<ビジネスバッグ>と<リュックサック>と…:稚内駅から乗車した列車にて…(2020.07.30)

↓こんな荷物で…過ぎる程に静かな早朝の稚内駅へ向かい、<青春18きっぷ>を手に列車に乗ってしまった…
30-07-2020 Wakkanai (6)
↑少し位の雨なら、気にせずに持ち歩ける「ゴム」の表面なのが好いのだが…

何やら…「自身の生活圏の中で動き回る場合の荷物」という感ではあるが…「生活圏をはみ出してフラフラと出掛けてしまう」ということになる。「極々短い散策」というようなモノを「果てしなく積み重ねる」というようなことを仕出かすのかもしれないが…

↓行程の最初は、このキハ54に乗って名寄へ…
30-07-2020 Wakkanai (7)

こういう状況から歩を踏み出した…

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早朝から夜まで…:運行日誌(2020.07.30)

「東へ向かえば大阪…京を伺い、大和や紀伊への道も開けるというもの…」

「丹波、但馬へ押し出すことも叶う…但馬へ至れば丹後への道も視える…更に但馬から進めば因幡…因幡に至れば伯耆、出雲への道も…」

「西へ向かえば備中は然程遠くもない…備中に至れば備後、安芸への道も開ける…更に眼前の瀬戸内の海を越えれば讃岐や伊予が…」

「ここに至れば、敢えて動くまでもなく…如何様にも…」

こういうような“評定”が頭の中で際限無く、何度も繰り返されている…何時までも結論が出ない評定…巷間「小田原評定」と言っているようだが、小田原に在るのではない…

近年、「何となく出掛ける…」という場合に新千歳・神戸のフライトを利用することを何となく好んでいる。神戸の交通結節点である三宮との間が、<ポートライナー>で20分弱というのが非常に好ましく、「時間を設けたので何処かへ…」という場合には、「とりあえず“あのフライト”の空き具合?料金?」ということにしてしまう。

その神戸空港へのフライトを利用して神戸に上陸した後…姫路に至って、姫路駅の直ぐ傍に宿を求めた…

実に長い道程だった…

ほんの少し残った<しゃちブレンド>に、少し<サードウェーブテイスト>を加えた状態で豆を挽き、「1回だけの“有り合わせ”なブレンド」ということにして、俄かに気に入っているマグカップ1杯分の珈琲を用意して啜る。実質的に、起き出して最初にやったことだ。

「朝早くに出発」という予定を遂行する上で、「日出を待つような頃」に何となく起き出している訳である。ゆったりと出発の準備を整える。

時季は問わず、他地域へ向かうとなれば「何を着て?」と少々考えてしまうのが「当地の様子」の変な特徴―年中“冷涼”な当地の様子に合わせた服装で他地域に向かうと、季節を問わずに「暑い?」ということになり、やや困るのだ…―だが…今般はロシアの空挺部隊の兵士が使う仕様の長袖Tシャツ―水兵仕様と同様で、ラインの色が少し違うという代物―を着て、少し前に出掛けた際に着用して按配が好かった、国産帆布のワークパンツというようなことにした。

結局「長袖Tシャツにワークパンツ」という程度の服装は、稚内での早朝には多少肌寒い場合も在ろうが、北海道内の他所やその他国内の何処であっても違和感の無い感じだと思った。そして、然程大きくもないリュックサックと、カメラ等を入れて持ち歩くための鞄を抱えて出る…

20℃程度で空気が多少湿った感がした稚内だった。前途の安全を期し、焼酎を一杯…そして稚内駅へ…

手にしているのは<青春18きっぷ>である。それを駆使して、比較的好天であった中を名寄へゆっくりと向かった…

名寄では…<青春18きっぷ>を利用可能な列車を待ったのでは動き悪くなってしまうので、別途で乗車券と自由席の特急券を求めて旭川駅へ向かった…

旭川駅から先は、<青春18きっぷ>を使って、旭川・滝川、滝川・岩見沢、岩見沢・札幌と乗り継いだ…

札幌駅辺りで、時々寄る店に立寄ってランチ…と言うより、「兼朝食」になってしまっていた食事を摂り、直ぐに新千歳空港へ移動した…

新千歳・神戸のフライトは順調で、窓側に陣取ったので景色もなかなかに好かった…

神戸空港・三宮間は<ポートライナー>で動き、直ちに<青春18きっぷ>でJRを利用…三ノ宮・舞子間の移動…舞子では明石海峡大橋の様子を少々眺めた…

舞子・西明石と移動し、西明石以西は“新快速”で姫路ということになるが…「信号トラブル」の影響を引き摺っているということで、“新快速”は少し目立つ遅れ方をしてしまった。それでも…姫路には至った…

早朝5時台の列車に乗るべく出発して以降、姫路駅に着いて宿に至った午後9時前に至るまで…「動きっぱなし」というのか、乗物に乗っている、乗物の待ち時間ばかりだ…やや遅めな昼の食事時間、舞子で明石海峡大橋を眺めたという時間以外は…偶々「ロシアの空挺部隊」の仕様の長袖Tシャツも着ていたが、「長駆し、降下上陸作戦断行」という様相の行動であった1日だった…

