<快速ニセコライナー>=キハ201系ディーゼルカー:小樽駅(2020.07.20)

小樽から札幌への移動では、JRの快速列車が便利であると思う。札幌駅に至るということであれば、他の移動手段より速く確実であろう。

そういうことで、「快速列車が運行されるということであれば、それに乗車しよう…」と思いながら小樽駅に入った…

↓改札口を潜って進めば、こういうエスカレーターが在ってホームへ上がるようになる。小樽駅の駅舎が在って「一段、高台になる」というような場所に軌道が敷設されているので、こういう具合に軌道の下に相当する箇所に通路が設えられ、列車に乗るために「上る」という仕掛けだ…
20-07-2020 Otaru Station (3)

↓改札口辺りに<快速ニセコライナー>という案内が在った。それに乗車しようとホームに出てみると、列車が待機中だった…
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↓3輛編成であった列車の先頭側に廻ってみた…
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↑近年のロングシートの内装である、所謂「通勤型」の電車のようだが?パンタグラフが視えない…

これは「キハ201系ディーゼルカー」である。電気で動くのではない。ディーゼルエンジンで走るのだ…

小樽から先の函館本線は「非電化区間」である。専らディーゼルカーが走る区間だ…この函館本線の非電化区間に余市駅や倶知安駅が在って、その辺りから小樽駅を経て札幌駅へ直接乗入れている列車が古くから在ったのだが…近年の電車よりも速度が遅い、古くからのディーゼルカーの列車が何本か入り込むことで、列車の運行が行い悪いという情況が生じていた…

新しい、所謂「通勤型」の電車である731系電車を導入して行こうとしていた時、「函館本線の非電化区間から札幌へ直接乗入れる列車」に関して「電車と似たような性能のディーゼルカー」の開発が企図された。そして、731系電車と外見が似ていて、内装もそっくりという「キハ201系ディーゼルカー」が登場した…

↓1997(平成9)年に731系電車が投入された時、同時にキハ201系ディーゼルカーも投入され、「函館本線の非電化区間から札幌へ直接乗入れる列車」ということで運用されるようになったという。
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↑本当に731系電車と似ている外観で、架線から電気を採り入れるパンタグラフが天井に視えていないのが不思議だ…

それでも…停車中に「エンジンのアイドリング」という音が聞こえているのは、電車とは決定的に違う…走行時には、駅で停まる際の減速の場面、走行して少し経って速度が上がる場面では一際エンジン音が大きくなっているような気がした…

<ニセコライナー>という愛称が個人的にはやや見慣れないので、車輛に一寸注目してみると、少し変わった車輛だった訳だ。キハ201系ディーゼルカーは、1997年から4編成が投入され、以降は増備されていないそうだ…

↓こういう「少数の編成のみが活躍中」という車輛に乗る機会は、何となく嬉しいものだ…特段に「事前のチェック」も無しに小樽駅へ向かい、偶々これに出くわしたのは好運だったかもしれない…
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<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)=「その場所を見守る尊い神様」:<地下歩行空間>:札幌(2020.07.20)

「小樽に滞在し、札幌での所用に向かう」ということをやると、俄かに「札幌方面へ通勤通学している小樽の住民」になったような、少し不思議な気がしてしまう。

「札幌方面へ通勤通学している小樽の住民」は多く見受けられる。JRの列車は便利で、小樽駅からの快速列車は40分を切る速さで札幌駅に到着してしまう。停車駅がやや多く見える普通列車でも50分程度だ。

そういうことなので快速列車に乗って札幌駅へ出て、やや南側の大通公園の方向へ進もうと<地下歩行空間>へ足を踏み入れた。

<地下歩行空間>?正しく「読んで字の如く」なのだが、札幌駅の前から大通へ延びる道路の地下に設けられた大きな歩行者用通路で、所謂「駅前」と「大通の地区」を結んでいる。

↓こういう彫刻が据えられているのに眼を奪われ、思わず足を停めて眺めてしまった…
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↑大きなシマフクロウを象った彫刻だ…

シマフクロウは主に夜間に活動する鳥で、樹上から川や池に降下して魚を器用に捉えて食するらしい…そんな鳥なのだが、暗い夜に一定の場所に在り続けて「辺りを見守っているかのような?」という様子に、アイヌは“聖性”のようなモノを感じたのか?「その場所を見守る尊い神様」という意味の「イウォルン パセ カムイ」と呼び、「村の守護神」のように考えていたようだ…

<地下歩行空間>を開いた際、札幌市が「アイヌ文化を発信する空間」として一部を整備したようだが、そこにこの大きなシマフクロウ、<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)が据えられている…

