>を抜け出してしまう…

↓その<都通商店街>の出入口辺りにこんなモノが在る…
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↓坂道に沿って拡がった街並みの古くからの建物である…
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これは「小樽市指定歴史的建造物」というモノの1つである。<向井呉服店支店>という店が1907(明治40)年に設けた倉庫であった建物だそうだ。

小樽では1904(明治37)年に大きな火災が発生してしまった経過が在り、その少し後に建てられた建物に関しては「耐火」という見地で、煉瓦や石を使った建物が目立つようになったらしい。この倉庫もそんな例の一つで、木の骨組みと煉瓦壁を組み合わせたモノなのだそうだ。

↓この建物の横を通り抜けると、所謂“屋台村”となっている場所に出られる…
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この建物自体も飲食店が入居して活用されていたとは聞くが…活動しているような雰囲気は感じられなかった。「日曜日の昼食時間帯に入る前」という時間帯であったからなのかもしれないが…

↓「呉服屋さんの倉庫」ということではあったらしいが…「何?!」というような感じがする、重厚な外観だ…
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こんな様子が面白い小樽である…

<ロールちゃん>と<ロール君>…:<四季彩の丘>:美瑛(2020.07.18)

<美遊バス>に乗って<四季彩の丘>を訪ねた。

「花盛り!!」な時季に寄ったのは初めてだった。初めて実際に眼で観たその情況に、何やら衝撃めいたモノさえ受けたが…

↓こういうモノを見掛けて、思わず苦笑が洩れた…
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↑<ロールちゃん>と名付けられている…

↓もう一つ…
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↑こちらは<ロール君>と名付けられている…

「牧草ロール」を積み上げて造った<四季彩の丘>のマスコットだ…<ロールちゃん>と<ロール君>ということで、“女の子”と“男の子”ということなのであろう。

それにしても…こんなモノまで「マスク着用」である…

<美遊バス>…(2020.07.18)

↓美瑛駅傍、観光案内所が入っている建物の前にバスが現れた…
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美瑛町観光協会では、観光バスを運行している。事前に申込む、または空席が在れば当日でも受付けているようだが、何箇所かの有名な景勝地を手軽に訪ねることが叶うバスだ。所要時間3時間弱で、訪ねた場所で30分以上も過ごす場面も在り、料金も2600円というような次元でなかなか好い。実は気に入っていて、何度も利用した経過が在る。

最近は“事情”の故に3月頃から運行を見合わせていたようだが…「7月18日から再開」と知り、折好く7月18日に“道草”の時間を設けることになったので、事前に参加申込をしていたのだ…

↓切符のような感じだが…これは着衣の視える箇所に「<美遊バス>参加者の目印」として貼るシールになっている。
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↑昨今の“事情”を踏まえて、バスの窓側列の席のみを使用し、指定席になっていた。逆に「1人でふらりと…」というような、私自身のような感じでの参加の場合は、こういう方式も悪くはない…今般は20名程度が乗車していた…

今回は13時半に駅前を出発し、車窓を愉しみながら<四季彩の丘>を訪ね、<青い池>と<白髭の滝>とを訪ね、出発した駅前に戻るコースだ。16時25分に駅前に着いて解散ということであったが、実際には16時20分に着き、思っていたより早い列車で旭川の宿を目指すことが叶った…

このバスに関しては「“道草”の時間を設けて美瑛…」とでも思い付くと、運行状況を調べるようにしている…

>>一般社団法人 美瑛町観光協会 | 心を写す 美瑛町へようこそ

美瑛駅…(2020.07.18)

↓到着して駅前に出ると、何となく振り返って眺めてみたくなる…美瑛駅の駅舎は好い!
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↓駅を背に街へ出ようとしたが、全景を眺めようと、また振り返った…
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↓小さな町の然程大きくもない駅だが…石造の壁で趣が在る建物だ…
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美瑛駅の風情…かなり気に入っている!!

キハ150:美瑛駅到着…(2020.07.18)

稚内駅から旭川駅へ特急列車で南下し、旭川駅で嵩張るモノをロッカーに預ける。そして列車に乗った…

↓美瑛駅に着いた…
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↓旭川・美瑛間ではキハ150は御馴染みなのだが…今回は2輛連結になっていた…夏の間は乗客がやや多めな場合が目立つのだ…
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到着すると何となく嬉しい美瑛駅なのだが、「爽やかな夏!」という風情で、強めな時季らしい陽光の下で気温が上がり始めていた感であった…