宿の目の前にコンビニ…そこで日本酒の“一口瓶”とサンドイッチを求め、宿の居室で頂いた…もう…「何時休んで頂いても結構…」という態勢だ…

頭の中の“評定”の結論は?急いで決めるまでもない…

<旧 三井銀行小樽支店>:雨交じりな夕べに…(2020.07.21)

夕食を愉しんだ後に、多少交じっていた雨を厭わず、宿へ引揚げる前に短い散策をした…

↓少し貫禄が在る建物に眼を留めた…雨交じりな中、辺りの照明の光や、濡れた路面が光を跳ね返す感じが、何となく好かった…
21-07-2020 Otaru in evening (16)

現在は<小樽芸術村>という、数棟の建物から成る美術館の一部として使われているという。1927(昭和2)年に竣工したという<旧 三井銀行小樽支店>だ。鉄骨鉄筋コンクリート造で、外壁に花崗岩を使っているという、なかなかに立派な建物だ…

竣工して以来、「三井銀行小樽支店」、「帝国銀行小樽支店」、「三井銀行小樽支店」、「太陽神戸三井銀行小樽支店」、「さくら銀行小樽支店」、「三井住友銀行小樽支店」と銀行の組織改編や改名を経ながら、2002年に至るまで一貫して銀行店舗として利用され続けていたのだそうだ。(三井住友銀行は小樽支店を札幌支店に統合するので、この建物の支店を閉じたとのこと。小樽市内には同行が設置したATMが在るそうだが…)

その後建物は<小樽芸術村>として利用されることになり、2017(平成29)年に開業したそうだ…

実を言うと…こうやって辺りを通って建物外観は視ているのだが、中は視た記憶が無い…何れ寄ってみたいものだ…

<旧 北海道銀行本店>…(2020.07.19)

<日本銀行旧小樽支店金融資料館>の建物の直ぐ傍、坂になっている通の向かい側に貫禄が在る建物が建っている…

↓こういう建物だ…辺りを歩いていると、何となく足を停めて眺めてみたくなる…
19-07-2020 Otaru (20)

現在は一部が飲食店になっているビルとして知られているが、これは1912(明治45)年に登場した<北海道銀行>という銀行の本店であった建物であるという。

この建物を本店としていた<北海道銀行>とは、1891(明治24)年に札幌で起こった銀行と、1894(明治27)年に余市で起こった銀行とが合併し、小樽に本店を設置したものであるという。1903(明治36)年から<北海道銀行>と称したのだという。1944(昭和19)年に至り、戦時金融統制を受けて北海道拓殖銀行に吸収合併ということになった。そしてこの<北海道銀行>は姿を消したということだ。

実は現在も同じ名称の銀行が現在も在るのだが…そちらは1950(昭和25)年に起こった銀行である。この頃に各地で地方銀行が色々と起こっているようで「戦後地銀」と呼ばれているようだ…現在の北海道銀行とは、その戦後地銀の1つということになり、上述のモノとは無関係だ。(実はその辺を経過を余り知らなかった…)

この<旧 北海道銀行本店>の建物であるが、官庁が庁舎として利用した経過を経て、現在のオーナーであるバス会社が本社として利用した経過が在る。現在は最も古い部分を飲食店に利用しているようだ…

実を言うと…こうやって辺りを通って建物外観は視ているのだが、中は視た記憶が無い…小樽の少し知られた場所に関しては、そういうような“課題”が意外に多い…

<ASTY45>(アスティ―45)…(2020.07.21)

↓札幌駅前で東西に延びる道を少しだけ西に進んだ辺りの眺めだ…
21-07-2020 Sapporo (21)
↑「硝子張」な建物が目立つ…

↓<ASTY45>(アスティ―45)というビルは、目立つので辺りの目印になる感だ…「硝子張」な壁に、雲や空や他の背が高い建物が映り込んでいる。
21-07-2020 Sapporo (22)

<ASTY45>(アスティ―45)というビルの名の末尾に在る「45」である。これは「北4条西5丁目」という住所から「45」を取出したのであろう。札幌では「意外に多く視掛ける」というパターンだ…

札幌時計台…(2020.07.21)

札幌駅に到着し、東改札口を潜って、東側で南寄りの出口を出て、眼前の通を真直ぐと南下して歩を進める…

↓そうするとこういう場所に至る…
21-07-2020 Sapporo (6)
↑時計台である…

↓何となく好い感じだ…
21-07-2020 Sapporo (8)

↓一寸近付いてみた…
21-07-2020 Sapporo (10)

↓やや南東側からも眺めてみた…
21-07-2020 Sapporo (11)

↓この日は雲が多めで空気が湿っていた他方、多少風が強いという感でもあった…
21-07-2020 Sapporo (5)

「時には撮ってみたい」と思う場所である…