高松から徳島を経て高知へ至った道中や高知城の様子を振り返りながら停留所に佇んでいれば…
↓自身が乗車しない方向へ向かう電車が姿を見せた…

↑古風な外観の車輌だが…側面の<とさでん>グループの旅行会社の広告に「ウェブサイトの“検索窓”」が描かれているという様子に気づいて「時代…」を感じた…
↓乗降は直ぐに済んでしまい、この<804>は速やかに発車した…

<804>は<800形電車>と呼ばれている4輌の中の1輌だ。この車輌は下関から高知へやって来たのだという…
車輌そのものは1959(昭和34)年に製造され、下関の路面電車として走っていた。「山陽電気軌道」という会社であったそうだが、1971年に路面電車を全廃した際、車輌が譲渡されたということだ。(因みに「山陽電気軌道」はその後、「サンデン交通」というバス会社になっていて、現在も下関を中心とする地域で活動している…)
下関で12年間動いた<804>だが…高知では既に48年間動いているということになる。一寸、面白いと思った…
今般、高知で動いている少し古風な路面電車の車輌に幾分親しんだ。「何回か」に過ぎない乗車ではあったが、少しだけ時間を経て「酷く懐かしい…」と感じていることに気付かされる…