札幌駅周辺から、創成川に沿って札幌都心部を南下し、やや東に寄った辺りに入り込み、そこを更に少しばかり進んだ…
↓こんな看板が眼に留まって足を停めた…

↑「悪疫鎮静」…最近話題の「あの件」である…
オフィスビルやマンションが目立つ中に低層の建築も見受けられる一画なのだが、看板の辺りは一際静かな感じがした…
↓神社の境内を囲む塀に「悪疫鎮静」の看板が掲げられていたのだった…

↑これが<北海道神宮頓宮>である…
現在の北海道神宮が<札幌神社>として成立したが、少し経つと「街中からやや遠い…」ということになり、更に「雪深い冬季は参拝困難?」ということも問題視された。そういう中で現在の場所の用地を寄進する人が現れ、「遥拝所」が設けられた。これが現在の<北海道神宮頓宮>の起こりだ。1880年代頃、明治10年代には既にこの場所の「遥拝所」が積極的に利用されていて「神社の社務は専らこちらで行い、祭典のみを現在の北海道神宮の場所で催行」という時期さえ在ったようだ…そして1910(明治43)年に「頓宮」ということになったそうだ…
↓境内には長く社と街を見守り続けたであろう立派な木も在る…

↓社務所にはこんなモノが在った…南1条に通っていた路面電車の停留所に<頓宮前>というモノが在ったようだ。

この北海道神宮頓宮は辺りでは存外に目立つ場所でもあるが…意外に立ち寄らない場所かも知れないと思いながら、一寸寄ってみたが興味深かった…