↓見入ってしまいながら「地下の世界に降臨した神?!」というようなことを想ったのだったが…実際、アイヌの村の守護神をイメージした彫刻作品だった…
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こういう「一寸惹かれる…」というアートが、街の中、多くの人達が行き交う場に据えられているのは好いと思う…

日出を前に…:小樽運河の光景(2020.07.20)

「(出先でも)早朝に極々短い散策」と思い付いて小樽の街へ…

↓小樽運河に至った…少しだけ明るくなって来たような頃合いだった…
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↑運河沿いの「歴史的建造物」ということになる倉庫群、脇の遊歩道の街燈、運河沿いの(一部は運河を埋めて拡幅したようだ…)道路や建物の灯り、天の様子が運河の水面に映り込んでいる…

↓何か「映画撮影のために設えた屋外の大規模なセット」というようなことさえ想起してしまう雰囲気だ…
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↓「貸切!!」な遊歩道を往来しながら様子を眺めた…
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↓飲食店に利用されている嘗ての倉庫の建物だが、硝子張り扉に運河沿いの建物の灯りが映り込んでいる。その様子が運河の水面に映り込んでいる。何やら「合わせ鏡」のような不思議な状態になっていた…
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↓各々のオーナーが各々に建てていた倉庫であった運河沿いの建物は、各々の雰囲気が在って、それらが並ぶと一寸面白い…更にそういう様子が運河の水面に映り込む…
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↓運河の護岸に蔦が絡まっている…荷を沢山載せた船が運河を行き交って、倉庫で多くの人達が働いていたような往年には考え悪かったことのように思う…
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↓遊歩道の上では、夏季には少し大きめなプランターが据えられ、花が飾られている…
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↓何度立寄っても、時間帯毎、時季毎の「表情」が視られる場所だと思う。
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思い付いて<X100F>を提げただけの状況で散策した。もう少し違う画角の画も好いが、この「概ね35㎜相当」という<X100F>の単焦点レンズは、この種の写真撮影には好適だと改めて思った。

こうした「日出前の時間帯」というような状況に関しては、殊に夏季には「泊まって夜を明かす」というのでもなければ出くわし悪いと思う。思い付いての滞在…善かった!

旧 手宮線…:小樽(2020.07.20)

↓小樽駅前から運河の側へ延びる中央通と、廃止された鉄道の手宮線を整備した歩道とが交差している箇所が在る。<旧 手宮線>を眺めてみた…
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↑右側の木の枝が、何やら遺された軌道跡を覆うかのように伸びているのが面白い…

鉄道車輛が軌道を通るのであれば、枝は伐られるような位置に在るように見える。或いは?鉄道が廃止されて遊歩道化されることになった際に、現在地に植樹したのか?

廃止された鉄道…「道路化」でもなく、こうして「都市緑地」か何かのようにし、街が発展した歴史に想いを至らせる空間という機能も持たせながら、多くの人達が各々任意に歩き廻っている様子…好いと思う。が…流石に日出前の時間帯に通行人は見掛けなかった…

夜の残滓…:小樽(2020.07.20)

出先の滞在であっても、「早寝早起き」な傾向は変わらない。

出先の場合、何となく気持ちが昂って夜に休む時間帯が遅めになり、朝は動かない場合も在るのだが…この朝は、地元で恒例になっている「極々短い散策」という気分で戸外に出てみた…

↓日出の時刻が少し先らしいが…こんな様子だ…
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小樽駅前から運河の側へ延びる中央通と交わっている通に、提灯が飾られていた…今年は“事情”で中止を余儀なくされてしまった<おたる潮まつり>に関連するものであろうか?何やら祭りの踊りに関する「動画配信」を行うらしく、昨日偶々それの撮影と見受けられる様子に出くわしていた…

それにしても…流石に静かだ…日出前の時間帯は…

キハ150と<富良野・美瑛ノロッコ号>:美瑛駅(2020.07.18)

↓美瑛駅の少しだけ北に在る歩道橋に上って駅を眺めてみた…
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↑偶々、画の左側、駅舎に近い側の軌道、1番ホームに列車が到着するのを見掛けたので上から眺めてみたくなったのだ。跨線橋で結ばれる反対側の軌道、2番ホームが画の右側に視え、そこにも列車が停車中だ…

↓左側は自身で旭川から乗車した列車と同じ型の車輛、キハ150ディーゼルカーで2輛連結による運行をしていた…
18-07-2020 Biei vol01 (35)
↑右側は“観光列車”の<富良野・美瑛ノロッコ号>だ。夏季に運行している。朝に旭川から富良野へ向かい、日中は富良野・美瑛間を往復し、夕刻に富良野から旭川へ向かう。今般は乗車機会を設けられなかったが…

何か凄く「画になる光景!」と想いながら様子を暫し眺めていた…